「世界で一番旨い」と芸人間で話題 パンシェルジュ2級“バタコやん”こと吉田結衣がパン作りのコツを伝授
2017.02.24 16:00
パン好きとして知られるお笑いタレント・吉田結衣(27)。食べるだけではなく作ることも好きで、その知識はパンシェルジュ2級を取得するほどだ。作ったパンを芸人仲間に振る舞うこともあるという。テレビやSNSでは“バタコやん”としても話題の彼女がモデルプレスのインタビューに応じ、パンが好きになったキッカケから、将来の目標、夢を叶える秘訣について語った。
パンが人を繋げるキッカケに
― パンシェルジュ2級はパンのことに広く精通していないと取れないと聞きましたが、そこまでパンが好きになったキッカケを教えて下さい。吉田:高校生の時、初めてアルバイトをしたのが地元のパン屋さんだったんです。小さなお店だったんですけど「チョコレートを塗っておいて」「焼けたら取り出しておいて」など、色々と任せてもらえました。生地ひとつとっても、クロワッサンとベーグルでそれぞれ違っていて、焼き方も全然違うんです。「パンってこんなに色々あるんだ」と興味を持ち、パンを食べることが好きになりました。そこが始まりですね。
― “得する人損する人”で話題の吉田さんですが、パンが好きで得をしたことはありますか?
吉田:“得する人損する人”という点で見たら、私は“得する人”だと思います。まさか、パンでテレビに出られるとは思っていませんでしたので。テレビに出させて頂くようになってから、パン屋さんの方から「いつもテレビ見てるよ」と言って頂けるようになりました。子どもたちからも懐かれるようになりましたね。テレビに出るようになって親しみやすくなったのかなと思います。そこでも、得をしています(笑)。
― 芸人仲間にパンを振る舞うこともあると聞きました。
吉田:はい。私の十八番メニューは「バジルソーセージパン」なんですが、楽屋に持って行って芸人さんたちにも食べてもらったりしています。かまいたちの濱家隆一さんは「お前の『バジルソーセージパン』が世界で一番旨い」と言ってくれました。アインシュタインの稲田直樹さんは私のパンを食べると必ず「おいしい」ではなく、「あったかいなあ」って言うんですよ。パンは冷めているから温かくはないんですが、手作りの温かみのようなものを感じてくれているみたいで。美味しそうに食べてくれる人ばかりだから、あげるのが楽しくて焼いています。料理で女子力を上げるには、人に食べてもらうことも大事ですね。
― 「バジルソーセージパン」とても気になります!「男性の心を掴むコツは胃袋」と言われますが、実感はありますか?
吉田:そう言いますよね。でも、「おいしそうなパンがあったら食べてみたい」という男性はいますが、「パンが好き」と公言する人はなかなかいなくて。やっぱりラーメンとか、かつ丼とか、焼き肉とかが好きみたいで、「パン作りをしています」と言っても「へえ、そうなの」で終わってしまうことが多いんです。なので合コンに行っても、いつも収穫はなし。パン作りの奥深さを伝えられるといいんですが。
焼きたてパンがいつでも食べられる秘訣とは
― 忙しい毎日を送っていると思いますが、パンを自宅で手軽に作るコツみたいなものはありますか?吉田:パンを焼くために「ヘルシオグリエ」というウォーターオーブンを買いました。100℃を超える「過熱水蒸気」の力で焼くので、表面は焼きたてのようにさっくり香ばしく焼けて、中はふわふわなパンができます。おいしいパンを買ってきて食べるのもいいと思いますが、忙しくてパン屋さんが開いている時間に行けない人もいると思うんです。トースターだと温めるだけになってしまいますが、「ヘルシオグリエ」を使えば、いつでも焼きたてのパンに蘇ります。パンがおいしいと日々の生活がグレードアップするくらいテンション上がりますね。
― 「ヘルシオ」という水だけで焼くレンジもお使いだと聞きましたが、パン以外にもなにか作られますか?
吉田:生の鶏肉はしっとりした茹で鶏になるし、ローストビーフもできます。「ヘルシオ」は余分な油や塩分を落としてくれるので、カロリーダウンや減塩にも繋がって、体の内側からキレイをキープできるのがポイントですね。女性には嬉しい機能です。
― 他にも「ヘルシオ」のおすすめポイントはありますか?
吉田:料理は好きだけど洗い物が面倒くさいことってありますよね。でも「ヘルシオ」ならフライパンもお鍋も不要で、大変そうなレシピも全部やってくれます。蒸すのと焼くのを同時にできたりもするので、忙しいときには本当に便利だなと感じました。あ、あと普通の電子レンジはアルミホイルが使えないんですが、「ヘルシオ」ではアルミホイルが使えるのも便利ですね。
芸人として「倒さないといけない」存在とは
― 芸人になりたいと思ったキッカケは何ですか?吉田:中学3年生の時に観た、M-1グランプリに影響を受けました。その時に芸人になりたいと思ったんですが、同時にそんな自分を冷静に見ていて。「高校3年生になって進路を考える時に、芸人になりたいと思ったことなど忘れているだろう」と考えていたんです。でも高校3年生で進路を考えた時、一番に芸人になりたいと思ったので、高校を卒業してNSC(ニュー・スター・クリエイション)に入りました。
― その時の夢が叶ったんですね。これからの芸人さんとしての夢を教えて下さい。
吉田:売れるにつきます(笑)。全国区のテレビにもっと出たり、レギュラーも欲しいですね。芸人を始めた頃は漠然と有名になりたいと思っていましたが、今年芸歴10年目で、目の前の自分の課題が色々と見えてきました。それをひとつずつクリアして、自信が付いたときに大きな仕事に挑戦したいなと思います。
― 具体的な目標などはありますか?
吉田:「倒さないといけないな」と思っているのはハリセンボンの近藤春菜さんです。ツッコミとボケのどちらもできて、あれだけいじられて。なによりみんなから愛されていて最高だと思います。もちろん、ご本人の才能あってのことですが「ここを倒しにいかなきゃな」と勝手に思っているんです(笑)。本当に憧れの存在なので、いつかお会いして一緒にお仕事ができたらいいなと思っています。
パン屋を開き、もっと勉強を
― パンシェルジュとしての夢はありますか?吉田:自分のパン屋さんを開きたいとずっと言っているんです。ものすごく大きな夢ですが、家族でパン屋さんをできたらいいなと思いますね。家族とじゃなくても、1人でも、友達とでも、同じ夢を持っている人と一緒にでも、いつかパン屋さんをやれたらいいなって。
― パン屋さんになってやってみたいことはありますか?
吉田:パン屋さんを目指している学生さんたちに「こんなパンを作ってみたい」とか「こんなことを試してみたい」というアイデアを出してもらって、それを私が広めるような仕事がしてみたいです。学生さんには将来的にいい経験になったら嬉しいですし、私も勉強になります。
腐らずに続けることが夢に繋がる
― 吉田さんが考える、“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。吉田:私の夢はまだ叶っていませんが、“夢を叶える秘訣”は「続ける」ことだと思います。「努力は必ずしも報われない」と感じますが、続けないとどうにもなりません。あとは、スネてもいいけど、腐ったらいけないと思っています。昔、「もう、嫌!」と口に出していたら、先輩から「腐ったらあかん。腐るのは絶対にあかん」と言われました。確かに、何もかもが嫌になったらその場の感情だけで動いてしまうので、腐らず続けることが大事だと教えられました。
― これから新しいことに挑戦する方も多そうですね。
吉田:春から1人暮らしを始めるような人は、新しい環境に慣れるまで大変なはずです。でも女子力は「努力」と「誠実さ」から生まれ、一生懸命やっている瞬間が女性が可愛く見える瞬間かなと私は思うんです。だから夢も、恋愛も、友情も、仕事も、全力で取り組んで欲しいですね。
― モデルプレスの読者へ向けてメッセージをお願いします。
吉田:どんな年代の方でも、新しいことを始めるときは不安はあるはずです。私は今27歳ですが、特に20代後半の方は色々な悩みがあり、思い切って新しいことに挑戦できないこともあると思います。でも、やりたいなと感じたことは、1回やってみてください。ダメならダメでやめるのもありだし、それは逃げることではないと思うんです。夢があるなら、諦める前に一度挑戦してみて欲しいですね。
― ありがとうございました。
吉田は自分の得意な分野で新たな道を切り開いた。芸歴10年目で徐々に日の目を浴びるようになり、テレビの出演も増加。彼女は自らの課題を受け入れながら、しっかりと目標を見据えていた。今はパン好きとして注目を集めているが、彼女の人柄や芸風が注目される日も近いかもしれない。(modelpress編集部)[PR]提供元:シャープ株式会社
吉田結衣(よしだ・ゆい)プロフィール
1989年3月17日生まれ、大阪府出身。大阪NSC30期生で、同期には尼神インターやバンビーノがいる。ピン芸人としての活動後、2011年10月7日にコンビ「シンクロック」を結成。2014年にパンシェルジュ検定2級を取得し、テレビ番組でも取り上げられるようになる。2017年1月25日に惜しむ声が上がるなかで「シンクロック」を解散。今後も芸人としての活動を続けていく。関連記事
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