女優の武井咲(22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。12歳で「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、華々しくデビューを飾ってから今年で10年。ブレイクのきっかけは、2011年放送の月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)でキーパーソンとして出演したこと。当時17歳、あまりにも鮮烈だった。そこからの活躍ぶりは、誰もが知るところ。数々の作品で主役を演じてきた彼女の女優人生は、一見すると順風満帆そのものだ。
「何でもやっちゃえばいいじゃんって思うし、落ち込んだりしないタイプなんです」。
さっぱりとした潔い性格は、イメージ通り。「終わったことを言っていてもキリがないので、しょうがないってポジティブに考えます。悔しいな、もっとこうしたら良かったなって思うことはもちろんあるんですけど、終わったことだから大丈夫」ときっぱりと言い切り、「良くも悪くもなんですけどね(笑)」と笑った。
整った顔立ちは、クールな印象を与える。それも相まってか、自分の意志をはっきりと口にする姿は、年齢以上に大人びて見えた。
「重たいテーマの作品ということもあり考えすぎて、自信をなくしてしまいました。何とかしなくちゃと思いながらも、自分よりも作品が大事だしって。そのときは撮影が終わったあとも、しばらく引きずりました。そこまで重たい話ではないですが、当時を思い出せば今よりは沈んでいましたね」。
そこから抜け出したきっかけは、「プライベートな時間を持てたから」。ブレイク後、必死で走り続けた武井にとって、その時間は貴重で「周りが見えなくなったり幸せだなって感じられなくなったり、そんな時期もありました。普通のことなんですが、プライベートな時間を持つことで、当たり前のことに感謝できる状態に戻っていったという感覚です」と“無我夢中”な自分を思い返した。
「当時は、気が付いたら妹の身長が伸びていてすごく悲しくなったこともありましたね(笑)。家族との時間を過ごして、リフレッシュして…。ちゃんと余裕ができてくると、バランスがとれていきました。好きな仕事だからやってるんだって思えるようになってからはすごく楽になって、気が付いたらスランプを抜けていました」。
ひとつ山を乗り越え、彼女はさらに強くなったのかもしれない。「もちろん、まだまだ頑張らなきゃいけないし、今はやってみたいこともたくさんあるんです」と意欲満々の“今”挑戦しているのは、病理医の世界を描き出す連続ドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系/毎週水曜よる10時)。
「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作の今作は、患者の命と医療の正義のためなら相手が誰であろうと衝突をいとわない偏屈天才医師・岸京一郎(長瀬智也)が主人公。武井は、内科から無理やり病理診断科に転科してきた新米病理医・宮崎智尋を演じている。
物語では、岸に振り回され右往左往する宮崎が、まっすぐな情熱と持ち前の行動力で少しずつ病理医として成長していく。
宮崎のそんな姿と無我夢中で駆け抜けた日々を重ね合わせたのか――最後に「夢を叶える秘訣」を尋ねてみると、「とりあえずやってみること」と“らしい”答えで締めくくる。
「私はオーディションでこの世界に入ったんですけど、最初はグランプリになったら『100万円もらえるんだ!』ってそれだけ。でも、周りの可愛い女の子たちを見て『自分と全然違う…どうしよう』ってなりました。そんなときでも、『やってみないと分からない!記念だからいいの!』って思い切って挑みました。人と違うことをするときは、恥ずかしいって思うかもしれないけど、失敗しても後からやり直せばいいし、とにかく楽しんで進んでいってほしい。“一歩踏み出す勇気”って言うけど、そんな重たいものじゃないから、やらないよりはやった方が良いと思います」。
06年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、芸能界デビュー。07年から12年8月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。11年にドラマ「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」(テレビ朝日系)にて初主演。14年はドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系)、ドラマ「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(テレビ朝日系)、映画「クローバー」(11月1日公開)、15年は「エイジハラスメント」(テレビ朝日系)に主演。現在放送中の「フラジャイル」(フジテレビ系)では、ヒロイン・宮崎智尋を演じている。
さっぱりとした潔い性格は、イメージ通り。「終わったことを言っていてもキリがないので、しょうがないってポジティブに考えます。悔しいな、もっとこうしたら良かったなって思うことはもちろんあるんですけど、終わったことだから大丈夫」ときっぱりと言い切り、「良くも悪くもなんですけどね(笑)」と笑った。
整った顔立ちは、クールな印象を与える。それも相まってか、自分の意志をはっきりと口にする姿は、年齢以上に大人びて見えた。
順風満帆なキャリアの裏で…“無我夢中”で駆け抜けた日々「怖くて台詞が覚えられなくなった」
そんな彼女でも、振り返れば壁だってあった。2014年、俳優の綾野剛とW主演を務めた『すべてがFになる』(フジテレビ系)では、「怖くて台詞が覚えられなくなったんです」と意外な本音をもらす。「重たいテーマの作品ということもあり考えすぎて、自信をなくしてしまいました。何とかしなくちゃと思いながらも、自分よりも作品が大事だしって。そのときは撮影が終わったあとも、しばらく引きずりました。そこまで重たい話ではないですが、当時を思い出せば今よりは沈んでいましたね」。
そこから抜け出したきっかけは、「プライベートな時間を持てたから」。ブレイク後、必死で走り続けた武井にとって、その時間は貴重で「周りが見えなくなったり幸せだなって感じられなくなったり、そんな時期もありました。普通のことなんですが、プライベートな時間を持つことで、当たり前のことに感謝できる状態に戻っていったという感覚です」と“無我夢中”な自分を思い返した。
「私、人間でした!」スランプから抜け出した“今”
「『私、人間でした!』って(笑)」――そう言って浮かべる笑顔は、先ほどとは打って変わって等身大の女の子だ。「当時は、気が付いたら妹の身長が伸びていてすごく悲しくなったこともありましたね(笑)。家族との時間を過ごして、リフレッシュして…。ちゃんと余裕ができてくると、バランスがとれていきました。好きな仕事だからやってるんだって思えるようになってからはすごく楽になって、気が付いたらスランプを抜けていました」。
ひとつ山を乗り越え、彼女はさらに強くなったのかもしれない。「もちろん、まだまだ頑張らなきゃいけないし、今はやってみたいこともたくさんあるんです」と意欲満々の“今”挑戦しているのは、病理医の世界を描き出す連続ドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系/毎週水曜よる10時)。
「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作の今作は、患者の命と医療の正義のためなら相手が誰であろうと衝突をいとわない偏屈天才医師・岸京一郎(長瀬智也)が主人公。武井は、内科から無理やり病理診断科に転科してきた新米病理医・宮崎智尋を演じている。
“夢を叶える秘訣”は「とりあえずやってみること」
ここ数年、正義感に満ち溢れた“強い”イメージの役柄が続いていたが、今回は少し違って「今までにないくらいテンションが高い役です。1人だけ働かされていたり、周りに冷やかされたり、バタバタと動いています」と本人も語る。物語では、岸に振り回され右往左往する宮崎が、まっすぐな情熱と持ち前の行動力で少しずつ病理医として成長していく。
宮崎のそんな姿と無我夢中で駆け抜けた日々を重ね合わせたのか――最後に「夢を叶える秘訣」を尋ねてみると、「とりあえずやってみること」と“らしい”答えで締めくくる。
「私はオーディションでこの世界に入ったんですけど、最初はグランプリになったら『100万円もらえるんだ!』ってそれだけ。でも、周りの可愛い女の子たちを見て『自分と全然違う…どうしよう』ってなりました。そんなときでも、『やってみないと分からない!記念だからいいの!』って思い切って挑みました。人と違うことをするときは、恥ずかしいって思うかもしれないけど、失敗しても後からやり直せばいいし、とにかく楽しんで進んでいってほしい。“一歩踏み出す勇気”って言うけど、そんな重たいものじゃないから、やらないよりはやった方が良いと思います」。
新キャラクター登場で波乱の展開!?
27日放送の第3話では、俳優の中村俊介演じる医師・中西篤也が登場。岸の意見に最初から同意する中西だが、味方なのか敵なのか…。一方、宮崎は森井久志(野村周平)に誘われ、居酒屋で火箱直美(松井玲奈)という女性と会うことになる。少しずつ動き出したそれぞれの運命は一体――?(modelpress編集部)武井咲(たけい・えみ)プロフィール
生年月日:1993年12月25日/出身地:愛知県/血液型:A型/身長:163cm06年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞、マルチメディア賞を受賞し、芸能界デビュー。07年から12年8月まで雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。11年にドラマ「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」(テレビ朝日系)にて初主演。14年はドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系)、ドラマ「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(テレビ朝日系)、映画「クローバー」(11月1日公開)、15年は「エイジハラスメント」(テレビ朝日系)に主演。現在放送中の「フラジャイル」(フジテレビ系)では、ヒロイン・宮崎智尋を演じている。
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