BUDDiiS小川史記&瀬戸利樹、主従BLで魅せる原作再現度 際どいセリフ&色気増すビジュアルの舞台裏【「しもべの王子様」インタビュー】
人気BLコミックを実写化したドラマ「しもべの王子様」(毎週金曜23時〜/TOKYO MX)でW主演を務めるBUDDiiSの小川史記(おがわ・ふみのり/31)と俳優の瀬戸利樹(せと・としき/30)。インタビュー前編では、ビジュアルへのこだわり、注目ポイントなどを語ってもらった。
小川史記&瀬戸利樹W主演「しもべの王子様」
累計200万DLを突破した、たつもとみお氏による人気BLコミックを実写ドラマ化。かつて“王子様”のように君臨していた男・直也(小川)と、彼に従い続けた“しもべ”の高明(瀬戸)。社会的立場が逆転した2人の、10年越しの主従関係を描くラブストーリーとなっている。小川史記&瀬戸利樹、BL作品で新境地
― 初めに、ご自身の役柄について教えてください。小川:直也は、高校時代はスクールカーストトップの一番人気者というキャラクターで、大人になって会社を経営して社長になるところまでは順風満帆でした。でも、そのまま会社を潰してしまって一気に転落してしまいます。学生時代は高明をパシリに使うというか、いわゆる“しもべ”として扱っていたのですが、大人になって高明が自身の会社を成功させたことで立場が逆転していきます。そこからの高明との関係性であったり、自分の人生であったりというのを、楽しんでいただけるような役柄です。
瀬戸:高明はカースト最下位で、カーストトップの直也からの命令に従っていました。大人になってからベンチャー企業の社長になり、立場が逆転したところでまた物語が展開していくんですけど、その中でも高明の思いは変わっていません。立場は変わりつつも、心は昔のままです。その対比のような感じがこの物語の楽しみにもなってくると思います。高明のこれからを楽しみにしていただきたいです。
― 本作への出演が決まった際の率直な感想をお聞かせください。
小川:お話をいただいた時はめちゃくちゃ嬉しかったです! あと、ミーハーな感想になってしまうんですけど、「相手、瀬戸利樹さんじゃん!仮面ライダーだ!知ってる!」ってなって(笑)。メンバーの森愁斗と高尾楓弥が先に瀬戸くんと共演していたこともありますし、そんな方とW主演で作品を作れるということが、まずは素直にすごく嬉しかったです。
瀬戸:僕はBLという作品のジャンルとしてはこれが3作品目で、1作目・2作目は、いわゆる受けの方をやらせていただきました。今回は「違う方で」というお話をいただき、しかも眼鏡のキャラクターだったんです。ビジュアル面でも、僕が今まで演じた中で眼鏡の役というのはなかなかなかったので、それも挑戦だなと思いましたし、1つの恋愛作品としてこの作品に携わりたいなと、出演させていただきました。
― 小川さんは今回の出演が決まった際、ファンやBUDDiiSのメンバーからはどのような反応がありましたか?
小川:もちろんファンの方は喜んでくれましたし、メンバーも「ふみくんBL主演でやるんですね!」ってすごく喜んでくれました。メンバーは「セリフ言ってくださいよ!」って言ってくるので、「マジ黙れ」って言っておきました(笑)。直也の台詞で「(抱いて)いいよ」というセリフがあるんですけど、BUDDiiSでは今「いいよ」が流行っています。まだみんな見てもいないのに「いいよ」って言っています(笑)。
― 瀬戸さんは、今までとは立場の違う役柄に対して、ファンの方からの反響はいかがでしたか?
瀬戸:「そっちをやってくれるんですね!」といった声が多かったかなと思います。
― 眼鏡姿に対する反響も多かった?
瀬戸:自分で言うのもなんですけど、多少似合っていたのはよかったかなと(笑)。ファンの方からもそういった声をいただけたので、まずは見た目の部分で安心しました。
お互いの原作ビジュアル再現度を絶賛
― 原作は非常に人気の高い漫画ですが、脚本を読まれた時の印象はいかがでしたか?小川:僕はBL作品が初めてだったんですけど、BLだからといって特別な感情を持っていたわけではありませんでした。原作を読んで、直也と高明の素直な二人の純愛と言いますか、そういう関係性がすごく良いなと思いました。もちろん衝撃も受けたんですけど、何より二人のピュアな部分にほっこりしたというか、良い話だなと。実際に脚本を読んでも少し大人な印象で、僕が想像していたキュンキュンキラキラした青春のBLとはまた違って、個人の思いにさらに深みがあるような脚本だなと感じました。瀬戸くんとの共演自体も楽しみでしたし、脚本を読んで楽しみが増しました。
瀬戸:原作は初めて読んだわけではないので、「どこまで描くのかな?」というくらいではあったんですけど、最後まで撮り終えて、完成したものを観た感想としては、本当にライトで、万人受けする作品になっていると思います。主人公たちのライフスタイルも織り交ぜながら作品を描いているので、より直也と高明に感情移入をしながら楽しんでいただけるかと。
― 原作に寄せたビジュアルになっていますが、どのように作り上げましたか?
小川:僕はロン毛じゃなかったので、どうしてもエクステが必要になって。ロン毛は似合わないと思っていたので、つけた時は正直不安だったんです。でも、周りのスタッフさんたちが拍手喝采だったので、自分が不安だっただけなんだなと。キャラクターのビジュアル作りに関しては、髪を馴染ませるために少し茶髪にしたくらいで、あまり苦労はしなかったです。ただ、毎日の撮影前の朝の準備は大変だったかもしれないです。エクステをつける時間がある分、毎日少し早かったなぁ、でもそれも嬉しいなぁって感じでした!
― 瀬戸さんは小川さんのビジュアルをご覧になっていかがでしたか?
瀬戸:似合うのはもちろんなんですけど、映像だとさらに似合っているので、そこはぜひ本編を観て確認していただけたらなと思います。原作がある作品に関しては「できる限りビジュアルを寄せた方がいい」というのが僕自身の考えなので、今回は極力原作に寄せることができたのではないかと思います。
小川:高明だったよ。
瀬戸:あなたもそうですよ。
小川:ありがとうね。
瀬戸:ここからは僕ら2人の要素が混ざり合った役になっていくので、それが皆さんにどう感じてもらえるかというのは楽しみでもありつつ、不安でもあります。でも、良い感想がたくさん聞けたらいいなと思っています。
― メガネの種類はいくつか試されたのでしょうか?
瀬戸:試しました。たくさん種類があったんですけど、いわゆる最近流行りのリムレスメガネ、僕めちゃくちゃ似合っていました!
小川:めちゃくちゃかっこいい!
瀬戸:僕自身もそう思ったので、注目してほしいです!
小川:色気が増すというか、高明のオスの部分が、眼鏡をかけている時の方がより強く出る気がして。もちろん外した姿もセクシーなんですけど、仕事モードならではの男らしさをすごく感じたので、非常に良かったです!
小川史記、際どいセリフもサラリ?瀬戸利樹「違和感がなかった」
― 原作に忠実で、わりと際どいセリフもそのままだったのがすごく印象的だったのですが、実際にセリフに感情を乗せて口にしてみた際、難しかったことや意識したことがあれば教えていただきたいです。小川:直也はわりとそういう際どいセリフも、ニヤニヤしながらだったり、いたずら心を持って言ったりするところがあったので、僕自身はそういうセリフを言うのが結構楽しかったです。
瀬戸:多分それはアイドルをやっているからだと思います。僕だったら、恥ずかしい!から入ってしまうけど、そういうのはないでしょ?
小川:全然平気で言ってた!
瀬戸:でしょ!違和感がなかった。
小川:高明の反応が見たくて…というところも直也的にあったので。
瀬戸:そういった部分も含め、違う職種の方とお芝居できたからこそ面白いなと思いました。僕は「ズキュン」っていうリアクションが多かったんです。それは監督とどの程度リアクションするのか、すり合わせないといけないなと思ったところであって。決め台詞を言う方が恥ずかしいですね。
今作で開花した“新たな一面”とは
― 今作を通じて、ご自身の「新しい一面を見せられた」と感じる部分や、挑戦になったことがあれば教えてください。小川: 僕って、すいません…可愛くて。普段は“奇跡”みたいな感じでやらせてもらっていて、もちろんその姿に嘘はないんですけど、若干ブリブリしちゃっている感じはステージの上とかであって。
瀬戸:ハハハ(笑)。
小川:大丈夫、ファンのみんなもわかってくれているから(笑)。直也ってナチュラルな人間としての可愛らしい部分がすごくたくさんあるんです。そこは自分でも意図していなかったというか、客観的に見た時に「直也可愛い!」って思う瞬間が演じていて多くて。小川史記では得られない、直也でしか得られない「可愛い」があるので、そこは自分にとっても新しかったなと思いました。
瀬戸:僕はこれまでBL作品だと受けの役が多かったんですけど、今回は与える側になることが多かったんです。自分の与えたものによって直也が変わっていくところには責任があると思っていて、そこは自分の中で意識して演じた部分でもあるので、観てくださる皆さんにうまく伝わればいいなと。
― 現場で実際にお芝居を共にして生まれる化学反応があると思うのですが、お互いに刺激を受けた部分を教えてください。
小川:高明は全部「わかった」って言ってくれるんですけど、それがだんだん心地よくなってくるというか。撮影が続くにつれて、その安心感みたいなものがどんどん温かく感じられて、すごくやりやすかったです。でも、これが2周、3周してくると面白くなってきちゃって。「『わかった』何回言うねん!」って(笑)。1話の中で何回「わかった」って言っているか、皆さんに数えてほしいくらいです(笑)。
瀬戸:1日の撮影で「わかった」しか言わなかった日が多分あります。「今日“わかったデー”だな」って(笑)。僕が魅力的だなと思ったのは、エクステをつけて直也という役を完成させる中で、史記(小川)くん自身の個性もすごく感じるのに、ちゃんと直也としても存在していて、大人の色気が出せているところです。自分らしさを出しつつ役に入り込むバランスが、羨ましいと思うくらい良い塩梅だったので、ふみくんのファンの方はもちろん、皆さんに注目してほしいところです。
(modelpress編集部)
小川史記(おがわ・ふみのり)プロフィール
1994年11月21日生まれ、埼玉県出身。2020年9月16日に結成されたダンスボーカルグループBUDDiiSのメンバーでダンサー・ラッパー、そしてリーダーとして活動中。映画「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」(2025)、ドラマ「悪いのはあなたです」(2025/読売テレビ)などの作品に出演したほか、「よるのブランチ」(2023年4月~2026年4月/TBS)のレギュラーとしても活躍。明るく親しみやすいキャラクターで人気を集めている。瀬戸利樹(せと・としき)プロフィール
1995年10月7日生まれ、千葉県出身。2014年にドラマで俳優デビュー。「仮面ライダーエグゼイド」で鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ役を演じ、人気が急上昇。近年の主な出演作は映画「満天の星の下で」(2025)、劇場版「牙狼<GARO> TAIGA」(2025)など。現在、ドラマ「勿忘草の咲く町で~安曇野診療記~」(NHK BS)に出演中のほか、9月には「ドリームハイ」プレミアムライブへ出演。もっと詳しくみる
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