今田美桜、北村匠海「あんぱん」(C)NHK

「あんぱん」今田美桜「涙が止まらないことも」役と一体化した瞬間明かす 北村匠海に感じる“嵩らしさ”とは【インタビュー前編】

2025.09.19 08:15

NHK連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土あさ8時~ほか)でヒロインを務める女優の今田美桜(いまだ・みお/28)にモデルプレスらがインタビュー。前編では、クランクアップを迎えた心境や夫役を演じた北村匠海への思いを語ってもらった。

  

連続テレビ小説「あんぱん」

今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」に辿り着くまでを描く愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田、のぶの幼なじみで、夫の柳井嵩を北村が演じる。

今田美桜「あんぱん」撮影終え「ホッとしました」

北村匠海、今田美桜「あんぱん」(C)NHK
― 1年間お疲れ様でした。最後のシーンでカットがかかった瞬間のお気持ちを教えてください。

今田:最後のシーンは、嵩さんとのぶにとってすごく大事なシーンだったのですが、3台のカメラで撮影し、1回で終わりました。涙が溢れてしまうようなシーンでもあったので、より感情的になった部分もあります。OKをもらった瞬間はホッとしましたし、無事に嵩さんと2人で終われて良かったなと思いました。

― クランクアップから1週間経った現在の心境と、これからやりたいことをお聞かせください。

今田:少しずつ撮影の終わりが見えてきたときに「終わったときどういう感情になるんだろう?そもそも実感ってあるのかな?」とみんなでお話しすることがたくさんあったのですが、1年間みなさんと会ってきたので、クランクアップから1週間経った今も、本当に終わってしまったのかな?まだ撮影が続く気がしなくもないという感じです。だけど、撮り終わったという達成感と、クランクアップの記事を見たたくさんの方からの「お疲れ様」という連絡を受けて、少しずつ実感が湧いてきているような気もします。今は旅行に行きたいですね。行き先などは考えていませんが、少しお休みをいただけるので、どこかに行きたいなと思っております。

― 「あんぱん」を通じて、今田さんご自身の中で1番変化したところや成長したと感じるところがあればお聞かせください。

今田:きっとこれから「あんぱん」の現場を離れて違うお仕事をしたときに感じるのではないかと思います。でも、1つの作品に1年間向き合うことは今後もなかなかないことだと思うので、そういった部分では自信を持てた気がします。

― 今振り返ってみて、この1年間は長かったでしょうか?短かったでしょうか?

今田:撮影している間は長いな、クランクアップの8月が遠いなと感じる瞬間もありましたが、振り返ってみると本当にあっという間で、全部ひっくるめて楽しかったです。

今田美桜、北村匠海は「柳井嵩にしか見えなかった」

今田美桜、北村匠海「あんぱん」(C)NHK
― 嵩役の北村さんとは過去にも共演経験がございますが、朝ドラの撮影を通して感じた印象をお聞かせください。

今田:今までは昔の彼女という関係だったりしましたが、今回は幼馴染から夫婦になり関係も変わっていきましたし、今までで1番距離が近い役でした。だからこそ、これまで見てきた北村さんとは全然違う瞬間もたくさん見られました。すごく大人びていて、何事もクールに俯瞰で見ていらっしゃる印象を受けていたのですが、意外とひょうきんものな一面もあることを知りました。1年間という長い時間一緒にいましたし、幼馴染みや夫婦の距離感だったからこそ知ることができた部分もたくさんあると思います。

― 北村さん自身に嵩らしさを感じた部分がありましたか。

今田:前半の嵩よりも後半の嵩さんの方が北村さんに似ていらっしゃるのかなと思っていて、晩年はもう柳井嵩にしか見えなかったです(笑)。後半の嵩さんはいせたくやさん(大森元貴)や六原永輔さん(藤堂日向)に出会って外に向き始め、“たっすいがー”な瞬間もあれば、ちょっとチョケるような瞬間もあり、似ていると思います。

― 嵩役が北村さんで良かったと感じた瞬間を教えてください。

今田:1年間撮影してきた中で、楽しかった瞬間もあれば、迷ったり難しいなと感じたりする瞬間もあったのですが、北村さんは周りをすごく見ている方なので、私がわざわざ口にしていなくてもサッとサポートしてくださることがありました。お芝居で迷っているときも「これってどう思う?」と聞くと一緒になって考えてくれてすごく助けられましたし、そういうことをさりげなくやってしまう方なので尊敬します。本当に最初から最後まで支えていただきました。

― 撮影の後半は阿吽の呼吸のような部分もありましたか?

今田:どうでしょう(笑)。でも、後半はアドリブを入れたりもしていたので、あったと信じたいです。

今田美桜、座長として心がけていたこと

今田美桜「あんぱん」(C)NHK
― 1年間の撮影を振り返り、朝ドラヒロイン、座長として意識していたことを教えてください。

今田:1年を通してずっと豪華なキャストのみなさんに囲まれていたので、自分に何ができていたのかはわからないのですが、「あんぱん」という作品がとても優しくて温かいので、現場もそうでありたいというのは心がけていました。数年前に「おかえりモネ」(NHK/2021年度前期)に出演させていただいたのですが、そのときは1年間ずっと出ていたわけではなく、撮影している期間もあれば、少し空いてまた戻ってくるような役で、そのときに「おかえり」と迎え入れてくれることがすごく嬉しいと感じました。「あんぱん」もたくさんの方がいらっしゃって、久しぶりに戻って来る方もいるので、久しぶりでもホッとできるような、帰ってきた感じがあるような空気にできたらいいなと思っていました。

― 北村さんはできるだけ前室にいるようにしたとお話されていましたが、今田さんもそういった部分で意識されていたことはありますか?

今田:撮影後半は私もずっと前室にいて、お昼ご飯や夜ご飯を食べたりしていました。あの場にいると、みなさんのお顔が常に見えていて、お昼の再放送を一緒に観たりする空気感が大好きでした。

今田美桜「カットがかかっても涙が止まらないことも」

北村匠海、今田美桜「あんぱん」(C)NHK
― のぶを1年間演じて、今田さん自身がのぶと一体化していると感じる瞬間はありましたか?

今田:たくさんあったと思います。のぶとしての感情なのか、自分としての感情なのかがわからなくなる瞬間はありましたし、カットがかかっても涙が止まらないこともあり、本当にのぶとして生きられているんだなと感じました。それはキャストのみなさん、スタッフのみなさんがそういう空気にしてくださっている部分もあるので、すごく感謝しています。

― クランクアップのときも涙が止まらなかったとおっしゃっていましたが、他にも涙が止まらなかったシーンというのはどういったシーンだったのでしょうか?

今田:いっぱいあるのですが、三姉妹でラジオ体操をするシーンや嵩とシーソーで喧嘩するシーンなどですね。役として見ている部分もあるので、顔を見たら泣けてくるようなことも多々ありました。

★後編では、のぶ&嵩から考える理想の夫婦像や河合優実、原菜乃華とのエピソードを聞いた。

(modelpress編集部)

今田美桜(いまだ・みお)プロフィール

1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season」(TBS系/2018)、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系/2024)、映画「わたしの幸せな結婚」(2023)、「東京リベンジャーズ」シリーズなど、数々の話題作に出演。2025年12月に「映画ラストマン -FIRST LOVE-」が公開予定。
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