間宮祥太朗「週刊少年ジャンプ」の主人公参考に役作り 初共演・三山凌輝の印象も「すぐに距離が縮まりそう」【「イグナイト -法の無法者-」インタビュー】
4月18日金曜よる10時スタートのTBS系金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』で主演を務める俳優の間宮祥太朗(まみや・しょうたろう/31)。インタビューでは、TBSドラマ初主演の感想や座長としての意気込み、そして見所などを語った。
間宮祥太朗、オファーを受けたときの気持ち明かす
― TBSドラマ初主演ということで、オファーを受けたときのご感想をお聞かせください。間宮:シンプルに力強いドラマになりそうだなと思いました。原監督を始めとするスタッフ陣、共演者の皆さんのお名前を聞いて、重心がちゃんと低い位置にあるような地に足ついた布陣だと感じて楽しみでしたね。このドラマはダークリーガルエンターテイメントなのですが、台本を読んでみると難解なセリフや話がずっと続く難しい法廷劇というよりは、その法廷に至るまでの過程で自分たちが何をしているのかや、訴えを起こす人がどういう思いでいるのかという部分にかなり分量を割いて描いていくドラマになっているので楽しんでいただける作品になるのではと思いました。
― 間宮さんが演じる宇崎は少しバカで熱苦しくて感情丸出しと台本の中でありますが、自身が考える宇崎はどのような人物ですか?
間宮:初めて監督とお会いして脚本についてお話したときは『週刊少年ジャンプ』の主人公みたいだなという感想を持ちました。その時点ではもうカットされていたのですが、準備段階の台本で「お前ジャンプの主人公かよ」という台詞が入っていたと聞いて、自分の読みは合っていたのだなと思いました(笑)。それくらい分かりやすいキャラクターですね。
― 『週刊少年ジャンプ』の主人公感があるというお話があったと思いますが、他にも宇崎の魅力を教えてください。
間宮:『週刊少年ジャンプ』的なことで何が1番かと言われると、まわりを巻き込んでいく力だと思います。主人公は「行こう!」みたいにとにかく周りの人を巻き込んでいける。それはほぼ無自覚に近いと思うのですが、人を巻き込んで、大きな波だったり、流れや勢いに一緒に乗っかっていったりという推進力がある人物だと考えていて。宇崎にもそれがあると台本を読んでいてすごく感じました。もちろん仲村トオルさん演じる轟さんの手のひらで転がされている部分もあったりしますが、その中でも手のひらから外れそうな瞬間があって。「やっぱりなんか面白いな」とか「なんか賭けてみたくなるな」とか、そういう風に周りに思わせる先天的な才能がある気がしています。それが宇崎という人物の魅力を表す大きな1つでもあると思います。
間宮祥太朗、30代の魅力を活かして「主人公感を出す」
― 演じる上で心掛けようと思っていることはありますか?間宮:現時点では『週刊少年ジャンプ』の主人公感や魅力を踏襲しながら演じていきたいと考えていますが、宇崎は僕と同じ30代なのでそこの魅力をしっかりと血肉にした上で違和感がないようにしていかなくてはいけないなと考えています。ここのバランス感覚は監督とも「色々探りながらやっていきましょう」というお話をしました。撮影していく中で魅力的な人物にするために、そのバランスを自分の精神と肉体を使ってどう表現していけるかというところですね。
― 大人の中にある少年っぽさが魅力なのですね!
間宮:そうですね。正義感が強かったりとか、突発的な行動に出たりする性格に説得力を持たせるためにはどうしていくかというのを煮詰めていければなと思っています。
― 弁護士役を演じるにあたって準備していることはありますか?
間宮:クランクインの前にアクション練習をしました。弁護士役なのですがアクションシーンがあって、監督とはどこまで積極的なアクションをしていいのかを相談しながら決めていこうと話しました。どの程度振りかぶっていいのかなど絶妙なニュアンスの塩梅を目指そうと思っています。アクションも含めてかっこいいものをとにかく撮るという監督の認識はすごく伝わってきました。アクション練習は実際に揉み合ったり、殴ったり蹴られたりというところもありますが、パルクールのような練習もしましたね。そこをワンカットで撮りたいと仰っていて、大変だけど臨場感のあるものになるだろうなと思い、演出的な意思の疎通みたいなものは撮影に入る前から取れているなと感じています。
間宮祥太朗、初共演である2人の印象は?
― ピース法律事務所には個性的なメンバーが揃っているということで、それぞれの印象を教えてください。間宮:三山凌輝くんとりょうさんは初めてですが、他の皆さんはこれまでにご一緒したことがあるので、おふたりの印象をお話ししますね。凌輝くんは先程みんなでSNS撮影をしたときに、少し抜けていて面白いなと感じました(笑)。男らしいし、短髪でガタイもすごくよくて迫力があるところと、少し抜けたところとのギャップを初日で感じられて、すぐに距離が縮まりそうだなと思いました。りょうさんはやっぱりとてもかっこよくて、現場に入られたときから、ふわっと風を纏っている感じでした。まだあまりお話ししていないですが、徐々にお話しできたらと思っています。
― 再共演の方も楽しみですね!
間宮:そうですね。監督が「どの2人組、3人組になってもハマる画作りをしたい」と仰っていて、自分もすごく同意しました。画だけじゃなくて、相性や空気感もそうなのですが「どこを切り取ってもバディとして成立するような感じになっていけば」と。今日全員が集まっている中で、頭の中でこの2人になったらどういう感じなのだろうと想像してみたら、どの組み合わせも面白そうでしたね。
― これから撮影がスタートしますが、座長としてどんな現場にしていきたいですか?
間宮:今回に限らず毎度思っていることではあるのですが、どんな現場になるかというのはしようと思ってするものではなく、キャスト、スタッフが集まって、結果的にこういうチームになったねというものだと思っています。強制的に誰かが舵取りをしなくても、自ずと然るべき場所にハマっていくのが自然でいいなと思うので。毎回そこにいる人たちが変わっていけば、その集団として醸し出す空気も変わるものだと考えているので、そこは自然体でいいのかなと思っています。
間宮祥太朗、テーマは「かっこよく」
― 間宮さん自身が考える1番の見所や注目して欲しいポイントを教えてください。間宮:1つテーマを上げるとすれば「かっこよく」ですかね。もちろん、人間の感情的に裁判を起こす、作品的に言うと「焚きつける」までの心模様だったり、日々だったり、そういう切なさ、怒り、やるせなさとかはもちろん大前提としてありますが、この作品がどう見えていくのかというのは、やっぱり「かっこよさ」も1つあると思っています。監督から並んで歩くシーンをハイスピードで撮ると聞いたときにぱっと浮かんだのが『レザボア・ドッグス』でした。やっぱりあの画は1度見たらずっと忘れないですし、何度見ても「かっこいい」と思うような華があるので、そういう作品になったら良いなと思います。
― 亡くなった父親の存在が宇崎の内面に影響しているのかなと思うのですが、その辺りの見所を可能な限り教えてください。
間宮:弁護士になることは宇崎の人生の中での舵を切ったのだと思います。1番大きな理由だと思いますし、そのもどかしさ、悔しさ、怒りのような自分の中に溜まったものと向き合っていくためにはどう生きていくべきかを考えて、弁護士の道を選択したと思います。何をしていてもその背景にはずっとあの出来事があると思うので。
― ピース法律事務所のみなさんも絡んできて、その部分が鍵を握るということなのですね!
間宮:そうですね。作品と、宇崎という人物の鍵になる部分なので、どうなっていくのか楽しんでいただければと思います。
― 視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
間宮:気迫のこもった作品作りをしていける予感がすごくしているので、楽しんで見ていただき、「かっこいいな」と熱くなっていただけたら嬉しいです。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
間宮祥太朗(まみや・しょうたろう)プロフィール
1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年にドラマ「スクラップ・ティーチャー~教師再生」(日本テレビ系)で俳優デビュー。2016年に「ニーチェ先生」(読売テレビ)でドラマ初主演、2017年に「全員死刑」で映画初主演、2018年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で朝ドラ初出演、2020年にNHK「麒麟がくる」で大河ドラマ初出演を果たし、主演俳優に駆け上った。2017年にTAMA映画賞・最優秀新進男優賞、2020年に映画「殺さない彼と死なない彼女」で第29回映画評論家大賞・主演男優賞を受賞するなど演技力の高さが評価され、以降数々の話題作に出演。近年では2023年に映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」、ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)、2024年に映画「変な家」、ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」(日本テレビ系)、映画「ある閉ざされた雪の山荘で」に出演した。現在は映画「アンダーニンジャ」が公開中。もっと詳しくみる
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