日向坂46佐々木美玲、初写真集撮影前の食事制限は「1食も続かなかった」3年前の入院経て辿り着いたスタイルキープ法とは【「陽射しのパレード」インタビュー前編】

佐々木美玲1st写真集「陽射しのパレード」

日向坂46の一期生としてグループを支え続けてきた人気メンバーであり、雑誌『non-no』では専属モデルとしても活躍する佐々木が、本書で撮影に向かったのは“ずっと行ってみたかった”という、ベトナム・ダナン。南国の開放的な雰囲気の中、素の表情から思いっきりの笑顔を見せている。さらには初挑戦の大人っぽい水着やランジェリー姿まで撮影。“みーぱん”のさまざまな魅力を切り取り、詰め込んだ1冊となっている。

佐々木美玲、印象に残っている写真集は乃木坂46遠藤さくら

― 自身にとって初となる写真集が25歳の誕生日に発売されます。決定した時の心境を教えてください。

佐々木：初めてお話を聞いた時はとても嬉しかったです。いつかは写真集を出してみたいと思っていましたし、メンバーの写真集を発売するたびに見せてもらって「綺麗だな」「素敵だな」と感じる写真がたくさんあったので「私もそういう写真を集めた写真集ができたらどんな感じになるんだろう」とよく考えていました。

― 見せてもらった写真集の中で印象に残っている方はいらっしゃいますか？

佐々木：たくさんいるのですが、さくらちゃん（同じく『non-no』専属モデルの乃木坂46遠藤さくら）にメッセージ付きの写真集をもらったのはとても嬉しかったですし、やっぱり可愛かったです。その時期は会えていなかったので、ビデオメッセージで「もらったよ！」と動画を送りました（笑）。写真集は、おしゃれなお顔やスタイルの方はおしゃれな雰囲気、笑顔の印象が強い方は笑顔いっぱいの1冊になっているなど、その人に合ったテイストでそれぞれの個性や良さがとても出るものなのだと思っています。私も笑顔のイメージが強いと思うので、今回は笑顔がたくさん詰まった1冊を作りました。

佐々木美玲「観客の方が大勢見に来るくらい」盛り上がった写真集撮影秘話

― そんな笑顔いっぱいの写真集には「素の私がいっぱい詰まっている」とも伺いましたが、お気に入りのカットやこだわりのカットはありますか？

佐々木：私っぽいと思ったのは、ボールを投げるゲームでの撮影です。実際にお金を入れて遊んでいるので素の私ですし、実は撮影している間に観客の方が大勢見に来るくらいとても盛り上がったんです。日本人の方ではなく海外の方たちが「なになに？」と集まってきて、このお店がとても人気になりました。皆さんが「頑張れ！頑張れ！」と日本語でも応援してくれる方がいらっしゃって楽しかったです。皆で協力して景品のぬいぐるみをゲットすることができました。

― とても楽しめた撮影だったんですね！撮影地であるベトナム・ダナンは「どうしても行きたかった場所」とのことですが、どうしてダナンに行きたいと思ったんでしょうか？

佐々木：たまたま「ダナンに行ってリフレッシュしたよ！」という内容の動画を見つけて調べてみたら、海がすごく綺麗でゆったり過ごしてリフレッシュにもなりそうですし、物価もそんなに高くなく良いホテルに泊まることができるというお話も聞いたので1度行ってみたいと思っていました。写真集の撮影で行くことができてとても嬉しかったです。

佐々木美玲、入院時に見つけた“美しさを保つ秘訣”

― 先ほどご紹介いただいた無邪気なカットから、大人っぽい表情のカットまで様々な姿を見せていると思いますが、表情作りを特に意識したカットはありますか？

佐々木：表情作りでは、初めてのランジェリーカットが1番緊張しました。この写真集の撮影の中でも最初に撮影したので「こうしてあの写真集のランジェリーも撮影されているんだ…」とドキドキでした。でも、いい意味で大人な空気感が流れているわけではなく、そういう表情を撮りながらも笑いありの撮影で、「もう少しこうしてみたら？」とアドバイスをいただきながらリラックスして臨めました。

― リラックスしていたからこそ大人っぽい表情をできたんですね。ランジェリーカットや水着カットでは、美しいスタイルも披露されていました。「non-no」専属モデルとしても活躍されていて、憧れている女性のファンの方も多いと思いますが、美しく保つ秘訣を教えていただけますか？

佐々木：私は3食絶対に食べてほしいと思います。学生時代に色んなダイエットを試してきたのですが、結局「3食ちゃんとお米も食べる」にたどり着きました。体質にもよるのかもしれないですが、ダイエットしていると体重が増えたり減ったりという変動があるから、自分に合ったスタイルでいることが維持するために1番必要なのかなと思っています。なので、3食はちゃんと食べて、糖質を摂ってしまいがちな間食をあまり食べないことをおすすめします。お米も糖質はありますが、エネルギーにもなりますし、私はちゃんとお米を食べないとその分おかずを大量に食べてしまうと思うので、バランスは大切だと感じました。

― 食事制限をせず規則正しく3食を欠かさないことが大切なんですね。いつからそのような食生活になったんですか？

佐々木：私は1回入院したことがあったのですが（2021年5月の休養時）、入院中は食事制限もなかったのでしっかりした量のご飯を出していただいていたんです。その直前まではいろんなダイエットをしていたので、こんなにご飯をたくさん食べたことはなかったのに「早朝に起きる」「ご飯を朝・昼・夜食べる」「デザートやお菓子はなく、食事の時に少し乗っているフルーツは食べて良い」といった食生活を続けていたら、痩せることができました。「私の体には3食食べるのが1番合っているんだ」という発見をして、そこから3食しっかり食べるようになりました。

― ご自身の体に合った方法を見つけることができたんですね。普段からトレーニングなどでも意識されていることはありますか？

佐々木：私たちはライブをする時に体力が必要なので、普段からジムに行っています。あとは、あまり姿勢が良くないせいで腰痛や肩こりも気になってきてしまったのですが、ピラティスに行って姿勢改善をしたら、肩こりも楽になったのでおすすめかもしれません。

― 確かにライブでの運動量は凄まじいですよね。

佐々木：凄いですね。なので本当にお米を食べないともたないですし、時間がなくて食べられない時は、着替え部屋にバナナを持ち運んでライブの合間に食べていることもあります。皆さんも運動する前にちゃんと食べて消費するのが1番いいのかなと思います。走る・歩くといったことでも良いと思いますし、少し時間があるときに「電車に乗らずに1駅分歩いてみよう」とか、ちょっとした運動でもいいのではないかなと思います。

佐々木美玲、写真集撮影前1ヶ月は追い込み

― それでは、写真集の撮影に向けて特別に何かされたというよりは日々の積み重ねでこの美しいスタイルを維持されているのですね。

佐々木：そうですね。写真集の撮影をするからと甘いものをやめようと決めたのですが、決めた瞬間にやる前からもうそのルールにいっぱいいっぱいで嫌になってしまって、3日坊主とかではなくて1食も続かなかったです（笑）。私はそういうルールを決めるとストレスが溜まってしまって逆に暴飲暴食をしてしまうので、撮影前も食べる時間を決めて3食ちゃんと食べていました。でも打ち合わせをした1ヶ月前ぐらいからは、ジムに1週間に3回行ける時は行ったり、少し脂身の少ないお肉を選んだりと、極度なことはしていないですが少し追い込みました。

― 写真集を拝見すると、お肌もとても綺麗で、スキンケアや美容法も気になりました。

佐々木：スキンケアは大好きなのですが、本当に肌が弱くて、汗とかでも肌荒れしてしまうくらい大変なんです。人にもよるとは思いますが、血液検査をして自分に足りていない成分をサプリで補ったり、極力肌を触らないようにしたりと気をつけています。触ってしまうと肌荒れを起こしてしまうので、皮膚科に売っているようなスキンケアで極力触れずにたくさん保湿して鎮静させることで、朝には復活するようにしています。湿疹もできやすいのでずっと悩んでいたのですが、自分に合うスキンケアが見つかったら、それを変えずに安定させて肌を強くさせるのが1番いいと思いました。肌の調子がいい時は少し美白成分のあるものを使ってみることもありますが、荒れてしまった時は極力何もしないことを心がけています。

インタビュー後編では、これまでの活動を振り返り1番辛かった時期を乗り越えられた理由や支えてくれた存在、そして2024年メンバーの相次ぐ卒業でまさに今転換期を迎えているともいえるグループへの本音を語ってくれた。（modelpress編集部）

PHOTO：矢沢隆則

佐々木美玲（ささき・みれい）プロフィール

1999年12月17日生まれ、兵庫県出身。2016年『けやき坂46 メンバー募集オーディション』に合格し、けやき坂46（2019年に「日向坂46」に改名）のメンバーとしてデビューした。1stアルバム『ひなたざか』（2020）のリード曲、『アザトカワイイ』ではセンターを務めたほか、女性ファッション誌『non-no』の専属モデル、ドラマ『賭ケグルイ双（ツイン）』（Amazon Prime Video／2021）『ぴーすおぶけーき』（日本テレビ／2022）への出演など、幅広く活躍している。