奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS

奈緒、プロボクサー目指す役で毎日欠かさずトレーニング・食事制限…ストイックな体作りも「不安がたくさんあった」乗り越えられた理由は?【「あのクズを殴ってやりたいんだ」前編】

2024.10.07 18:00

10月8日スタートのTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(毎週火曜よる10時~)で同局ドラマ初主演を務める女優の奈緒(なお/29)が、このほどモデルプレスらの取材に応じた。前編では、ストイックな練習を経て挑んだボクシングシーンについて迫る。

  

奈緒TBSドラマ初主演「あのクズを殴ってやりたいんだ」

奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
本作は、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディ。結婚式当日に恋人に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。

奈緒、ボクサー目指す役で周囲から驚き

奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
「プロボクサーを目指すアラサー女性」という役どころで、本格的なボクシングシーンに挑む奈緒。実は「今回の作品の前にたまたま趣味で1年ぐらいキックボクシングをやっていました」と一時期は習っていたこともある彼女だが、とりわけ学生の頃部活などでスポーツをしてきた経験はないため、この役を演じると決まった時には周囲から驚きの声が相次いだという。

「この作品に入る前、舞台に出演していたのですが、その最中にボクシング練習が始まったんです。なので、練習して舞台の本番という日もあって。その時に『今ボクシングをやっているんです』とみんなに言ったら、やはり私にそういうイメージがないということでとても驚かれましたし、友人にもまさかそんなに本気でプロを目指すような役だとは思っていなかったようでびっくりされました。母にも『なんで奈緒ちゃんがボクシングなの?』と言われて(笑)。ですが意外だからこそ、その分みんなが『どうなるかが楽しみで見たい』と言ってくれていたので、どんどん体つきが変わっていくのも身近にいる人はそういうところが見えてくるからすごく応援してくれましたし、周りの人がすごく楽しみにしてくれていると感じています」

奈緒、ハードな練習も乗り越えられた理由

奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
奈緒は9月22日に放送された事前番組でも映されていたように、役作りに向けクランクイン前からハードな練習に励んだ。「今までこういうスポーツをする役自体あまりやったことがなかった」という彼女は初めての経験に自身の変化を感じていた。

「練習を重ねていくうちにやっぱり体の変化があるというのは、1つ自分自身でも初めてのことでびっくりしました。最初は試合のシーンに向けて体作りをしていく中で、実際に体がついてきてくれるか、本当にちゃんと間に合うのかどうか、すごく不安がたくさんあったのですが、やっていくうちにどんどん体がちゃんと応えてくれたので、やっぱりやった分だけちゃんと成果というものは出るものなのだと、準備段階から撮影期間の間の数ヶ月で、私自身すごく教えてもらったと思います」

奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
撮影期間は「とにかく空いている時間で練習を入れてもらいました。練習をしていない時は自分でジムに行って筋トレをして、何かしらトレーニングを毎日やっていました」とスキマ時間で練習やトレーニングを重ねて撮影に戻る日々。さらに「4~5か月はこの作品に合わせて食事を摂っていました」とクランクイン前から食事制限も実践。自分に厳しく体作りをしていった彼女に「体力的にも精神的にも相当大変ではなかったか」と尋ねると、ストイックな彼女らしい答えが返ってきた。

「実際に練習してみるとやっぱり『これだけやったから安心だ』というところがなくて、やればやるほど『もっともっと』と思うし、自分ができていない部分がすごく見えてきてしまって。できていない部分に気づけるようになると『今度はそこをできるようになりたい』と思ってずっと練習していました。でもボクシングがあったから頑張れていたところもあったので、ボクシングを練習していた時間にすごく支えられて、撮影を乗り越えることができたと思っています」

奈緒、第1話の見どころは?

玉森裕太、奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
これまでラブコメディの作品にはあまり出演したことがなかった奈緒は「撮り方や見せ方を監督さんたちもとてもこだわっていらっしゃって、例えば『ここはキュンキュンするシーンだ』と明確な目的がシーンごとにあるので、とても新鮮で面白いです」と他の作品の現場との違いを実感。玉森裕太(Kis-My-Ft2)演じる海里とのシーンでも「人によっても『何にキュンとするのか』が違ったりするので、どういうふうにしたらもっとキュンとしてもらえるかということも話し合いますし、その中でもキュンとさせるだけではなく、実際にほこ美と海里として『このシーンだったらどういうふうに2人が動くだろう』という心情の部分も大切にしながら、みんなでお話をして作っていっています」と共演者やスタッフとの対話を丁寧に重ねていた。

玉森裕太「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
いよいよ10月8日に放送がスタートする第1話の見どころを聞かれると「ほこ美ちゃんが本当にどん底からスタートします。でもそのどん底から扉を抜けられる瞬間というのがあって、どうやって人は今目の前にある壁を乗り越えたらいいか、壊したらいいのか、人それぞれ壁がある中でほこ美ちゃんはその壁をこれからどうやって乗り越えていくのか、そこには周りにどういう人たちがいるのか、どういう支えがあるのかというところが、この作品の見どころになります」と力強く語ってくれた奈緒

玉森裕太「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
さらに「ほこ美ちゃんがこれから物語を走っていくきっかけになる謎の男・海里の謎も是非第1話で注目していただきたいですし、すでに登場人物の個性がすごく爆発していて賑やかな第1話となっておりますので、楽しんでいただけたら嬉しいです」と魅力的な登場人物たちを早く観てほしいと言わんばかりに笑顔で伝えていた。

後編では、ほこ美のキャラクターに共感する部分や、自身が「負けっぱなしは嫌」だと感じていることについても語っている。(modelpress編集部)

奈緒(なお)プロフィール

鳴海唯、磯村アメリ、奈緒「あのクズを殴ってやりたいんだ」第1話(C)TBS
1995年2月10日生まれ。福岡県出身。2013年に『めんたいぴりり』(テレビ西日本)で女優デビュー。近年は『ファーストペンギン!』(日本テレビ/2022)『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ/2023)、『春になったら』(カンテレ/2024)、映画『先生の白い嘘』(2024年)、『傲慢と善良』(公開中)などで主演を務めてきた。『あのクズを殴ってやりたいんだ』では、TBSドラマ初主演を果たす。
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    あのクズを殴ってやりたいんだ

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