白石聖、約7年ぶり共演・中島健人との裏話「場を和ませてくださる」役柄の“髪色”に秘めたこだわりも告白【「しょせん他人事ですから」インタビュー】
テレ東系新ドラマ「しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜」(毎週金曜日よる8時~)に出演する女優の白石聖(しらいし・せい/25)にモデルプレスがインタビュー。題材であるSNSでのトラブルについての考えや、7年ぶりの共演となった中島健人への印象の変化などについて明かしてもらった。
「しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜」
原作は累計210万部(電子+紙)を超える大ヒット漫画「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」(原作:左藤真通/作画:富士屋カツヒト/監修:清水陽平/白泉社「黒蜜」連載)。中島演じる弁護士・保田理が、訪れる相談者を「しょせんは他人事じゃん?」と突き放しながらも独特な信念のもと、ネット炎上や誹謗中傷など最も身近なSNSトラブルの数々をスカッと爽快に、ときにダークにぶった切っていく新時代の<超リアル>リーガルドラマ。中島とは7年ぶりの共演となった白石が演じる加賀見灯は、保田弁護士の法律事務所に勤める、真面目で仕事熱心な駆け出しのパラリーガル。ある意味とてもドライな保田弁護士とは対照的に、相談者に感情移入し優しく寄り添う加賀見と失礼な態度を取る保田の姿勢が理解できず、相性最悪かのような2人だが数々の案件(ケース)をこなすごとにバディとしても成長していく。
白石聖「しょせん他人事ですから」撮影現場の温かさ
― まず、撮影してみていかがですか?白石:すごく順調に進んでいて、監督も中島さんも、みなさん楽しんでやっている印象です。私が思いついたことをやってみようとするときにも、みなさん受け入れてくださるのですごくやりやすいです。
― 演じるうえで意識していることはありますか?
白石:灯と保田先生では考え方がすごく違うので、分かりやすく正反対な2人という印象になるように意識しています。あとは瞬時に反応するところもポイントです。スタッフの方とお話ししたときに、灯はすぐに反応する部分がポイントだとお聞きしたので、演じるときにも気を付けています。
衣装の部分では原作の表紙にもなっている紫のスーツを意識していて、どのシーンでも必ずどこかに紫の衣装が使われています。髪型に関しても、原作リスペクトの気持ちを込めて、ほんの少しわからないぐらいの赤みの茶色を入れているんです。現実には赤い髪のパラリーガルはなかなかいないかもしれないのですが、中島さんが金髪×パーマで原作への思いを表現している姿を見て、気持ちだけでも…という思いから赤を少し入れました。
― ドライな保田と真面目な加賀見は対照的な役柄ですが、素の白石さんはどちらに近いですか?
白石:悩みどころですね…。保田先生ほどとがってもいないですし、灯ほどしっかりもしていないので間ぐらいだと思います。私は先生の考え方がすごく理にかなっていると思いますし、灯が依頼人に対してすごく気持ちが入ってしまう部分もわかるので、自分の中に共通して2人の考え方があるんです。ただ、私は普段あんまり灯みたいにバシバシツッコむことはできないタイプだと思います(笑)。
白石聖、中島健人との7年ぶり共演での会話明かす
― 中島さんとは7年ぶりの共演ですが、初共演時から印象が変わった部分はありましたか?白石:7年前は1日だけの撮影だったのであまりお話しすることもできなかったのですが、そのときからすごく紳士的で“THE ケンティー”という感じでした(笑)。当時は制服を着るような役柄でしたが、7年経ってお互いの考え方も変化したと思いますし、私自身いろいろな現場を重ねて成長していると思います。中島さんがすごく素敵な方だというのは7年前の印象から変わらずですが、今は時にムードメーカーとして場を和ませてくださるのでコミュニケーション能力が高く頼れる座長という印象です。中島さんとお久しぶりな方がゲストでいらっしゃると同窓会のように楽しく進められているので、そういった部分でも現場の雰囲気が良くなっています。
中島さんが映っているシーンではないときに遊ばれている姿もよく見ます(笑)。2人のシーンを撮影した後に私だけの撮影になると、中島さんがもともとしていなかった、一発ギャグみたいなことをされるときがあるんです。カメラには映っていないのですが、このように笑わせてくださるので、より現場が明るくなっているんだと思います。
― 当時から成長した姿は見せられていますか?
白石:インしてすぐのときに「身長伸びた?」と聞かれました(笑)。それと、ありがたいことではあるんですが、中島さんいわくあの頃の私は可憐で清楚なイメージだったみたいなんです。デビュー間もなかった当時から比べると、役の向き合い方とも違うと思いますし、少なからずは成長した姿をお見せできているはずです。
白石聖、SNSとの向き合い方
― SNSトラブルも題材の一つとなっていますが、白石さんはネットでの意見を見ることは多いですか?白石:自分が出演した作品や雑誌をリポストするためにエゴサーチをすることはあります。強い誹謗中傷の言葉などはNGワードに設定して自分のインターネットから消しているので、直接的な悪口を目にすることはないです。まっすぐに受け取って悲しい思いになるようなことにはなりたくないので、あまり正面から受け止めすぎないようにしています。もちろんいいご意見をいただけるときもあるので、そういったことはしっかり受け止めるようにしています。
― ドラマの中には身近に感じるお話もありましたか?
白石:ネットトラブル自体、みなさんの身近にあることだとは思いますが、第2話で虚偽の内容の動画を拡散されてしまって、ファンの人もそれを信じてしまって…という状況はもし自分の身に起こったらと考えるとすごく恐ろしいです。そういった情報を鵜呑みにしてリポストなどしてしまうと、被害者になるだけじゃなく、加害者になる可能性もありますよね。そういった怖さもあるので、今一度ネットとの向き合い方を考え直すきっかけにもなる作品だと思います。
白石聖の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、白石さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2021年のインタビューでは「言葉にすること」と回答されていました。白石:やっぱり今も変わらず言霊は大事だと考えています。言葉にすることで、自分の気持ちをそちらに向かせないといけないとコントロールができるうえに、言葉には引き寄せる力があるはずです。ただ、それを言ったからには絶対に実現させなきゃいけないというプレッシャーにもなるので、言葉にするのは怖さもあります。でも、自分を鼓舞させるという意味では、言葉にすることは大事だと思います。
(modelpress編集部)
白石聖プロフィール
神奈川県出身、1998年8月10日生まれ。2016年に女優デビュー。2019年、“美少女タレントの登竜門”とも言われる結婚情報誌『ゼクシィ』の12代目CMガールに起用され話題に。2020年8月の『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系)で、連続ドラマ初主演。2023年はNHK総合ドラマ10「大奥」、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』、ABCテレビ・テレビ朝日系『何曜日に生まれたの』、TBS系『フェルマーの料理』、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』に出演した。「しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜」第2話あらすじ
誹謗中傷で提訴したこずえ(志田未来)は、犯人からの謝罪と和解金を勝ち取ったが早々に支払いが滞る。保田(中島健人)は犯人に“お仕置き”をするため驚きの行動に出る。灯(白石聖)が大ファンの兄妹デュオ・ヌーヌーのリオ(野村周平)が事務所に現れる。拡散されたイジメ動画をきっかけに大炎上。妹リホ(平祐奈)は心労で過呼吸に。事実無根だと訴えるリオは犯人全員を吊るし上げたいと語気を荒げるが…。
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