結婚&妊娠発表のちゃんみな、この秋プロデュース業が本格始動「魂を聞いてあげられる役目に」意気込み語る<『NG』インタビュー>
2024.08.14 20:30
ラッパー/シンガーのちゃんみなが8月9日、シングル『NG』をリリースした。 この秋、放送開始されるガールズオーディション番組「No No Girls」のテーマソングでもあり、プロデューサーも務めるちゃんみな。プライベートでは先月結婚と妊娠を発表したばかりという幸せオーラ溢れる彼女に、現在の心境を聞いた。
ちゃんみな、新曲『NG』への想い
― 新曲『NG』がリリースされますが、この楽曲に込めた思いを教えてください。オーディション番組「No No Girls」が進行中なんですが、「ずっとNoと言われてきた」私の経験から、「Noと言われてきた人たちの声を聞きたい」という想いがあって。「才能を殺さないために。」というスローガンも『美人』とも通ずるものがあるなって思い、美人制作時に作っていた10曲のうちの1曲を元にしています。「sick sick sick what’s your size~死ぬ死ぬ死ぬ、女が死ぬ」はそのときのままで、「扉を開け放ってやる 世界中のNOGIRLS」は、オーディションのコンセプトから引っ張ってきました。オーディションの思いを落とし込んだ楽曲になっていますね。
― イントロ部分でドアを叩く音、軋む音にはどのような意図が?
“閉じ込められている才能たち”っていう、イメージがあったので、閉じ込められた音というか。
― 内側からの音なんですね。
はい。ここから行くぞ!と、怪獣たちが放たれる前(笑)。それをすごく十分に表現できたトラックなんじゃないかな。
― 力強いリリックや世界観は、これまでもルッキズムと戦ってきたからこそ、改めての意思表明にも感じられました。世の中に対する思いに変化はありましたか?
当時、感じていた世の中に対する思いは、揺らぎないものになっているというか、より鋭くなってきているなと思います。やっぱり間違っていないなと。私の哲学みたいなものをふんだんに散りばめた楽曲になりました。昔から誰かに届けたいというより、楽しんで聞いてもらえたらいいなと思いながら作っているので、今回も楽しんでもらえたらいいですね。
オーディション番組『No No Girls』がこの秋放送
― 『No No Girls』放送開始も待ち遠しいですが、オーディションが始まっていかがですか?私は“声”を大切にしているので、魂からの歌声が出てくる子たちが、生き残るべきだと思っていて。才能を持ちながらも、何か恐れて表現することができないなら、それを取ってあげるのが私の役目だなと。どんなガールズグループが生まれるかは、まだ分からないですけど、その子たちの魂を聞いてあげられる役目にはなりたいなと思ってます。
― プロデュース業では、どんな部分にやりがいを感じますか?
以前オーディションのトレーナーをした時は指導だけだったので、本当に全然違う感覚ですね。やっぱり、彼女たちが思い描いた姿に近づけてあげることにやりがいを感じます。オーディション生の若い才能を前にすると、奮い立たせられるんです。本当に素晴らしいなと思います。
― 教えていく上で難しさは感じたりしますか?それぞれ感覚が違う人に対してアウトプットする大変さだったり…。
そうですね。コンセプトは常識を覆すような人たち。ただ、うまく歌おう。ただ上手く踊ろうっていう子たちへの指導はどういう風にしたらいいんだろうなっていうのは悩みではあります。どうやって崩せばいいのかしらっていう。ただ上手いだけじゃなくて、もう一歩いくためにみたいな。まだこれからオーディションが進んでいくところなので、私も悩みながら進んでいきたいです。
― アーティストではなく、”プロデューサー”の立場だからこそ意識されていることは?
言葉には責任を持ちますね。まだオーディション中で、本格的にプロデュサーとしては動いてないのですが、プロデュースする楽曲は彼女達が発言してるように見えるので、彼女達の言葉を尊重して今後は入れていきたいと思ってます。
結婚&妊娠発表!「常に挑戦し続ける人でありたい」
― プライベートでは先月ご結婚とご妊娠を発表されました。モデルプレス読者からも注目度が高いニュースでしたが、祝福の声を聞いていかがでしたか?正直、こんなに祝ってもらえると思わなくて(笑)。私が変なのかもしれないですけど、会ったことがない人が結婚しても、「あら、おめでとうございます」みたいな感じなのに、自分事として喜んでくれる方がすごく多くて、本当に幸せ者だなって思いますね。
― 発表を聞いてから『20』MVを改めて観ると、2人の軌跡に胸がいっぱいになって、涙が溢れそうでした…。
うれしいです。予想以上の反響の大きさで、本当にびっくり!ありがとうございます。
― ライフステージが変わったことで、心境に変化はありましたか?
何か心境は変化してるんでしょうけど、まだちょっとそこに向き合えてない感じはありますね(笑)。一旦落ち着いてからじゃないと変化は分からないのかなって。ただ出産したからといって、子供がいるからといって、何かを諦めるっていうのは、いい意味でしないでおこうかなと。常に挑戦し続ける人でありたいなと思います。
― 出産を控えているっていうところで、準備とかされてるんですか?
今、絶賛準備してるんですが、国際結婚なので結婚の諸々の手続きがもう大変で…。区役所に行って、領事館に行って、ビザの手続きもあるし、2人のなれ初めも書かなきゃいけない。2人のカカオトークの履歴も送らなきゃいけない。…別にいいんですけど、恥ずかしくないですか(笑)?でもこの国の一つの命なんだなって、手続きで感じました。
ただ名前が全然決まらなくてね。これもね、両国で通じる名前、漢字があるのかで悩み中です。妊娠発覚当時から名前は相談してますけど、全然ダメですね(笑)。
― 作詞とは別物?
全然別物でした(笑)。人生のアルバムに名前をつけるようなものですから。あとは生まれてみないと分からないのかな。提出日までに決まらなかったってあんまり聞かないですし、なんとかなるかな(笑)。
― (笑)。きっとぴったりな名前に辿り着くと思います!では最後に、今の目標を教えてください。
一番の目標は、無事に突っ走ること、できることを精一杯やりながら、もっともっとパワーアップしたいなって気持ちが多いですね。すごい変な話ですけど、妊娠してからこんなに動けないんだって思ったんですよ。私、元々すごく動くタイプなので、もう本当に出産したらいっぱい動くことが目標です(笑)。
― 幸せのおすそ分けをありがとうございます。改めておめでとうございます!
最愛の人と結ばれ、さらに家族の誕生を控え、”幸せ”で満ち溢れていたちゃんみな。これまでも飾らない言葉で想いを表現してきたからこそ、HAPPYとLOVEを手にどんなパワーアップした姿を見せてくれるのだろうか。まずはプロデューサーとして、若き才能をどのように開花させていくのか、注目していきたい。
『NG』
リアルで鋭いメッセージを込め、ラッパーとしての存在感を示したニューデジタルシングル。様々な場面で『NO』と言われてきても諦めなかったちゃんみな自身の魂の声を込めて、これまで『NO』だった事を覆してやるといった思いを表現している。今年秋頃放送予定の、ちゃんみながプロデューサーを務めるガールズオーディション番組「No No Girls」のテーマソング。ちゃんみなプロフィール
日本語、韓国語、英語を巧みに操るトリリンガルラッパー/シンガー。2017年にメジャーデビュー。2019年に2ndフルアルバム「Never Grow Up」を発売し、収録曲の「Never Grow Up」は2021年7月に総ストリーミング回数が1億回を超えた(現在は3億回超え)。今年4月には史上最大キャパとなる、ぴあアリーナMMでの2DAYS公演を成功させた。6月には、ASH ISLANDとダブルネームにて「20」をリリース後、7月7日ASH ISLANDと結婚・第一子妊娠を発表。 YouTubeでの全映像の総再生回数は5億回を超え、ストリーミング・サービスやSNSでの強さを誇る。10代〜20代を中心に圧倒的な支持を受け国内外問わず、今最も注目されているZ世代アーティストの1人である。(modelpress編集部)[PR]提供元:ワーナーミュージック・ジャパン
Photo:Momo Angela
Stylist:RiBBON
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