「バチェロレッテ3」坂口隆志、ファイナルローズを自覚した瞬間 帰国後の武井亜樹との決断も赤裸々に語る<全話ネタバレインタビュー>
2024.07.15 12:00
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【※ネタバレあり】Prime Videoの人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3が、11日に配信された本編ファイナルの第8話とアフタートークの第9話をもって完結。3代目バチェロレッテ武井亜樹(たけい・あき/27)が最後に選んだ内科医・実業家の坂口隆志(さかぐち・たかし/33)にインタビューを実施し、武井への想いや旅での成長を聞いた。ファイナルローズを“自覚”し始めたという瞬間、ファイナルローズまでの葛藤とは。そしてアフタートークで明かされた帰国後の武井との関係についても赤裸々に語ってもらった。
※この記事は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3の全話ネタバレを含む。
シーズン3では、東大卒で元官僚、シリーズきっての才女として注目を浴びる武井が3代目バチェロレッテを務め、神秘的なインドネシア・バリ島を舞台に15人の男性参加者と“真実の愛”を探す。
しかし、物理化学者の櫛田創(くしだ・そう/32)と残ったファイナルローズでは、武井への気持ちを最後まで固められなかった櫛田に対し、坂口は以前からしたためていた手紙を読み「心から幸せを願っています」と武井への無償の愛をアピール。初めて坂口を頼もしく感じた武井は「頼りになるし引っ張れるし楽しく信頼してやっていける気がすると思いました」と坂口にローズを渡し、坂口も「自由奔放な僕らなので時間はかかるかもしれないんですけど、2人でゆっくり一緒に歩いて行きましょう」と指輪を渡して幸せな結末を迎えた。
坂口:内科医をしていて、仕事や人間関係がある中で、あんまり恋愛に重きを置けておらず、恋愛だけに向き合って自分とも向き合えて相手のことを考える素敵な機会だと思ったので、意を決して参加しようと思いました。
― これまで結婚を考えた相手などはいましたか?
坂口:結婚を考えてお付き合いをしていたこともあったんですけど、なかなか上手くいかなかったのが実情で、結婚に対する憧れと焦りを抱いていました。自分自身が家族にたくさんの愛情をもらって育ったので家庭を持つということは人生の第2章になると思いますし、絶対自分の中ではいつかは築きたいものだなと思っています。
坂口:一緒に過ごしていく中でデートをして亜樹さん自身が僕の良いところを見つけてくれて楽しそうにしてくれたので本当に徐々に愛が深まっていった形でした。この瞬間でピキーンと恋に落ちたというよりは僕の中でゆっくり醸成されていきました。
― 旅の途中で「ラブラブになりたい」という発言もありましたが、気持ちが高まってしまって出たわけではない?
坂口:やっぱり時間が限られていたので、このままおふざけ野郎で終わっちゃうのは嫌だなと思って、もっとそういうシーンがあれば自分もアピールできるのにと思ってそういう意味での「ラブラブになりたい、2人になりたい」発言でした(笑)。
― では気持ちのグラフ的には徐々に上がっていったんですね。亜樹さんのどういうところに特に惹かれましたか?
坂口:やっぱり意志の強さとか自由気ままさ、飾っていなくて等身大の天真爛漫さみたいなところはすごく面白くてもっと会いたい、喋りたいなと惹かれていきました。
― 後から知ってより好きになった部分は?
坂口:家族との関係で、亜樹さんのお母さんがすごく亜樹さんを心配されたり、ぶつかったりすることがあっても対等に話し合って、自分自身を表現していっているところを知って、そのたくましさだったり、それとは裏腹な無邪気さみたいなギャップにも惹かれていました。
坂口:これまでの恋愛は、僕には本当に良くなかった部分がたくさんあって、どうしても優先順位をなかなか上げられずに相手との時間が後回しになっちゃうこともありました。今回の旅では相手のことを考えたり自分を表現したりする時間をすごくたくさん取れて、より亜樹さんに向き合えたかなと思います。
― どこが自分の一番の強みだと思ってアピールしましたか?
坂口:自分の強みは、弱みにも見えると思うんですけど、飾らなさなのかな。ふざけられちゃうところに人間味があってそれが刺さる人には刺さるし、刺さらない人には全く刺さらないので、そこは良い意味で諦めています。割り切って振り切って、「自分はこういう人間だぞ」と出せる素直さが長所だと思っています。
― その刺さらない人にとって「ジェットコースターの坂口」ということなんですね。
坂口:正直最初はみてくれやステータスだけで見たら良い印象を抱いてくれる人が多分大多数ですけど、30分ぐらい喋れば「この人変だな」と思う人もいると思うし、より興味を持ってくれる人はいるのでそういう人を大事にしていけたらなと。
― そんなに変なんですか(笑)。
坂口:自覚はもうめちゃくちゃしています。このやばさに一番自分で困っているし、迷惑をかけられているんです。
坂口:フラワーバスデートぐらいから徐々に僕と亜樹さんの中でも恋愛の雰囲気が出だしたなというのはすごく感じました。それまではどちらかというとお互い旅を楽しんでいるみたいな感じだったのが、「もういよいよかな。2人で帰ることになりそうだな。多分帰るんだろうな」みたいな感じで自覚し始めて過ごしていました。
― ではラスト5人くらいから最後に選ばれる自信があった?
坂口:他と比べて僕がどうとかじゃなくて、もうこの関係性で進んでいって、帰るとこまで想像しちゃった、このまま選ばれても何もおかしくないなという感覚に変わったという感じです。
坂口:2つあります。1つ目はファーストインプレッションローズはもらったんですけど、サプライズローズはもらえなくてその後のグループデートで呼ばれなかったときは、「おちゃらけを全面に押し出しすぎたのかな?このまま何も伝えきらずに旅を終えたら後悔するな」とちょっと焦っていました。2つ目は家族に会うところ。やっぱり真に向き合うというかそれまでとは覚悟が変わってくるので腹をくくって進んでいこうと思いました。
― では最後の2人に残ったときも少し迷いがあった?
坂口:途中までの僕がもしかしたら亜樹さんの中ですごく過大評価されているというか、良く見られすぎちゃっているのかなと。亜樹さんと会うときは緊張感のある自分だったので、そうじゃなくて僕って本当にダメなところが多くてダラダラしているやつなので、オフの自分を見てもらってその上で考えて欲しいなと思っていました。
― 第7話で話していた過去の恋愛の話などは、元々どこかで言おうと考えていましたか?
坂口:残りのメンバーが絞られてきてからは、一緒に帰ることを考えた上で自分という人間を理解してもらいたいから、マイナスの面も出してこうと、より自己開示することを意識していました。ネガティブな面も理解して欲しいと思って話しました。
― 亜樹さんの反応は坂口さんとしてはどんな印象でしたか?
坂口:「ジェットコースター」と言ったときも、僕的には「どんなところが?そんなことないでしょ」みたいな返しを予想していたんですけど、「嫌なんだけど」と言うから「マジで嫌がるやん」と思って(笑)、受け入れてくれないかもという不安はありましたね。過去の恋愛について話したときは「そういうタイプでしょ」という反応だったのでその理解がズレていなかったのは安心しました。
坂口: すごく驚きみたいなのは正直なくてありがたい気持ちと頑張っていこうと思う気持ちでした。あとは本当に旅が長かったので、それを経て色々な場面が反芻してきて感慨深くなっていました。登場したときからのことを思い出して、最後の人に選んでもらえたことがありがたいし、亜樹さんと頑張っていこうという想いでした。
― 自分で選ばれた勝因を分析するとしたら?
坂口:一番僕が恋愛に発展させられたのかな。僕自身も徐々に高まっていったし、亜樹さんを恋する乙女にできたのは僕だったのかなと、多分そこだった気がします。
坂口:当初はセバスティアン(トレーニングジムマネージャーのセバスティアン・クラビホ)でした。僕には全くない真逆のあの包容力と優しさ、癒し。僕、セバスティアンが一番好きなんです。僕が付き合うならセバスティアン。そういう意味じゃセバスティアンがずっと残ったら仕方ないなと。それくらい種類が違いすぎて悔しいといった感情すらないぐらいでした。途中からは悠太郎(元消防士の梅谷悠太郎)。やっぱりあの突破力みたいなものは僕にはないところなので、あんなにグイグイ行ける彼は眩しかったですね。
― 櫛田さんと亜樹さんのデートを観てどう思われましたか?
坂口:創くんの魅力は多分皆が知っていることなんですけど、裏での彼はすごくユーモアもあるし、人も思いやれるし、周りを見られて統率力もあったりするんですよ。かつ亜樹さんの気持ちに寄り添えるタイプなのかなと思いました。僕が結構自分が発言して周りを巻き込むタイプだとしたら、創くんは色々な人の気持ちに寄り添いながら物事を深く考える人だから、そういう意味では僕とは真逆の感じもあって「そうか。創くんが残っていくんだ」と徐々に創くんの素晴らしさが見えてきて、それを理解している亜樹さんもすごく素敵だと思いました。
― アフタートークで、旅で結ばれた亜樹さんとお別れの道を選んだということでしたが、きっかけや原因は?
坂口:帰国後、旅ではわからなかった日本での亜樹さんと接する中で、お互いに将来を見据えたパートナーとしてお付き合いをしていく判断をすることができませんでした。僕たちはバリでもお互いが全く同じ性格ではないことはわかっていましたが、パートナーとして歩んでいくには、その性格の違いを擦り合わせる時間がもっと必要だと感じていました。
― 恋愛観のズレも生じてきた部分はありましたか?
坂口:恋愛観も僕たちは本当に違うと感じました。付き合うまでの距離感やスピード感など、今までどんな恋愛をしてきたかも違う2人なので、お互いが将来を見据えて付き合うには、あの段階では判断材料も解決すべき課題も多くあったと思っていました。
― 旅とは印象が変わった部分はありましたか?
坂口:お互い偽れないタイプなので旅とは「全然違うじゃないか」ということは感じていないと思うんですけど…どうなんだろう?亜樹さんは僕のことをちょっと違うと感じたのかもしれないです。プライベートの方がちょっと真面目な堅い話や仕事の話が増えちゃったので。
― 帰国後何度も話し合いをされていたとのことですが、日本での思い出は?
坂口:…めちゃくちゃ聞くやん(笑)!普通に2人でご飯を食べてこっそり散歩して、そういうのがすごく心地が良かったです。旅で死ぬほど映えたデートをしていたので、どちらかというと東京で日常をやりたかったんです。だからそうやって日常を知れたことが印象深い思い出です。
― 配信とともにアフタートークで現在の関係性を告白したのも、お2人の意志でしたか?
坂口:亜樹さんは割とそういうのははっきりしたいタイプだったのもあったし、亜樹さんの意志を尊重しつつ、僕自身も賛成だったので、そこで発表することに決まりました。だからどちらかの強い希望だとかそういうことは全くなくて、なんとなくお互いの意志がそこに落ち着いた感じです。
坂口:僕は旅に出る前までは、医者としてやってきたこともあるし、社会にいかに評価されるかを重要視しすぎてしまったこともあったんです。でもこの旅に参加して、他の皆も与えられた場所を捨てて、自分で楽しいことを切り拓いてやっている人が多くて、本当に自分のやりたいことを胸張ってやっている人たちはすごく楽しそうで眩しいなと思いました。人からの評価も大事ですけど、そこは度外視して自分のやりたいことをやっていけるような自分になりたいなと思いました。そう思えたことは、一種のしがらみみたいなものから解放された気がしてすごく心が楽になったんですよね。だから今の自分はある意味自己肯定感が高まったというか、そういう風に生きて行きたいなと思っていて、それで色々な人に批判をされると思うんですけど、それでも僕は前を見ていける強さを得たし、そういう仲間もできたから大丈夫だと思えたことが1番大きかったことかなと。そういう気付きを与えてくれた、この旅のバチェロレッテが亜樹さんでよかったと感謝しています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
配信開始日:2024年6月27日(木) 20時より独占配信中
話数:全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
番組URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B0D3TTMLKX
製作:Amazon
コピーライト:(C)2024 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved
3代目バチェロレッテは東大卒・元官僚の武井亜樹
『バチェロレッテ・ジャパン』とは、日本で既に5シーズン配信されている『バチェラー・ジャパン』の「男女逆転版」。独身女性が主役となり、“真実の愛”を見つけるため多数の男性候補から未来の結婚相手を選び抜く、恋愛リアリティ番組。シーズン3では、東大卒で元官僚、シリーズきっての才女として注目を浴びる武井が3代目バチェロレッテを務め、神秘的なインドネシア・バリ島を舞台に15人の男性参加者と“真実の愛”を探す。
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3、ファイナルローズの結末
坂口はファーストインプレッションローズを渡され、初対面から他の男性陣と差をつけリード。その後も2ショットデートに呼ばれるなど順調に武井と距離を縮めるが、「ジェットコースターの坂口」と自虐するように急に距離を縮めて武井から引かれてしまったり、武井の服を男性陣が選ぶグループデートで敗北したりと不器用な一面を見せる。ラスト3人時点での2ショットデートで「チャラい時期もあった。それを理解した上で選ぶなら選んで欲しい」と自身の過去について正直に打ち明け、武井を不安にさせることも。しかし、物理化学者の櫛田創(くしだ・そう/32)と残ったファイナルローズでは、武井への気持ちを最後まで固められなかった櫛田に対し、坂口は以前からしたためていた手紙を読み「心から幸せを願っています」と武井への無償の愛をアピール。初めて坂口を頼もしく感じた武井は「頼りになるし引っ張れるし楽しく信頼してやっていける気がすると思いました」と坂口にローズを渡し、坂口も「自由奔放な僕らなので時間はかかるかもしれないんですけど、2人でゆっくり一緒に歩いて行きましょう」と指輪を渡して幸せな結末を迎えた。
坂口隆志『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3への参加理由
― まず、恋愛の状況などを踏まえてこのタイミングで番組に参加した理由を改めて教えて下さい。坂口:内科医をしていて、仕事や人間関係がある中で、あんまり恋愛に重きを置けておらず、恋愛だけに向き合って自分とも向き合えて相手のことを考える素敵な機会だと思ったので、意を決して参加しようと思いました。
― これまで結婚を考えた相手などはいましたか?
坂口:結婚を考えてお付き合いをしていたこともあったんですけど、なかなか上手くいかなかったのが実情で、結婚に対する憧れと焦りを抱いていました。自分自身が家族にたくさんの愛情をもらって育ったので家庭を持つということは人生の第2章になると思いますし、絶対自分の中ではいつかは築きたいものだなと思っています。
坂口隆志、武井亜樹への愛は「ゆっくり醸成」
― では亜樹さんに恋に落ちた瞬間は?坂口:一緒に過ごしていく中でデートをして亜樹さん自身が僕の良いところを見つけてくれて楽しそうにしてくれたので本当に徐々に愛が深まっていった形でした。この瞬間でピキーンと恋に落ちたというよりは僕の中でゆっくり醸成されていきました。
― 旅の途中で「ラブラブになりたい」という発言もありましたが、気持ちが高まってしまって出たわけではない?
坂口:やっぱり時間が限られていたので、このままおふざけ野郎で終わっちゃうのは嫌だなと思って、もっとそういうシーンがあれば自分もアピールできるのにと思ってそういう意味での「ラブラブになりたい、2人になりたい」発言でした(笑)。
― では気持ちのグラフ的には徐々に上がっていったんですね。亜樹さんのどういうところに特に惹かれましたか?
坂口:やっぱり意志の強さとか自由気ままさ、飾っていなくて等身大の天真爛漫さみたいなところはすごく面白くてもっと会いたい、喋りたいなと惹かれていきました。
― 後から知ってより好きになった部分は?
坂口:家族との関係で、亜樹さんのお母さんがすごく亜樹さんを心配されたり、ぶつかったりすることがあっても対等に話し合って、自分自身を表現していっているところを知って、そのたくましさだったり、それとは裏腹な無邪気さみたいなギャップにも惹かれていました。
坂口隆志、自分の強みは素直さ「良い意味で諦めています」
― 今回の旅での恋愛は、これまでと違う部分はありましたか?坂口:これまでの恋愛は、僕には本当に良くなかった部分がたくさんあって、どうしても優先順位をなかなか上げられずに相手との時間が後回しになっちゃうこともありました。今回の旅では相手のことを考えたり自分を表現したりする時間をすごくたくさん取れて、より亜樹さんに向き合えたかなと思います。
― どこが自分の一番の強みだと思ってアピールしましたか?
坂口:自分の強みは、弱みにも見えると思うんですけど、飾らなさなのかな。ふざけられちゃうところに人間味があってそれが刺さる人には刺さるし、刺さらない人には全く刺さらないので、そこは良い意味で諦めています。割り切って振り切って、「自分はこういう人間だぞ」と出せる素直さが長所だと思っています。
― その刺さらない人にとって「ジェットコースターの坂口」ということなんですね。
坂口:正直最初はみてくれやステータスだけで見たら良い印象を抱いてくれる人が多分大多数ですけど、30分ぐらい喋れば「この人変だな」と思う人もいると思うし、より興味を持ってくれる人はいるのでそういう人を大事にしていけたらなと。
― そんなに変なんですか(笑)。
坂口:自覚はもうめちゃくちゃしています。このやばさに一番自分で困っているし、迷惑をかけられているんです。
坂口隆志「帰るとこまで想像しちゃった」ファイナルローズを自覚
― では、どこで一番「最後まで残りたい」とか「一緒に帰りたい」と亜樹さんへの気持ちが固まりましたか?坂口:フラワーバスデートぐらいから徐々に僕と亜樹さんの中でも恋愛の雰囲気が出だしたなというのはすごく感じました。それまではどちらかというとお互い旅を楽しんでいるみたいな感じだったのが、「もういよいよかな。2人で帰ることになりそうだな。多分帰るんだろうな」みたいな感じで自覚し始めて過ごしていました。
― ではラスト5人くらいから最後に選ばれる自信があった?
坂口:他と比べて僕がどうとかじゃなくて、もうこの関係性で進んでいって、帰るとこまで想像しちゃった、このまま選ばれても何もおかしくないなという感覚に変わったという感じです。
坂口隆志、後半に葛藤…自分をさらけ出した理由
― 旅中に一番不安に思った瞬間や葛藤した瞬間はどこでしたか?坂口:2つあります。1つ目はファーストインプレッションローズはもらったんですけど、サプライズローズはもらえなくてその後のグループデートで呼ばれなかったときは、「おちゃらけを全面に押し出しすぎたのかな?このまま何も伝えきらずに旅を終えたら後悔するな」とちょっと焦っていました。2つ目は家族に会うところ。やっぱり真に向き合うというかそれまでとは覚悟が変わってくるので腹をくくって進んでいこうと思いました。
― では最後の2人に残ったときも少し迷いがあった?
坂口:途中までの僕がもしかしたら亜樹さんの中ですごく過大評価されているというか、良く見られすぎちゃっているのかなと。亜樹さんと会うときは緊張感のある自分だったので、そうじゃなくて僕って本当にダメなところが多くてダラダラしているやつなので、オフの自分を見てもらってその上で考えて欲しいなと思っていました。
― 第7話で話していた過去の恋愛の話などは、元々どこかで言おうと考えていましたか?
坂口:残りのメンバーが絞られてきてからは、一緒に帰ることを考えた上で自分という人間を理解してもらいたいから、マイナスの面も出してこうと、より自己開示することを意識していました。ネガティブな面も理解して欲しいと思って話しました。
― 亜樹さんの反応は坂口さんとしてはどんな印象でしたか?
坂口:「ジェットコースター」と言ったときも、僕的には「どんなところが?そんなことないでしょ」みたいな返しを予想していたんですけど、「嫌なんだけど」と言うから「マジで嫌がるやん」と思って(笑)、受け入れてくれないかもという不安はありましたね。過去の恋愛について話したときは「そういうタイプでしょ」という反応だったのでその理解がズレていなかったのは安心しました。
坂口隆志、3代目バチェロレッテを「恋する乙女にできた」
― 最後に選ばれたときの心境を教えてください。坂口: すごく驚きみたいなのは正直なくてありがたい気持ちと頑張っていこうと思う気持ちでした。あとは本当に旅が長かったので、それを経て色々な場面が反芻してきて感慨深くなっていました。登場したときからのことを思い出して、最後の人に選んでもらえたことがありがたいし、亜樹さんと頑張っていこうという想いでした。
― 自分で選ばれた勝因を分析するとしたら?
坂口:一番僕が恋愛に発展させられたのかな。僕自身も徐々に高まっていったし、亜樹さんを恋する乙女にできたのは僕だったのかなと、多分そこだった気がします。
坂口隆志、ライバル視していた男性メンバー…櫛田創への想い
― 全体を通してライバル視していた男性はいましたか?坂口:当初はセバスティアン(トレーニングジムマネージャーのセバスティアン・クラビホ)でした。僕には全くない真逆のあの包容力と優しさ、癒し。僕、セバスティアンが一番好きなんです。僕が付き合うならセバスティアン。そういう意味じゃセバスティアンがずっと残ったら仕方ないなと。それくらい種類が違いすぎて悔しいといった感情すらないぐらいでした。途中からは悠太郎(元消防士の梅谷悠太郎)。やっぱりあの突破力みたいなものは僕にはないところなので、あんなにグイグイ行ける彼は眩しかったですね。
― 櫛田さんと亜樹さんのデートを観てどう思われましたか?
坂口:創くんの魅力は多分皆が知っていることなんですけど、裏での彼はすごくユーモアもあるし、人も思いやれるし、周りを見られて統率力もあったりするんですよ。かつ亜樹さんの気持ちに寄り添えるタイプなのかなと思いました。僕が結構自分が発言して周りを巻き込むタイプだとしたら、創くんは色々な人の気持ちに寄り添いながら物事を深く考える人だから、そういう意味では僕とは真逆の感じもあって「そうか。創くんが残っていくんだ」と徐々に創くんの素晴らしさが見えてきて、それを理解している亜樹さんもすごく素敵だと思いました。
坂口隆志、武井亜樹との帰国後告白
なお、アフタートークの第9話にて武井と坂口から「本来なら結婚を前提にお付き合いしていくところなんですが、2人で話し合って別々の道を歩んでいくことにしました」と報告が。坂口は「2人の中で価値観や恋愛観のズレが生じてきて、このままの関係を続けるのを難しいんじゃないかとなった」と理由を説明し、武井は男性陣に申し訳ない気持ちとともに旅自体に「後悔は全くない」ときっぱり。友達以上恋人未満の関係を続けて結果を先送りにすることはできなかったと正直にこの場で発表する道を選んだと話した。― アフタートークで、旅で結ばれた亜樹さんとお別れの道を選んだということでしたが、きっかけや原因は?
坂口:帰国後、旅ではわからなかった日本での亜樹さんと接する中で、お互いに将来を見据えたパートナーとしてお付き合いをしていく判断をすることができませんでした。僕たちはバリでもお互いが全く同じ性格ではないことはわかっていましたが、パートナーとして歩んでいくには、その性格の違いを擦り合わせる時間がもっと必要だと感じていました。
― 恋愛観のズレも生じてきた部分はありましたか?
坂口:恋愛観も僕たちは本当に違うと感じました。付き合うまでの距離感やスピード感など、今までどんな恋愛をしてきたかも違う2人なので、お互いが将来を見据えて付き合うには、あの段階では判断材料も解決すべき課題も多くあったと思っていました。
― 旅とは印象が変わった部分はありましたか?
坂口:お互い偽れないタイプなので旅とは「全然違うじゃないか」ということは感じていないと思うんですけど…どうなんだろう?亜樹さんは僕のことをちょっと違うと感じたのかもしれないです。プライベートの方がちょっと真面目な堅い話や仕事の話が増えちゃったので。
― 帰国後何度も話し合いをされていたとのことですが、日本での思い出は?
坂口:…めちゃくちゃ聞くやん(笑)!普通に2人でご飯を食べてこっそり散歩して、そういうのがすごく心地が良かったです。旅で死ぬほど映えたデートをしていたので、どちらかというと東京で日常をやりたかったんです。だからそうやって日常を知れたことが印象深い思い出です。
― 配信とともにアフタートークで現在の関係性を告白したのも、お2人の意志でしたか?
坂口:亜樹さんは割とそういうのははっきりしたいタイプだったのもあったし、亜樹さんの意志を尊重しつつ、僕自身も賛成だったので、そこで発表することに決まりました。だからどちらかの強い希望だとかそういうことは全くなくて、なんとなくお互いの意志がそこに落ち着いた感じです。
坂口隆志『バチェロレッテ・ジャパン』参加で得た成長
― では最後にこの旅を通じて自分が一番成長した部分を教えて下さい。坂口:僕は旅に出る前までは、医者としてやってきたこともあるし、社会にいかに評価されるかを重要視しすぎてしまったこともあったんです。でもこの旅に参加して、他の皆も与えられた場所を捨てて、自分で楽しいことを切り拓いてやっている人が多くて、本当に自分のやりたいことを胸張ってやっている人たちはすごく楽しそうで眩しいなと思いました。人からの評価も大事ですけど、そこは度外視して自分のやりたいことをやっていけるような自分になりたいなと思いました。そう思えたことは、一種のしがらみみたいなものから解放された気がしてすごく心が楽になったんですよね。だから今の自分はある意味自己肯定感が高まったというか、そういう風に生きて行きたいなと思っていて、それで色々な人に批判をされると思うんですけど、それでも僕は前を見ていける強さを得たし、そういう仲間もできたから大丈夫だと思えたことが1番大きかったことかなと。そういう気付きを与えてくれた、この旅のバチェロレッテが亜樹さんでよかったと感謝しています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
坂口隆志(さかぐち・たかし/33)
33歳/内科医・実業家/大阪府『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3概要
タイトル:『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3配信開始日:2024年6月27日(木) 20時より独占配信中
話数:全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
番組URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B0D3TTMLKX
製作:Amazon
コピーライト:(C)2024 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved
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