松本若菜、“初共演”SixTONES松村北斗をYouTubeで下調べ「松村北斗タイムがある」【「西園寺さんは家事をしない」インタビュー】
2024.07.03 16:00
views
7月9日(火)スタートのTBS系火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(毎週火曜よる10時~)で主演を務める女優の松本若菜(まつもと・わかな/40)、共演のSixTONES松村北斗(まつむら・ほくと/29)にモデルプレスがインタビュー。お互いの印象から作品の魅力までたっぷりと語ってもらった。
松本若菜主演「西園寺さんは家事をしない」
本作は、ひうらさとる氏による同名コミック(講談社「BE・LOVE」連載)が原作。徹底して家事をしない主人公・西園寺さん(松本)と、年下の訳ありシングルファーザー・楠見(松村)&その娘による風変わりな同居生活を通して「幸せって何?家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ。松本若菜&松村北斗、お互いの印象は?
― まずは、本作の台本を読んだ感想を教えてください。松本:最初に読ませていただいたときの西園寺さんの印象としては、等身大の女性で「わかる!」と共感するところがありながらも、個性的なキャラクターだと感じました。バリバリ仕事をこなしながら、私生活も充実していて、“良い物件が見つからないから自分で家買っちゃおう”、“自分の好きなように家事ゼロライフを作っちゃおう”と、自分の理想を形にできる女性が輝いている描かれ方だったので、見ていて遠くない存在でした。シングルファーザーの楠見と出会って、今までは悩みもしなかったことを一緒に悩むようになったり、自分の生活の中で必要不可欠なものが全部一掃されてしまったり、1話だけでも一気に人生がコロッと変わるような瞬間が切り抜かれているので、“人生いろいろなことがあるよな”と見ていてすごく楽しかったです。
松村:「超ドラマ的キャラクターきたー!」と思いました(笑)。“天才エンジニア”という、マンガやドラマでしか聞かないような人がこの世にいるのかなと。ドラマとしても面白いストーリーで、来週が気になる終わり方で作られています。もちろん、それ故のプレッシャーも感じましたが、すごくワクワクする本を1話目からいただけて早く最終話まで観たいという思いになりましたし、キャスト側である僕がその思いならきっとドラマを観てくださる方も「早く最終話まで辿り着きたい」と感じてもらえるかなと思いました。
― クランクインからまだ間もないとのことですが、お互いの第一印象と、実際に撮影を進めてみての感想や新たに発見した一面を教えてください。
松村:“姉貴”の印象でした。分け隔てなく誰とでもフラットに接していてパイプになるような方です。クランクイン前から「頼りにしていればいいんだな」と思いながら現場に来ましたが、実際この3日間頼りっぱなしです。だから印象はあまり変わってなくて、一緒に撮影していて不安がありませんし、憧れています!
松本:噂でも人見知りが激しいというのは聞いていたのですが、そんな風には全く思わなかったです。もしかしたら、もっと回を重ねるごとにほぐれてくるのかな?
実は、松村北斗さんという人間を調べるためにSixTONESのYouTubeを観させていただいたのですが、皆さんがおっしゃる通り天然な方なのがよく分かりました。“松村北斗タイム”があるんですよ(笑)!他の皆はすごく話しているのに、松村さんは「ようやく喋った!」と思ったらボソッとした一言だったりして(笑)。だけど、ちゃんと会話には入っているし、ご飯を食べながらも返していて「あ、食べながらちゃんと聞いていたんだ(笑)」と思っていました。実際にお会いしてみても独特の空気感がありますね。でもこれはマイペースではなく、 “松村北斗タイム”なの(笑)!私はどちらかというと、せかせかしてしまうタイプなので、松村さんが醸し出される空気感で良い感じに中和させてもらっています。ありがとうございます。
松村:いやいや、ありがとうございます(笑)。
初GP帯連ドラ主演・松本若菜、理想の座長像語る
― 松本さんは、女優歴18年目にして初めてのGP帯連ドラ主演を務められますが、座長としてやりたいことはありますか?松本:「迷ったときはワクワクする方」という西園寺さんのセリフにもある言葉通り、皆で1つのものを作り上げていく中で、迷うことや正解が分からないことがあると思うのですが、そういうときは「ワクワクする方に行きましょう!」と言えるような座長でありたいと思っています。
― 西園寺さんの魅力や、演じるうえで意識されていることはありますか?
松本:原作がある作品なので、きっと原作ファンの方たちも観てくださると思います。そこにしっかりとリスペクトを持ちながら、ドラマ版でも皆一丸となって、この「西園寺さんは家事をしない」という作品を作り上げていくために頑張っていこうと臨んでいます。子育てや家族問題、お仕事など様々な面で“もっとこうすれば楽に生きられるよ”というヒントが見える作品にもなっていて、素敵な言葉が沢山出てくるので、そこも注目してもらえると嬉しいです。
― 家事を極力したくない西園寺さんの気持ちは理解できますか?
松本:やっぱりどこかで「できれば早く終わらせたい」「簡単にできたら」と思うことがあるので、全く理解できないわけではないですね。作品でも「それはしなくても死なない掃除だから」というセリフがあるのですが、もちろん気になる人はやっていいし気にならないならやらなくてもいいし、人それぞれだと思うので、西園寺さんみたいなはっきりしたタイプはすごく好きです。
松村北斗、シングルファーザー役で意識していること
― 松村さんはシングルファーザー役となりますが、役作りや意識されていることはありますか?松村:以前、父親役は経験したことがあったので、そのときの知識や調べたこと、体験を合わせつつ、現場で実際にルカ役の(倉田)瑛茉ちゃんと触れ合うことを大事にしてみようと考えていました。それが実際に成功の道かは分からないですが、とにかく今は毎日瑛茉ちゃんと触れ合って、その中で何か得ていけるようにと思いながら過ごしています。
― 役柄上「パパ」と呼ばれるようになると思いますが、どんな心境ですか?
松村:小っ恥ずかしかったですが、本当に瑛茉ちゃんに助けられました。最初から「パパ」と呼んでくれたので、「僕も負けてられない!」と思い、瑛茉ちゃんに対して「じゃあパパも一緒にやっていい?」と話しかけるようになりました(笑)。今3日目ですが、すでに自分の中で板についてきた感触があります。
松本:2人の親子感は完全に出来上がっています。(瑛茉ちゃんが)疲れただろうなと感じたとき、私が声を掛ける前に松村さんがふいっと抱っこしてあげて、瑛茉ちゃんも委ねるままずっと抱っこされています。2人が話しているときは、あまり近づけないですね(笑)。
松村:いやいや(笑)。でも“デレデレパパ”の感じがしますよね(笑)。
松本:デレデレパパは出てるよ(笑)!
松村:まだ子育ての真髄の辛さには辿り着いてないなという実感があります。
松本:本当に可愛いもんね(笑)。
松本若菜、松村北斗に直球質問「苦手なタイプじゃないですか?」
― これから撮影期間を過ごすうえで、お互いに聞いておきたいことはありますか?松本:私、人間的に苦手なタイプじゃないですか?大丈夫かな?
松村:(笑)。それで言うと、本当に座長が松本さんのようなタイプの方で良かったと思っています。
松本:あ、ほんと?なら良かった…。
松村:あくまでも僕の勝手なイメージで、実際にそういう方がいたということではないのですが、アニメや漫画の世界だと、“綺麗キャラ=ツンとした人”という印象があったので「うわ来た!お綺麗な方…!」と構えていたのですが、実際にお話してすぐそのイメージは消えて安心しました。ただ、クランクアップまでこの人柄が持つのかなと…(笑)。
松本:どうするよ?どんどん怖くなっていったら?嫌だよね~気を付けます(笑)。
― 松村さんは、松本さんに聞いておきたいことはありますか?
松村:…夜は何時まで元気ですか?
松本:私はすごく分かりやすいですよ。眠たくなったり、お腹が空いたら確実に無言になります。
松村:もうルカじゃないですか(笑)。
松本:そうだね、ルカちゃんと一緒(笑)。眠くなると大体1点見つめから始まって…。
松村:うわ、気づいちゃう!平均的に何時ぐらいから眠気を感じられますか?
松本:正直に言うと、それはもうお昼ご飯からよ。お昼ご飯を食べ終わった後からずっと眠たいよ。
松村:まだ身長伸びそう。
松本:え、私身長まだ伸びてるの!びっくりじゃない?
松村:え!この話まだまだ行けそうだな…(笑)。今から話したらコメント量がすごいことになりそうなので、またゆっくりどこかで(笑)。
― (笑)。最後に作品を楽しみに待っている皆さんにメッセージをお願いします。
松本:家事や子育て、仕事に悩みを持っていたり、生きづらいと感じていたりする方がいるかもしれませんが、この作品には心がポッと軽くなるようなヒントが散りばめられています。原作はもちろん、ドラマ版でもこの作品をさらにパワーアップして、演じ切りたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
松村:いろいろなキャラクターが出てきて、一人ひとりが濃く描かれているので、純粋にエンタメとして楽しめるドラマです。一方で、多くの方がいろいろな悩みを抱えて生きていると思うので「わかるな」「私と一緒だ」と共感できるところもありつつ、「そんな悩みを持って苦しんでいる中生きている人っているんだ」という、“初めての出会い”のようなものも沢山詰まっています。新鮮な気持ちで皆さんに楽しんでいただけるドラマになっていると思います。
― ありがとうございました。
松本若菜&松村北斗の素顔に迫るQ&A
ここでは、同作にちなんだトークテーマで松本&松村の素顔に迫る。Q1.タイトルにちなんで「○○しない」こと・ものは何かありますか?
松村:「仲間を裏切らない」とかそういうこと?
― それも大切ですね!
松村:なるほど。あれば、ですよね?それもないからな…。
一同:(笑)。
松村:あ、間違えちゃった(笑)。たまにやっちゃうんですよね、サービスギャグ。
松本:間違えちゃったよね。頼むぜ(笑)!
松村:なんだろうな…。アウトソーシングで言ったら、家電のリモコンはほとんど携帯でやっています。リモコンが散らばるので、できるだけスマホでいじれるようにしています。探さなくていいから楽なんです。
松本:私はなんだろうな…。
松村:お支払いは携帯でやっていませんか?
松本:やってる!本当だ!
松村:めっちゃ楽ですよね。普通に財布を忘れるようになりました。
松本:そうだね。携帯さえ持っとけば何かしら買えちゃうよね。
松村:もう余裕ですよ。
松本:しっかりお世話になっていました(笑)。
Q2.“ハートフルラブコメディ”にちなみ、最近心が温かくなったことは?
松村:僕は、お風呂に入るときに必ず入浴剤を入れるタイプで、いろいろな種類をストックしておいて、その日の気分で選ぶ楽しみを作っています。その中に、いわゆるバスボムみたいな、中におもちゃが入っている入浴剤もいくつか買っていて、最近「おさるのジョージ」の入浴剤を使って「なにが出てくるかな~」とパカっと開くのを待っていたら、キャラが2個入っていたんです!ジョージと牛が出てきました(笑)。後々袋を見たら、ジョージとなにかが出てくるセットタイプのものだったのですが、知らずに開いたものだから、1個しか出てこないと思ったものから2個出てくるという喜びがありました。
松本:私はクランクインインする前に数日お休みができたので、久しぶりに実家に帰ったのですが、姪っ子が美容師になっていて、シャンプーとトリートメント、最後にはブローもしてくれました。思わず「あんなオムツしていた子が大人になって私の髪の毛を洗ってくれて…」と感慨深くなりました。私の髪の毛を洗いながら「洗い足りないところない?」と言ってくれたとき、フェイスカバーの下でちょっと涙が…(笑)。「大きくなったね」と成長を感じて幸せになりました。
(modelpress編集部)
松本若菜(まつもと・わかな)プロフィール
1984年2月25日生まれ、鳥取県出身。2007年に女優デビュー。2009年に映画「腐女子彼女。」で映画初主演を務める。近年の主な出演作は、ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(2023年/ TBS)、「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」(2023年/TBS)、「正直不動産2(2024年/NHK)、「君が心をくれたから」(2024年/フジテレビ)、「ダブルチート 偽りの警官 Season1」(2024年/テレビ東京)など。2025年1月17日、映画「室町無頼」の公開を控える。
松村北斗(まつむら・ほくと)プロフィール
1995年6月18日生まれ、静岡県出身。2012年、ドラマ「私立バカレア高校」(日本テレビ)で俳優デビュー。2020年1月22日、SixTONESとしてCDデビュー。近年の主な出演作は、ドラマ「カムカムエヴリバディ」(2021~2022年/NHK)、「恋なんて、本気でやってどうするの?」(2022年/カンテレ・フジテレビ)、「ノッキンオン・ロックドドア」(2023年/テレビ朝日)、映画「ホリック xxxHOLiC」(2022年)、「キリエのうた」(2023年)、「夜明けのすべて」(2024年)、「ディア・ファミリー」(公開中)など。
「西園寺さんは家事をしない」第1話あらすじ
仕事はバリバリやる!家事は一切しない!そんな主人公・西園寺一妃(松本若菜)は、アプリ制作会社・レスQに勤める38歳独身女性。自身が手がけたアプリが500万ダウンロードを達成して仕事は順風満帆!プライベートでは一軒家を購入して愛犬と暮らし始め、念願の家事ゼロも実現!と、公私ともに大充実した日々を送っていた。ところが、職場にアメリカ帰りのエンジニア・楠見俊直(松村北斗)が転職してきたことで平穏な暮らしが一変!無愛想で無表情、そのうえ協調性もなく理詰めでアプリにダメ出しをする楠見と西園寺さんは全く馬が合わず、西園寺さんのストレスは爆発寸前!
そんな中、社長の天野(藤井隆)から、楠見と親睦を深めるように指示された西園寺さんは、仕方なく楠見と2人で食事にいくことに。しかしそこで楠見の思わぬ一面を知り印象が激変!さらに、楠見が4歳の娘・ルカ(倉田瑛茉)を育てるシングルファーザーであるという秘密を知ってしまい…?
【Not Sponsored 記事】