モデルプレスのインタビューに応じた景井ひな(C)モデルプレス

景井ひな、コロナ禍での体重8kg増加でダイエット決意「自分の顔が嫌い」コンプレックスと向き合う秘訣に迫る【インタビュー完全版後編】

2024.07.14 17:00

TikTokのフォロワー数1000万人超えを誇るクリエイターでタレントの景井ひな(かげい・ひな/25)は2024年で芸能活動5年目に突入する。そんな節目を迎える彼女にモデルプレスがインタビューし、プレッシャーに打ち勝つ方法やコンプレックスとの向き合い方について語ってもらった。<後編>

  

景井ひな、自身の“バズ要因”を分析

景井ひな(C)モデルプレス
― TikTokのフォロワー数1000万人超えを誇る景井さんですが、日常生活でご自身の影響力を感じることはありますか?

景井:普段の生活はあまり変わりませんが、日本代表としてカンヌ国際映画祭に呼んでいただけたこともそうですし、街を歩いているときに、若い方から主婦の方まで幅広い年齢層の方に「あ、ひなちゃんだ!」と声を掛けていただくことがすごく多くなって反響を実感することがあります。

― ご自身のバズリを自己分析するとしたら、どんなところが世間に刺さっているポイントだと思いますか?

景井:私といえばファッションだと思うのですが、最初は自分のファッションを受け入れてもらえませんでした。今では「いろいろな服を着ていいよ」という風潮になって、“景井ひなが着そうなファッション”として浸透していることもあります。そういう自分の好きなスタイルを貫き通していた姿勢が見てくださる方にも刺さっているのかなと感じます。

― 自分を貫き通せる秘訣とは?

景井:絶対に後悔をしたくないんです。今25歳ですが、20代を全力で楽しみたい。後々おばあちゃんになって振り返ってみたとき「こういうファッションしとけば良かった」「好きなことをやっておけば良かった」と思いたくない。常に“今が一番楽しい”と思っていますが、その“一番楽しい”を毎回更新していきたいので、とにかく自分の好きなことをやる精神は持っています。

― それに対して、周りからの視線を気にすることはありませんか?

景井:元々あまり前に出る性格ではないので、どうしても気にはなってしまいます。ただ、気にしてなにもできずに後悔するより、気にしながらも「やってみて良かった」と思えたり、たとえ結果が悪くてもやれた自分に対して「やれたじゃん」と言えたり…内向的な性格だからこそ、自分の一歩踏み出したチャレンジ精神を自分で褒めてあげたいなと思えるので、結局「やって後悔した方がいい」と考えています。

― なにか選択を迫られたとき「やっぱりやめよう」と怖くて挑戦から逃げてしまう方もいると思います。景井さんがプレッシャーに打ち勝てる理由を教えてください。

景井:私が今のようなファッションをしていいんだと思えたきっかけが、中学生の頃に2NE1(トゥエニィワン)というK-POPグループに出会ったことがきっかけなんです。ガールクラッシュというものを作った方々なので、型にハマっていないファッションを見て「自分もやっていいんだ」と思えるようになり、勇気づけられました。

景井ひな、コンプレックスとの向き合い方

景井ひな(C)モデルプレス
― ファッションでも注目を集める景井さんですが、自分磨きのために続けていることはありますか?

景井:サウナやお風呂に入ることがすごく好きなので、サウナに行ったり、毎日半身浴をしたり、あとは自宅で動画を観ながらピラティスや筋トレをしています。食事面は、自分の体質的に小麦があまり合わないので、グルテンフリーの生活に変えると肌の調子が良くなったなと実感できます。

― スタイルを維持するうえで他にされていることはありますか?

景井:実はコロナ禍中に、外出できなかったことから一気に体重が増えてしまったんです。なるべくテレビ映りがよく見えるように、自分の中で「この体重じゃないとあまり良くないかも」と思うボーダーラインがあるのですが、その体重より約8キロ太ってしまい、「このままだとやばい」「痩せなきゃ」とダイエットを決意しました。運動はもちろん、食事制限を頑張っていました。麺が大好きなのですが、小麦は控えてグルテンフリーのものに置き換えたり、とにかく麺よりお米を食べるようにしていました。でもお米も食べすぎてしまうと危ないので、もち麦やオートミール、カリフラワー米に変えた“置き換えダイエット”を頑張りました。中学生の頃に食べないダイエットが原因で倒れたことがあったので、とにかく食べて動いて健康的に痩せようとしていたんです。

― 自分磨きをする中でコンプレックスに悩む方も多いと思いますが、景井さんはどのように向き合われていますか?

景井:私は元々自分の顔が嫌いで、学生生活では体育と給食以外はずっとマスクを着けているくらい、ずっとマスクが手放せませんでした。こうして見られる立場になった最初の頃は、自分が持っているコンプレックスへの批判がすごく多かったので、 「頑張って痩せよう」「頑張って自分磨きやろう」とさっき話していたようなことをやり始めたら、誹謗中傷はだいぶなくなって、自分が頑張ったからこそ、今は多少は好きになれたと思います。あとは2NE1の「人それぞれでいいんだ」と思えるような曲で、「人それぞれみんな顔も違うし、そこまで気にしなくてもいいんだ」と思えた気がします。

景井ひなの夢を叶える秘訣

景井ひな(C)モデルプレス
― 景井さんの“夢を叶える秘訣”を教えてください。2020年のインタビューでは「継続力」とお話されていましたが、これまでの活動を経て新たに加わった考えはありますか?

景井:継続力はもちろんですが、最近は「SNSを始めたいけどなかなか勇気が出ない」というメッセージを多くいただきます。SNS社会の現代でも、勇気が出ない方がたくさんいるんだなと、みなさんからの質問で実感しました。だからこそ挑戦心はすごく大事だなと思います。SNSで考えるとハードルが高いと感じてしまいますが、日頃からみんなそれぞれ挑戦していると思います。例えば、同じご飯屋さんに行ったときに「こっちのメニューは食べたことないから食べてみよう」というのもちょっとした挑戦ですし、「このメイクやってみたい!やったことないけど、チャレンジしてみよう」というのも挑戦です。SNSで全世界に顔を晒すというのは、もちろんすごく高いハードルかもしれないですが、そこまで大きく考えなくていいのかなと思います。やっぱり挑戦した人の方が成功する確率は高くなるし、自分の夢を掴みたいとなったときこそ、挑戦心が一番大事になると感じます。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

景井ひな(かげい・ひな)プロフィール

景井ひな(C)モデルプレス
生年月日:1999年2月19日
出身:熊本県
身長:158cm
血液型:A型

TikTok活動開始からわずか1年でフォロワー数が国内女性1位に。「可愛さ」と「面白さ」が両立した動画コンテンツや、 ハイレベルなファッションセンスにも注目が集まり、 Z世代を中心に支持されている。また女優業でも活躍しており、近年の主な出演作はドラマ「チェイサーゲーム」(2022年)、「商店街のピアニスト 永遠の調べ」(2023年)など。7月19公開予定の映画「逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION」の出演も控えている。
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