三代目JSB岩田剛典、“LDH異例”のアリーナツアーに懸けた覚悟 ファンへの感謝語る「デビューしてからこの14年は決して簡単じゃなかった」<「ARTLESS」インタビュー後編>
2024.03.06 18:00
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EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(いわた・たかのり/35)にモデルプレスがインタビュー。後編では、2ndアルバム「ARTLESS」(3月6日リリース)を引っ提げた自身初のソロアリーナツアーに対する確固たる想い、そして今後のキャリアプランを聞いた。
岩田剛典2ndアルバム「ARTLESS」
同作は、2023年11月6日に配信リリースした「モノクロの世界」に加え、新曲9曲を収録した全10曲のフルアルバム。チルポップやダンスナンバー、バラードからアップナンバーまで色とりどりの個性豊かな曲で彩られている。歌詞制作やMV制作にも岩田本人が積極的に携わり、独自のクリエイティブと遊び心や新たな魅力が詰まった作品に仕上がった。また前作に引き続き、自身がデザインした油絵をジャケットに起用しており“ARTLESS”を感じられるデザインとなっている。
さらに、2度目のソロツアー「Takanori Iwata LIVE TOUR 2024 “ARTLESS”」も開催。3月23日の宮城を皮切りに、5都市10公演を予定している。
岩田剛典、“LDH初”パフォーマーによるソロアリーナツアー・ファンへの想い
― 今回ソロとしては2度目のツアー、そして初のアリーナツアーとなりますが、改めて決まったときと現在の心境を教えてください。岩田:LDH出身のパフォーマーが1人でアリーナツアーを回るというのは初めてのことなので、本当に大きなチャレンジだと思っています。今までの中でも指折りのチャレンジだと思うので、「本当に自分の全てを懸けてやらないといけない」というプレッシャーと、決して安くはないチケットなので、それに見合うショーを作って、来ていただいた皆さんを楽しませたいという想いがあって、期待もプレッシャーもあるという、いい緊張感の中でツアーリハに臨んでいる最中です。
ツアーに来ていただくファンの皆さんは、僕をずっと応援してくださり活動を追ってきてくださっている方もいれば、最近僕のことを知ってライブ会場に足を運んでくださる方、ツアーにはあまり興味がなかったけど今回初めて行こうと思った方…いろいろな方がいらっしゃると思いますが、皆さんには、とにかく感謝を伝えたいです。やっぱりデビューしてからこの“14年”は決して簡単じゃなかった。だけど、諦めずに1個ずつやってきて今があります。何か1個でも諦めていたらこのツアーも実現していなかったと思うので、本当に一つひとつの出会いに感謝でいっぱいで、その想いを伝えたいです。
アリーナツアー発表時のHIRO・三代目JSBメンバーらの反応は?
― メンバーの皆さんにツアーのことをお話したときは、どのような反応でしたか?岩田:「やばいね」「ありえないやん」みたいな感じでした(笑)。MATSU(松本利夫)さんともこの間お話する機会があったのですが、会社の方はHIROさんも含めて皆さんびっくりしていました。やっぱりそれぐらい異例なことなんです。ただ、これを世間の皆さんに伝えることが難しい(笑)。僕もグループを14年やっていて、ドームでのライブも沢山経験させていただいているので、「今更?」みたいな風に言われがちなんですよ。三代目の楽曲は一切やらないですし、“僕1人”という点で、かなり意味合いが違うのですが、どうしてもグループの活動を長年やっているからこそ、新鮮さがないですよね。「路上のミュージシャンから武道館に立ちました」とは少しわけが違うじゃないですか?だから伝えることが難しい部分ではありますが、僕にとってはすごく特別なことなので、本当に応援してくださる皆さんと一緒に夢を叶えるところを観に来ていただきたいです。
― 今回のアリーナツアーの内容や見どころを“ネタバレ”にならない程度でぜひ教えてください。
岩田:むしろこれは言った方がいいかな(笑)?毎公演違うことをやります!だから、同じ公演は二度とないライブになっています!
岩田剛典が描く今後のキャリアプラン
― 今回のアルバムの発売日となる3月6日は、岩田さんのお誕生日となりますが、今後のキャリアプランについてどのように描かれていますか?岩田:今、目の前にあることを一つひとつやることですかね。今年も変わらず目の前のことと真摯に向き合っていけば、自ずとキャリアが拓けると思います。今回のアリーナツアーは大きいチャレンジですが、真摯に向き合うことで、また次の未来に繋がっていくはずですし、逆にここを諦めて中途半端にやっていくとキャリアは繋がっていかないと思うので、しっかり目の前の物事に対して熱意を込めて、いいものを作って送り出していきたいです。グループもそうですし、今年はすごく充実した1年になると思います。
― グループ活動も期待して待っていていいということでしょうか?
岩田:是非しててください(笑)!
三代目JSBメンバーとの近況
― 楽しみにしています。プライベートはいかがですか?岩田:外食に行く時間が欲しいです。今楽しみがないので、今年は上手く息抜きを取れるようにしたいと思います。最近、家と仕事の行き来だけで人に会っていないので、贅沢は言いませんが、美味しいものを食べたり、映画を観たりしたいです。時期的に仕方ないのですが、今はドラマの撮影やツアーリハで休みがないので、落ち着いたら息抜きしたいです。
― メンバーの皆さんとも、食事できていないのですか?
岩田:メンバーとはこの間行きました!メンバー会議があって、そのまま帰りに何人かで、一緒にご飯を食べに行きました。
― そのときはどんなお話を?
岩田:僕は1月からずっと1人で仕事をしていて、会ったのも久しぶりだったので「何していたの?」「今、日本いるの?」みたいな近況を聞いていました。真面目な話はあまりしてないです(笑)。
― 最後にファンの方にメッセージをお願いします。
岩田:約1年かけて制作した10曲入りのアルバムがリリースされます。このアルバムでアーティストとしてまた新しい一面が見せられたかなと思いますので、ぜひたくさん聴いて楽しんでください。もしお時間がありましたら、ツアーでもお待ちしています。
― 素敵なお話をありがとうございました。
編集後記
2月に神奈川県・横浜アリーナで開催され、岩田もゲストアーティストとして出演した「三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE presents 山フェス2024~SOUND COLLOSEUM~」翌日の昼下がりに行われた今回のインタビュー。取材日当日も朝から他のインタビューや撮影が詰まっていたという多忙なスケジュールの中、一切疲れを見せることなく、颯爽とスタジオに入っては、スチール撮影から動画撮影まで笑顔でこなしてくれた岩田さん。インタビューでは、その爽やかさと柔らかい雰囲気を纏いながらも、きっぱりと話す言葉の端々から、自分の中にある確固たる信念のようなものが伝わり、苦楽の14年間を歩み続けるまでの様々な過程が彼を強くしてきたのだと感じられた。また、モデルプレスとしては2024年最初のインタビューということから、最後に「今年の目標を教えてください」と質問を投げかけたところ、「モデルプレスさんに過去一出る1年にしたいですね」と無邪気な笑顔で答えてくれ、その気遣いの抜かりなさに脱帽するばかりだった。(modelpress編集部)
岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール
1989年3月6日生まれ。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の出演作はドラマ「シャーロック」(2019)、「プロミス・シンデレラ」(2021)、「金魚妻」(2022年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年4月期)、映画「AI崩壊」(2020年)、映画「新解釈・三國志」(2020年)、映画「名も無き世界のエンドロール」(2021年)、「ウェディング・ハイ」(2022年)、「死刑にいたる病」(2022年)、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022年)、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」(2023年)など。また、2024年度前期NHK連続テレビ小説「虎に翼」への出演も決定している。「ARTLESS」
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