石原さとみ、出産経て強まった覚悟「命を懸けて守っていきたい」亀梨和也らと走り抜けた先に得た“幸せ”とは<「Destiny」インタビュー>
4月9日スタートのテレビ朝日系ドラマ「Destiny」(毎週火曜よる9時~)で主演を務める石原さとみ(いしはら・さとみ/37)が、モデルプレスらのインタビューに応じた。3年ぶりの連続ドラマ復帰作となる同作で「愛する人は自分で守り抜く」という強い覚悟を秘めた主人公を演じる彼女が持つ己の強さ、出産を経て変化したこととは――。
石原さとみ主演「Destiny」
本作は、20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリー。石原演じる主人公の検事・西村奏が、亀梨和也演じる大学時代の恋人・野木真樹と12年ぶりに再会。それを機に、封印してきた青春時代のある事件が蘇り、2人は20年に及ぶ運命の波に翻弄されていくことになる。石原さとみ、役作りの乗り越え方
― まずは、同作の見どころを教えてください。石原:撮影中は映像がどういう風になっていくのか全く想像できなかったのですが、実際に観たら、ロケーションや照明の力も重なって、まるで映画を観ているかのような感覚になりました。長野や横浜といった場所で撮った景色や、そこでのお芝居がとても美しくて見応えがあると思います。また、サスペンス要素もあるので全9話を通して楽しく考察していただけたら嬉しいです。そして、ラブストーリーとしては、12年前の大学生時代から検事として働き出す現代で運命に翻弄されながら揺れ動いていく様が、物語としてとても丁寧に作られていると感じたので、楽しみにしていただきたいです。
― 初めての検事役となりますが、役作りはどのようにされましたか?
石原:検事について書かれた冊子を読んで勉強しました。何よりも吉田紀子さんの脚本が本当に細かく丁寧に描かれていて、事件の背景もわざわざ別紙でいただき、より理解を深めることができました。ただ、この作品は仕事を通じて真相に近づいていくお話ではあるのですが、検事としての“お仕事ドラマ”ではないので、あまり深く考えすぎずに取り組みつつ、セリフで分からないところがあったときは、プロデューサーの中川(慎子)さんに聞いて解消していきました。私自身、分からないことは「分からない」としっかり言うタイプなので、検事役としてだけでなく、いろいろなことを一つひとつ教えていただきながら、悩みをちゃんと解決して乗り越えました。
石原さとみが考える己の“強さ”とは
― 石原さん演じる西村奏は「愛する人は自分で守り抜く」という強い覚悟を持った女性で、石原さんご自身にも重なるような気がしますが、共感するところはありますか?石原:たしかに独身時代よりは、そういった想いが強くなった気がします。子供を産んで、より自分自身が命を懸けて守っていきたいと思う存在ができた分、「誰かが守ってくれるかも」と他力本願ではなく、「自分の大切な人は自分の手で守る」という強さを持っている奏に、私自身尊敬します。
― 石原さんが思うご自身の“強さ”とは?
石原:(撮影中)倒れなかったです(笑)。子供が風邪を引いたりと大変なこともあった中で、私だけ倒れなかったんです。気力だけで生き延びている気もしますが、「強くなったな」と思いました(笑)。その分、家族や現場の方々をはじめ周囲の皆さんにはたくさん迷惑をかけていると思いますが、“私だけ倒れなかった”というのは、自分の中で、“撮影期間を乗り越えることができた”という自信に繋がりました。
亀梨和也に救われたこと・思い出のSMAP「オレンジ」
― 亀梨さんをはじめ、豪華キャストの集結も一つの見どころとなりますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?石原:大学生時代に仲良くなった5人組で一緒にクランクインしたのですが、初日が5人勢ぞろいで“一番仲が良いとき”の撮影だったので、最初は「大丈夫か!?」と心配でした(笑)。だけど、そんな心配もいらないくらい、すごく気が合ったんですよ!きっと皆さんプロフェッショナルなので、自然に場に溶け込む技術を持っていたからだと思うのですが、(拍手しながら)もう素晴らしいキャスティングだと思って感動しました(笑)。大学生時代らしい少し浮き足立った様子や声のトーン、テンポ、はしゃぎ具合など“仲良しの絶頂”まで表現しないと、そこが破裂した瞬間のギャップが生まれないのですが、この頂点に行くまでがものすごいスピードでした。それを撮影初日にできたことは、私自身の原動力になっています。そのときに撮った5人の写真は携帯のお気に入りに入れて、撮影中も常に見返せるよう大切にしていました。こうした現場を引っ張ってくださったのが亀梨さんなんです。亀梨さんが仲良くなるために皆をまとめつつ盛り上げてくださり、役のキャラクターも相まって沢山笑わせていただきました。きっと演じられる役が人間力のあるキャラクターだということや、このシーンの重要性を理解したうえでの行動だったと思いますが、本当に助けていただきました。
― どんな会話で盛り上がったのですか?
石原:最初に皆でカラオケやドライブのシーンを撮影したのですが、その中での待ち時間からずっと楽しかったです。最後に夕日を見るシーンがあったのですが、夕日が出るのを待っている間に5人で劇中の車に乗って、亀梨さんに歌のリクエストをしていたんです。その中でSMAPの「オレンジ」のリクエストが出て、思わず「グッジョブすぎ!」と興奮状態でした(笑)。亀梨さんは既にいっぱい歌ってくださっていた中、歌詞を見ずに完璧に歌い上げられていて、もう大感動でした。皆さん同世代ということもあり、一層グッときました。あの「オレンジ」にどれだけ救われたことか…。しかも夕日も出てきているんですよ(笑)?そうした時間を踏まえたうえで夕日のシーンを撮影したので、とても印象に残っていて大好きなシーンになりました。同世代のキャストの皆さんと12年前を演じるということで、当時を遡って演じる感覚も一緒だったので、同じ目的を持ってゴールに向かいながらその日を過ごせた気がしてとてもいい思い出です。本当に幸せな時間でした。
― 素敵なお話をありがとうございました。
★4月には、トップ女優として走り続ける石原が悲しみを乗り越えてきた方法やずっと大切にしている言葉、そして変わらずに馳せ続ける“夢を叶える秘訣”について語ったインタビューを配信予定。(modelpress編集部)
石原さとみ(いしはら・さとみ)プロフィール
1986年12月24日生まれ、東京都出身。2002年ホリプロタレントスカウトキャラバン、グランプリを受賞し、「わたしのグランパ」(2003)で映画デビュー。NHK連続テレビ小説「てるてる家族」のヒロインを演じて人気は全国区に。2014年、フジテレビ系ドラマ「失恋ショコラティエ」(2014)がシンドローム級の人気を巻き起こし、2015年の同局系ドラマ「5→9~私に恋したお坊さん~」で月9枠初主演。2022年からは、NHK総合番組「あしたが変わるトリセツショー」(よる7時57分~)でMCも務めている。近年の主な出演作は主演ドラマ「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」(2019/TBS系)、「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020/フジテレビ系)、「恋はDeepに」(2021/日本テレビ系)、映画「そして、バトンは渡された」(2019)など。5月17日には主演映画「ミッシング」の公開を控える。「Destiny」ストーリー
横浜地方検察庁の検事・奏は中学生の時に検事の父を亡くしたことをきっかけに母の故郷・長野県に移り住み、地元大学の法学部に進学。そこで出逢った4人の仲間とともに生まれて初めての青春を謳歌する。司法試験のためのロースクール入試を間近に控えたある日、事件が起こり…。4月9日スタート 毎週火曜よる9時放送 テレビ朝日系
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