FANTASTICS八木勇征、GENERATIONS片寄涼太から“優しさ溢れる言葉” 俳優として受けた刺激とは<「ハイエナ」インタビュー>
2023.11.04 07:00
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テレビ東京系ドラマ8「ハイエナ」(毎週金曜よる8時~)に出演中のFANTASTICS八木勇征(やぎ・ゆうせい/26)。初の弁護士役での苦労、先輩・GENERATIONS片寄涼太から受けた刺激―――新たな挑戦で彼が得たものは大きかった。
篠原涼子&山崎育三郎W主演「ハイエナ」
2020年に韓国でヒットした「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」を日本版として初リメイクした本作。型破りなアウトロー弁護士・結希凛子(篠原涼子)と生真面目な超エリート弁護士・一条怜(山崎育三郎)の対照的な2人が、生き馬の目を抜くような生存競争&大人のラブストーリーを繰り広げる。八木勇征、初の弁護士役「すごく嬉しかった」
八木は一条の後輩で新人弁護士の谷原樹役。弁護士を演じるのは今回が初となったが、「僕としては新鮮な役だったのですごく嬉しかったです」とオファー時を振り返る。その一方で、「『弁護士!?』と初めの方は思いました(笑)。少し堅いというか、言葉遣いや礼儀の正しさも含めすごく誠実なイメージがあったので。僕自身の性格からすると、普段から見てくださっている方やファンの皆さんからは『八木勇征、弁護士できるの!?』みたいに思われるかなと。FANTASTICSのメンバーも意外に感じていたみたいなので、新しいことに挑戦する緊張感もありました」と率直に感じたことを言葉にした。過去には弁護士役ではなかったものの、刑事裁判官や弁護士にフォーカスを当てた「映画 イチケイのカラス」(2023年1月公開)に出演。同作を観たことが、八木にとって改めて弁護士という職業について考えるきっかけになった。「映画を観た時に、もちろん現実での弁護士とは少し違う部分はあるのかもしれないけど、“誰かを救う”ということに対しては実際の弁護士の方たちと同じことをしていて。誰かのために動いている姿というのは素敵だなと思いました」
八木勇征、制作陣と話し合ったこと
谷原は「すごくフレッシュで、一条さんをとてもリスペクトしている子」。「正義感が強く何事にもまっすぐ真摯に取り組んでいるんですけど、その気持ちが強すぎるがゆえに、自分の思ったことがすぐ口から出ちゃうというか、そういうピュアなところもあったりして」と分析する姿からは、役柄への愛情が伝わってくる。「撮影をしていく段階で、そのピュアなところがコメディチックに変わったり、そういう見え方になればすごく魅力的なんじゃないかなと思いました。そこはプロデューサーや監督とも『ここはもっと明るくハキハキ』『観ている人がクスッとくるような感じ』など、色々ディスカッションし合いながら撮影していました」
撮影中には思わぬミスも
これまで知らなかった専門用語に加えて、複数人の名前を織り交ぜながら事件を説明するシーンでも苦労したそうだが、それでも八木は前向きだった。「自分の人生でもあまりやったことのないことをやっているから、難しさというよりかは少しワクワクするような、挑戦するような気持ちでした」しかし「僕のセリフに出てくる人の名前が難しくて、台本をいただいた時は違う読み方をしていて、リハーサルで修正していただくことがありました(笑)」と漢字を読み間違えてしまうミスも。「今後はふりがなをもっとちゃんと振っていきたいと思います(笑)」と可愛らしい笑顔を見せていた。
そしてこの日も役衣装のスーツ姿でインタビューに応じ、持ち前の抜群スタイルが一層際立っていたが、「やっぱりスーツだとスタイリッシュに見えた方がいいと思うので、姿勢は気にしています。さらに凛として、そこに誠実さもあればと思い、撮影ではピシッとするようにしています」と意識していることを語った。
「ハイエナ」のアットホームな現場「とても大人の余裕を感じる」
これまでの出演作では、同年代や自分よりも年下のキャストが集まる現場が多かった。「ハイエナ」はその逆で、彼よりも年上のベテラン俳優たちが集結している。「とても大人の余裕を感じる現場なんですよね。僕の個人的な感覚なんですけど(笑)。そういう現場は初めてなので逆にすごく新鮮で、それが僕にとっては心地良かったりもします」「育さん(山崎)はピアノが弾けて歌もものすごくお上手じゃないですか。だからジャンルは違えど、そういう音楽の話もします。つい最近、育さんと2人で休憩していた時に、FANTASTICSが12月にリリースするアルバムのリード曲『STARBOYS』のミュージックビデオを見ていただいたんですが、『とてもキラキラしているね』などと色々な感想をくださったんです。僕のアーティスト業にもすごく興味を持ってくださって、中尾(明慶)さんも含め、アットホームな空気感で撮影しています」
山崎・中尾とのシーンがクランクインだったため「結構早く打ち解けられたんじゃないかなと思います」とのこと。さらに「瀧本(美織)さんは、衣装合わせの時に初めてご挨拶したんですけど、以前、僕のグループのリーダーの佐藤大樹と一緒にお芝居をされていたので、そういったことも事前に知ってくださっていて。明るく話してくださったのがすごく嬉しかったです」と温かい共演者たちに囲まれていることを明かした。
片寄涼太から受けた刺激 八木勇征が感じた優しさ
第4話(11月10日放送)には、片寄が天才ピアニスト・佐々石亮役でゲスト出演。八木にとってはLDHの先輩となるが、「お芝居で一緒の現場になるのは初めてだったので、 慣れない感じが最初はあった」と本音をこぼす。しかし「何より『後輩よ、頑張れ』という思いを撮影時にすごく感じました。『無理せず休める時は休んで』と言ってくれて、とても優しいなと思いました」と先輩としての優しさが沁みたようだった。そして、“ボーカル”ではなく“俳優”としても大きな刺激を受けた。「涼太さんではあるけど、本当にピアニストに見えました。撮影でピアノを弾いている姿も拝見したんですが、本当にコンサートホールで公演を聴いている感覚になりました。等身大の姿ではあるんですけど、すごく役とマッチしていて勉強になりました」
アーティストと俳優の両立という面でも、片寄との共演は八木に良い刺激を及ぼした。「今のお仕事をどういう進み具合でやっているか、お芝居とアーティスト業をどう両立しているのかなど、色々お話を聞きました。涼太さんはライブツアー中だったので、ドラマの撮影前日にステージに立ったりとすごく忙しいスケジュールの中やっていて。その同時並行の話を本人から聞くと、『僕ももっともっと気合入れて頑張らないとな』と思いました」
八木勇征、視聴者からの反響に期待
同作の台本を初めて読んだ時から、テンポの良さを魅力的に感じたという八木。最後に見どころを聞いた。「敵対している凛子さんと一条さんがずっと対立し続けたまま物語が進んでいくのか、はたまた2人がもっと大きな敵対相手が出てきた時に2人が協力し合うのか。僕たち一条さんのチームと、凛子さんのチーム、川鵜さん(瀧本)も含めて、どういう絡み方をしていくのかは、すごく見どころだと思います。また色々な考察が自由にできる作品になっています。視聴者の方は、『この出来事は何かに繋がっているんじゃないか』『次はこうなるんじゃないか』とか、友達や家族と伏線を考察し合いながら観ていただけたらもっと楽しめるんじゃないかなと思います。谷原のシーンでいうと、居酒屋での場面(11月10日放送予定)がその後のストーリーに関わってくるので、お見逃しなく、という感じです」
インタビューこぼれ話
モデルプレスの撮影場所には「お久しぶりです!」と爽やかに登場し、決め顔チャレンジももはやお手の物で一発OK。記事もよく見てくれているようで、「僕のやったこと何でも記事にしてくれるんだから~!」と愛らしく話してくれた。合間には様々なスタッフと他愛もない話で盛り上がり、笑顔を絶やさない。そんな姿から、ファンに加え共演者や裏方からも愛される理由が改めてわかった気がした。(modelpress編集部)
八木勇征(やぎ・ゆうせい)プロフィール
1997年5月6日生まれ、東京都出身。2017年「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」で約3万人の応募者の中から勝ち上がり、ボーカルとしてFANTASTICSに加入。個人では俳優としても活躍し、主な出演作にドラマ&映画「美しい彼」シリーズ(MBS)、ドラマ「ホスト相続しちゃいました」(カンテレ・フジテレビ系/2023)「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系/2023)などがある。ドラマ8「ハイエナ」
毎週金曜夜8時~(テレビ東京系)第1話・最新話がTVerで見逃し配信中
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