中島健人(提供写真)

Sexy Zone中島健人「第95回アカデミー賞授賞式」インタビュー 3年ぶり現地取材で実現したいこと、レッドカーペット“歩く側”への思い

2023.02.20 12:00

3月12日(アメリカ・ロサンゼルス※現地時間)に開催される世界最高峰の映画の祭典「第95回アカデミー賞授賞式」を独占生中継するWOWOWの番組「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」にスペシャルゲストとして出演するSexy Zoneの中島健人(なかじま・けんと/28)。3年ぶりとなる渡航で、実現したいことは?リポーターとして考える“言葉の重み”、そして今後の人生における夢を語った。

  

中島健人、3年ぶりの渡航で現地から生中継

今回で4回目の出演となる中島。初出演となった2020年「第92回アカデミー賞授賞式」では、現地のレッドカーペットからの中継で出演。流暢な英語と映画愛あふれる熱のこもった現地リポートで、主演女優賞を獲得したレニー・ゼルウィガーをはじめとする豪華ハリウッドスターへのインタビューに成功し、大きな話題となった。

第93回と第94回の授賞式は新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航が叶わず、日本のスタジオからの出演となった。しかし今年は念願叶って、3年ぶりにレッドカーペットからの中継での出演が予定されている。

2月26日に生放送・ライブ配信される「第95回アカデミー賞直前総予想」にもMCとして中島が出演。本番組のMCを務めるのは今年で2年目。1月24日に発表となったノミネーション作品の紹介や、生放送ならではの現地アメリカの最新情報を交えながら、ゲストとともに受賞予想を行う。「第95回アカデミー賞授賞式」は、WOWOWで3月13日(※日本時間)に現地の様子を生中継にて放送・配信する。

中島健人、アカデミー賞おすすめ作品は?

― ノミネーションのラインナップを見ていかがですか?

中島:絞りに絞ったなという感じがします。トム・クルーズが主演男優賞にいないのがショックですね…。助演女優賞には『エブエブ』(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)から2人入っていますね…!

― そうなんですよね。『エブエブ』」はいかがでした?

中島:最高でした…!まだ本場のアカデミー賞はちょっと敷居が高いなと思われている方は、この映画を観ていただきたい。ラフだけど、一気にアカデミー賞を身近に感じることが出来ると思います。『トップガン マーヴェリック』は別として、今回のこの作品賞ノミネートの中で、「こんなに笑える作品があるんだ」と僕が1番好きな世界観でした。最高オブ最高!A24(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の制作スタジオ)と仕事がしたいです!

― 現在WOWOWの映画情報番組「中島健人の今、映画について知りたいコト。」のMCを務めていますが、普段映画を観るのは映画館で?配信で?

中島:映画館で観ることももちろんありますが、配信が多いかもしれないです。この2年間、番組で扱うものも含めて、映画をたくさん観ました。自分の中では映画は、映画館に行って1本というカウントをしてきましたが、家でパソコンで観ると1本というカウントとはちょっと違う気がしていて…なので、カウントはしていませんが、気づいたら結構な本数観ていると思います。

― 隙あらば映画を観ている?

中島:隙がなくても、映画を観る時間をねじ込んでいます。

― もうそれは斎藤工さん状態になっていますね。

中島:あ、全然!もうあの人はレベルが違うので。工さんは、頭の中のライブラリーがちゃんと整理整頓されているから、相手に提示できる情報が整った状態なんだと思います。あの領域になったらもう神だと思います。

中島健人、3年ぶり現地リポーターに意気込み

― 久々の現地リポーターということで、現地に行けなかった2年間は悔しい思いもあったかと思います。今回その思いをどのように消化していきたいと思いますか?

中島:毎年違うストーリーが生まれているので、個人的には今年起きるレッドカーペット上でのストーリーを、自分というフィルターを通して、生中継をご覧になっている方にきちんと届けることができたらと思っています。2年間ずっと行けていなかったので、その分ハリウッドのご飯をいっぱい食べようかな(笑)。

― 食事も楽しみですね(笑)。

中島:はい!でも本当に、中継で見るのと、現地に行くのでは全く違うんです。3年前に初めて現地に行った時の忘れられない光景があるから、今自分はインターナショナルな環境でもくじけずに頑張ることが出来ていると思う。2020年の記憶が今の自分の基盤になっています。

― 今年はその記憶を、さらに素敵な記憶にできると良いですね!

中島:そうですね。レッドカーペットに行くのが3月12日(現地時間)で、自分の誕生日が3月13日なので、28歳最後の日ということもあり感慨深いです。日本時間ではもう29歳になっているんですけど、現地では時差があるので、生中継中に「お誕生日おめでとうございます」と言われても、「あ、こっちの時間ではまだです」と言っていると思います(笑)。誕生日をハリウッドという場所で迎えられるのはすごく光栄なことですし、個人としてのステップアップにもして、素晴らしい時間にしたいなと思います。

中島健人がレッドカーペットで実現したいことは?

― 今回レッドカーペットでの取材時に実現したいプランはありますか?

中島:やっぱりトム・クルーズが来た時はティアドロップのサングラスをかけたいですね。それでインタビューするくらい面白いことがないとダメだと思う。楽しみなのは歌曲賞にノミネートされた『RRR』の楽曲「Naatu Naatu」!あれ最高だね、踊りたいです!

― 2020年に現地取材をした時を振り返って、反省や心残りはありますか?

中島:そんなにないのですが、強いて言えば、フローレンス・ピューが腕を掴んできた瞬間に、俺もその腕を掴み返したら良かったな…。その時はウワッとなってしまって、何も出来なかったんです…とてもウブな反応をしてしまってました(笑)。

― 今回は何か予想外のことが起きたら、華麗に切り返したいですね。

中島:はい。華麗に切り替えしていきたいと思っていますが、今回のノミネート者は結構大物の方が多いので…。

― ケイト・ブランシェットの流し目とか食らったら…。

中島:ああいう女性好きなので、やられちゃうかも(笑)。あと『A.I.』が本当に大好きなので、スティーヴン・スピルバーグ監督から、作品の趣旨や感想を引き出したいし、自分の思いの丈もあの瞬間に話せたら良いなと思います。

それと、南米のインタビュアーのマリアという方に結構絡まれるんです(笑)。気に入られちゃって、当時はまだグループでもSNSを解禁してなかったのに、彼女が無断で自身のストーリーズとかフィードで写真を載せていて(笑)。今年も会えるのを楽しみにしています。

― ブラッド・ピットさんの後ろにも写り込みましたもんね。

中島:そうそう、写り込みのJね。

― 今回も写り込みを狙っていきますか?

中島:いや写り込まないですよ。今回は横並びのJですよ!2ショットを狙っていきます!

中島健人が考える言葉の大切さ

― 去年は生中継での参加でしたが、ウィル・スミスさんの騒動で、いきなりコメントを求められた時に適切なコメントをされていて話題になったことが印象に残っています。世界中の人たちが見ている場ということもあり、普段より言葉の重みを意識されると思うのですが、そのあたりはどのように考えていますか?

中島:ウィル・スミスさんの件に関しては、かなり多くの方に「よく咄嗟にああいうコメントが出たね」と言っていただけました。でも、あの時のコメントもですが、普通に普段から思っていることなんです。良いことを言おうとかも全く思っていなくて、思っていることをそのまんま伝えただけなので、やっぱりああいう瞬間にこれまでの生き方が出るんだなと思いました。

― 今回のリポートでも、安心して中島さんを見守ることが出来ますね。

中島:ありがたいです。信頼の上でリポートが出来たら良いなと思いますし、せっかく現地に行くからには徹底的にやるので、今年はハッピーな方のニュースをいっぱい届けたいですね!

現地にいる意義はひとつではなくて、色んな人がいるからこそその時々のアドリブが求められるんだと思います。日本映画界に携わっている方々にも、今オスカーに対して自分自身がこういう映画的なアプローチをしているということを知って欲しいです。ジャパニーズフィルムに対して貢献するために、海の向こうのオスカーをしっかり見ておくべきだという信念を持っているので、日本の映画人たちにもしっかりと見ておいて欲しいです。

中島健人、レッドカーペット“歩く側”への思い

― 今年はアカデミー賞のリポーターとして現地に立ちますが、いつかはレッドカーペットを歩く方にという思いはありますか?

中島:もちろんあります。松たか子さんが『アナと雪の女王』、西島秀俊さんが『ドライブ・マイ・カー』の時に歩いていた姿はやっぱり印象的ですね。今はどちらかというとスポンジのようにハリウッドスターたちの色んなものを吸収する立場だと思います。

レッドカーペットというひとつの隔たりがあって、今はリポートする側だけど、そこにいる人間がレッドカーペットを歩く側に来る日が必ず来ると思うんです。自分がレッドカーペットを歩いた時に、これまでのオスカーの歴史を知っていることで、自分に話を聞く人に対しての未来へのパスみたいなものがより重みのあるものになると思う。それに、リポーターとして現地に行ける日本人はなかなかいないと思うので、それもご縁だと思うし、架け橋にならないといけないと感じています。

なので、レッドカーペットを歩きたい理由は、長々しく語ってもしょうがない。そこにいたから、自分はここを歩くべきだと感じただけ。そこにレッドカーペットがあるから歩くべきだと思うだけです!

― かっこいいです…!

中島:…と思うだけなの!まだわからないよ?まだわからないけど、必ずそこに辿り着きたいなと思っています。やっぱりオスカーは本場なので、遠い未来か近い未来かわからないけど、その時が来たら僕は2020年に初めて現地でリポーターを務めた時のエピソードを話します。それくらい夢が持てる場所なんです。大志を抱かないと面白くない。日本も切り開いていかないと!

― 取り残されちゃダメですよね。2020年の体験を人生の転機と言っているのは、そういう思いもあってのことですね。

中島:はい。それまでレッドカーペットはニュースで見るレベルだったのが、実際に見て、こっち側にならないとダメだなという単純な憧れになりました。

― これからの中島さんにも期待ですね。今年のリポートも楽しみにしています!ありがとうございます。

(modelpress編集部)

中島健人(なかじま・けんと)プロフィール

1994年3月13日生まれ、東京都出身。2011年にSexy Zoneとして1stシングル「Sexy Zone」でCDデビュー。代表作にドラマ「生まれる。」(TBS系/2011)「BAD BOYS J」(日本テレビ系/2013)「黒服物語」(テレビ朝日系/2014)「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系/2020)「彼女はキレイだった」(2021/カンテレ・フジテレビ系)、映画「銀の匙 Silver Spoon」(2014)「黒崎くんの言いなりになんてならない」(2016)「心が叫びたがってるんだ。」(2017)「桜のような僕の恋人」(2022)「ラーゲリより愛を込めて」(2022)など。

「第95回 アカデミー賞授賞式」(提供写真)
「生中継!第95回アカデミー賞授賞式」
3月13日(月)(※日本時間)午前7:30〜生放送・ライブ配信【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】
字幕版は午後10:00〜
【出演者】
案内役:ジョン・カビラ、宇垣美里
スペシャルゲスト:中島健人(Sexy Zone)
スタジオゲスト:大友啓史、町山智浩(映画評論家)
レッドカーペットリポーター:小西未来(映画ライター)
「第95回アカデミー賞直前総予想」 
2月26日(日)午後8:00〜生放送・ライブ配信【WOWOWプライム】【WOWOWオンデマンド】 
【出演者】
MC:中島健人(Sexy Zone)
ゲスト:大根仁、関根麻里、町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)(※五十音順)
進行役:増田美香(WOWOWアナウンサー)
【Not Sponsored 記事】

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