鈴木仁の“運命的な出会い” 何でも打ち明けられる相手とは<「今夜すきやきだよ」インタビュー後編>
2023.01.27 18:00
テレビ東京系ドラマ24「今夜すきやきだよ」(毎週金曜深夜0時12分~)に出演中の俳優・鈴木仁(すずき・じん/23)。インタビュー後編では、“運命的な出会い”“何でも打ち明けられる人”など、鈴木の素顔に迫った。
鈴木仁の“運命的な出会い”
― ゆきはあいこに運命的なものを感じて恋に落ちますが、鈴木さん自身はそういう一目惚れのような経験はありますか?鈴木:どちらかと言うと、とっさにそう思うタイプではあると思います。自分の性格上、長い時間をかけてじわじわと…というのはできないので、なんでも「これ!」と思ったらバカみたいにまっすぐ進んでいくタイプです。なので、そこもゆきと近いかもしれないですね。自分の意思にはまっすぐ向き合っていると思います。
― 鈴木さんがこのお仕事を始めてから「運命的だな」と思った出会いや作品を教えてください。
鈴木:この仕事を始めていること自体が運命だと思います。中学3年生でサッカーを引退して「違うことをやりたい」と思って、アミューズのオーディションを見つけて、書類審査がなかったから受けに行ったのが始まりだったんです。その年に書類審査がないオーディションがなければ僕は多分この業界にいなかったので、それはすごい運命であり、恵まれたなと思っています。
― 確かにそれは運命的ですね…!もしも芸能界に入っていなかったら、どういう道に進んでいたと思いますか?
鈴木:機械的なことが好きなので、多分理系の大学に行ってもっと勉強してそういう方向に行っていたと思います。
鈴木仁が何でも打ち明けられる相手とは
― 鈴木さんにとって、あいことともこの関係性のようなどこかホッとできる・何でも打ち明けられる人を教えてください。鈴木:家族です。友達に1対1で全てを打ち明ける…みたいなことはあまりなくて、なんだかんだ一番信頼しているのは家族なのかなと。仲が良いので、親が知らないことはほとんどないと思います。
― 恋愛相談もご両親にされるんですか?
鈴木:いや、自分から相談をするタイプではないんですけど、聞かれたら何でも答えちゃいますね(笑)。だから母とも友達みたいな感じで話しちゃって、母も「あ、そうなんだ~」みたいな感じで聞いてくれます(笑)。でも必要以上に深堀りしてくることはなくて、とりあえず聞く、みたいな感じです。
― そういう感じだからこそ、逆に話しやすいのかもしれないですね。
鈴木:はい、すごく話しやすいです。なので一番打ち明けられる人は母とか弟ですかね。父は、積極的に聞いてくるというより「俺、知らなかったんだけど」とか言ってたまにツッコんでくる感じです(笑)。
― すごく微笑ましいです(笑)。
鈴木:なんかちょっと不思議な一家なんです(笑)。
鈴木仁の悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者には今壁にぶつかっている方もたくさんいます。そういった方へ向けて、鈴木さんの“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。鈴木:う~ん、難しい質問ですね(笑)!
― 先ほどあまり周囲に相談されないとおっしゃっていましたが、悩んだ時はどのように自分の中で消化しているのでしょうか?
鈴木:悲しみや辛い思いを無理矢理忘れようとすることはしないかもしれないです。忘れようとしているからこそなおさら辛くなってくると思うので、本当に自然に向き合いながら過ごして、自分の中で消化しきれるまでそっとしておくのが一番なのかなと思っています。
「向き合わないように、向き合わないように」と思うのって結局意識しているし、意識しているから逃げようとすると思うので、無理に突き放そうとしないです。その経験から得れるものもあると思うので、僕はそう考えています。
― そういう悲しみの渦中にいる時、どうしても気分が下がってしまうこともあると思います。それでも仕事に行かなければならない時、どのように切り替えていますか?
鈴木:長風呂と、とにかく寝る!です(笑)。もうリラックスモードに入ります。
― (笑)。確かにリフレッシュすることは大事ですよね。
鈴木:タメになること言えなくてすみません…(笑)。でもそのくらいです。それか逆に自分に褒美を与えるとか。一つ解放してあげるというのはでかいと思います。
鈴木仁の夢を叶える秘訣
― 最後に鈴木さんの“夢を叶える秘訣”をお伺いできればと思います。5年前にも同じ質問をさせていただいていて、その時は「逃げずにチャレンジすることがまず第一歩だと思っています」と答えていただきました。この5年間で色々な経験をされる中で、「これも大事だな」と思ったことはありますか?鈴木:どんなことでも無駄になることはないと思っていて。今目の前にあるものをちゃんと成し遂げたり、逃げずに向き合うことが次の目標にも繋がるのかなと思っています。僕の仕事は、例えば料理していたら料理する役が、語学を勉強していたら実際にそれを話す役が来る可能性があるので特にわかりやすいのですが、他のお仕事でも同じなんじゃないかなと。スキルを身に着けることで損になることはないと思うし、何かの武器や会話のネタになったり、それでコミュニケーションがとれてまた違う繋がりができて、それが夢に近付くこともあると思っています。
なので「何事にもチャレンジする」というのは変わらず、目の前にあることを頑張るのが大切なのかな。この仕事をやっているからなおさら感じますし、目の前にあることをやるのが遠回りだと思っても意外にそれが近道だった、ということもあると思います。
― 貴重なお話をありがとうございました。ドラマの展開も楽しみにしています!
(modelpress編集部)
鈴木仁(すずき・じん)プロフィール
1999年7月22日生まれ、東京都出身。2014年「アミューズ オーディション2014」でファイナリストに選出。2016年に「第31回メンズノンノモデルオーディション」で準グランプリを獲得し、2017年1月より同誌専属モデルとして活動。俳優としても活躍し、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系/2018)で一躍話題に。主な出演作にドラマ「消えた初恋」(テレビ朝日系/2021)映画「小さな恋のうた」(2019)「ジオラマボーイ・パノラマガール」(W主演、2020)「モエカレはオレンジ色」(2022)など。2023年3月上演予定のオールナイトニッポン55周年記念公演「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より『たぶんこれ銀河鉄道の夜』 ~The Night of the Milky Way Train(right?)~」にも出演が決定している。
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