萩原利久が考える憧れの未来「人生の最後の夢かもしれない」悩みを乗り越えるアシストも明かす<「左様なら今晩は」インタビュー後編>
2022.11.09 17:00
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映画「左様なら今晩は」(11月11日公開)に出演する俳優の萩原利久(はぎわら・りく/23)のインタビュー後編。子役時代から活躍し続ける彼の“悲しみを乗り越えた方法”と夢を叶える秘訣”、そして今抱いている夢とは?
萩原の悲しみを乗り越えた方法
― ここまで絶えず様々な作品に出演されてきた中で色々な壁を乗り越えられてきたと思うのですが、萩原さんの“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。萩原:ええ~そんなのないですよ~(笑)!
― (笑)。悩んだ時は誰かに相談するタイプですか?
萩原:あんまりしないですね。割と自己完結しちゃうタイプです。
― 1人で考え込んでしまってネガティブになったりしないですか?
萩原:そういうシチュエーションが訪れればネガティブにもなりますが、ある程度は自己完結できます。完結できているのかはわからないですけど、押し潰せます。
― 自分で解決策を見つけられるんですね。
萩原:そうですね。だから逆に、僕が誰かに相談する時は結構自分の中で危険なラインというか…。
― 自分の中でどうしようもなくなってしまった状態?
萩原:そんな気がします。なんというか、相談するのは最後の助け舟かもしれないですね。大体のことは多分相談せずに解決できます。
だから悲しみを乗り越えることなんてないというか、ある程度時間が経って解決されるのを待つしかないんじゃないかな。だって悩んでいる最中に「じゃあ明日から忘れよう」なんて無理じゃないですか。そんな都合のいい脳みそじゃないし…。それこそ、陽平の優しいパフォーマンスみたいなのも多分その延長なんですよね。根本的に解決するというよりは、とりあえずその場を収めて、そのままあとは時間が解決してくれるのを待つみたいな。
でももちろん、自分の中で悩みを誤魔化すことはします。僕は趣味がガッツリあるので、それにのめり込むことでそうしていますね。解決というより、その悩みをどこかに飛ばすという方が正しいかもしれないです。だから趣味を一つ大きく持つというのはすごくいいと思います。没頭している瞬間は悩みを忘れられる気がしますし、根本的な解決にはならなくても、乗り越えるアシストにはなるんじゃないでしょうか。
萩原利久の夢を叶える秘訣
― 萩原さんが思う“夢を叶える秘訣”もお伺いしたいです。2021年11月のインタビューでは「やっぱり1番好きなものが1番続くし、1番楽しいし、1番努力できるものなのかなと思うんです。好きなものを1番に、まずはチャレンジしてみてというのが、1番楽しく継続して、目指すモチベーションも作りやすいですよね。『好きなものが1番』かなと、私は思います!」と答えられていました。そこから約1年経って、「これも大事だな」と感じたことはありますか?萩原:確かに「好き」が大前提ですね。でもやっぱりやってみることなんじゃないでしょうか。考えることも大事だと思いますが、やってみると思っていたのと違うことっていっぱいありますし、それで離れていくというパターンもある。それでも宝くじも買った人しか当たらないみたいに、やってみないと永遠に始まらないのでまずはやってみることです。
何かに挑戦するタイミングに早すぎる・遅すぎるということはないと思いますし、基本的にやっぱりやったもん勝ちな気がします。特にそれが自分が好きになりそうなもの、ちょっとでも興味があるものだったら、やってみることが1番じゃないですかね。
― 萩原さんが実際にやってみて叶った夢はありますか?
萩原:この仕事もそうです。「目立ちたい」とか「小島よしおさんに会いたい」という理由で始めましたが(笑)、全然違う入り口でも、やってみた結果ここまで続いています。やってみなかったら多分俳優にはならなかったので、そう考えるとやっぱりやってみて損することってあまりない気がしますね。辞めるにしても続けるにしても、どう転んでもチャレンジしてみた方が次に進む時にもいいだろうし…。あとは真面目に一生懸命やることですね。
萩原利久の壮大な夢
― そんな萩原さんの今の夢を教えてください。萩原:どんな夢でもいいですか(笑)?老後の夢なんですけど、マンチェスターとカリフォルニアを行き来する二重生活をしたいんです。
― それは壮大ですね(笑)!
萩原:現地の人になりたくて(笑)。マンチェスターとカリフォルニアに自分が好きで応援しているサッカーチームとバスケチームがあるので移住したいんですよ。そのためには莫大なお金を貯めなきゃいけないんですけど…(笑)。
― そのためにも今一生懸命お仕事されているんですね(笑)。
萩原:はい。しっかり働いてちゃんと移住したいです(笑)。それが人生の最後の夢かもしれない(笑)。
― ちなみにもう少し近い夢で言うと、今後やってみたい作品のジャンルや演じてみたい役柄などはありますか?
萩原:ここから先は実年齢からプラスマイナス10歳くらいの役を色々ごちゃ混ぜでやりたいですね。本当の年齢がわからないような。今の年齢くらいが1番そういう変化もつけられて楽しいんじゃないかなと思います。それこそ高校生の時にはプラマイ10歳の役なんてなかなかできないじゃないですか。今は高校生役もやりたいし、逆にもっと年上もやりたいし…。幅広い役をやって年齢不詳になりたいなと思います(笑)。
― 楽しみにしています(笑)!最後に、映画を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
萩原:おばけが出てきますが、絶対にホラーじゃないのでホラーが苦手な方も安心して観ていただいて大丈夫です(笑)!設定はファンタジーでも日常生活の中で生まれる温かい世界を描いているので、きっとほっこりできるはずです。色々な方に観ていただけたら嬉しいなと思います。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
萩原利久(はぎわら・りく)プロフィール
1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。子役時代から活躍し、2019年にはドラマ、TX「電影少女-VIDEO GIRL MAI2019-」でドラマ初主演。主な出演作にドラマ、NTV「3年A組-今から皆さんは人質です-」(19)、連続テレビ小説「エール」 (20)、MBS「美しい彼」(21)、YTV・NTV「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(22)、NTV「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(22)、映画『花束みたいな恋をした』(21)、『牛首村』(22)、『天間荘の三姉妹』(22)など様々な作品に出演。WOWOWドラマ『早朝始発の殺風景』第4話(11月25日(金)23時30分放送)に出演。今後は、ドラマ「美しい彼」の映画化も決定、公開が控えている。また「萩原利久2023年カレンダー」の発売が決定、詳細はトップコートHPまで。
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