モデルプレスのインタビューに応じたn.SSign(左から)パク・ヒョン、チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、チョン・ソンユン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク(C)モデルプレス

「青春スター」出身・n.SSign、脱落者への想い&ターニングポイントになった瞬間…オーディション時の胸の内に迫る<モデルプレスインタビュー後編>

2022.10.22 12:00

グローバルK-POPアーティストへの道のりを追う男女のオーディション番組「青春スター」(ABEMAにて日本独占無料放送)から誕生した7人組ボーイズグループn.SSign(エヌサイン)。期待の新星と呼び名の高い彼らが、10月8日東京・10月10日札幌にて開催された初の来日公演「日韓GFSC Charity Campaign 青春スター × 15th Special KMF 2022」の開催時、満を持してモデルプレスのインタビューに応じ、フレッシュな魅力を炸裂。後編では、デビューが決まった率直な心境やターニングポイントになった瞬間など放送では明かされなかったオーディション秘話から彼らの熱い想いに迫った。

  

カズタ&ハンジュン、デビュー決定の複雑な心境を告白

n.SSign(左上から時計回り)チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク、チョン・ソンユン、パク・ヒョン(C)モデルプレス
― デビューが決まった時の心境を教えてください。

ハンジュン:練習生を経てきた子たちから、全く経験がない子たちまで様々な背景があった中で、みんなと本当に長い間一緒戦ってきたので、デビューすることが決まった瞬間は、それまでの過程が走馬灯のようにブワっと蘇ってきて達成感がありました。でもそれとともに不安も押し寄せてきて、色んな感情に苛まれました。

カズタハンジュンが言ってくれたことと少し重なるのですが、「このメンバーでデビューできるんだ」「僕たちめちゃくちゃ実力あるチームになってる」と嬉しい気持ちもありましたが、それと同時に(オーディションで)落ちてしまっていったロビンやロレンス…一緒にやってきた子たちのことも考えると、やっぱり悲しくなってしまい号泣した記憶があります。なので、本当だったら準決勝の時に一緒にやった10人でデビューできたらもっと良かったのかなと思うこともあるのですが、今は7人で一緒に楽しく活動できていてそれはそれでまた幸せですし、複雑な感情が多かったというのが正直な心境です。

ヒウォン、WINNERスンユンからの言葉がターニングポイントに

n.SSign(左上から時計回り)チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク、チョン・ソンユン、パク・ヒョン(C)モデルプレス
― これまでを振り返ってご自身の一番のターニングポイントはいつだと思いますか?

ソンユン:本選第3ラウンドで「COME BACK TO ME」(SE7EN)を歌ったのですが、本番前日にもハードな練習をずっとしていて、注射を打って乗り越えていたという状況でした。当日のリハーサルの時も「もうだめかもしれない」と瀬戸際だったのですが、舞台に上がるとパワーがみなぎってきて、これまでの練習の成果を発揮して自分なりに上手くこなすことができました。パワーを感じた瞬間、「これは諦めてはいけない道なんだな」と実感し、それをきっかけに成長が早くなりました。

― 舞台に上がった瞬間、「諦めてはいけない道」だと思えた原動力は何ですか?

ソンユン:僕は舞台では緊張しない方なのですが、準備が不足している時はどうしても緊張してしまうことがあります。でも舞台に立って「とにかく準決勝に上りたい」「勝ちたい」という一心が自分を動かしました。

n.SSign/パク・ヒョンに抱きつくチャン・ヒウォン、ユン・ドハにキス顔で迫るカズタ、クールに決めるイ・ハンジュン、ヤン・ジュニョク、チョン・ソンユン(C)モデルプレス
ヒウォン:準決勝の第1ラウンドで行った 「Love Shot」(EXO)のパフォーマンスは、これさえ乗り越えれば決勝に進めるので「頑張りたい」「上手くやりたい」という気持ちと不安が強く押し寄せてきてものすごく緊張したんです。でもパフォーマンスを見てくださったあと、エンジェルミュージシャン(審査員)のカン・スンユン(WINNER)さんが、ご本人もアイドルでありながら「アイドルとしてすごく誇らしい」と激励や拍手を送ってくださり、「努力が無駄ではなかったんだな」「これまで一生懸命頑張ってきたのはこのためだったんだな」と成果が見えた瞬間でした。自分のことを誇れるといった自負心も出てきて、これからより一層頑張ろうと思いました。

ハンジュン:僕は、予選でロビンさんとヒョンさんと一緒に「Ko Ko Bop」(EXO)を披露したのですが、僕だけスターパス(※オーディション会場にいる観客とエンジェルミュージシャンの計200票中150票以上獲得するとスターパスで予選通過となり、本戦に進出できるというルール)をもらっていたんです。予選の舞台はあまりプレッシャーを感じていない状態でやっていたのですが、パフォーマンスを終えて本選への進出資格をもらえたことで「もっと頑張ろう」と意欲が生まれ始めたと同時に「これからは適当な気持ちでは挑んではいけない」という気持ちに切り替わりました。チームのメンバーからみなぎるエネルギーも無視できないと感じ、予選を終えてからは、自分だけが上手くやればいいという気持ちを捨てて、「これからみんなで頑張っていくんだ」という気持ちが芽生えました。そして本選第1ラウンドの「Boy In Luv」(BTS)は「何が何でも勝ちたい」と必死な思いで一生懸命準備をして挑むことができ、心境が大きく変化した予選から第1ラウンドまでの過程は自分にとって大きなターニングポイントになりました。

n.SSign(左上から時計回り)チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク、チョン・ソンユン、パク・ヒョン(C)モデルプレス
― n.SSignがこの7人で良かったと実感する瞬間はありますか?

一同:あー!(声を揃えて顔を見合わせる)

ヒョン:沢山あります!決勝で「In Summer」(韓国の男性ヒップホップデュオDEUXの楽曲をカバー)という曲をみんなで肩を組みながらパフォーマンスする場面があるのですが、その時に顔を見合わせながら笑顔で歌ったんです。ただ、口は笑っているのに、目は泣いていてうるうるした姿がカズタさんを筆頭にドハさんらからも見えて、そういうのを見ていると本当に心優しい子たちが集まったんだなと感じ、このメンバーで集まれたことがすごく嬉しいと感じました。

― ありがとうございました。

n.SSign(左から)パク・ヒョン、チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、チョン・ソンユン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク(C)モデルプレス

撮影こぼれ話

n.SSign/イ・ハンジュンの腕を食べようとするチョン・ソンユン、カズタに全体重を乗っけられたヤン・ジュニョク、笑顔で決めるチャン・ヒウォン、ユン・ドハ、パク・ヒョン(C)モデルプレス
インタビュー前編の他己紹介では、メンバーが紹介を終える度に一同が「おー!」と歓声を上げ拍手を送るなど7人の優しさがひしひしと感じられた。またインタビュー中には、ヤン・ジュニョクが椅子の下に置いてあるペットボトルを取ろうとすると、近くにいたチャン・ヒウォンがさっと手渡しし、ジュニョクは笑顔でグッジョブサインを送った。加えてジュニョクは、他のメンバーと目が合うと唇を尖らせるなど様々な表情で可愛らしい素顔を見せた一幕も。一方、他のメンバーの話を熱心に聞き、相槌を打ちながら見守るドハ。その姿勢と抱きしめたくなるような笑顔がファンを虜にする魅力なのだろう。

インタビュー前後には、メンバー全員が日本語で「よろしくお願いしまーす」「ありがとうございまーす」「お疲れ様でした」と記者に爽やかに挨拶してくれ、拍手で場を盛り上げてくれる温かさに感動した。ピュアでまっすぐながらも熱いハートを持った彼らのこれからの成長が楽しみで仕方ない。(modelpress編集部)

n.SSign(エヌサイン)プロフィール

とびっきりの決め顔をくれたn.SSign(左上から時計回り)チャン・ヒウォン、イ・ハンジュン、ユン・ドハ、カズタ、ヤン・ジュニョク、チョン・ソンユン、パク・ヒョン(C)モデルプレス
アイドル派、ボーカル派、シンガーソングライター派の3ジャンルに分かれたグローバルK-POPアーティストへの道のりを追う男女のオーディション番組「青春スター」のアイドル派の参加者の中から結成。グループ名には「星が1つだけでは星座(=スターサイン)が作れないように、7人で新しい星座を作っていく」という意味が込められている。

また、12月には「“n.CH WORLD Live 2022” in Japan」の開催も決定している。

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