岸本理沙アナウンサーが「女子アナの“素”っぴん」に登場(C)モデルプレス

<女子アナの“素”っぴん/岸本理沙アナ>「人前に出ることが苦手だった」大学生がアナウンサー業界に飛び込むまで きっかけはラジオパーソナリティー【フジテレビアナウンサー×モデルプレス連載】

2022.10.16 17:00

2017年12月から2021年2月まで、約3年半にわたった「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』が、この度特別復活を果たした。今回は2022年入社の岸本理沙(きしもと・りさ/23)アナウンサーにインタビュー。

  

「女子アナの“素”っぴん」特別復活

フジテレビ×モデルプレス連載「女子アナの“素”っぴん」 (C)モデルプレス
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。ここではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。

前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。

岸本アナは慶應義塾大学を卒業後、2022年に入社。現在は「Live News イット!」(毎週月~金曜15時45分~)フィールドキャスター(木曜・金曜)などを担当している。

岸本理沙アナ、大学時代にラジオパーソナリティー経験

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― まずはアナウンサーになろうと思ったきっかけから教えてください。

岸本:大学2年生の終わりから大学3年生の初めにかけて、ラジオのパーソナリティーをやったことがきっかけでした。最初は全く上手くいかなかったのですが(笑)、試行錯誤していくうちに、伝えることがすごく楽しいなと気付いたんです。そこから「自分の言葉で何かを伝えられる職業を目指してみよう」と思い、目指し始めました。

― ラジオのパーソナリティーではなく、アナウンサーを目指されたのはなぜだったのでしょうか?

岸本:家族に背中を押されたのが1番大きいです。そこで新たな光が見えたというか、「そうか、アナウンサーという選択肢もあるのか」と気付きました。

― 就職活動中はどのようなことをアピールしていましたか?

岸本:とにかく楽しもうという気持ちでした。「自分は何でも楽しむことが好きなので、『楽しい』という気持ちを1番に何事も楽しみきります!」と話していましたね(笑)。2歳から6歳の頃にアメリカに住んでいて、日本に帰ってきた時に全然言葉が通じずに悩んだことがあったんです。その時に「自分から楽しまないといけない」と思ったことから、こういう性格になったんだと思います(笑)。

岸本理沙アナ「人前に出ることが苦手だった」

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― アナウンサーになってから、「学生時代にやっておいて良かった」と思ったこと、逆に「こういうことをやっておけば良かった」と思ったことをそれぞれ教えてください。

岸本:人と話した経験が今のお仕事にすごく活きています。学生時代に色々な人と話しているうちに会話することが好きになってきて、それが今対談や取材で話を聞く場面でも糧になっていると感じます。

逆に、同世代と話すことが多かった分、今になって幅広い年代の方と話しておけば良かったとも思いました。気付いたらやはり同世代とばかり話していたので、少し年が離れた先輩など同世代以外の方ともっと色々話しておけば良かったです。

― ラジオパーソナリティーをやられていた経験も、アナウンサーの面接では大きな一つの武器になったのでは?

岸本:はい。本当に貴重な経験をさせていただきました。私はもともと人前に出ることが苦手だったんです。ですが、ラジオは目の前に人がいない状態で話すので、そこでちょっとずつ自分なりにラフに話せるようになってきて。その経験も今すごく活きています。

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― では、今アナウンサーを目指している学生へアドバイスをお願いします。

岸本:私も就活していた時はすごく不安で、「本当に自分なんかがアナウンサーになれるのか」という葛藤もあったのですが、一度きりしかない人生なので「これやってみたいな」と思ったらとにかく何も考えずにまずはやってみることがとても大事だと思います。少しでもアナウンサーに興味がある方にはぜひ挑戦していただきたいです。

岸本理沙アナが今ぶつかっている壁

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― 実際に入社して約半年が経ちましたが、「フジテレビに入って良かった」と感じた経験はありましたか?

岸本:人生を2、3周しているんじゃないかというくらい経験豊富な方がたくさんいるんです(笑)。その方々のお話がものすごく面白くて、貴重で楽しくて。そういう方と一緒にお仕事できるだけで毎日が充実しています。

― 岸本アナが今悩んでいることやぶつかっている壁はありますか?

岸本:暗中模索というか、自分自身がこれからどこにどのように向かっていくのかが全然見えなくて、先が見えないからこその不安はあります。ですが、奥寺健アナウンサーに「まずはとりあえず一つ一つ目の前の仕事をがむしゃらにやっていくのが大切だ」とアドバイスをもらいました。それを聞いてからは、不安な気持ちでいっぱいになるよりも目の前の仕事に向き合う誠実さが大切だと考えて、今は自分を奮い立たせてがむしゃらに頑張っています。

岸本理沙アナの悲しみを乗り越える方法

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― 入社して挫折や失敗もあったかと思いますが、悲しみを感じた時はどのように乗り越えてきましたか?

岸本:やはり「やるしかない」と覚悟することですね(笑)。自分はまだまだ中途半端な気持ちでここに来てしまったと思うこともあるのですが、例えば中継で「2分間何かやって」と言われるなど、覚悟がないとできないと感じる仕事がすごくたくさんあって。怖いですが、だからこそやりがいも感じます。また「もうダメだ」と思ったら、抱え込まずに周りに即相談ですね(笑)。

― 相談されるんですね(笑)。

岸本:先輩にもたくさん相談しますし、家族や友達にも話を聞いてもらっています。

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― よく相談する先輩はいますか?

岸本:「イット!」で同じフィールドキャスターを担当していた竹俣紅さんです。本当に頼りがいのある先輩で、取材に行く時には「このぐらいのバッグに、このぐらいの荷物と、これとこれをこれを持って、こうすればいいよ」と細かく教えてくれて、トータルサポートみたいな(笑)、全てに関してアドバイスをもらっています。初めてフィールドキャスターとして現場に行く時もアドバイスをしてくれて、だからこそ不安も最小限に抑えて行けたので本当にありがたいですね。

― そんなに細かく教えてくださるなんて確かに心強いですね。

岸本:自分の体験談や「こういう時はこうした方がいいよ」など実際に困ったことに直面したからこそのエピソードも話してもらい、私は救われています。

― きっと来年は岸本アナが後輩アナウンサーにそれを引き継ぐんですね。

岸本:引き継いで、伝統として受け継いでいきます。

進行担当「ラフ&ミュージック」振り返る

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― 先日は「FNSラフ&ミュージック ~歌と笑いの祭典~」の進行もお疲れ様でした。普段担当されているニュースやフィールドキャスターとはまた違った業務になったと思いますが、長時間の放送を経て感じたことや学んだことはありましたか?

岸本:錚々たる出演者の方ばかりで、さらに9時間もの生放送での進行が初めてだったので本当に緊張したのですが、「無理しなくていいんだな」と気付きました。「自分1人で何でもやりきろう」という気持ちではなくて、周りと一緒にというか…。同期の松崎涼佳(まつざき・すずか ※「崎」は正式には「たつさき」)とずっと一緒にいたので、お互いに支え合いながら助け合いながら乗り越えられて心強かったですし、すごく楽しかったです。また一つ自分の経験値が上がったと思います。

― 放送の中で印象に残っている出来事を教えてください。

岸本:危うく熱湯風呂に入りそうになった瞬間がありました(笑)。

― (笑)。そういうのも生放送ならではの展開ですよね(笑)。

岸本:本当にそうですね(笑)。生放送ならではのハプニングで「これがバラエティか」と実感できました。小さい頃からずっと観てきたフジテレビの「ザ・バラエティ」の中に自分も入ることができて、本当に楽しかったです。お祭りのような文化祭のような雰囲気で、出演者の皆様も目がキラキラ輝いていて。改めて「テレビって楽しいな」と気付きました。

岸本理沙アナの夢を叶える秘訣

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― 色々な番組を経験されていますが、今後やっていきたいジャンルはありますか?

岸本:旅番組をやってみたいなぁと思っています(笑)。

― 意外な回答です(笑)!それはナレーターとして?

岸本:ナレーターもですし、自分も現地に行きたいです。日本中、世界中の色々なところに自分の足で行って経験を積みたいです。文化など自分がこれまで知らなかったことがたくさんあって、この世界に入って今それを感じています。なので、旅番組で自分がまだ知らないところに行って、現地にいる人たちと関わり合いたいなと思っています。

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
― その番組を観られる日を楽しみにしています!では最後に、モデルプレス恒例の質問でもある“夢を叶える秘訣”を教えてください。

岸本:高い目標を持つことがすごく大事だなと思っています。高すぎるぐらいの目標を持っていると、もちろん運良くそこに転がっていければもう願ったり叶ったりですし、もしダメだったとしてもいいところに落ち着くというか、悪すぎるところには行かないなと自分自身感じていて。なので大きすぎる目標を持つことですね。

― アナウンサーになることも、岸本さんにとっては大きすぎる目標でしたか?

岸本:はい、大きすぎました(笑)。でもこうして運よく拾っていただけました(笑)。

― 実際に叶えられているからこそ説得力があります!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

岸本アナのとあるスケジュール

岸本理沙アナウンサー(提供写真)
7:30 取材先へ移動

9:30 打ち合わせ

岸本理沙アナウンサー(提供写真)
10:00 取材、リポート

15:00 昼ご飯、移動

岸本理沙アナウンサー(提供写真)
16:00 街頭で撮影

17:30 会社へ戻りつつオンエア確認

明日の準備、着替えを終了してから帰宅

岸本理沙(きしもと・りさ)プロフィール

岸本理沙アナウンサー(C)モデルプレス
生年月日:1999年7月22日/出身地:千葉県/出身大学:慶應義塾大学/血液型:B型/入社年:2022年

「フジテレビアナウンサーカレンダー2023~Aurora~」

「フジテレビアナウンサーカレンダー2023~Aurora~」表紙:(1段目左から)杉原千尋&佐久間みなみ、小澤陽子、小山内鈴奈(2段目左から)渡邊渚&新美有加、宮司愛海、海老原優香(3段目左から)竹俣紅、永島優美、堤礼実&鈴木唯(4段目左から)松崎涼佳&岸本理沙、井上清華&小室瑛莉子、藤本万梨乃(C)フジテレビ
本カレンダーは、入社9年目の永島優美アナを筆頭に、後輩女性アナ全員が参加。総勢17人の女性アナウンサーが華やかに登場する。

今回初めてプロデュースを担当したのは、入社7年目の鈴木唯&堤礼実アナの同期コンビ。カラフルな色合いの表紙でスタートする今年のカレンダーのサブタイトルは『Aurora』。見る場所や時間によって見え方が異なるオーロラのように、ページをめくるたびに色々なシーンと出会うことができ、12通りの表情を楽しめるカレンダーに仕上がっている。

「夜空を照らすオーロラのように、このカレンダーが少しでも皆さんの日々を照らす存在になれたらという思いを込めた」と語る鈴木アナ。堤アナは「アナウンサーが仕事で見せる表情とは異なる表情をたっぷり詰め込みました。それぞれのアナウンサーのこだわりと輝きを、是非感じていただけたらうれしいです」と、作品に自信を見せた。

また、プロデューサーの2人がこだわったのが各月に登場する小物などのアイテム。それぞれのページを印象付けるアイテムにより、まるで1冊の雑誌のようなカレンダーを、ファッション誌「JJ」と共に表現した。

販売価格:2300円(税別)
発売日:10月5日(水)
販売場所:フジテレビショップ、フジテレビ公式通販サイト「フジテレビe!ショップ」、全国書店他
※「フジテレビe!ショップ」、kokodeブックスで、9月9日(金)12時より予約受付開始
※「フジテレビe!ショップ」、kokodeブックスでは、限定版も販売
制作:光文社JJ編集部
撮影:佐々木大輔<SIGNO>

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