モデルプレスのインタビューに応じた吉川愛(C)モデルプレス

吉川愛「冴ちゃんの役で良かった」と思うこと 「純愛ディソナンス」共演・中島裕翔の印象の変化、現場のほっこりエピソードも<モデルプレスインタビュー>

2022.09.22 07:00

女優の吉川愛(よしかわ・あい/22)が9月3日、さいたまスーパーアリーナにて開催された「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」(以下:TGC)に出演し、「TGC サステナ STAGE for the UN SDGs ACTION」ステージにてランウェイを披露。バックステージでモデルプレスのインタビューに応じ、ランウェイの感想のほか、22日に最終回を迎えるフジテレビ系木曜劇場「純愛ディソナンス」(毎週木曜よる10時~)についてHey! Say! JUMP中島裕翔演じる新田正樹と恋に落ちるヒロイン・和泉冴を演じた日々を振り返り、共演者との撮影エピソードも語ってくれた。

  

吉川愛、ファンとの再会に喜び

― まずランウェイの感想を教えて下さい。

吉川:ボードなどを上げてくれている人がいっぱいいて、すごく嬉しかったです。ファンの方にお会いする機会がなかなかないし、しかも女優としてではなくモデルさんとして歩かせていただいているときにお会いすることはなかなか無いので、ファンの方にランウェイを見ていただけたことが嬉しかったです。

― ランウェイの練習など準備はされましたか?

吉川:してないです(笑)。特に何かすると決めていたわけじゃなかったので「どうしよう」と思いながら歩いていました。

― ランウェイトップでのポーズも素敵でした。舞台裏で出演者の方と交流はありましたか?

吉川:時間があんまりなくてほとんど会えなかったんですけど、「ハニーレモンソーダ」とかでお世話になった坂東龍汰くんには会えました。

― ステージの時間も近かったですもんね。

吉川:そうです、そうです。会いたい人が他にもいっぱいいたんですけど難しかったので、それはちょっと残念でした。

吉川愛、秋冬注目のファッションは?

― 今回の衣装もすごく可愛いんですけど、秋冬で注目しているファッションはありますか?

吉川:私はバーガンディとかボルドー系が好きなのでやっぱりそういう洋服がいっぱい欲しいなと思っています。結構タイトめのワンピースでその色があったらすごく嬉しいなと。まだ一着も買っていなくて探してもいないんです(笑)。以前に「秋に合いそうだな」と思ったトップスは買ってあるんですけど、それだけなので早くお買い物したいなと思っています。

― トップスはどんなアイテムですか?

吉川:バーバリー(Burberry)の服なんですけど、ベージュでカッティングが入っているデザインで、可愛くて買ってしまいました。

吉川愛「純愛ディソナンス」共演の中島裕翔は「役と真逆」 比嘉愛未とのほっこりエピソードも

― 「純愛ディソナンス」の反響がすごく大きいと思います。実感はありますか?

吉川:そうですね。色々な方に観ていただいて「あの子とくっつけば良いのに」とか「先生とどうなるの?」とかコメントいただくことがあって、そんなに視聴者の皆さんの心を動かすことができているんだなとすごく嬉しく思っています。

― 重い作品の内容とは裏腹に撮影現場は和やかだと思うんですけど、エピソードを教えて下さい。

吉川:そうですよね(笑)。とにかく中島さんが本当に役と真逆すぎる印象です(笑)。普段はすごくやんちゃな少年っぽい感じの性格でスタッフさんにいたずらをしちゃったり色々な方とお話されていたり、すごく現場を明るくしていただいていて、座長として引っ張ってくれているので私はただそれに付いていっているだけです。それこそ比嘉さん(愛菜美役の比嘉愛未)とはライバルの役柄なんですけど、裏では仲が良いというか和気あいあいとしているので作中とは全然違って面白いです。私がCMをさせていただいているフィッティというマスクをつけていたら「それ、どこの?」と聞かれて色違いを使って下さったり。

― 中島さんの印象で撮影が始まってから変わった部分はありますか?

吉川:もっとクールな方だと思っていたんですけど、少年っぽくてこんなに印象が違うんだと思いました。本当に静かにヒーリングミュージックを聴いて朝のコーヒータイムを過ごしていそうなイメージだったんですけど、良い意味で裏表がなくてすごく頭の回転が早い素敵な方だなと思います。

― 比嘉さんとはバチバチするシーンが多いですが、カットがかかったらすぐに切り替わりますか?

吉川:切り替わりますね。本当に距離が近いシーンがあって、映像で観るとそこまで近くないと思うんですけど、実際はもうキスするんじゃないかというくらいの近さで、バトルなので「本当に嫌い!」みたいな感情で演じるんですけど、終わった瞬間に「わあ、近いね!」とか話して(笑)。比嘉さんが素敵な方で肌も綺麗なのでうっとりしちゃいました(笑)。

吉川愛、高橋優斗らシェアハウスメンバーとの撮影振り返る「冴ちゃんの役で良かった」

― シェアハウスのメンバー(HiHi Jets高橋優斗/ジャニーズJr.※「高」は正式には「はしごだか」、藤原大祐、畑芽育)はどうですか?

吉川:本当に仲が良くてシェアハウスをしている気分になります。休憩時間にも自然と座る場所が決まっていてそういうのも面白いなと思います。小道具がすごく多いので、よくそれで遊んでいて漫画を読んだり、頭皮を刺激するマッサージ器を皆でやって「うわーゾクゾクする!」とか遊んだり(笑)。同世代なので気を張らず話し合える仲でやりやすいです。

― 高橋さんはどういう印象ですか?

吉川:高橋さんはいじられキャラなんだろうなとすごく思います。スタッフさんにも先輩の中島さんにもいじられているので生粋ないじられキャラというか弟キャラなのかなと(笑)。でも役に入ると慎太郎にすぐに変わって、私としても慎太郎とのシーンが多いのでやりやすくさせていただいています。

― 冴ならではの楽しかったシーンはどこですか?

吉川:それこそシェアハウスのシーンは思いっきり素が出ちゃっているときもあって本当に楽しいです。「冴ちゃんじゃなかったらこのシェアハウスに入れなかったんだな」と思うと、「冴ちゃんの役で良かった」とすごく思います。

吉川愛、大変だったシーン・5年後の変化で意識したこと・最終回の見どころは?

― では、沢山あると思うんですが、大変だったシーンは?

吉川:色々あります。お母さん(富田靖子)と住んでいる高校時代のシーンは3話くらいまであったと思うんですけど、そのシーンはクランクインの日に全部1日で撮ったんです。なのでずっとお母さんと、お母さんの彼氏さん役の方とバトルをしていたので、結構アザだらけになっていて「クランクインなのに大変なことばっかりだな」と思っていました(笑)。

― 短い期間で作品の舞台が高校生から5年後まで飛びました(3話から4話)が、役としてどんな違いをつけようと意識されましたか?

吉川:あんまり違いをつけようとは思っていなかったです。というのも実際に私も高校生くらいから20歳を超えた今の年齢になっても体感的に変わった感覚が無くて、もっと大人っぽくなっていると思っていたんですけどそれがあんまり変わっていないことに気づいて、冴ちゃんも変えなくて良いかなと思ったのでそこまで変えずにいました。もちろん見た目はメイクさんや衣装さんが変えてくれるのでそれを頼りに。ただ正樹さんへの想いはちょっと変わっているかなと。好きな気持ちは残っているけど一旦諦めて離れて忘れた5年間を過ごしていたというのは見いだせたら良いなと思ってそこだけは頑張りました。

― ではクライマックスに向けて視聴者の方に見どころをお願いします。

吉川:やっぱり正樹くんと冴ちゃんがどうなるかというのが一番の見どころです。付き合うのか、正樹さんは正樹さんで仕事だったり愛菜美さんとのバトルだったり、色々な壁があるのでどうなっていくのかを観て欲しいです。冴ちゃんも慎太郎やお母さんの問題があるので、どう片付けていくのか、冴ちゃんがどういう道を選ぶのかをゆっくり観ていって欲しいです。

― ありがとうございました。楽しみにしています。

(modelpress編集部)

「純愛ディソナンス」最終話あらすじ

正樹(中島裕翔)は、過去の家族写真から、晴翔(藤原大祐)が加賀美(眞島秀和)の息子であると知る。これまで、正樹と冴(吉川愛)の仲を引き裂こうと暗躍していた正体不明の人物『Hermit』も晴翔だったのだ。

晴翔から「いま冴と一緒にいる」と呼び出された正樹は、かつて教師をしていた桐谷高校へと走る。

冴は、晴翔とともに高校の屋上にいた。そこで晴翔は、小坂由希乃(筧美和子)を殺したのは自分だと冴に告げる。晴翔は、自分の家庭を壊し、母親を死に追いやった小坂と、小坂のことで加賀美を追及した正樹を憎んでいた。「俺は決めたんだ。新田をじわじわと追い詰めてやるって。ここから一緒に飛び降りたらあいつなんて言うかな」。晴翔は笑いながらそう言って冴に近づいていく。

桐谷高校に駆けつけた正樹は屋上で揉み合う冴と晴翔を見て、必死に階段を駆け上がる。だが、思わぬ人物が正樹の行く手を阻もうとし……。

一方、隙をついて晴翔から逃れた冴は、正樹のもとへ急ごうとするが……。

吉川愛(よしかわ・あい)プロフィール

吉川愛(C)モデルプレス
1999年10月28日生まれ、東京都出身。子役時代から活躍。2022年「第45回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作は、TBS系「初めて恋をした日に読む話」(2019)、NHK大河「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)、TBS系「恋はつづくよどこまでも」(2020)、連続テレビ小説「おちょやん」(2020)、読売テレビ・日本テレビ系「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(2021)、WOWOWオリジナル「ヒル」(2022)、映画「虹色デイズ」(2018)、「十二人の死にたい子どもたち」(2019)、「転がるビー玉」(2020)、「ハニーレモンソーダ」(2021)、「ALIVEHOON アライブフーン」(2022)など。待機作にWOWOWオリジナルドラマ「早朝始発の殺風景」第2話(2022年11月放送・配信スタート)がある。


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