“メンズ美容の先駆者”ゆうたろうに聞く セルフメイク徹底解説・メンズにもオススメの厳選アイテム…<私物コスメ公開インタビュー>
2022.04.10 12:00
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メイクの裏技や私物コスメを公開してもらうモデルプレスの私物コスメ公開企画に、モデルで俳優のゆうたろう(23)が登場。メンズメイクの先駆者とも言えるゆうたろうに、最新のセルフメイク事情を徹底調査。実際にポイントメイクを実践してもらいながらメイクテクニックやお気に入りコスメの解説をしてもらった。【インタビュー前編】
ゆうたろうのメイクポーチ公開!
<下地・ファンデーション>SHISEIDO/シンクロスキンソフトブラーリングプライマー(化粧下地)
TIRTIR/MASK FIT RED CUSHION 23N SAND
RMK/フローレスカバーコンシーラー 05と01
NARS/ライトリフレクティングセッティングパウダー プレストN
セザンヌ/パールグロウハイライト 01 シャンパンベージュ
ペリペラ/オイルキャプチャーパクト
クラランス/フィックスメイクアップ Su21
<アイブロウ・アイメイク>
KATE/ラッシュフォーマー(クリア)CL-1
キスミーヘビーローテーション/カラーリングアイブロウ 03 アッシュブラウン
<リップ>
NARS/オイルインフューズドリップティント 1149 ※使用
CHANEL/ルージュココブルーム 118 ラディアント ※使用
BOBBI BROWN/クラッシュドリップカラー 44 スーパーノヴァ
<その他>
ainou/フレグランスミストオードトワレ 66
アクティブサプリ ビタミンA+C,E
リブアクティブ ドクターズサプリ ビタミンA+ミネラル
― ポーチを持ってきて下さってありがとうございます!このアイテムは普段持ち歩いているものですか?
ゆうたろう:下地やファンデーションはいつものアイテムで、他は付け足したいときに使います。いつも前髪があるんですけど今日みたいなセンター分けのときは目にボリュームを持っていきたいなと思ってすごくナチュラルなんですけどマスカラを塗っています。いつもはベースとリップだけなので10分とか15分で終わるんですけど、金髪でポイントメイクをするようになってからは20分、30分くらいかかりますね。
― ベースの順番を教えて下さい。
ゆうたろう:スキンケアしてからSHISEIDOの下地で仕込んで、TIRTIRのクッションファンデーションをして気になるところだけRMKのパレットコンシーラーを使って、最後にNARSのパウダーで仕上げます。
<ゆうたろうメイク>小田切ヒロが紹介していたSHISEIDO化粧下地
ゆうたろう:基本的に美容系のお仕事をしている姉のオススメか、友達から直接聞いて買うことが多いんですけど、唯一YouTubeとかもチェックして影響を受けているのがヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさん。まだお会いしたことがないので、いつか一緒にお仕事できたらなと憧れています。自分が使ったことがないブランドでも小田切さんのお話を聞くと全部欲しくなっちゃうんですよ!それぐらい魅力を伝えるのがお上手で「この人の言葉には嘘がないな」と思っているんですけど、YouTubeの中でこのSHISEIDOの下地をオススメしていたんです。すごくフラットな肌にしてくれて、もったいなくて使えないときもあるんですけど、小田切さんの言葉で下地がすごく大事だということにも気づけたのでここぞというときに少量ずつ大切に使っています。本当に買って良かったなと思うアイテムですね。
<ゆうたろうメイク>最近のお気に入りファンデはTIRTIRクッションファンデ
ゆうたろう: TIRTIRのクッションファンデは友達がレビューを出していたので2ヶ月くらい前から使っているんですけど、きれいだけどナチュラルな薄付きでメンズに向いていると思います。肌質によって感じ方は違うと思うんですけど、比較的崩れにくいなと。1日マスクで移動する日とか崩したくないなという日や、プライベートでメイクをしている感じをあんまり出したくないときに使っています。― クッションファンデが多いですか?
ゆうたろう:好きですね。マスク社会になってから、密着力というところに僕も意識を向けるようになって、やっぱり時短になるし手軽で直しがしやすいのも良くて、ミラーがついているのでここで確認して調整ができるのが良いですよね。リキッドだと外に持ち歩きづらいけど、これはすごくコンパクトでポケットにも入るので。
― 楕円の形も珍しいですよね。
ゆうたろう:昔の携帯電話みたいですよね(笑)。3種類あるんですけどこれは割とセミマットな感じで、乾燥肌の人はパウダーがなくても全然行けるくらい。つけた瞬間はリキッドと似た感覚なんですけど、馴染ませたら本当にサーッと肌に馴染んでサラッとしてくれるので、春夏でも使いたいなと思うアイテムです。
― 結構季節によってファンデーションは変えますか?
ゆうたろう:毎日違うんですよ。こういうセルフメイク企画でも一式全部変えて紹介していて、お仕事の内容や、マスクを何時間つけているか、とかで日によって変えているのでその中でも今日のアイテムはお気に入りのものばかりです。「これとこれの組み合わせが好き」というのもあるし、「これだけが好き」というのもあるし、同じブランドでライン使いしても良いと思うし、バラバラに自分で組み合わせてみても自分だけのメイクができる気がして楽しいです。本当に自分の肌とか体質に合ったメイクを独学で研究してみた結果なので、参考になるかは分からないんですけど、僕のやり方で普段からメイクしていますね。
<ゆうたろうメイク>RMKコンシーラーを三角ゾーンにも使用
ゆうたろう:RMKのコンシーラーは持ち運び用みたいな感じでこれ1つだけでお直しができて、部分的に使い分けています。磁石が下についていて自分だけの好みのパレットに組み合わせてできるんです。しかもコンシーラーってそんなに沢山使わないからこのぐらいの量がすごく便利でたっぷり使ってもなくならないのでこのサイズ感に惚れました。後のせしたときもベタベタしないけどポイントで隠すのにもカバー力があってすぐに肌に馴染んでくれるので好きです。― 具体的にはどこに使いますか?
ゆうたろう:僕は赤みが気になる部分と、あとはニキビ跡とか毛穴が気になるところ、クマは05でしっかり重ためなのでちょっとずつ手にとって延ばして使っています。これはクマとか青ヒゲとか一発で隠れます。
01は、血色が悪いところとか赤みが気になるところをこれで飛ばします。僕は三角ゾーンにファンデーションよりちょっと明るい色を塗っていて、ここが綺麗に見えるだけで結構顔面が明るく見えるので、マスクを外した瞬間の顔のためとかに使っています。
― 指を使うことが多いですか?
ゆうたろう:コンシーラーは基本指で塗ることが多いですね。だから新品の(ビニールがついた)まま(笑)。好みによると思うんですけど、僕は肌と肌が馴染むので一番指で塗るのが好きです。ファンデーションはブラシやスポンジを使うんですけど、部分的なものは指を使います。
<ゆうたろうメイク>ベースは引き算メイクが定番
ゆうたろう:NARSのパウダーは、殿堂入りコスメみたいな感じ。本当にサラッとしていて色もつかないんですけど、僕的にNARSの商品は本当に失敗がない。最近はテスターで試せないことも増えたと思うんですけど、試さなくても安心して購入できるくらい信頼しています。お仕事をさせていただいたときに色々試させてもらっていただいたりしてからNARSの虜で新商品が出たらすぐにチェックしています。パッケージの洗練された感じも好きでずっと使っていますね。このペリペラは持ち運び用の直しで使っています。― このベースの組み合わせはどういうときに使っていますか?
ゆうたろう:引き算メイクのとき。TIRTIRはそんなにカバー力はないんですけど、崩れにくいという理由で選んでいて、カバーしきれなかった部分をRMKでカバーしているので、崩したくないときの引き算メイクですね。薄付きだけどカバーしたいところはしっかりカバーして。特に男の子とかメイク始めたてのときがそうだと思うんですけど、全部塗りたくってとか、やりすぎちゃう子が多いなと思うんです。僕も最初はそうだったんですけど、最近は全体的に薄付きが好きで、ニキビが嫌だからいっぱい重ねたりすると崩れたりさらに肌が荒れちゃう原因にもなるので、最近は色々無駄を省いていったメイクが定番です。
<ゆうたろうメイク>ナチュラルに盛れるクリアブラックマスカラ
ゆうたろう:アイメイクは元々全くしないんですけど、金髪の期間はマスカラをします。アイシャドウやアイラインは全然使わないですね。何もしていなくても「アイメイクしているんですか?」と聞かれることが多いので、しなくていいかなと。女装する役のときはやってもらうんですけど、自分でやるとメイクが女の子に寄っちゃって目だけすごく重たくなっちゃうのが嫌で、やるとしてもラメを足したり、雰囲気を出したいときはインラインだけ引いたりナチュラルにします。このマスカラは姉が「これならゆうたろうも使えるんじゃない?」と教えてくれたんですけど、クリアブラックという色がほとんどつかなくて塗っているか塗っていないかくらいの感じなので、バレたくないナチュラルメイクとか、メンズにはすごくオススメです。繊維がちょっとずつついてくれて1本1本が太くなって「元々こういうまつ毛です」とナチュラルに盛れるので、これに出会ってからはマスカラをするようになりました。僕は女の子になりたくてメイクをしているわけではなくて男の子の中で楽しめるメイクとかファッションをするのが好きなので、まつ毛もそこまで盛らないんですけど、これだけ本当にサッと塗るとパッと目が華やかになります。
― 下まつ毛も塗りますか?
ゆうたろう:余ったのをサッサッとなぞるくらい。最近下まつ毛が大事な理由がやっと分かって、自分で見るより写真に撮られたときにちゃんと塗っている方が立体感が出る気がします。元々主張が強い目なのでこれ以上足さない方が良いのかなと思っていたんですけど、このぐらい塗るぐらいでだいぶ印象が変わるので、最近は塗るようにしています。これは本当にダマにもならないし、結構すぐに売り切れちゃうので、大切になくならないように持っています。プチプラだし学生さんにもオススメです。
― 元々二重がすごく綺麗ですもんね。
ゆうたろう:出身は広島なんですけど母が沖縄出身なので超パッチリで、父も大分で彫りが深いので親の遺伝で、そこはすごく「親に感謝しろ」と言われますね(笑)。
<ゆうたろうメイク>金髪仕様の眉マスカラ
ゆうたろう:この眉マスカラは金髪中だからなんですが、とりあえずヘビーローテーションは間違いないと言われているので(笑)。一応ブリーチもしているんですけど、元々すごくゲジ眉なのでそれ以上に自分の眉毛の主張が強くて金髪にしたときの違和感がすごいので整えてもらってから眉マスカラを塗っています。― 塗り方のポイントはありますか?
ゆうたろう:僕は1本1本の眉毛がすごく太いので、まず毛流れに逆らいながら塗ってからあとで馴染ませるという感じ。ペンシルとかアイブロウとかは使わないで本当にこれだけです。
― 黒髪のときは何も塗らないですか?
ゆうたろう:何も塗らず自眉ですね。それがチャームポイントでもあったし印象がガラッと変わって男っぽくなると思います。前髪を上げてるか上げてないかでも変わるので、やっぱり柔らかくしたいときは前髪ありでちょっとマッシュっぽくして、ギャップをつけたいときはセンター分けにします。自分でもヘアメイクで全然変わるので同じ人間なのかなとたまに思うんですけど、それがすごく楽しいですよね。
<ゆうたろう>リップは100本以上所有 自然な色味に見せるコツ
ゆうたろう:このNARSのオイルティントはファンの方からいただいんですけど、スキンケアのついでに使っています。ほんのりピンクになってくれるので本当に休みの日はこれだけで良くて今日みたいに黒い服を着てるときとかに使っています。― 保湿にも良いんですか?
ゆうたろう:めっちゃ良いです。本当はダメなんですけどお泊りのときに唇に血色がないのが気になったらこれだけ塗ったり(笑)。本当に何も塗らないとお化けみたいになっちゃうんですよ。
リップは本当に気分なんですけど、深みのある色を選ぶことが多くて、色味が欲しいときはBOBBI BROWNのちょっとブラウンっぽい赤リップ。ただの赤でもブラウンでもオレンジでもない色々な色味が入っている複雑な色がすごく好きで使っています。そんなに血色がいらない日はCHANELのちょっと青みピンクっぽいリップ。発色がすごくナチュラルで好きで、今日はこっちかな。
― リップは家に何本くらいありますか?
ゆうたろう:100本くらいはあると思います。リップだけをメイクさんがよく持っているような大きいポーチに入れてそこに全部入れています。もう使わないのもあるんですけどなんか捨てられなくて持ってるだけでテンションが上がってしまいますね。周りへのプレゼントにも結構リップをあげることが多いです。
― そのまま塗りますか?
ゆうたろう:もっと発色させたいときは1回ティッシュオフして足しているんですけど、このまま塗るぐらいでも全然良いですね。ほんのり色がついてちゃんと保湿もしてくれるので良くてメンズにもオススメです。これはティッシュオフするだけですごくナチュラルな質感と色味になります。
女性ものだとどうしても発色が良いものが多いので、やっぱり塗りたくってリップだけ色が浮いているとかありますよね。韓国のものだとあんまり色が付きすぎない印象で、ティントだったら1回とったものを何回もブラシで減らしてから丁寧に塗るとか、リップバームでちゃんと保湿してから塗るとか、そういうことが大切だと思います。
<ゆうたろうメイク>ハイライト
ゆうたろう:照明が強い撮影や、アップの撮影が多くないときはこのセザンヌのハイライトを使います。ブラシだと付きすぎちゃうのが嫌なので本当にちょっとだけ取って鼻の中央あたりの骨が出ているところに薄く薄く馴染ませて。あとは頬骨のあたりにちょんちょんちょん、と。セザンヌは一番使いやすいし安いし手に取りやすいので、良いと思います。他のブランドのも持っているんですけど結構発色がピカン!となっちゃって僕はいかにバレずに盛るかというテーマがあるので、元々の艶に見えるくらい薄く仕込んでいます。― ほかにオススメのハイライトはありますか?
ゆうたろう:IPSAのクリームハイライトもカバーしたいところにプラスで重ねるとツヤッとするので使っています。それか下地に仕込むんだったらポールアンドジョーの日焼け止め効果もあるプライマー。あれは本当に美容液成分が入っているので保湿もしてくれるしSPFも入っているしカバーもしてくれるし何のファンデーションと合わせても相性が良いし崩れにくいので、特に乾燥する時期は重宝していますね。下地に仕込んでおくとすごく細かいラメでキラキラするのが上品なので、ポールアンドジョーで全顔に薄く伸ばすか、クリームハイライトで部分的にのせるかどちらかです。テレビだと照明が強くて思ったよりも光っちゃうのでそういうときは下に仕込んだりクリームハイライトを使うんですけど、雑誌の取材とか配信のときはセザンヌがちょうど良いのかなと思って臨機応変に色々変えています。
★ゆうたろうがメイクを始めたきっかけ、メイクを始めたい男性へのアドバイス、演じる役についてのメイクや、俳優業についても聞いたインタビュー中編、後編も後日配信予定。
(modelpress編集部)
ゆうたろう プロフィール
1998年6月3日生まれ、広島県出身。2016年、ショップ店員から“可愛すぎる美少年”モデルとして芸能界デビュー。2017年からドラマや舞台で精力的に俳優活動を行う。2018年、「3D彼女-リアルガール」で映画初出演を果たし、2019年、月9ドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)にレギュラーキャストして抜擢。他の主な出演作にドラマ「来世ではちゃんとします」シリーズ(テレビ東京)、「シックスティーン症候群」(フジテレビ)、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京)、「FOLLOWERS」(Netflix)、「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」シリーズ(CSテレ朝チャンネル1)、「古見さんは、コミュ症です。」(NHK)、「ダメな男じゃダメですか?」(テレビ東京)、映画「かぐや様は告らせたい -天才たちの恋愛頭脳戦-」、「殺さない彼と死なない彼女」など。映画「チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」が公開中。「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS:毎週火曜24時59分~/TBS:毎週火曜25時28分~)が4月12日より放送スタート。
【Not Sponsored 記事】