FANTASTICS佐藤大樹、初挑戦のラブシーンは“テストなし” 見上愛を美しく見せるためのこだわり・研究明かす<「liar」インタビュー前編>
2022.02.19 17:00
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EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹(さとう・たいき/27)が、MBS/TBSドラマイズム枠「liar」(MBS:毎週火曜24時59分~、TBS:毎週火曜24時58分~)で地上波ドラマ初主演を務める。初挑戦となるベッドシーンは、予告映像が公開された時から反響が殺到。インタビュー前編では、その撮影秘話や肉体美の秘密を聞いた。
佐藤大樹「liar」で新境地
人気小説投稿サイト「エブリスタ」で累計1,500万PVを達成、コミック版は「電子→単行本」という異例のヒット経歴をたどり、累計200万部突破(紙・電子合計)の話題作を実写ドラマ化した「liar」。ドラマでも、原作コミック同様に女性目線で進行するストーリーと男性目線で進行するストーリーが入れ替わりながら進み、“禁断の恋”を描く新感覚のラブストーリーとなる。佐藤は、彼女がいながら会社の部下と関係を続けるエリートサラリーマン・市川一哉役。W主演を務める見上愛が、市川と秘密の関係になる成田美紗緒を演じる。
佐藤大樹、市川役オファーに「悩みました」
― 一足先に2話まで拝見しましたが、普段の佐藤さんのイメージと市川の雰囲気の違いに驚きました…!オファーが来た時はどのように感じられましたか?佐藤:自分に市川役のオファーが来るとは思っていなかったですし、これまで経験のない挑戦的なシーンも多かったので、正直どうしようかなと悩みました。でも、原作を読めば読むほど市川というキャラクターが愛おしくなってきて。憎めないし、不器用なだけで実はすごく繊細でピュアなんですよね。なので、市川という役を通して今の年齢でしかできない佐藤大樹を見せられたらいいなと思い、オファーを受けました。
― 実際に役作りをしていく中で、葛藤や悩んだことはありましたか?
佐藤:今回は市川が心の中で思っていることをモノローグで表現しているのですが、今までのお芝居ではやったことがなかったので、間の作り方や表情でどう表現するかというところで1番苦労しました。でも、モノローグでお互いの気持ちがわかるのがこのドラマの面白さで見どころなので、そこはこだわりました。
佐藤大樹、美紗緒を美しく見せるための努力
― ラブシーンでは、カメラアングルもすごくこだわられているように感じました。佐藤:そうですね。キスシーンはこれまで何度かあったのですが、ここまで多くのラブシーンを演じるのは初めてだったので、美紗緒をいかに綺麗に見せるか、素敵なシーンにしたいということを考えながら、手順も含めて監督と何度もセッションして、丁寧に作り上げました。
― 美紗緒を綺麗に見せるために、具体的にどのようなことを意識されたのでしょうか?
佐藤:カメラが向いている方向と美紗緒の顔がピタッとはまるようにというのはもちろんですが、キスをする時になるべく頬を見せてあげたいと思っていたので、手で美紗緒の髪をかき上げたりしました。ほかにも、男性の手の中に女性の顔があるとより綺麗に見えるというのを聞いたことがあったので、美紗緒の頬の横に自分の手を持っていったり…。僕は意外と手がごついので、美紗緒の顔とのコントラストでとても美しいシーンになるのではないかなと思って。韓国の俳優さんの演技をたくさん見て研究しましたね(笑)。
― 韓国ドラマで研究されたんですね(笑)!
佐藤:めっちゃ見ましたよ(笑)!韓国の作品も日本の作品も色々チェックしました。
佐藤大樹、ラブシーンは“テストなし”
― 見上さんとも相談しながら進められたんですか?佐藤:意外とそこまで話していなくて、監督と流れを決めたら本番に進む感じでした。監督とカメラマンのこだわりで、この現場はテストがないんです。普段ドキュメンタリーを撮っているカメラマンの方が担当されていて、「嘘のないように撮りたいから、その時感じたままにやってほしい」と言われて。ある程度の流れは監督と事前に決めているのですが、「あとは2人で自由に」という感じでした。
― テストなしはすごいですね…!
佐藤:スケジュールの関係で、2日間でドラマに出てくる全てのラブシーンを撮らなきゃいけなかったので、それは本当に心身ともに疲れた2日間になりました(笑)。ですが、すごく良い撮影だったので、間違いなく良い画が撮れていると確信しています。
― 普段からパフォーマーとして鍛えられていると思いますが、その2日間のために特別な準備などはされましたか?
佐藤:僕は体を見せる仕事の時には、24時間前から塩分と水分を全部カットする“水抜き”をやっているんです。今回もドラマの撮影と並行してそれをやったので、とにかくマネージャーさんから「少しは食べてください!」「肌がかさついてます!」「目がヤバいです」など心配されて色々言われました(笑)。でもやっぱりやって良かったですし、僕は一度決めたら貫きたいタイプなので、そういう意味では市川の完璧主義者な部分と似ていると思っています。
ほかにも撮影の合間の2時間でジムに行ったりなど色々やりましたが、クランクインが1月5日だったので、初めて正月にお餅もおせちも食べなかったんです。それが1番辛かったです(笑)。正月に食事制限をしたのは人生初でした。家族が皆お酒を飲んだりご馳走を食べたりしている中、僕だけササミを食べていたり…。むしろ撮影期間よりも大変でした(笑)。
FANTASTICSがED主題歌担当…佐藤大樹の夢が実現
― 今回はエンディング主題歌がFANTASTICSさんの「Turn to You」に決定し、「主演ドラマで主題歌を担当する」という佐藤さんの夢も叶いました。決まった時の心境はいかがでしたか?佐藤:今年中に叶えたい目標として掲げていたうちの1つだったので、早々に叶えることができてすごく嬉しかったです。主演舞台や映画、アニメではやらせていただいたことがあったのですが、ドラマ主題歌だけやったことがなくて「どうしてもやりたい」と考えていた矢先だったので。
― 絶妙なタイミングで流れ出す中島(颯太)さんと八木(勇征)さんの歌声が素晴らしかったです。
佐藤:タイミングがばっちりですよね!ドラマを観て「この曲何だろう」と気になってくださる方も多いと思います。2人の歌声に興味を持ってライブを観に来てくれることがグループへの1番の還元に繋がるので、今回は大きなチャンスになると思います。
― では、改めて読者の方に向けてドラマの見どころを教えて下さい。
佐藤:モノローグの多さや、男女それぞれの視点から描くというのがすごく挑戦的で、毎話楽しみが増えていくと思います。1話を観た皆さんは、きっと「なんで市川はああいう行動するんだろう」と疑問に思う部分があると思うのですが、それは2話を観ていただければ全て伏線回収できますし、その週の放送を観た後には先週の放送を観返したくなるような作品になっています。なので、ドラマと自分たちの感情を照らし合わせて答え合わせをしながら観ていただきたいです。そして、毎回絶妙なタイミングで流れる主題歌も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。
★FANTASITICS・EXILEメンバーとのエピソードや今後の夢を語った後編も公開中。
(modelpress編集部)
佐藤大樹(さとう・たいき)プロフィール
1995年1月25日生まれ。2014年「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に合格し、EXILEの最年少メンバーとして加入。また、EXILEの世界とともにリーダーを務めるFANTASTICSとしても活躍中。個人としては、「HiGH&LOW」シリーズ、ドラマ「恐怖新聞」(東海テレビ/2020年)などに加え、映画「4月の君、スピカ」(2019年)、「小説の神様 君としか描けない物語」(2020年)では主演を務め、俳優としても精力的に活動している。
佐藤大樹&見上愛W主演「liar」
MBS/TBSドラマイズム枠にてMBS(毎日放送)毎週火曜深夜0:59~、TBS毎週火曜深夜0:58~放送中。TVer&MBS動画イズムで全国無料見逃し配信中。dTVで見放題独占配信ほか、スピンオフドラマ「liar~すれ違う恋~」独占配信(3月配信予定)。公式ホームページ:https://www.mbs.jp/liar/
出演:佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、見上愛、川島海荷、太田基裕、高田里穂、佐藤友祐、山谷花純、濱正悟、蒼野孝介、古川雄輝、升毅
原作:袴田十莉・もぁらす「liar」(双葉社・エブリスタ)
監督:熊坂出
脚本:内平未央、大谷洋介、下亜友美
クレジット
ヘアメイク:大木利保(CONTINUE)スタイリスト:吉田佳輔
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