乃木坂46北野日奈子、3年ぶりランジェリー撮影で心境に変化 「1番葛藤した」時期乗り越え見つけた“自分の居場所”も明かす<2nd写真集「希望の方角」>
2022.02.06 18:00
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4月の活動をもって乃木坂46からの卒業を発表している2期生・北野日奈子(きたの・ひなこ/25)が、2月8日に2nd写真集「希望の方角」(白夜書房)を発売する。2作目に対して「少し抵抗があった」と語る彼女が、制作に踏み出せた理由とは?モデルプレスのインタビューでは、3年ぶりにランジェリーカットに挑戦した心境や約9年間のアイドル活動での葛藤、苦悩を乗り越えて見つけた“自分の居場所”などについて聞いた。
1st写真集『空気の色』から約3年ぶり、2作目となる同写真集。1作目の写真集に携わった撮影スタッフが再集合し、あどけない素顔から抜群のスタイルが際立つ水着・ランジェリー姿まで、北野のあらゆる姿がたっぷりと詰まっている。
北野:私は2nd写真集を出せる力が自分にあると思っていなかったし、また納得できる作品が作れるかという部分も不安だったので、最初は少し抵抗があったんです。でも、1st写真集を制作したスタッフさんと一緒に作れると知ったときに「それだったら納得がいくものになるかも」と思い、お話を受けることを決心しました。
― チームへの信頼があったからこそ決心できたのですね。前作との違いや、さらにこだわった部分はありますか?
北野:前回は1st写真集ということで「22歳の初々しさ」をテーマに制作したのですが、今回は25歳の等身大の姿をテーマに、自分がやりたいことをたっぷり詰め込みました。また、同じチームで制作するというのは居心地が良い分、見てくださる方に比較されてしまいやすいという意識があったので、できる限り差別化することも心がけて制作しました。
― 衣装はどのように選んだのですか?
北野:客観的な意見を選びつつ、私の意見も取り入れていただきました。特に「ウエディングドレス」は最初の案の中になかったのですが、現時点で私には結婚願望がないという部分で「理由がないとドレスは着られない!」と思い、自分からお願いしたんです。
ウエディングドレスカットの撮影場所も教会ではなく、あえて近未来的な雰囲気で撮影したいとお願いしたのですが、要望通りの素敵な写真に仕上げてくださったので、本当に満足しています。
北野:自分の中ではあまり変化を感じていなかったのですが、25歳になったことで本格的に「大人を意識しなくてはいけないな」といった気持ちで撮影したというのは1つの変化です。今回は「恥ずかしい」という気持ちもなかったのですが、ランジェリーカットは少人数の撮影になるので、現場の緊張感を感じて若干大人びた表情になっていると思います!
― 先行カットを公開した時点で、北野さんの抜群のスタイルがファンの方から大きな反響を呼んでいました。撮影に向けたボディメイクはされましたか?
北野:写真集発売が決定してから撮影までの期間がタイトだったこともあり、「こんな準備をしました」と言えるほどのボディメイクをしていないんです…(笑)。でも、私はメンバーから「ジムで鍛えない方が良い!」と言われるくらい元々筋肉質なので、鍛え過ぎないということも大切にしていました。
普段からダンスで疲れないために、家でYouTuberさんの筋トレ動画を流しながら数分間運動しているので、それが効果的だったのかもしれません。
北野:すごく簡単に言うと「みんな大人になって卒業して、時代が変わった」という一言で表せるけど、その内側には色々な出来事や気持ちの変化があったなと思います。私はグループで9年間活動しているのですが、先輩方の卒業が続いたここ3~4年で、自分の先輩としての意識がすごく上がったんです。
1番葛藤していたのは、3期生が加入してきたくらいの頃。「2期生として、自分たちが最前線で乃木坂46を繋いでいかなきゃ」と決意した時期に初めて後輩ができて。そのタイミングで私も選抜メンバーから落ちてしまったので、「もう交代させられちゃうんだ」という気持ちで、グループで活躍することを諦めそうになってしまったんです。
― 初めて後輩ができて、自分の居場所がわからなくなってしまったんですね。
北野:当時は「まだ戦っていたい」という思いが強かったし、状況をすぐに受け止めることが難しかったんだと思います。その後に再び選抜メンバーに復帰することができたのですが、4期生が入ってきたくらいのタイミングから、“先輩”としての自分の立ち位置をすごく考えるようになったんです。
― 新たな後輩ができたことで、再び心境に変化があった?
北野:そうですね。グループの前に立って活躍する3・4期生の背中を見ていたら、「自分のやるべきことは、偉大な先輩方が卒業していった場所を一生懸命支えてくれている後輩の背中を支えることなのかもしれない」という思いが強くなったんです。それからは、不安な気持ちでグループの先頭に立つ後輩に「誰が何と言おうと、私たちはみんな味方だからね」と声をかけられる立場を目指してきました。
― 支える役目に回ろうと決意したんですね。
北野:はい。新しいメンバーが入ってくるごとに自分の役割を考えるのですが、様々な変化に立ち会ってきたからこそ、乃木坂46の根の部分をちゃんと守っていきたいと思えるようになったんだと思います。頑張っている後輩を1番近くで支える立場になれていたら嬉しいです。
北野:グループ加入当初からずっと一緒にいた相楽伊織が2018年に卒業してから、本当にたくさんのことがありました。伊織が卒業した前後くらいに私も活動復帰をしたのですが、実はそのとき完全に復帰できる状態ではなかったんです。でも、1番仲良しの同期が卒業するときに同じステージに立てないなんて一生心残りになると思って、伊織のラストステージに立ち会うために復帰した部分も正直ありました。
そこから2期生は10人くらいで頑張ってきて、少しずつ卒業していくメンバーも増えてきて、それぞれが違う理由でグループを旅立っていくんだと知って…。中でも、昨年堀未央奈が卒業を発表したときには何も言えなくて、「引き止められないってこういうことなんだ」と痛感したことを覚えています。
― 堀さんに対して「引き止められない」と思った理由は?
北野:未央奈はグループにいた頃も自分のやりたいことを貫くタイプだったので、卒業後の不安は全くなかったのですが、フォーメーションでポジションが近かったこともあり、心の中では「ここからさらに、一緒にグループを変えていくのかな」と思っていたんです。だからこそ衝撃が大きかったし、その後に続けて(伊藤)純奈、(渡辺)みり愛が卒業して…。みんないなくなっちゃうんだなと、悲しい気持ちでいっぱいでした。
― 同期の卒業が続く中で、前を向けるようになったきっかけはありますか?
北野:(寺田)蘭世が卒業するときに寂しい気持ちを伝えたら、蘭世が「そうだね。でも、それはみんな大人になったからだね」と言ってくれて…その言葉がすごくしっくりきて、ポジティブに考えられるようになったんです。卒業は自分で考えて選択できるようになった証拠だし、大人になったからなんだなって。
私にとってもこの9年間は「あっという間」という言葉では表せないくらい、本当に色々なことがありましたが、乃木坂46はずっとネバーランドにいるような、夢のような世界なんです。だからこそ大人になったら「旅立つ」という選択をする人も出てくる。私もグループを卒業をするときには「夢のような毎日を送っていたな」と思い出すんだろうなと思います。
北野:以前は「乃木坂46で選抜メンバーに入る」といったグループの目標を1番に考えていたのですが、今年は色々と環境の変化もあると思うので、自分がほかにやりたいことを具体的に考えて、将来に繋げていけたらいいなと思います。
― これからも応援しています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
今回、ファン待望の2作目が刊行されることになり、アイドル、そして一人の女性としての彼女の魅力をより身近に感じられるような、「今までにこれほど被写体との距離が近い写真集があっただろうか?」と、思わずにはいられない作品づくりがなされている。
北野日奈子、2nd写真集は「少し抵抗があった」
― 2作目となる写真集の発売おめでとうございます!決定したときの心境はいかがでしたか?北野:私は2nd写真集を出せる力が自分にあると思っていなかったし、また納得できる作品が作れるかという部分も不安だったので、最初は少し抵抗があったんです。でも、1st写真集を制作したスタッフさんと一緒に作れると知ったときに「それだったら納得がいくものになるかも」と思い、お話を受けることを決心しました。
― チームへの信頼があったからこそ決心できたのですね。前作との違いや、さらにこだわった部分はありますか?
北野:前回は1st写真集ということで「22歳の初々しさ」をテーマに制作したのですが、今回は25歳の等身大の姿をテーマに、自分がやりたいことをたっぷり詰め込みました。また、同じチームで制作するというのは居心地が良い分、見てくださる方に比較されてしまいやすいという意識があったので、できる限り差別化することも心がけて制作しました。
― 衣装はどのように選んだのですか?
北野:客観的な意見を選びつつ、私の意見も取り入れていただきました。特に「ウエディングドレス」は最初の案の中になかったのですが、現時点で私には結婚願望がないという部分で「理由がないとドレスは着られない!」と思い、自分からお願いしたんです。
ウエディングドレスカットの撮影場所も教会ではなく、あえて近未来的な雰囲気で撮影したいとお願いしたのですが、要望通りの素敵な写真に仕上げてくださったので、本当に満足しています。
北野日奈子、3年ぶりランジェリーカットの心境&抜群ボディの秘訣は?
― 今回は3年ぶりにランジェリーカットに挑戦したということですが、前作から心境の変化はありましたか?北野:自分の中ではあまり変化を感じていなかったのですが、25歳になったことで本格的に「大人を意識しなくてはいけないな」といった気持ちで撮影したというのは1つの変化です。今回は「恥ずかしい」という気持ちもなかったのですが、ランジェリーカットは少人数の撮影になるので、現場の緊張感を感じて若干大人びた表情になっていると思います!
― 先行カットを公開した時点で、北野さんの抜群のスタイルがファンの方から大きな反響を呼んでいました。撮影に向けたボディメイクはされましたか?
北野:写真集発売が決定してから撮影までの期間がタイトだったこともあり、「こんな準備をしました」と言えるほどのボディメイクをしていないんです…(笑)。でも、私はメンバーから「ジムで鍛えない方が良い!」と言われるくらい元々筋肉質なので、鍛え過ぎないということも大切にしていました。
普段からダンスで疲れないために、家でYouTuberさんの筋トレ動画を流しながら数分間運動しているので、それが効果的だったのかもしれません。
北野日奈子「交代させられちゃう」初の後輩加入当時の葛藤語る
― 前作発売からの3年間で、乃木坂46としても様々な変化があったと思います。北野さんはグループの変化をどのように感じていますか?北野:すごく簡単に言うと「みんな大人になって卒業して、時代が変わった」という一言で表せるけど、その内側には色々な出来事や気持ちの変化があったなと思います。私はグループで9年間活動しているのですが、先輩方の卒業が続いたここ3~4年で、自分の先輩としての意識がすごく上がったんです。
1番葛藤していたのは、3期生が加入してきたくらいの頃。「2期生として、自分たちが最前線で乃木坂46を繋いでいかなきゃ」と決意した時期に初めて後輩ができて。そのタイミングで私も選抜メンバーから落ちてしまったので、「もう交代させられちゃうんだ」という気持ちで、グループで活躍することを諦めそうになってしまったんです。
― 初めて後輩ができて、自分の居場所がわからなくなってしまったんですね。
北野:当時は「まだ戦っていたい」という思いが強かったし、状況をすぐに受け止めることが難しかったんだと思います。その後に再び選抜メンバーに復帰することができたのですが、4期生が入ってきたくらいのタイミングから、“先輩”としての自分の立ち位置をすごく考えるようになったんです。
― 新たな後輩ができたことで、再び心境に変化があった?
北野:そうですね。グループの前に立って活躍する3・4期生の背中を見ていたら、「自分のやるべきことは、偉大な先輩方が卒業していった場所を一生懸命支えてくれている後輩の背中を支えることなのかもしれない」という思いが強くなったんです。それからは、不安な気持ちでグループの先頭に立つ後輩に「誰が何と言おうと、私たちはみんな味方だからね」と声をかけられる立場を目指してきました。
― 支える役目に回ろうと決意したんですね。
北野:はい。新しいメンバーが入ってくるごとに自分の役割を考えるのですが、様々な変化に立ち会ってきたからこそ、乃木坂46の根の部分をちゃんと守っていきたいと思えるようになったんだと思います。頑張っている後輩を1番近くで支える立場になれていたら嬉しいです。
北野日奈子「引き止められない」卒業続く同期への思い
― 2期生としても、この数年間は様々な変化がありましたね。北野:グループ加入当初からずっと一緒にいた相楽伊織が2018年に卒業してから、本当にたくさんのことがありました。伊織が卒業した前後くらいに私も活動復帰をしたのですが、実はそのとき完全に復帰できる状態ではなかったんです。でも、1番仲良しの同期が卒業するときに同じステージに立てないなんて一生心残りになると思って、伊織のラストステージに立ち会うために復帰した部分も正直ありました。
そこから2期生は10人くらいで頑張ってきて、少しずつ卒業していくメンバーも増えてきて、それぞれが違う理由でグループを旅立っていくんだと知って…。中でも、昨年堀未央奈が卒業を発表したときには何も言えなくて、「引き止められないってこういうことなんだ」と痛感したことを覚えています。
― 堀さんに対して「引き止められない」と思った理由は?
北野:未央奈はグループにいた頃も自分のやりたいことを貫くタイプだったので、卒業後の不安は全くなかったのですが、フォーメーションでポジションが近かったこともあり、心の中では「ここからさらに、一緒にグループを変えていくのかな」と思っていたんです。だからこそ衝撃が大きかったし、その後に続けて(伊藤)純奈、(渡辺)みり愛が卒業して…。みんないなくなっちゃうんだなと、悲しい気持ちでいっぱいでした。
― 同期の卒業が続く中で、前を向けるようになったきっかけはありますか?
北野:(寺田)蘭世が卒業するときに寂しい気持ちを伝えたら、蘭世が「そうだね。でも、それはみんな大人になったからだね」と言ってくれて…その言葉がすごくしっくりきて、ポジティブに考えられるようになったんです。卒業は自分で考えて選択できるようになった証拠だし、大人になったからなんだなって。
私にとってもこの9年間は「あっという間」という言葉では表せないくらい、本当に色々なことがありましたが、乃木坂46はずっとネバーランドにいるような、夢のような世界なんです。だからこそ大人になったら「旅立つ」という選択をする人も出てくる。私もグループを卒業をするときには「夢のような毎日を送っていたな」と思い出すんだろうなと思います。
北野日奈子、2022年の目標明かす
― 最後に、北野さんの2022年の目標を教えてください。北野:以前は「乃木坂46で選抜メンバーに入る」といったグループの目標を1番に考えていたのですが、今年は色々と環境の変化もあると思うので、自分がほかにやりたいことを具体的に考えて、将来に繋げていけたらいいなと思います。
― これからも応援しています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
北野日奈子2nd写真集「希望の方角」
写真集の舞台となる撮影地は、鹿児島から種子島、那須、そして東京。様々な場所で、多彩な表情の素顔が見れるように、じっくりと時間をかけて撮影が行われた。今回、ファン待望の2作目が刊行されることになり、アイドル、そして一人の女性としての彼女の魅力をより身近に感じられるような、「今までにこれほど被写体との距離が近い写真集があっただろうか?」と、思わずにはいられない作品づくりがなされている。
北野日奈子(きたの・ひなこ)プロフィール
生年月日:1996年7月17日/出身地:北海道/血液型:O型/星座:かに座/身長:158cm/乃木坂46の2期生。
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