乃木坂46松村沙友理インタビュー 卒コン後、白石麻衣だけが言ってくれた“素敵な言葉”
2021.07.13 17:00
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<松村沙友理・卒業記念写真集「次、いつ会える?」(マガジンハウス)発売記念インタビュー>
きょう7月13日をもって乃木坂46から卒業する松村沙友理(28)。屈託のない笑顔で、たくさんの人を幸せに、そして楽しくさせた10年間。一方で、もともとは根暗な性格ゆえ、アイドルに向いてないと悩んだ時期もあった10年間。自身の経験を踏まえ、今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいことや、卒業コンサート後、白石麻衣だけが言ってくれた“素敵な言葉”などを語った。
卒コンから1週間、松村沙友理「とても晴れやかな気持ちでいます」
― 卒業コンサートから1週間以上が経過しました。卒業が間近に迫っていますが、心境はいかがですか?松村:とても晴れやかな気持ちでいます。
― 素敵な卒業コンサートでした。
松村:ありがとうございます。たくさんの方にそう言っていただいて…みんな社交辞令で言ってないですよね? 本当にそう思っていますか?(笑) 後輩の子たちもたくさん言ってくれます。「本当に楽しかったです」とか「あの衣装を着られてすごく嬉しかったです」とか。言われすぎて疑ってきちゃっているんです(笑)。
― 本当にそう思っています(笑) エンターテイナーの面目躍如でした。
松村:コロナ禍でファンのみなさんは声を出せないので、コールもメンバーにやってもらったんです。「白米様!」とか「さーゆりん、さーゆりん」とか。リハーサルのときにみんなに覚えてもらって!
松村沙友理が笑顔を絶やさないワケ
― 松村さんがメンバーやスタッフから本当に愛されてると感じました。今日はその理由に迫りたいなと。人付き合いで意識していることはありますか?松村:この質問は新しいファンを獲得できそうですね、大事なことを言わないと!(笑) 卒業したらビジネスマンとかに講演会ができるかもしれないし(笑) なんだろう……関西人だからじゃないですか?(笑)
― なるほど(笑)。
松村:やっぱり商人の血なのかなと…違うな(笑) これじゃ講演できない(笑) あ、素直さじゃないですか? すごく驚いたのが、写真集でメンバーからコメントをもらったんですけど、生田絵梨花と齋藤飛鳥が同じことを言ってくれていて。二人とも私がとても素直だと。エピソードとともに書いてあるので、ぜひ詳細は写真集を見てください!(笑)
― (笑) 松村さんは笑顔が本当に可愛いし、常にニコニコしている印象です。それは心がけている?
松村:人が好きっていうのはあると思います。人間が好き!人と喋るのが好き!人が好きで人と話すのがすごく好きなので、誰と接していても楽しいです!
今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいこと
― その笑顔も愛される理由の一つだと思います。乃木坂46での10年間、笑顔でいられないときはありましたか?松村:人が好きって言ったんですけど、もともとはすごく根暗な性格。乃木坂46に入るまでは人と接してこない人生でした。だから芸能人でいる環境に馴染めてないなって思う期間はとても長かったんです。アイドルに向いてないなって思うこともたくさんありました。芸能界って特に競争社会じゃないですか、誰かがセンターになってとか、ポジションがとか、そういうのがやっぱり得意ではなかったです。気持ちが弱くなってしまうことはたくさんありました。
― それでも乗り越えて、笑顔で卒業を迎えた。松村さんの強さだと思います。今、心が折れそうになってしまっている人たちに伝えたいことはありますか?
松村:周りの人を信じること。人間が怖くなるときって誰でもあると思うんです。でもそういうときこそ、周りの人の力をかりて、その人たちがかけてくれる言葉を信用する。周りの人を信じる大切さは、乃木坂46に入って身を持って感じたことです。ただし誰でも簡単に信用したらダメ!世の中には悪い人もいるから(笑)。
卒コン後、白石麻衣だけが言ってくれた“素敵な言葉”
― 卒業コンサートを終えて、白石麻衣さんとはどんな話をしましたか?松村:白石って絶対に「私たち頑張ってきたよね」って言うんです。他の人は「10年間頑張ったね」とか「お疲れさま」とかが多いんですけど、白石は「私たち頑張ってきたよね」って。白石とは同い年で、なにかあれば二人で支え合いながら一緒に歩んできました。そういうふうに言える関係ってすごく特別だなって思います。卒業コンサートが終わった後も「私たちちゃんと頑張ってこれたよね」って言ってくれてすごく嬉しかったし、素敵だなって思いました。
― 素敵です…“さゆまい”コンビ最高です!10年間を通して印象に残っている出来事はありますか?
松村:私が在籍中に驚いたのは「ガールズルール」のちょっと後くらいかな、いつだったかは忘れちゃったんですけど、まだ橋本(奈々未)がいたとき、私と橋本が別の撮影でライブをお休みすることがあって。そのとき白石が私たち二人のことをすごく必要としてくれたのを今でも覚えています。それはそのあともずっと変わらなくて、まいやんっていろんな場面で私に助けられたって話をしてくれるんです。「さゆりんがいると心強い」とか。でもそれは私が白石にいつも感じていることでした。だから白石もそうやって思ってくれてるって初めて知ったときは、驚いたし本当に嬉しかったです。お互いがお互いを必要としているんだなって。
松村沙友理の芸能界継続を後押しした人たち
― 卒業後すぐ連続ドラマに出演しますね。乃木坂46卒業と同時に芸能界引退ではなかったことにホッとしています。松村:でもすごく悩みました。乃木坂46がなかったらこの世界に入ってこなかった人間、それに自分は芸能人に向いてないって何度も感じてきたので、乃木坂46を卒業しても表に立つ仕事を続けるべきなのかなって。
― でも悩んだ末、表に立ち続けることを選んだ。その決断を後押ししたものが知りたいです。
松村:ファンの方々の言葉、「卒業してからも見ていたい」「応援していきたい」と言っていただいたこと、それとスタッフさんやマネージャーさんから前向きな言葉をかけていただいたことです。表に立つ仕事を辞めて、一人の女の子として生きていく方がラクかもしれないとも思っていたとき、「お芝居を続けた方がいい」とか「この仕事は松村に向いてるよ」とか言ってくださって、頑張ってみようと思いました。
松村沙友理・卒業記念写真集「次、いつ会える?」(7月13日発売)
今作では「松村沙友理のような彼女がいたら、こんな表情で元気づけてくれるのかな?」と思わせる最強笑顔が満載。無防備な寝起きカットや、白い肌をあらわにした美しい水着姿、そしてちょっと大人っぽい夜など“彼氏目線”で楽しめる。また卒業記念特別企画として「乃木坂46現メンバー42人からのメッセージ」や「さゆりんご軍団とのトークページ」、生田絵梨花とのユニット「からあげ姉妹最後のグラビア」、白石麻衣との「“さゆまい”ウェディングフォト(#さゆまいラブラブ結婚式)」なども収録される。
彼氏目線を意識「私との日常生活をリアルに感じてもらえたら」
― 何度もドキッとしました。女性の私から見ても“攻めてる”なと。松村:女性の方でもそう思うんですね!実は今回、私の中では男性から見た松村沙友理を意識しました。前回の写真集は女性目線を意識していたので、その分、今回は彼氏から見た私を1番に意識しています。だからできるだけナチュラルに撮影したり、あと彼氏にだったらここまで見せるかなって考えて挑んだり。“攻めてる”と思っていただけたのは狙い通りで嬉しいです。
― そんなにニコニコしながら言われると困ります(笑)。
松村:てへてへ(笑)。
― (笑) 水着やランジェリーカットもたくさんありました。肌の露出も多いということで、撮影に向けて準備はしましたか?
松村:そうですね、ジムでトレーニングしたりとか。でも彼氏目線を意識したので、写真集のためにすごくやりました、っていうよりは、いつもの松村沙友理のカラダだと思います(笑)。私と一緒に行く旅行だったり、私との日常生活だったり、そういうのをリアルに感じてもらえたら。
(modelpress編集部)
松村沙友理(まつむら・さゆり)プロフィール
生年月日:1992年8月27日/出身:大阪府/血液型:B型/星座:おとめ座/身長:164cm乃木坂46の1期生。ファッション誌「CanCam」の専属モデル。映画やドラマ、声優などマルチに活躍し、グループのメンバーである生田絵梨花とのユニット「からあげ姉妹」で、テレビ東京「ポケットモンスター」のオープニングテーマ「1・2・3」を担当している。
2021年7月13日に乃木坂46を卒業。同日放送開始のTBS系ドラマ「プロミス・シンデレラ」(毎週火曜 後10:00)に出演。動画配信サービス「Paravi」オリジナルストーリー「シンデレラ・コンプレックス」では主演を務める。
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