モデルプレスのインタビューに応じた新内眞衣(C)モデルプレス

乃木坂46新内眞衣が語る松村沙友理のすごさ 自身の“理想の卒業”も明かす

2021.06.09 17:00

乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でメインパーソナリティを務め、“喋り”を武器に独自のポジションを確立する、2期生の新内眞衣(しんうち・まい/29)。乃木坂46の最新シングル「ごめんねFingers crossed」(6月9日発売)で12作連続の選抜入りとなった彼女は、グループの「見守り役」として、これまで多くの変化や仲間の旅立ちを見届けてきた。「10年後も乃木坂46で集まりたい」と語る新内が、今作で卒業となる松村沙友理との関係性や、自身が卒業時にありたい姿などについて語ってくれた。<モデルプレスインタビュー>

  

乃木坂46・新内眞衣、選抜メンバーとしての意識

新内眞衣(C)モデルプレス
― 今作は、4期生の遠藤さくらさんが2度目のセンターを務め、同じく4期生の早川聖来さんも初めて選抜入りを果たすなど、“新たな乃木坂46”としての期待も高い1枚だと思います。新内さんは選抜メンバーとして活動をする上で、意識されていることはありますか?

新内:最近は後輩メンバーと近いポジションになることが多いので、シングルを出す度に、「フォーメーションで近くなった後輩と仲良くなろう」という目標を掲げて活動しています。今作も4期生の田村真佑ちゃんと隣のポジションになったので、たくさんお話して仲良くなりたいです。

私はグループの中で「見守り役」という立場になることが多いのですが、活動の中では個性を求められることもあるので、周りを模索しながらも自分の色を出すということも大切にしています。

― グループの「見守り役」として、最近の乃木坂46の変化や成長で感じることはありますか?

新内:この1年ちょっとの期間は、新型コロナウイルスの影響で今まで通り活動できない部分もあったのですが、限られた環境の中でも「楽しいものをお届けしよう」という姿勢がみんなに見えるなと思っています。状況に合わせながらも、適宜アプローチの仕方を変えながら成長していけるグループなんだと、改めて感じました。

松村沙友理は「周りを明るくしてくれるすごい人」2人の思い出語る

― 今作は、1期生である松村沙友理さんの卒業シングルにもなりますが、新内さんはどのようなパフォーマンスをしたいと考えていますか?

新内:今回、まつ(松村沙友理)とは少し遠いポジションではあるのですが、どうにかしてちょっかいが出しにいけるくらい、笑顔でパフォーマンスができたらなと思います。

まつとは普段仲が良い分、近くでパフォーマンスをするとお互いに照れてしまうんです。以前2人でペアダンスのような振りをする機会があったのですが、目が合ったら笑ってしまったり、上手く手が合わせられなかったりして…。「一瞬目を合わせるけどすぐにそらす」みたいな感じで、なんとか乗り切りました(笑)。

― お2人は本当に仲が良いんですね。

新内:はい。彼女は一緒にいてすごく楽だし、いるだけで周りを明るくしてくれるすごい人なんです。「ここに行きたいな」と私が言ったら「行こー!」とすぐに言ってくれたり、ノリで誘ってもちゃんと来てくれたりするフットワークの軽さも大好きです(笑)。

松村沙友理の必殺技“さゆりんごパンチ”を披露してくれた新内眞衣(C)モデルプレス
― 松村さんとの思い出で、1番印象に残っていることはありますか?

新内:3年くらい前に2人でニューヨークに行ったことが1番の思い出です。2人で韓国旅行をしたことはあったのですが本格的な遠出は初めてだったので、計画する日を丸1日設けたくらいずっとワクワクしていました。

― 当日は計画通りにいきましたか?

新内:2人とも小心者なので不安だらけだったし、英語が話せなくてスマートフォンの翻訳機能を使うなど大変なこともあったのですが、すごく楽しい旅行になりました!

まつと「今度はオーロラを見に行きたいね」と話しているので、いつかまた2人で海外旅行ができる日を楽しみにしています!

新内眞衣、ラジオパーソナリティとしての才能

新内眞衣(C)モデルプレス
― 新内さんは、『乃木坂46のオールナイトニッポン』のレギュラーパーソナリティとして毎週ラジオを進行されていますが、幼い頃から話すことが得意だったのですか?

新内:全然得意ではありませんでした。私は一人っ子で、近い年齢の子と話す機会が幼稚園くらいまでなかったので、周りとどう話したら良いのかわからなかったり、家族でバスツアーに参加してもずっとおばあちゃんの後ろに隠れていたりするような、人見知りが激しい子どもだったんです。

今でも全然上手く話せているつもりはなくて、悩むことも多いのですが、ラジオパーソナリティを始めた当初にスタッフさんから「ありのままの自分で話した方が自分なりの色がつくから、上手く話そうとしなくて良いよ」と言っていただいたので、「上手く話すのではなくて、自分らしく話せばいいんだ」と思えるようになりました。

― ありのままで話すことで、新内さんの色が出たのですね。

新内:はい。上手な喋りを求める方は、話が上手いパーソナリティのラジオを聴くと思うし、面白い話が聴きたい方は芸人さんのラジオを聴くと思うんです。パーソナリティは自分のパーソナルを喋ってラジオを紡いでいくものなので、『乃木坂46のオールナイトニッポン』のようなラジオがあっても良いと思うし、私の放送を気に入って聴いてくれる方がいたら良いなという思いで日々お送りしています。

― 色々な経験が今に繋がっているのですね。モデルプレス読者にも、喋りが苦手だと感じている人がいると思うのですが、苦手意識がなくなるためのアドバイスはありますか?

新内:喋りが苦手という方は、きっと相手のことを想いすぎて気を遣って、頭の中で考えすぎてしまうのだと思うんです。無口な方も、何も考えてないわけではなくて、「考えていても言葉で伝えることが難しい」という方が多いのではないでしょうか。

でも、言葉にしないと伝わらないし、思っているより相手は自分のことを気にしていないので、自分をさらけ出す練習だと思って喋ると、苦手意識もなくなるんじゃないかと思います。

新内眞衣流・後輩との接し方

新内眞衣(C)モデルプレス
― ラジオでは、毎週違うメンバーをゲストに迎えて放送されていますが、相手の話を引き出すこともすごく大変ですよね。

新内:相手の話を引き出すというのは、 1人でラジオパーソナリティをしていたときからの1番の変化だと感じています。難しいことではあるのですが、ラジオで個性が出ると評価が上がるメンバーが多いので、私はそのお手伝いがしたいと思うし、私自身も「人の良さを引き出す技術」や、「相手の子が話しやすくなる技術」を学ぶことができるので、確実に自分の成長に繋がっていると思っています。

― ご自身の勉強にもなっているのですね。あまりラジオに慣れていない後輩メンバーをゲストに迎えたときに、意識されていることはありますか?

新内:後輩から見ると、私はめちゃくちゃ年上だし、すごく怖いんじゃないかなと思っているんです。それに、いきなりラジオで喋るというのは難しいと思うので、本番前から色々と話して、そのメンバーの興味や性格をなんとなく頭に入れることを意識しています。メンバーのことを深く知るうちに、さらに仲良くなることができたり、愛おしく思えたりすることが多いので、そういったことはラジオをしている特権でもあるんです。

― ラジオをやっているからこそ、メンバーを深く知ることができるのですね。ラジオ以外でも、後輩と話すときに意識されていることはあるのですか?

新内:自ら積極的に声をかけるように心がけています。後輩は元々乃木坂46のファンだった子が多いので、先輩に話しかけるのは緊張してしまうと思うんです。実際に私も乃木坂46に加入した当初は、「え…あの生駒里奈さんがいる…!?」みたいな感覚だったし、「今は疲れているのかな…」と感じて話しかけるタイミングが難しかったことを覚えているので、自分から行った方が話しやすいかなと思って実践しています!

― ご自身の経験を活かして、後輩と接しているのですね。

新内:そうですね。今では1期生に相談ごとをすることもあって、特に同世代の松村沙友理や秋元真夏、卒業してしまった桜井玲香とは、本当に色々な話ができる仲になりました。同期の鈴木絢音や3月に卒業した堀未央奈も先日私の家に来てくれたりもして、先輩から後輩、同期まで、様々なメンバーと話ができる今の環境はすごく嬉しいなと思います。

「10年後も乃木坂46で集まりたい」メンバーへの想いとは

新内眞衣(C)モデルプレス
― 新内さんの今後の目標を教えてください。

新内:卒業までに、2nd写真集を出したいなと思っています。グループで活動していると自分だけが写る機会はあまりないので、写真集は特別な経験にもなるし、前回よりさらに大人になった私の姿を撮影してみたいなと思っているので、海外に行ける世の中になったら、アメリカなどでかっこいい写真を撮ってもらいたいです!

― 素敵な目標ですね。グループの中では、今後どのようなポジションで活動していきたいですか?

新内:メンバーには常に楽しく活動していて欲しいので、まずは自分が活動を楽しんで、周りに連鎖していけるような存在になれたらなと思っています。私自身、「最初から最後まで楽しかったな」と思って卒業したいので、笑顔で自分らしく活動できたらそれで幸せなんです。

私はグループのことも、メンバーのことも大好きなので、5年後10年後に1期や2期が卒業しても、またみんなで集まって、お客さんとして乃木坂46の姿を見に行けたらいいなと思っています。

新内眞衣の夢を叶える秘訣

― 3年前に「夢を叶える秘訣」をお聞きしたときは、“縁”が大切だとおっしゃっていましたが、そこから様々な経験をした今、改めて思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

新内:行動力が大事だと思います。この3年間で色々な経験をして、なんでも良いから行動すれば変わることって、すごくいっぱいあるんだなと実感しました。待っているだけじゃ縁も作れないし、夢ややりたいことって誰かが運んでくるものではなくて、自分で行動して叶えるものなんじゃないかと思うんです。

『乃木坂工事中』がこんなに続くことも当たり前じゃないし、ラジオをやらせてもらっているのも当たり前じゃない。当たり前のことなんて1つもないんです。だからこそ、日々感謝しながら楽しく生きていくと、良いことがたくさんあるのかなと思っています!

― 素敵なお話ありがとうございました。

(modelpress編集部)

PHOTO:赤英路

乃木坂46「ごめんねFingers crossed」(6月9日発売)


乃木坂46にとって通算27枚目のシングル。4期生の遠藤さくらが、24thシングル「夜明けまで強がらなくていい」(2019年9月発売)以来、3作ぶり2度目のセンターを務める。松村沙友理は全体の中央に位置する2列目センター。その両脇を初期にフロントを務めた同期の生田絵梨花と星野みなみが固める。4期生の早川聖来は今作で初選抜を飾った。

乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-A(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-B(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-C(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-D(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」通常盤(提供画像)
乃木坂46(提供画像)

新内眞衣(しんうち・まい)プロフィール

1992年1月22日生まれ、埼玉県出身。2013年に乃木坂46の2期生オーディションに合格し、2014年3月より正規メンバーとして活動。2016年より3年間『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送/水曜深夜3:00)の水曜パーソナリティを務め、2019年からは『乃木坂オールナイトニッポン』(ニッポン放送/水曜深夜1:00)のレギュラーパーソナリティとして、毎週入れ替わりのメンバーをゲストに番組の進行を行っている。抜群のスタイルを活かし、2019年3月からは、女性ファッション誌「andGIRL」、ならびにWebサイト「Oggi.jp」のレギュラーモデルとしても活動中

新内眞衣、星野みなみ、梅澤美波(C)モデルプレス
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