乃木坂46梅澤美波が救われた白石麻衣からの言葉 卒業考えた過去に「まだここにいよう」と思えた理由
乃木坂46の3期生だが、しっかりとした志と姿勢で、先輩を含めたメンバーやファンからも人望が厚い梅澤美波(22)。乃木坂46の最新シングル「ごめんねFingers crossed」(6月9日発売)では、同シングルで卒業の松村沙友理や、センターを務める4期生の遠藤さくらを支える立ち位置に。憧れの存在であった白石麻衣が卒業した今、梅澤がグループにかける覚悟とは。<モデルプレスインタビュー>
梅澤美波、後輩を支える立場へ
― 前作の「乃木坂46 僕は僕を好きになる」ではフロント、今作でも十二福神と選抜常連になりつつありますが、選抜としての心構えや覚悟が自分の中で変わったと思いますか?梅澤:選抜メンバーの代表としてインタビューを受けたり、歌番組やバラエティ番組に出させていただいたりすることが多いので、「グループの看板を背負っているぞ!」という気持ちでお仕事に臨むようにしています。選抜に選んでいただいた初めてのシングルとかは、何も考えられずにただ流れに身を任せて期間が過ぎていたなと思うのですが、今は、ちゃんと1日1日噛み締めながら楽しめているんです。先輩に助けてもらうことの方が多かった頃から、後輩も増えたことで自主的に動いてみたり、自分の思うことを誰かに伝えてみたりとか、少しずつ意識しながら活動を積み重ねてきたので、すごく変わったなと思います。
― これまでは先輩についていくことに必死だったけど、後輩もできて梅澤さん自身にも余裕ができてきたのですね。今作では、4期生の遠藤さくらさんがセンターです。これまで先輩に支えられていた梅澤さんが、今度は遠藤さんを支えるポジションになりましたね。
梅澤:はい。これまで後輩メンバーとして活動してきましたが、今はどちらかというと後輩を支える立場になってきているのを感じます。私は年上の方に甘えることが多かったので、今まで生きてきた中で後輩と関わったことがあまりなかったんです…。なので、今もまだ慣れなくて難しいなと思うこともあるのですが、私がこれまで支えてもらってきた先輩たちは、みんな本当にすごくて、ちゃんと勉強になって持って帰ってくるものがあったので、後輩に直接何か言うとかじゃなくても、私が発言したことや取り組む姿勢を見て、学んでもらえるような人にならなきゃなと思っています。
今回のセンターの遠藤さくらちゃんも、自分の気持ちや言葉を押し殺してしまったり、あまり自分から先輩などに頼ったりできる子じゃないなと思うので、悩んでいることなどを無理に聞くとかじゃなくても、隣にいてあげるだけでもできたら良いなと思います。
― 梅澤さんがこれまで先輩にしてきてもらったことを、受け継いでいるのですね。
梅澤:乃木坂46の子はみんな遠慮がちな子が多いので、楽屋にいても「どこに座ったら良いんだろう」とか、お弁当を取るときもタイミングを伺っていることがあるので、そういうときに声をかけてあげるようにしています。私も遠慮してしまっていたときに、先輩から声をかけてもらって嬉しかったので、同じように後輩の子にも困っている子がいないか周りを常に見るように意識しています!
梅澤美波、憧れ・白石麻衣から連絡「本当に救われた」
― 梅澤さんが乃木坂46に入るきっかけとなった先輩・白石麻衣さんが卒業されましたが、5月の「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~3期生ライブ~」では、白石さんがセンターを務めていた「シンクロニシティ」のセンターを梅澤さんが担当していましたね。梅澤:プレッシャーはすごくありました。もちろん、私が憧れて尊敬していた先輩のセンター曲だからということもありますが、グループとしてもレコード大賞をとった楽曲ですし、メンバーにとってもファンの方にとってもめちゃめちゃ思い入れの強い楽曲なので、それを背負ってかなきゃいけないというプレッシャーを感じていました。でも、ちゃんと歌い継いでいくことが私たちの役目だし、そこで怯んでしまったら楽曲もダメになってしまうので、センターがしっかりと楽曲と伝えられるように、覚悟をちゃんと決めて、怖がらずにパフォーマンスをしました。
白石さんに憧れているからこそ、その人になろうとしちゃいけないなという気持ちはすごいあって、真似をするんじゃなくて、自分なりの「シンクロニシティ」の解釈でやろうと思っていました。「シンクロニシティ」は泣いている誰かに寄り添うという楽曲なのですが、私がセンターの映像を見たときに、私自身に弱さが見えるなと思ったんです。なので、白石さんはすごく強くて、泣いている誰かに寄り添っていたけど、私はそばにいてくれる誰かを求めている“泣いている人”なのかなと思います。
― 歌詞の主人公が白石さんで、その対になるのが今回の梅澤さんだったのですね。
梅澤:そうかもしれないです。それと、ライブが始まる前に白石さんが「見ているからね」と連絡をくださって、すごく気持ち的にステージでも強くいれました。ライブが終わった後にも、「みんなのことを見られて嬉しかったし、(「シンクロニシティ」のセンターを)美波ちゃんがやってくれて嬉しかったよ」ということを伝えてくださったので、本当に救われました。
― 卒業した今でも、やはり梅澤さんにとって白石さんは大きな存在だと思いますが、指標となっていた人がグループを去って、不安などは感じますか?
梅澤:私の白石さんへの憧れが消えるわけでもないし、関係が途切れるわけではないので、寂しさはあるけど不安はないです。不安というよりは、もっと強くいなきゃなと思いました。憧れの存在というだけではなく、白石さんは圧倒的な存在感や安心感があったので、そこに頼り切ってしまっていた部分が大きかったんだなと実感します…。でも、白石さんがグループに残してくれたものを、今度は守っていく番だと感じたので、白石さんが俯瞰としてグループを見たときにがっかりされないようなグループでいなきゃという気持ちです。
落ち込むこともあるし、「この先どうしたら良いんだろう」と思うこともあるんですけど、そういうときに「ここでめげたらダメだ。ちゃんと守らなきゃ」と思い浮かぶので、その気持ちが今の自分を繋ぐ1番のものだなと思います。
梅澤美波、卒業考えた過去「まだここにいよう」と思えた理由
― 今、3期生さんが“乃木坂46の主力世代”と言われていますが、プレッシャーなどは感じますか?梅澤:プレッシャーは常に感じています。でも、プレッシャーは感じていないといけないと思うし、この気持ちを大事にしながら活動していかなきゃと思っているんです。3期生ライブを通して、みんながちゃんと今の環境に感謝していて、自分に厳しくできていて、同じ方向を向いていることを実感しました。3期生の空気感は今が1番団結していて、「グループ背負っていくぞ」という覚悟を感じます。
3期生だけでのライブは4年ぶりだったのですが、この期間があったからこそ、団結した空気感ができたんだなと思いました。4年間ずっとこの空気感だったかと言われたら違うし、みんな感情がむき出しになった時期とかもあったけど、そういう期間を経て、いろんな感情をともにした今だからこそ良かったのかなと思います。
― ライブ中も感極まって涙する瞬間がたくさんありましたよね。
梅澤:泣きすぎでしたよね(笑)。今も12人でいられているこの奇跡は、自分たちが1番感じているんです。ファンの方も、周りの方も「誰も辞めていないのはすごいことだね」と言ってくださるけど、それ以上に自分たちが1番感じていて、4年以上ずっと一緒に過ごしてきたからこそ、みんなのちょっと危うい時期も見てきたし、休養しちゃう人もいたので…。それを乗り越えて、それでも諦めずに、みんながここにいることを選び続けていられているこの奇跡を知っているからこそ、今12人でライブができている感動が凄まじかったです。
― 梅澤さんもちょっと危ういなと思った時期があったんですか?
梅澤:そうですね。「もしかしたらダメかも…」と思う時期はありました。
― それでも「まだここにいよう」と思った理由は?
梅澤:まだ乃木坂46で何もできてないと思ったからです。乃木坂46は私にとってすごく大好きで、生きがいのような存在だったんです。そのくらい大切な場所に今自分がいるのに、こんなに中途半端なところで終わって良いのかなとか、今まで支えてきてくれた家族のことも思って、「今じゃない。ちゃんともっと自分で納得したときに辞めよう」と、ダメだと思ったときに辞めるんじゃなくて、やりきったと思ったときに辞めたいなと思って、踏みとどまりました。
梅澤美波、出会いの大切さ実感…夢を叶える秘訣
― 苦しい時期も乗り越えた梅澤さんが思う、夢を叶える秘訣はなんですか?梅澤:人との出会いはすごく大事だなと思います。私も今の夢を聞かれても、漠然として明確なものが出てこないのですが、誰かと出会って、生きてきた環境や経験してきたことが違う人と触れ合うことで初めて知ることもあると思うので、そこで自分がやりたいこととかも見つかってきたり、その人が助けてくれて夢の近道になったりとかもすると思うんです。自分が知らない世界に踏み出すことは大事だと思うので、いろんな人との出会いを求めて、知らない環境に飛び込むことが大事だと思います。
― モデルプレスの「2021ヒット予測」モデル部門にも梅澤さんを選出させていただきました!今後の活躍にも期待しています。
梅澤:ありがとうございます!そう思ってくださるだけで嬉しいのですが、頑張ります!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
PHOTO:赤英路
梅澤美波(うめざわ・みなみ)プロフィール
1999年1月6日生まれ。神奈川県出身。身長170cm。血液型A型。女性誌「with」専属モデル。2016年、「乃木坂46 3期生オーディション」に合格してデビュー。2018年乃木坂46 21thシングル『ジコチューで行こう!』にて初の選抜メンバーに。2020年には『映像研には手を出すな!』で映画初出演を果たしたほか、1st写真集「夢の近く」(講談社)を刊行した。もっと詳しくみる
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