三浦翔平、音楽プロデューサー役が続きどう思った?白石聖らには「一生懸命差し入れをした」<「時をかけるバンド」インタビュー>
2020.09.30 08:00
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フジテレビが運営する動画配信サービスFODと中国の動画共有サイトYOUKUの共同ドラマ『時をかけるバンド』(毎週水曜日正午に最新話配信中)で主演を務める俳優の三浦翔平(32)がインタビューに応じた。
三浦翔平主演「時をかけるバンド」
『小説王』(2019年4月配信)、『運命から始まる恋』(2020年2月配信)に続くFODとYOUKUとの共同制作ドラマ第3弾となる『時をかけるバンド』は、韓国原案の作品を日本人クリエイター、キャストで大胆に再構成した作品。韓国原案を元に日本、中国、そしてアジア諸国で各国版のドラマとしてローカライズされ順次制作される大型プロジェクトの日本版となっている。三浦は、ミステリアスで自称未来からやってきた音楽プロデューサー・亮役。女の子3人のガールズバンド・ちゃあはんをプロデュースし、彼女たちをスターダムに導いていく。音楽にかける若者たちの青春を、コミカルでテンポのいい会話劇と、プロデュースするための様々な試練をコメディタッチで描いている。
そのほか、ちゃあはんのリーダー的存在でボーカル担当のヒロイン有希を白石聖、有希の幼馴染で極度のあがり症であるベース担当・汐里を長井短、引っ込み思案のドラム担当・瞳子を大原優乃が演じる。
三浦翔平、音楽プロデューサーの役作りは?
― 初めて台本を読んだときの感想を教えてください。三浦:音楽プロデューサーとして、なぜ自分が未来から来たのか、そこから始まったのですが、全体を通して読み返すとその流れがすごく面白いなと思いました。最初は謎の男を演じながら、徐々に白石さん演じる有希とどう交わっていくのかが楽しみだと思っていたのですが、まずはちゃあはんをデビューさせないと話が始まらないので、デビューさせて、そうそうに未来の自分と有希との関係を変えなければいけない。序盤だけ観ているとわからないところもあると思うんですけど、それが徐々に物語が進むにつれて、紐が解けてゆく。ミステリーではありませんが、それに近い感覚で観られると思います。
― 亮という人物をどのように捉えましたか?
三浦:すごくピュアなんですけど、序盤の亮は、謎めいたところを多く出していて、悟られないようにしました。物語が進むにつれ、自分の確信を突かれたときに、本音がポロって出る亮がすごくピュアで可愛いなと思いました。前半の方では怪しい視線だったり、謎のカットがあったりするのですが、それにはちゃんと意味があります。そこにも注目して観ていただけたら、楽しめると思います。
― 音楽プロデューサー役として気をつけた点はありますか?
三浦:ちょっと昔の設定なのですが、3人(ちゃあはん)にバンドを指導するところは、その都度プロデューサーさんや監督さん、自分の周りにも音楽関係者がいるので、専門用語の意味をちゃんと聞いて、理解してから臨みました。
― 謎めかしさはどのように表現しましたか?
三浦:いきなり出てきてプロデュースしてあげるよっという胡散臭さが最初にありつつ、その胡散臭さは最終的には本当に3人のためにやっているんだとわかってもらうために、最初は詐欺師っぽくしました。それが謎めかしさに伝わればいいなと思いました。
― コミカルなシーンは?
三浦:最後のなぜ、そこまでして君たちをデビューさせたいのかに繋がってしまうんですけど、最初はそのことを絶対にバレないようにデビューさせることが目的だったので、仮面を被っているんだと思います。本来の自分がバレないように、明るい亮を演じているんですけど、そこでコメディ感が出ていればいいなと思いました。あとは3人との掛け合いもテンポよく、台本でも言い合いが激しいので、コメディ感が出ていると思います。
三浦翔平、音楽プロデューサー役が続き…
― テレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』に続き、プロデューサー役が続いたことについてはどう感じましたか?三浦:先に『時をかけるバンド』のお話をいただき、その後『M』のお話をいただいたので、続いているというよりかは、新しい役だなと思いました。
― 『M』と同じく女性をプロデュースするという役ですが…
三浦:『M』は原作があり、リアルな部分が題材としてあったので、それに沿う形でやっていたんですけど、今回は3人のガールズバンドをデビューさせることがプロデューサーとしての役割で、その先のデビュー後、有希との未来を変えなくてはいけない。2作品プロデューサー役が続いていますが、全く違ったプロデューサー像だと思いました。
三浦翔平、白石聖・長井短・大原優乃を「お菓子で釣りました」
― 白石さん、長井さん、大原さんとのコミュニケーションはどのようにとりましたか?三浦:若い女の子の3人の中に30歳過ぎている人が入るのって、すごく難しかったんですけど、一生懸命差し入れして、お菓子で釣りました(笑)。
― 3人の演技はどう思いましたか?
三浦:長井さんが面白すぎて、そうくるのかって。それに応じるように、良い相乗効果が生まれていました。3人とも最初は戸惑いもあったと思うんですけど、いい空気感が作れたのかなと思いました。
― 最後に青春ストーリーを間近で見て、どんな気持ちになりましたか?
三浦:30歳を過ぎてから制服を着るのか!と思いましたけど(笑)、PVを撮った第4話が1番キラキラ系だったと思います。すごく懐かしい気持ちと、楽しい気持ちと、恥ずかしい気持ちと、切ない気持ちになりました。壁ドンもやらせていただきました(笑)
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
第7話ストーリー
オーディション終了後、「和泉誠一」に告白された「江花有希」。「加藤汐里」と「村上瞳子」はそれを目撃、誠一に想いを寄せていた瞳子は絶叫して走り去り、汐里もそれを追いかける。一方「亮」は何故か、誠一のバンドのメンバー、「瀧寛人」「椿あおい」と一緒に飲み、そのまま瀧と、瀧の家で飲み直すことになる。瀧はバンドを脱退して医者になることも考えていると亮に話す。亮は瀧に両立できると太鼓判を押すが、瀧は本気にしない。瀧は亮の体に異変が見え始めたことに気づくが、亮に他の人には黙っているよう口止めされる。
誠一の告白で、有希と瞳子の間はギクシャクしていた。そんな中、社長の「柳下雄一」から電話があり、「ちゃあはん」のメジャーデビューが決定したことを告げられる。喜び合う3人。
ところが数日後事務所に行ってみると、デビュー曲は、オリジナルではなく、知らない人の作った楽曲だということがわかる。納得いかない3人だが、有希はこの歌の歌詞に何か引っかかりを覚えるのだった…。
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