<岡田将生&志尊淳「さんかく窓の外側は夜」インタビュー>“◯×△ゲーム”に挑戦 「包容力がすごい」「完璧」褒め合いで照れ
2020.09.25 08:00
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俳優の岡田将生と志尊淳がW主演を務める映画『さんかく窓の外側は夜』(2021年1月22日公開)。モデルプレスでは、2人にインタビューを実施し、映画のタイトルにちなみ、「◯×」ならぬ「◯×△ゲーム」にチャレンジしてもらった。
岡田将生&志尊淳が◯×△一問一答チャレンジ!
今作は、運命の出会いを果たした霊が祓える男・冷川(岡田)と視える男・三角(志尊)のバディが、“除霊”という特殊能力を使って怪奇事件の解決へ挑む新感覚の除霊ミステリー。「◯×△ゲーム」では、映画にまつわる質問を中心に、こだわりの色や10代の自分に伝えたいメッセージなど様々な話を聞いた。なかなか「◯×△」が揃わず、「やっと揃ったね」と盛り上がった質問とは?照れくさそうに語ったお互いの印象とは――?
岡田将生、北海道で心霊体験!?
Q1.霊感はある方だ。岡田:◯ 志尊:×
岡田:仕事上、色々な場所に行くことが多いので、「この空間は居心地が悪い」と感じることがあります。ホテルの部屋を変えてもらったことも。あと、1回だけ北海道で見たことがあって…あれは、おそらく“幽霊”……
志尊:えー!
岡田:ホテルの部屋に戻ったら、ノックされて、開けたら誰もいなくて…。足音がずっとしてて、怖くて眠れなかった。
志尊:マジで……!!
岡田:ずっと音が鳴ってた。カーペットが“フサッ、フサッ”って……
志尊:でも、実体は見えなかったんだよね?
岡田:全く。音だけ聞こえてた。だから、霊感があるというよりは信じてる方ですね。
岡田将生“運命の出会い”回顧「あのタイミングでしか出会えなかった」
Q2.冷川と三角のような、“運命的な出会い”をしたことがある。岡田:◯ 志尊:×
岡田:またバラバラだね。何で「×」?なかったの(笑)?
志尊:だって“運命的な出会い”だよ!?普通に歩いていて目が合って「あっ!」っていう…そういうのを想像した。そう考えると、僕の場合は普遍的な出会いしかなかったかなと(笑)。大きな出会いはもちろんありましたけど、エピソードにできるほどの出会いはない。
岡田:あ~そう言われると、「×」かも(笑)。
志尊:ちなみにまーくんは何で「◯」にしたの?
岡田:実家で飼ってるチワワかなと思って。飼い始めたのは、まだ10代のときだったんだけど、制服着て財布握りしめて、「この子にします」って自分でペットショップに行ったんだよね。会ったときに「この子は人嫌いだな」ってビビッときて(笑)。あの子にはあのタイミングでしか出会えなかったなと思うし、“運命的な出会い”だなと。
志尊:うちもペット飼ってたけど、家族で決めたからな~。でも、飼ってる人って「ビビッときた」って言うよね?
岡田:そうだね。そういうのってあると思う。
志尊淳、自然と家具は◯◯一色に
Q3.映画は黒を基調したビジュアルで統一されているが、自身も「○○は絶対にこの色を選ぶ」「部屋の中は○色で統一している」といったこだわりの色がある。岡田:× 志尊:△
志尊:意図的にこだわって「この色しか着ない」とか決めたわけではないんですけど、自然とそうなっていることが多いです。なので「△」。部屋も自然とウッドベースの茶色っぽい家具が多いですし、服も黒が増える時期、白が増える時期とか無意識に。「こだわって統一してるんだね」って言われることもありますけど、「言われてみれば確かに…!」っていう感覚なんですよね。
岡田:それで言うと、青の服が好きで選びがちかも。クローゼットがほとんど青だったこともあった。
志尊:すごいね。白黒ならありそうだけど、青は珍しいね。
岡田:これは「△」にするべきだったかな(笑)。
岡田将生・志尊淳・平手友梨奈、3人焼き肉での役割分担は…
Q4.「焼き肉」が印象的に登場する今作にちなみ…“僕は焼肉奉行だ”!岡田:× 志尊:△
志尊:「△」を選んだ理由は、誰と行くかで変わるからですね。自分が一番後輩だったら焼くし、状況を見ながら焼くようにしてますけど、基本的には焼いてもらいたいタイプ。焼いてもらった方が美味しく感じます。
岡田:何回か一緒に焼き肉行ったけど、(志尊が)いつも焼いてくれてた。
志尊:てち(ヒロイン・ヒウラエリカ役の平手友梨奈)と3人で行ったときだよね?食べてほしいって気持ちが強かったからだと思う。…やっぱり後輩と行っても焼くかも知れない。
岡田:ダメな考え方なんだけど、僕は「この人焼くの下手だろうな」って思ったら焼く(笑)。
志尊:ハハハ(笑)。ちょっと分かる(笑)。
岡田将生&志尊淳「包容力がすごい」「完璧」褒め合いで照れ
Q5.「ここだけは直して!」「こんなところに困っている!」など物申したいことがある。※「△」はお礼を言いたいことがある。岡田:△ 志尊:△
志尊:おーやっと揃ったね(笑)。
岡田:本当だ(笑)。淳くんにはね、直してほしいところがないんですよ。
志尊:僕もないです。まーくんは、とにかく優しい。包容力がすごくて、この雰囲気のまま受け止めてくれるし、周りを見て先陣きってリードしてくれる。受け入れてくれるって分かっているから、現場でも僕らは好き勝手やれたので、本当にありがたかったです。
岡田:いやいや…(照)。
志尊:しかも、ただ優しいだけではなくて、違うことは違うってちゃんと言ってくれる。「てち、それは違うよ!」とか。それって愛がないとできない。普通ならそのままにしておくことも、伝えてくれるっていうのは本当の優しさがあるからだと思います。
岡田:嬉しいことを言ってくれるな…。淳くんって本当に完璧なんですよ。お芝居もできるし、ダンスもできるし、歌えるし、人柄もいいし、完璧。
志尊:いやいや…(照)。
岡田:僕の方が年上ですけど、本当にしっかりしてる。求心力もあるし、この世代を引っ張っていく人なんだろうなというのは現場入ってすぐ感じましたし、僕も甘えていた部分がありました。言うことがない!完璧です!
志尊淳、19歳の自分に伝えたいこととは?
Q6.今、10代の頃の自分に会えるのならば、伝えたいメッセージがある。岡田:× 志尊:◯
岡田:何言うの?
志尊:最近になって思うんですけど、10代の頃は結構保身的だったなって。特に19歳くらいの頃。自分がなりたいイメージにこだわり過ぎて、凝り固まって、視野が狭かった。「何にそんなプライド持ってんだ!」って言いたい。
もちろん、今気づけてよかったんですけど、もっと前に気づいていれば、もっと楽しく過ごせていたのかなと。そのマインド1つ持つだけで、全然違うと思います。
岡田:おーなるほどね。僕は自分の性格上の問題なんですけど、伝えることでそればかり考えてしまって、何もできなくなると思うんですよね。だから自由に生きた方がいい。その時々の自分が判断したことが今に繋がっているんだから、「そういう人生だ」って逆に開き直ってる。
志尊:確かに!色々な捉え方があるよね。
岡田将生&志尊淳、“バディ感”に自信
Q7.映画「さんかく窓の外側は夜」は絶対に観るべきだ!岡田:◯ 志尊:◯
岡田:これはもう「◯」!
志尊:こんなに楽しくていいのかなって思うくらい毎日楽しい現場でした。環境だけではなくて、皆の物作りに対する姿勢が素晴らしかった。全部のシーンが思い出に残っています。
まーくんとのシーンで言えば、最初と最後で状況も関係性も変わってくるので、色々な感情がぶつかり合うんですよ。役作りの上で共有した方がいい部分、共有しない方がいい部分、それぞれあって。だからかな?現場ではそんなに喋らなかったよね?
岡田:うん、そうだった。バディとして2人で階段を降りたり登ったりっていう関係性だから、監督の演出も含め、僕たちのお芝居の熱量が絶妙なバランスを保つ必要があったんだよね。それは上手くいかったのかなと思います。
志尊:2人が離れたときにお互いを思い合っている描写があるんですけど、そのときこそバディ感がより深まっていることを表現できたなと感じました。ゴミ箱のところとかね。可愛かったな~(笑)。
岡田:ハハハ。あれね…(照)。
志尊:そこは注目ポイントですね!
モデルプレス読者へ岡田将生&志尊淳がメッセージ
お互いの回答を見て「なんで◯!?」「そっちにすればよかった!」と反応し合ったり、Q5の回答では相手の言葉を恥ずかしそうに聞いたり、インタビュー中も仲睦まじい様子を見せていた2人。映画はそんな2人の演じた冷川・三角の“バディ感”や、お互いの存在に影響され成長していく姿も大きな見どころのひとつになっている。最後に、モデルプレス読者へ2人からメッセージ――
「ホラーの要素だけではない、大きなエンターテインメントとして物語は展開し、クライマックスに向け一筋の光が見える作品に仕上がっています。今の時代はSNSなど色々なツールがありますが、ひとつのことに惑わされず、何か自分が執着できるものを持って生きてほしいというメッセージを込められていますので、ぜひ映画館でご覧いただきたいです」(岡田)
「原作を尊重しながらも、森ガキ(侑大)監督がリアリティを持って映し出し、『こういう世界があるんじゃないか』と共感してもらえる映画になりました。その中で、言葉の持つエネルギーを“呪い”という表現を使って象徴的に描いていますが、SNSでの言葉のエネルギーも、撮影していたときよりさらに大きくなっているんじゃないかと僕自身感じています。でもそれは、決して後ろ向きなことだけではないですし、それぞれを思う気持ちが言葉の持つエネルギーに勝つ瞬間もあって、その意味を感じられる内容にもなっています。色々な要素がある作品ではありますが、小難しく考えず、この新しい映画を楽しんでほしいです」(志尊)
(modelpress編集部)
映画「さんかく窓の外側は夜」
<ストーリー>書店で働く三角康介は、一見普通の青年だが、幼い頃から幽霊が見える特異体質に悩まされていた。ある日、書店に除霊師・冷川理人がやってくる。「私といれば怖くなくなりますよ」の一言で、三角は冷川と除霊作業の仕事を共にすることになる。
そんな中、ふたりは刑事・半澤より一年前に起きた連続殺人事件の話を持ち掛けられる。調査をはじめたふたりは、やがて遺体を発見するが、その遺体には呪いがかけられていたのだ。真相を探るふたりに度々聴こえてくる死んだ殺人犯の声。そしてふたりはある言葉にたどりつく―――。
「ヒウラエリカに…だまされた…」。それはふたりがこれまでの除霊作業で度々耳にしてきた名前だった。
彼女は何者なのか?彼女の目的は?ふたりはこの事件を解明できるのか…?
岡田将生(おかだ・まさき)プロフィール
1989年8月15日生まれ、東京都出身。2006年に芸能界デビュー。2009年に『重力ピエロ』、『ハルフウェイ』など出演映画が相次いで公開され、2009年度映画賞の新人賞を総なめにした。2020年はドラマ10「タリオ 復讐代行の2人」(NHK)が10月9日より放送開始、映画『星の子』(10月9日公開)の公開を控えている。志尊淳(しそん・じゅん)プロフィール
1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に芸能界デビュー。2014年『烈車戦隊トッキュウジャー』主演で注目を集める。2020年はNHK土曜ドラマ『天使にリクエストを~人生最後の願い~』が9月19日より放送開始、10月11日放送開始の読売テレビ・日本テレビ系列の新ドラマ『極主夫道』にも出演が決定している。
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