モデルプレスのインタビューに応じた伊藤千晃(C)モデルプレス

<伊藤千晃インタビュー>自粛中に感じた音楽活動への迷い&ファンとの繋がり 「息子とやりたいことは?」など読者質問にも回答

2020.08.11 18:00

新曲「summer memories」を配信リリースしたアーティストの伊藤千晃(33)がモデルプレスのインタビューに応じた。新型コロナウィルスによる自粛期間中に制作したという今作。伊藤がその期間、感じていたこととは?さらに、ファンからの質問にもたっぷりと答えてくれた。

  

伊藤千晃、半年ぶりの新曲「summer memories」

半年ぶりとなる今作は、メロディアスなギターサウンドが美しいサマーソング。この夏、大事な人と過ごす時間や気持ちいいドライブに欠かせない爽やかでエモーショナルな楽曲に仕上がっている。

伊藤千晃、自粛期間中に感じたこと

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 「summer memories」は、自粛期間中に歌詞を考えたそうですが、どのような曲なのでしょうか?

伊藤:もともと夏頃に新曲を出したいと、昨年あたりからスタッフと話をしていました。ライブで盛り上がる夏の始まりを感じられるような曲を作りたいと思っていました。ただ世の中の状況が変わってしまい、音楽制作もなかなか思うように進まなくて、夏の爽やかな曲を作りたいけど、今までのような夏の過ごし方ができなくなってしまう、「夏だから弾けよう」というテンションに自分自身がなれないなと思いました。だけど、こういう状況の中だからこそ、音楽を通じて伝えられることってあるんじゃないのかなと。それは、自粛期間中に感じた“今思う自分の夏”“自分の想い”だと思うので、今まで感じていた夏とは違うという気持ちを大事にしながら作りました。

― そのように感じたことを歌詞のどのあたりに込められているのでしょうか?

伊藤:自粛期間中は私も本当になにも手につかなかったというか、音楽を作っていくにあたって、どういうものを表現していきたいのか迷った時もありました。そんな中でも、スーパーや、犬の散歩に行くため、少しだけ外に出たときに感じた少し暖かい風、太陽の眩しさなど、普段は敏感に感じられない喜びや四季を、この歌に気持ちよくのせたいと思いました。どうしようもないのですが、イベントなどが中止になってしまって、ファンの方々に申し訳ない気持ちが出てきて、気持ちも落ちてしまって…。そんなときにふと空を見上げたときに、「こんなふうに風を感じている人が同じようにいるのかな」「この空の下で私たちの想いが繋がっているんじゃないのかな」「寂しい想いをしていたり、落ち込んでいるのは私だけじゃないんだろうな」と思うことができました。それで、サビには「同じ空の下で見てる」という言葉を入れました。

― ファンと繋がっていると感じられますね!

伊藤:そうですね!みんなそれぞれ想いはあるかもしれませんが、寂しいという感情は一緒なんじゃないのかなって。なので、今回はあえてサビを全部同じ歌詞にしています。難しい言葉は使っていないので、余計にこの言葉を大事にしたいと思いました。それだけみんなのことを想っているよというメッセージに代えたんです。

― 自粛期間中、ファンのことをより考えていたことも伝わります。

伊藤:なにをするのが良いのかわからず、今自分にできることは何か?ということをずっと考えていました。イベントなどで直接会うことはできないけど、自分も音楽に心を救われたように、ファンの方には音楽で少しでも気持ちを前向きになってもらいたいと思いました。でもスタッフとの打ち合わせでは中止やこの後どのような活動ができるかなどの話だったのでネガティブな気持ちに自分自身なってしまう瞬間も同時にありました。

― ネガティブになりがちな期間ではあったかもしれませんが、逆に新しい発見はありましたか?

伊藤:緊急事態宣言が出て、2~3週目くらいが1番きつい時期でした。自分にはできることがなにもないんじゃないのかって落ち込みました。でも、そう思っていてもしょうがないし、自分にできることは何か?身近には支えてくれる人たちがこんなにもいるのであれば、その人たちに届くなにかをしてあげられたらいいなって前向きな気持ちになってきたので、そのタイミングで制作に取り掛かりました。歌詞に「夏を感じて」ってあるのですが、普段は犬の散歩に行ってもただの散歩というか…。でも、この期間中は息子と散歩をしていて、てんとう虫の幼虫とかを見つけると、「これがてんとう虫になるんだよ~」って親子の会話がいつもより丁寧に出来たりとか、気づくことがたくさんありました。いつもだったら怠っていたコミュニケーションが、家族との時間を大事にしたからこそ、いろいろな発見がありました。てんとう虫の幼虫を教えただけでも、よかったなって幸せに代えることができました。

― 改めてエンタメの存在について考えることもありましたか?

伊藤:ありましたね。価値観って人それぞれなので、人によっては、エンタメの優先順位が後回しになる情勢の一方で、多くの人がエンタメを必要としてくれたからこそ話題になった音楽もあったんだと思います。私の価値観としては、エンタメが日常化しすぎちゃって、当たり前にあるものだと思っていたけれど、こういう窮地に立たされることにより、逆に輝いてみえたというか、改めてエンタメのパワーを感じました。エンタメはきっとなにがあってもなくならない、形を変えてでも残っていくものなんだろうなって再確認できたことによって、自分もそこにいるんだ!と改めて気持ちを入れ替えるリセットのきっかけになったのかなと思いました。

伊藤千晃、ファンの質問に回答…ファンクラブでやりたいことは?

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 曲名からして夏らしいと思うんですが、「summer memories」にはどんなテーマを込めたのですか?(20代女性)

伊藤:夏らしい曲を作りたい、この自粛期間中にファンの子たちからいただいたメッセージに応えられるような曲にしたい、という想いを込めて書きました。

― みんなで踊れるような振り付けがあると聞いたのですが、千晃ちゃんが考えたのですか?早くライブでみんなで踊りたいです!(20代女性)

伊藤:ライブでも映えるようにというのが一つのテーマとしてあったので、みんなで手振りをしながら楽しめる曲になっています。私も意見を出させていただいたんですけど、いつも担当してくださるコレオグラフィー(振付師)の方と一緒に考えました。その人たちと久々に仕事ができたこともすごく嬉しかったです。

― CHEERSTIME(ファンクラブ)で今後やってみたいことなどありますか?私はコロナが落ち着いたら日帰りバスツアーとかあったら楽しそうだな~と思っています!(20代女性)

伊藤:私もバスツアーしたいなって思っていたので、バスツアー考えます(笑)

― 今後どんな曲を作るのか決まっていますか?(20代女性)

伊藤:まだ決まっていないです(笑)

伊藤千晃、夏に挑戦したいことを明かす

― 今年はコロナの影響もあって思うように外で遊べなかったりしますが、夏らしい何かをしましたか?(20代女性)

伊藤:夏らしいことってなんだろう…。あ、バーベキューをしました!家のバルコニーでこじんまりとしたバーベキューです(笑)

― 今年の夏、挑戦したいことはありますか?(20代女性)

伊藤:テントを張りたいんですよ。グランピングみたいな贅沢な感じじゃなくて、自分でテントとか、火起こしとかする、キャンプに挑戦したいです。

― おうち時間の楽しみはなんですか?(20代女性)

伊藤:食べること(笑)

伊藤千晃「音楽」「自分らしさ」「モチベーション上げる方法」とは

― 千晃ちゃんにとって、“音楽”とはどんな存在ですか?(20代女性)

伊藤:私にとっては、そばに置いておきたいものかな。近すぎても自分の気持ちが揺れ動かされるし、遠すぎても寂しいし、ほどよい距離感で近くにいてほしいな~って、絶対なくなってはほしくないから、良いお付き合いをしていたいものです。

― 千晃ちゃんにとって自分らしさとは何ですか?(20代女性)

伊藤:あとで後悔することはやらないことかな。いつも自分に嘘をつかずに進んでいきたいと思っています。

― 私は千晃ちゃんの夢だった、歯科衛生士を目指して専門学校に通っています!正直しんどいことの方が多いので、モチベーション上げる方法を教えてください!(10代女性)

伊藤:どんな職業でもしんどいって思うことはあると思います。そんなときは、やっぱり自分自身へのご褒美をあげることじゃないですか。私は結構そういうことをしていて、ご褒美の前借りもあります(笑)。先に自分に対していいことをしてあげる、食べたいご飯を食べる、欲しい物を買うこともあります。それをやってしまったことで、悔いのないように結果を出そうと思えるようにするのです。

伊藤千晃、ストレッチ法・ファッション・癒やしタイム…プライベートにも迫る

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 千晃ちゃんがよくするストレッチってありますか?ダイエットに良いストレッチ方法が知りたいです!(10代女性)

伊藤:最近、バランスボールにハマっています!前まではジムに行っていたんですけど、(自粛になり)行けなくなってしまったので、家でコロコロとボールに乗ったりしています。

― 千晃ちゃんが最近服装を選ぶにあたって気をつけていることはなんですか?(10代女性)

伊藤:雨に濡れない裾選び(笑)。天気によって、「これで歩いたら泥が跳ねるかな」とかかな。最近は降ってくるのかわからない天気なので、余計に気をつけています(笑)

― 千晃ちゃんの今の癒しタイムは?(20代女性)

伊藤:3歳の息子が可愛くて。だいぶ話すようになってきたんですけど、なかなかうまく言えない言葉とかを、可愛く間違えているところが癒やしですね。

伊藤千晃、学生時代の思い出を振り返る

― 高校時代の1番の思い出はなんですか?(10代女性)

伊藤:高校3年生のとき、学園祭か体育祭で行ったクラスの出し物です。運動場でパフォーマンスをしたのですが、私がまとめ役というかクラスの代表になってしまって、みんなにダンスを教えたりしました。クラス対抗で戦ったんですけど、ありがたいことに優勝して、すごく嬉しくて、自信に繋がりました。

― 学生時代に“やっとけばよかったな”と思うことはありますか?(10代女性)

伊藤:学生時代というか、大学には行ってみたかったな(笑)。大学生の人たちを見ていると、高校生よりも自由なのかなって、楽しそうだなと思いました。私は高校までしか行っていないので、ちょっと質問からズレちゃうかもしれないけど、大学には通ってみたかったです。

伊藤千晃、息子とやってみたいこと

― 息子さんとこれからやってみたいことがあれば教えてください!(10代女性)

伊藤:キャンプですね(笑)。火を起こせる男、テントを立てられる男に育てたいです(笑)。まだ3歳ですけど(笑)

― 千晃ちゃんは今や素敵なママですが、私が感じる千晃ちゃんは見た目も中身も変わらず可愛くて美しい女性です。千晃ちゃん自身の“私はまだまだ若い!”と思うところはありますか?(20代女性)

伊藤:最近感じていないかも(笑)。むしろ若いってなんですかね!?ライブとかをやっていると、エネルギーを放出しているので、そのときまだまだ若いな~って感じるかな。元気じゃないとできないことなので。息子と接している自分と、ライブに立っている自分はスイッチが違うから、ライブに立っているときは若いエネルギーを感じているのかもしれません。

伊藤千晃からメッセージ

伊藤千晃(C)モデルプレス
― 最後にファンに向けてメッセージをお願いします!

伊藤:今年に入ってからもみなさんの声が支えになりながら活動させてもらえているなと実感してます。今回の新曲もみなさんに届くように、ライブで盛り上がるように作ったので、たくさん聴いてください。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

伊藤千晃(いとうちあき)プロフィール

伊藤千晃(C)モデルプレス
1987年1月10日生まれ。愛知県出身。2018年9月にソロとしてアーティスト活動を本格始動。 2019年11月には1stアルバム「Be」をリリース。今年7月29日に新曲「summer memories」をデジタルリリースした。美容誌でモデルとして活躍しながらライフスタイルブランド「KIKI AND DAYS」のブランドディレクションを行うなど幅広く活躍中。野菜ソムリエの資格も取得し、美容・ファッションに関する豊富な知識で同世代の女性からの支持も高い。

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