<7ORDER安井謙太郎「死神遣いの事件帖」インタビュー>初の死神役の反響は?メンバーに遣われるとしたら誰がいい?
2020.07.23 08:00
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映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第2弾「死神遣いの事件帖」に出演する7ORDER projectの安井謙太郎(29)がモデルプレスのインタビューに応じた。今作で、死神役に初挑戦する安井。メンバーからの反響や、死神になって遣われるなら誰がいい?、メンバー出演の作品をチェックするのかなど、メンバー愛をたっぷりと語ってくれた。
映画&舞台「死神遣いの事件帖」とは
映画「死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲(くぐつやきょく)-」(公開中)では鈴木拡樹が主演、舞台「死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲(ちんこんきょうきょく)-」では崎山つばさが主演を務め、安井は映画と舞台ともに死神・十蘭を演じる。映画では、探偵業を営む“死神遣い”久坂幻士郎(鈴木)と死神・十蘭(安井)が事件を解決する物語。舞台では、映画の一年後が描かれる。吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー・庄司新之助(崎山)が、死神にまつわる大きな陰謀に巻き込まれていく。
映画と舞台、それぞれ独立した作品ながら、物語は連動する新感覚のエンターテインメント。アクション、ダンス、舞台演劇ならではの演出表現でみせるエンターテインメント時代劇となる。
安井謙太郎、死神を演じた感想&苦労を明かす
― 今回、死神役をやってみていかがでしたか?映画の撮影の感想をお聞かせください。安井:死神って経験できないじゃないですか。デスノートかこの作品に出る以外は(笑)。だから、すごく新鮮だなと思いました。
映画では、からくり箱みたいなものを持っているんですけど、それ以外は基本、ものには触れないってことになっていたので、例えばお芝居の中で、机や人に触ることができず、自然な動きができないのが大変でしたね。1回だけのれんをくぐるシーンがあったのですが、触れることができないので、幻士郎がフワって通ったあとに僕が続くはずだったのが、のれんが戻ってきちゃって通れなかったことがありました(笑)。テストのとき触ってみたら、監督から「触れないから」って徹底されたので、気を付けるようにしました。
― 幻士郎以外は、十蘭が見えないという設定なので、大人数で集まっているシーンの撮影も大変そうです。
安井:僕よりも、ほかの演者さんが大変だったみたいです。映画だと人形の姿のままで、鈴木さん以外とのシーンは僕が実際にいないことの方が多かったのですが、舞台だと死神としてステージ上に存在していて、見えないという設定なので、すごく難しいみたいです。よく「目が合っちゃう」って言われます。なので、僕よりかは、相手の方たちが大変だなって感じますね。
― 安井さんも目線の配り方には気を付けているのでしょうか?
安井:特別気を付けていることはありませんが、自分は見えているけど相手は見えないというこの状況を、舞台では面白く出来たらいいな~って思いますね。
― 役作りはどんなことをしましたか?
安井:今回はメイクさんと衣装さんがビジュアルにこだわってくれました。僕、人生で初めてカラコンを入れました。赤いカラコンを入れたり、メッシュのエクステも初めて付けたりしたので、衣装に着替えるだけで、気持ちを作ることができました。
安井謙太郎、舞台稽古の様子「これまでとは雰囲気が全然違う」
― 舞台は稽古中とのことですが、この状況の中での稽古はいかがですか?安井:徹底した衛生管理のもと行っています。風紀委員みたいにスタッフの方が、時間が来ると換気をしてくれます。必ず検温をしたり、手洗いうがいをしたり、消毒をこまめにしたり、フェイスシールドをしたり、これまでとは雰囲気が全然違います。
― そうなんですね!
安井:舞台の稽古って大体1幕の1話から順番に稽古をしていくのですが、今回は稽古場の人数を抑えるために、稽古の順番がバラバラなんです。そういうのも新鮮です。今回、映画と舞台だと主人公が変わるので、そういうところ含め、雰囲気が違いますね。
― 今回は映画が公開されたあとすぐに舞台というプロジェクトですが、この流れをどう思いましたか?
安井:僕は目の前のことに集中するタイプなので、舞台だったら舞台としてのキャラクターを演じようと思うのですが、稽古が始まって思ったのは、この流れすごく効率的だなって。いい仕組みだなって思いました。
― 例えば?
安井:視聴者目線になりますが、映像って大筋のストーリーがあってそこをみんなが観る。カメラで写しているところが視点になると思うんです。舞台ってどちらかというとストーリーを深ぼりするからか、観る人の視点や置き方によって、見方が変わったりすると思っています。ステージ上でいろんな物語が繰り広げられていて、この人を中心に観たら、こういう物語に感じたとか。でも今回は、映像からの舞台なので、あのキャラクターが映像ではこうだったけど、舞台で観るとこんな一面だったのかとか、いい意味でややこしい見方が出来るんじゃないのかなって、映画を観てから舞台を観るとより楽しめるんじゃないのかなと思いました。
安井謙太郎、死神役をメンバーから絶賛される
― 7ORDER projectのメンバーのみなさんは映画をご覧になったのでしょうか?安井:観るって言ってくれているけど、本当に観たのかはわからない(笑)
― (笑)
安井:稽古が始まる前日まで、毎日一緒にいました。7月にデジタルライブ「UNORDER」を開催するのですが、その準備とリハーサルで毎日朝から晩まで一緒にいました。だから観に行く時間はないだろうな~って思っていました(笑)
― 舞台は観に来てくれそうですか?
安井:舞台も観たいって言ってくれました。メンバーが以前、共演した方も出演しているので、その繋がりもあって観に行きたいとは言っていましたね。
― 映画の予告映像などを観て、メンバーからの反響はありましたか?
安井:「盛れてるね」って言われました。「似合っているね」「ビジュアルがいいね」って(笑)。予告だと、見た目しかわからないので(笑)
― そう言われて、どう思いましたか?
安井:「おう、ありがと」みたいな(笑)、お母さんに言われているみたいな感じですね。なにも思わないというか(笑)
安井謙太郎、メンバーに遣われるとしたら誰がいい?
― 今回死神役ということで、死神になってメンバーに遣われるとしたら誰がいいですか?安井:やだ!誰もやだ(笑)。遣われるのがまず嫌ですもん(笑)
― (笑)
安井:でも、一番上手に遣ってくれそうなのは、萩ちゃん(萩谷慧悟)かな。
― なぜですか?
安井:真面目なんで、サボったり、楽したりするために遣わなそう。自分の目標があって、それに対して遣ってくれそうです。モロ(諸星翔希)だと、楽するために遣われそうだから嫌だな~(笑)。(阿部)顕嵐だと、寝坊しそうだから起こして~とか、そんな感じで遣われそうだから、ちょっと嫌ですね(笑)
― 逆に自分が遣うとしたら誰がいいですか?
安井:どうしよう…ながつ(長妻怜央)かな(笑)。なんか強そう!運動神経が良いんで、強そうだなと(笑)。
― 守ってくれそうなんですね!
安井:でも忘れ物とか多そうだな…。ちゃんとしている人があんまりいないんで(笑)、そうなったら全員遣います(笑)
安井謙太郎、メンバーの存在とは?メンバー愛を語る
― 安井さんはメンバーの出演作を観に行ったりするんですか?安井:僕は全部観ていますよ!
― そうなんですか!?
安井:多分みんなも全部観ているんじゃないのかな!?あ、でも今年に入って真田(佑馬)がやっていた舞台「27」というのがあるのですが、モロが舞台「モマの火星探検記」と被ってて行けなかったみたいで、あとは全部行っていると思います!
― メンバー愛を感じますね!
安井:舞台って自分から観に行こうってなかなかならず、繋がりがあるから観に行こうって思うことが多いです。メンバーが頑張っている姿を観ると、いろんな発見があるし、勉強になるなと感じることが多いです。
― メンバーの演技を観て、刺激を受けることも多いんですか?
安井:そう感じるより、「こんなことができるようになったんだ」とか思いますね。稽古している期間って知らないじゃないですか。だから本番だけを観たときに、「わ、すごいな」「作品の中で生きているな」って思います。普段のメンバーしか知らないので、舞台をしている姿を観るだけでも新鮮だし、こう仕上げたんだって驚かされます。
― 観終わったあと、感想を伝えたりするんですか?
安井:観終わったあと、ご飯に行くことが多いので、そこでいろいろ話しますね。それに一人で観に行くというよりかは、メンバー同士で行くことが多いので、観に行った同士で話し合いますね。
― すごく仲良しですよね!
安井:本当ですか!?結構仲いいですねって言っていただけるんですけど、仲良いって感覚なのかな…これが普通になっちゃっているんですよね。
― メンバーってどんな存在なんですか?家族・友達・戦友など、いろんな表現の仕方があると思うのですが…
安井:どれも当てはまらないですね。家族が近いのかもしれないけど、僕たちにとってはメンバーというジャンルなんです。共演者とも違うし、友達とも違うし…メンバーという関係性ですね!
― 私たちには体験することができない感覚なんですね!
安井:そうだと思います。僕も、こうなってからわかってきたので、メンバーというジャンルなんです。
安井謙太郎からメッセージ
― 最後にファンの方に向けて、見どころを含めたメッセージをお願いします。安井:映画を観ていただいた方はより楽しめる舞台になっていると思います。映画でパート2とかあると思うのですが、舞台はパート1.5みたいな作品です。全く違う作品じゃないけど、映画をより膨らませた内容になっていると思います。映画を観ていない方でも、スッと世界観に入っていける内容になっています。ネタバレにはならないと思うんですけど、正直まだ続くんじゃないのかなみたいな終わり方をしているので「死神遣いの事件帖」がシリーズ化したらいいなと思います。あと、僕が殺陣をやるので、楽しみにしていてください。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
舞台「死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-」
【東京・サンシャイン劇場】2020年7月23日(木・祝)~8月2日(日)
【大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ】
8月5日(水)~8月9日(日)
【福岡・福岡サンパレス】
8月13日(木)
【広島・上野学園ホール】
8月15日(土)
【ライブ配信】
2020年7月23日(木・祝)19時開演の公演のライブ配信が決定
Streaming +(https://eplus.jp/shinitsuka-stage/streaming/)
PIA LIVE STREAM(https://w.pia.jp/t/shinitsuka-pls/ )
ストーリー
仲間との別れから一年。庄司新之助ら侠客たちは新たに鬼八(おにはち)一家を名乗り、悪人たちから民を助けるために江戸の町を奔走していた。
そんな新之助の元に新たな依頼が…。死神・十蘭は「これは死神遣いがかかわっています」と新之助に告げる。新之助は依頼を追いかける中で、死神にまつわる大きな陰謀に巻き込まれていく。
謎の男・天元が引き連れる新たな死神。そして、百目鬼。様々な人間・死神たちの思惑が絡みあい事件は思わぬ方向へと進んでいく。
「俺はみんなが幸せに笑える世の中を作りてぇ!」
誰よりも自由に、誰よりも江戸の町を愛する侠客・新之助の願いは叶うのか。
事件を追う中で、死神・十蘭の過去もあきらかに…!!
侠(おとこ)たちの熱い戦い、今始まる。
安井謙太郎(やすいけんたろう)プロフィール
クリエイティブチーム・7ORDER(セブンオーダー)のメンバー。真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央とともに、2019年5月に新プロジェクト「7ORDER project」として始動し、「Happyを作りあげていく」をモットーに、音楽、演劇、アート、ファッションなど、ジャンルレスな活動を通して“かけがえのない瞬間”を作り上げている。個人としても舞台などで活躍中。
【Not Sponsored 記事】