相川七瀬、45歳3児の母で大学生に 変わらぬ美しさと夢を叶える秘訣に迫る<モデルプレスインタビュー>
歌手の相川七瀬(あいかわ・ななせ)が、5月30日放送のNHK BSプレミアム「歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!〜80’sから90’sの大ヒット曲が集合〜」に出演する。モデルプレスではNHKホールでの収録直後、相川に変わらぬバイタリティ、そして美しさの秘訣を尋ねた。
デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」は現在の若者世代にも受け継がれ、女性ロックシンガーとして確固たる存在となった相川。3児の母となった今、変わらぬ美しさにも注目が集まるが、今年は國學院大學神道文化学部に合格。この春からは“女子大生”となることでも話題となっている。
相川は番組で、「夢見る少女じゃいられない」ほか、アン・ルイスの「あゝ無情」を名曲トリビュートとしてパフォーマンス。圧巻のステージを繰り広げる。
相川七瀬「若い人たちも知ってくれている」レジェンド曲の力実感
― 収録お疲れさまでした。いかがでしたか?相川:本当はホールにお客さんが入る予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で無観客での収録になってしまいました。お客さんがいるのといないのでは全然温度が違うので、そこはすごく残念でした。早く元通りの生活になってほしい、そしてみんなで乗り越えていこうというメッセージを歌に込めて、すべてのアーティストの皆さんがこの収録に挑んでいました。
― 共演者の方々も豪華です。これだけの方々が一同に会すことは中々ないのではないでしょうか。
相川:豪華ですよね!これだけ様々な世代のアーティストが共演出来るって改めて音楽って凄いなと思います。普段は自分一人で活動していたとしても、音楽とは重なりあって出来るもの。影響を受けた人の存在が在るからこそ、そこからまた一つの音楽が生まれるといった重なりというか、バトンのようなものがあることを感じました。80年代、90年代、2000年代と3つの世代を渡っての歌に触れられるのは、大きな企画ならではだと思います。私自身も学生時代に聞いてきたアーティストのみなさんと時間を過ごせて、とても貴重な経験をさせて頂きました。
― モデルプレスには10、20代の読者も多いのですが、これだけのレジェンド曲が一気に聞けるとあって若者たちも楽しめそうです。
相川:そうですよね。最近は若い人たちに、「相川さんの曲を吹奏楽でやっていたんです」と声をかけられることもあります。「親がすごく好きで」とか、「マーチングでやる定番の曲なんです」と言われることもあってとても嬉しいです。
― 誰もが知っているほど名曲なのだと思います。
相川:そういう風に言ってもらえるのはとても嬉しいです(笑)10、20代の彼らにとっては懐メロでもある私の曲を知ってくれているのは、やはり楽曲の力だと思うんです。一生歌える歌をデビュー曲としてもらったというのはやはり大きな財産だと思っています。
相川七瀬、変わらぬ美しさの秘訣は?
― ずっと変わらずお綺麗な相川さんですが、美しさを保つ秘訣はあるのでしょうか?相川:どうかな…(笑)若いときは何でもパワーで持っていける部分があったのですが、子供を生んでからはやっぱり体力がなくなってしまって。若さで押せなくなる歳というのがどうしてもあるんですよね。30代なかばくらいからは、日々の積み重ねのトレーニングで筋力や持久力をつけていくことがすごく大事なんだと気づきました。それを意識して運動するようになってからは、昔よりも声が出るようになりました。ボーカリストは自分が楽器だから、今でも自分がしっかり鳴るように常にお手入れをするように意識しています。
― スタイルも今でも抜群ですが、やはり30代くらいの変化が大きかったのでしょうか。
相川:若い時は運動なんて絶対したくないと思っていたし、やったこともなかったんです。(笑)昔は食べすぎちゃっても、1、2日抜けばなんとかなるでしょう、と思っていたけれど、40歳すぎると体重も落ちなくなるんですよ。あれ?水しか飲んでないのになんで太るんだろう?代謝が悪くなるってこういうことなんだ…って。もうその場しのぎではごまかせない年齢に入ってきているので、食べる量や質などはなるべく気をつけています。
― 毎日やっているトレーニングなどはあるのですか?
相川:エアロバイクで汗を流すとか、ヨガもしています。歌は有酸素運動なので、心拍数をある程度上げて、その状態で息切れをしないコンディション作りをするように有酸素運動をメインにしています。腕などの筋肉を鍛えるためにダンベルやフィットネスチューブでの運動などをやることもありますね。
― 3人のお母さんでいらっしゃいますが、どこか女性として魅力的だし、クールな雰囲気の中にも可愛らしさがある相川さん。若者世代に向けて、ずっと女性として可愛くいられるアドバイスはありますか?
相川:ありがとうございます(照れ笑い)。でも、ずっと家の中で家事をして、子育てをしていると、なんとなく自分が疲れてきたり、ちょっと心がカサっとする時は私もあるんです。その中で仕事が入ったり、勉強もしなくてはいけないので時間を捻出するのが大変で。
そんなときは“させられている”と思わないようにする工夫をしています。例えば好きな音楽を流すだけでもキッチンは変わるし、朝ごはんを作るときは美白のパックをしながら作るようにしているんです。美しくなりながら朝食を作ろうと思って(笑)。子供たちには笑われていますが、自分の気分が上がるものを1つだけでも日々の中で用意するようにすると、どんな忙しい時間でも豊かになると思っています。家族のためだけに生きている自分というのは少し寂しいから、私は自分のために生きていて、それが家族にとってもプラス、相川七瀬にとってもプラスになると意識したい、そう思っています
相川七瀬が今大学に入学する理由
― そんな中、大学入学という大きなニュースも。このタイミングで踏み切れたきっかけは?相川:大学自体はずっと行きたいと思っていました。でも私は高校を途中で辞めてしまったので、まずは高卒認定を取る事から始めなければならなかった。実を言えば20代の時も30代の時もやってみたいと思う瞬間がありました。でも自分の中に言い訳があったり、ぐずぐずしてしまった。40才過ぎて本気になり、少しずつ勉強し始めました。私なりの仕事と子育てを両立しながらのスピードでこのタイミングとなりました。子供がみんな学校に入って少し手を離れたので、自分の時間もしっかりと充実させたいと思ってのチャレンジになりました。
― では勉強は長い間されていたんですね。子育てをしながらは大変だったのではないでしょうか。
相川:そうですね。でも逆に言えば「子供に勉強しなさい」と言いながら、自分も一緒にやれたので、共感できる部分は多かったです。子どもたちのそれぞれの受験もあったので、こういう風に子供たちは苦しんでいたんだと理解することができました。級は違いますが、子供も自分も一緒に英検を受けたりして、家ではいつも一緒に勉強してます(笑)。
― でもそれを家事や仕事と両立できるバイタリティは、本当にすごいです。
相川:それを全部“楽しい”と変換できるまでに結構時間がかかって、ここまで伸びちゃったんだと思うんです。学生生活がはじまったらまた弱音を吐くかもしれないけれど、今は「1回しかない人生を楽しく謳歌してやろう!」という気持ちでいます。45歳になるから、50歳からはまた違う相川七瀬としていられたらいいなって。「あれやりたかったな」じゃなくて、やりたいことを全部終えて、新しいことを見つけたいというのが夢ですね。
相川七瀬の夢を叶える秘訣
― では最後に、モデルプレス読者に向けて夢を叶える秘訣を教えて下さい。相川:私は「夢を叶えたい」と思ったら、その夢から逆算して、計画を立てるようにしています。夢までのステップを細分化して、ステップ1から10 くらいまでで超えていかなければいけないものを明確にするようにしています。山登りするプロセスのような感じでしょうか。登りたいと思っても急には頂上には辿り着かないし、眺めているだけでも景色は変わらない。だから山に登るための準備をして自分の足で登っていく。そういう考えを夢という目標に変換して考えるようにしています。
山に登っている途中で、色んな出来事や気持ちの変化があるかもしれない。もしかしたら頂上に行くことではない別の目的が見つかるかもしれない。それならまたそこから別の物語を始めたら良い。幾つになってもやりたいことは始められるし、遅すぎる事はない、そう私は信じています。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
相川七瀬(あいかわ・ななせ)プロフィール
生年月日:相川七瀬誕生日:1975.02.16
出身地:大阪府
1995年11月、「夢見る少女じゃいられない」で歌手デビュー。1996年末にはNHK紅白歌合戦に初出演した。アルバム「Red」「paraDOX」「ID」など大ヒット作を生み出す。2001年に結婚し三児の母となった今も精力的に歌手活動も行っており、今年4月からは國學院大學神道文化学部に入学。
■「歌える!J-POP黄金のヒットパレード決定版!~80’sから90’sの大ヒット曲が集合~」
放送予定:5月30日(土)21時~22時59分【NHK BSプレミアム】
出演予定:相川七瀬、稲垣潤一、大黒摩季、岡本真夜、荻野目洋子、辛島美登里、小柳ゆき、SARD UNDERGROUND、T-BOLAN、中村あゆみ、HOUNG DOG、バブルガム・ブラザーズ、藤井尚之、藤井フミヤ、森高千里、もんたよしのり、八神純子、WANDS (五十音順)
司会:平野ノラ、喜矢武 豊(ゴールデンボンバー)、武内陶子アナウンサー
もっと詳しくみる
-
【写真】女子高生ダンス部、例の“バブリーダンス”のMV誕生 あまりのクオリティに反響
-
【写真】平野ノラ&荻野目洋子、初対面が実現 互いへの感謝
-
【写真】“バブリーダンス”で熱視線の荻野目洋子、人気企画と初コラボ
-
【写真】“ラストバブリーダンス”登美丘高校ダンス部、荻野目洋子とレコ大でド派手ステージ
あわせて読みたい
-
DA PUMPの「ダンシング・ヒーロー」アドリブパフォーマンスに荻野目洋子「愛を感じた」
モデルプレス
-
“ラストバブリーダンス”登美丘高校ダンス部、荻野目洋子とレコ大でド派手ステージ
モデルプレス
-
平野ノラ&荻野目洋子、初対面が実現 互いへの感謝
モデルプレス
-
“バブリーダンス”で熱視線の荻野目洋子、タワレコ人気企画と初コラボ
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年04月24日 06:45時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01
対岸の家事~これが、私の生きる道!~
#4 持つ者は持たざる者の気は知らず?
4月22日(火)放送分
TVerで見る -
02
天久鷹央の推理カルテ
第1話 名探偵VSドーナツ毒入り事件の謎
4月22日(火)放送分
TVerで見る -
03
続・続・最後から二番目の恋
第2話 若さより輝く時だってあるんだぜ
4月21日(月)放送分
TVerで見る -
04
あなたを奪ったその日から
#1 事故で娘失った母の復讐、開幕
4月21日(月)放送分
TVerで見る -
05
人事の人見
第3話 副業禁止で悩むVtuber社員を救え大作戦!
4月22日(火)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
【FNS27時間テレビ】森高千里&アンジャッシュ渡部建、ナオト・インティライミとの深夜ライブに興奮<舞台裏に潜入>
モデルプレス
-
新垣結衣・上戸彩・北川景子ら 10名の豪華美女が繋ぐ“7日間”のストーリー
モデルプレス
おすすめ特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
現役高校生・本田紗来が明かす学業&仕事の両立「塾にこもって6~7時間」姉・真凜&望結の優しさも語る【インタビュー】
モデルプレス
-
02
EVNNEムン・ジョンヒョン、7人での“旅行積立”で行きたい場所「意見が分かれているんですが…」アイドルという職業への強い愛情も【インタビュー連載Vol.3】
モデルプレス
-
03
“整形総額3,000万超え”YouTuber・Rちゃん「もう死んでいいや」婚約破棄で自殺未遂に 炎上から登録者ストップ―それでも歩みを止めない理由【モデルプレスインタビュー】
モデルプレス
-
04
「おとなになっても」山本美月の夫役・濱正悟、撮影でぶつかった壁&共演者とのやりとり明かす「日常の家族のような会話をできた」
モデルプレス
-
05
EVNNEユ・スンオン、作詞曲「Youth」に込めた意味 ストレスのポジティブな捉え方「どう振り払って立ち上がるのかが重要」【インタビュー連載Vol.2】
モデルプレス