モデルプレスのインタビューに応じた上白石萌音(C)モデルプレス

<上白石萌音「恋はつづくよどこまでも」インタビュー>佐藤健とのキスシーン裏側、キュンとした瞬間明かす

2020.03.14 07:00

TBS系火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(毎週火曜よる10時~最終回15分拡大スペシャル)に出演する女優の上白石萌音(かみしらいし・もね/22)。モデルプレスなどのインタビューでは、胸キュンシーンの裏側や共演する俳優の佐藤健とのエピソードなどを語った。

  

上白石萌音主演ドラマ「恋はつづくよどこまでも」

原作は、小学館「プチコミック」で連載されていた円城寺マキによる同名漫画。生と死が隣り合わせにある病院を舞台に、超ドSドクターに一目ぼれをしたことでナースとなった主人公の恋と成長を描く、胸キュンラブストーリー。上白石は、GP帯連続ドラマで初主演を果たし、超ドSドクター・天堂浬(佐藤健)に一目惚れをする新米ナース・佐倉七瀬を演じる。

インタビューが行われた部屋に入ってくるなり、女性記者ばかりだったことから「女子会みたい!」と笑顔いっぱいの上白石。瞬時に記者との距離を縮めた様子からも上白石の温かい人柄がうかがえた。

上白石萌音“リアル”徹底追求の演技

上白石萌音(C)モデルプレス
― 劇中では“勇者”と呼ばれる七瀬ですが、ご自身と七瀬の共通点はありますか?

上白石:七瀬は、悲しんでいる人や困っている人のことをほっておけないところがありますが、その気持ちはすごくわかります。みんなが潜在的に持っている気持ちだと思いますが、七瀬のように考えるより先に行動ができたり、人の痛みがわかる気持ちだったりは大事にしていたいなと思うので、七瀬に改めて教えてもらっている感じです。

― 優しいですよね。

上白石:優しくありたいですね。でも私は「可愛い」とかはすぐに言えるのですが、好きな人に「好き」と言えないタイプなので、七瀬は本当にすごいと思います!思ったことを相手に伝えることの大切さを、今回七瀬に1番教えてもらっているなぁ~。みんなが好きな人に素直に「好き」と言えて、もっと日本中に恋が溢れれば素敵ですよね。

― 役作りに工夫した点はありますか?

上白石:ドジにしようと思えばいくらでもできるけど、そこをマンガ的な「そんなことある?」というところを残しつつ、「でもこの子には伸びしろがある」と思わせなきゃいけないので、どこまでリアルな範囲内で演じることができるか、めちゃくちゃ考えました。1つの仕草をどこまで落とし込めるかというのは課題だったので、最初の方はきつかったです。

上白石萌音(C)モデルプレス
― 胸キュンシーンでも、上白石さんの反応がすごくリアルですもんね。そこも意識している点なのですか?

上白石:どのお芝居でも何テイクも重ねて作品を作っていくんですけど、やはり1回目にやった時の“キュン”というのが1番リアルで、テイクを重ねることで慣れていってしまうんですよね…。でも“キュン”は突然訪れるものなので、肩がピッとなったり、目がパッと開いたり、そういう反射反応をどこまで失わずに、毎回鮮度を保てるかということを大事にしました。

健さんがいて、私がいて、視聴者の方がいてこそ“キュン”が進んでいくので、ドラマを見ている人の「私がこうされてもこうなっちゃうよな」という思いを邪魔しないでスッと届くように、「カット!OK!」となったら、そのシーンの記憶を1度全部消します(笑)。でも、健さんが毎回自然とドキッとする気持ちにさせてくださるので、そこは身を委ねている部分が大きいです。

上白石萌音がドキドキしたシーン

― 毎週のようにキュンキュンするシーンが盛り込まれていますが、第7話では、七瀬から天堂先生への“逆治療キス”にものすごい反響が集まっていましたね。

上白石:わぁ、良かったぁ!第7話は、最初からキスの嵐だったので、友だちからも、放送終了後すぐに「あ~~!!」「ぎゃ~~!!」みたいな連絡が来ました(笑)。リアルタイムな熱を一斉に貰えるので、「連ドラすごいなぁ」と思います。

― 今までは天堂先生からキスをされることが多かったですが、第7話では七瀬からキスをする形でしたよね。

上白石:そうなんです!これまでは受け身だったので、キスの角度やどう見せたら良いのかということを初めて自分でやってみて、改めて(佐藤)健さんのすごさを身を持って実感しました。

七瀬が天堂先生にとって欲しくて、わざと口にソフトクリームをつけた可愛すぎるシーンを再現!※第7話参照/上白石萌音(C)モデルプレス
― 天堂先生のキスはいろんなバリエーションがありますもんね。

上白石:現場に行くまでわからないんです!現場で健さんの出方を見て「じゃあ私もこうしよう」と演じ方を変えています。もちろんリアルにキュンキュンしている部分もあるんですけど、受け取り方を間違えてしまったら台無しなので、健さんが作った“キュン”をそのままみなさんも受け取れるように「どういう風に反応したら良いのかな」と毎回考えています。

― そんないろんなキスシーンの中で、1番思い出深いキスシーンは何ですか?

上白石:第4話での“治療キス”ですね。七瀬としても最初のキスでしたし、あのシーンは実は2回撮り直していて、1度目は雨で撮れなくて、2度目は現場に行って雨がやむのを待っていたけど撮れなくて、3度目の正直だったんです。ずっとあのシーンだけ撮れていなくて、みんなに「焦らされてるね~」と言われていました(笑)。

― そうなのですね!上白石さんが演じていて1番ドキドキしたシーンはありましたか?

上白石:え~っと…。キスよりも、ハグされたり髪の毛を触られたりする方がキュンキュンします!意外と天堂先生と七瀬はハグをしていないのですが、温もりを感じた時にキュンとしました。…まぁでも、何にせよ毎回「ありがたいな~」と思いながら演じています(笑)。

上白石萌音、佐藤健と撮影裏でも“オペ” キュンとした瞬間は?

上白石萌音、佐藤健/「恋はつづくよどこまでも」最終話より(C)TBS
― 現場ではアドリブが多いのですか?

上白石:そうですね。台本にないことも現場でどんどん生まれます。テストの段階で「もっとキュンキュンさせられるね」と台本にないセリフを考えて、シーンの大改造をすることもあって、それを私たちは「オペ」と呼んでいます(笑)。

― オペ(笑)。胸キュン仕草とかもみなさんで考えているんですか?

上白石:そうです。すべてみんなで考えながらやっています。第8話で、家事をする七瀬に天堂先生が「そんなに頑張らなくて良いぞ」と言うシーンがあったのですが、急に健さんから「俺は髪をほどこうと思う」と言われて、「そういうことすらも愛情表現としての“キュン”に結びつくんだぁ」と思いました。健さんは発想がどんどん出てきて、本当に勉強になります。

― 撮影期間を通して、天堂先生ではなくて、上白石さん自身が佐藤健さんにキュンキュンしたエピソードはありますか?

上白石:健さんにキュンキュンしたエピソード…。え~!いろいろありますが、私が悩んでいるとすぐに気づいてくれます。落ち込んでいることをあまり顔に出さないようにしているのですが、健さんはすぐに察知してくださるので、人のことをよく見ていて感度が高い方なんだなと思いますね。

だからこそ、繊細なお芝居もできるのだと思うので、そういう時にはキュンときますね。あとは、「ゴミついているよ」とかもすぐに気づいてくださるので、めちゃくちゃ紳士だなと思います。

上白石萌音は“小石川担”?

上白石萌音(C)モデルプレス
― ドラマの公式SNSでは、共演者のみなさんとのオフショットなどが公開されていますが、撮影の合間はどのように過ごしているんですか?

上白石:なんかず~っと喋っています(笑)。健さんは役のような“魔王”ではなく、すごく柔らかい方です。

― 最近は何を話しましたか?

上白石:花粉が辛いという…(笑)。健さんは、自分から「盛り上がろうぜ!」みたいな人ではなくて、私もどちらかというと受け身系なので、無理せずに横にいられる温度感はすごく心地良いなぁと思っています。

― 現場には同世代の方も多いですよね。

上白石:もうみんな大好きです!スタッフさんも含め、誰と2人きりになっても、ずーっと喋っていられます!誰とでもエレベーターに閉じこもれる(笑)!

中でも、同世代の吉川愛ちゃん、堀田真由ちゃん、渡邊圭祐くんの同期組はめちゃくちゃ心地良いです。みんなすごく良い子だし、顔も綺麗!会うと「今日も可愛いよ~」とハグしちゃいます(笑)。心身ともに美しい同期がいて幸せです。

― 七瀬は天堂先生の部下なので“天堂担”ですが、上白石さんが七瀬さんの立場だったら“誰担”になりますか?

上白石:私は…小石川担です(笑)。酸いも甘いもすべて知った大人で、かっこよくないですか?毎回言葉がすごく素敵だし、小石川先生かっこいい!でも、天堂先生の魅力も知ってしまったので、天堂担、ありです(笑)。

― ありです(笑)。

上白石:作品に入る前は、「ドS嫌だな~絶対に優しい人が良い!」と思っていたんですけど、ドSというのはただのラベルで、愛情表現の仕方だということを知ってしまったので、「ツンデレはやはり強いな~」と思いました。私もいつかツンデレの役を演じてみたいです!

上白石萌音の夢を叶える秘訣

上白石萌音(C)モデルプレス
― GP帯連続ドラマ初主演に抜てきされた上白石さん。今思う、夢を叶える秘訣を教えてください。

上白石:このドラマにも通じますが、続けることです。七瀬は、5年間天堂先生を思い続けて看護師になって、恋人にもなれた。でも七瀬は奇跡の中にいて、全員がこういう人生ばかりではないし、夢を諦めなきゃいけない人もいっぱいいると思います。例えば「歌手になりたい」と思って、途中で「私には無理だなぁ」と路線を変更したとしても、歌うことを好きでい続けていたら、どの道でもいつかその夢と交わるはずなんです。

私もこの仕事をしていて、思い続ければ続けるほど、チャンスの枝がワーッと広がると実感しているので、仕事にすることを諦めたとしても、好きでいることは諦めなくて良いんじゃないかなと思います。

― 素敵です。最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。

上白石:もう最終回ですね。毎週放送が終わった後に届く声で、見てくださっている人がいるという実感が湧いて、現場に良い風を吹かせてくださるので、本当にみなさんとともに作ったドラマだったなぁと思っています。その総結集が最終回にありますので、存分にキュンキュンしていただいて、存分に心を潤していただいて、ドラマが終わった後も、心の中に七瀬と天堂先生が棲み着いてくれたら良いなと思っています。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

上白石萌音(かみしらいし・もね)プロフィール

1998年1月27日生まれ。鹿児島県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞受賞し芸能界入り。2014年、映画「舞妓はレディ」で初主演、日本インターネット映画大賞・ニューフェイスブレイク賞、日本映画ベストインパクト賞、全国映連賞・女優賞、第38回日本アカデミー賞・新人俳優賞など各賞を受賞。2016年、映画「ちはやふる -上の句/下の句-」「溺れるナイフ」に出演し注目を集め、驚異的な大ヒットを記録している映画「君の名は。」では、ヒロイン・宮水三葉役を務めた。同年10月にはカバーミニアルバム『chouchou』で歌手としてもメジャーデビュー。2018年には、「羊と鋼の森」で、妹の上白石萌歌と映画初共演を果たした。現在、GLIM SPANKYが楽曲提供をした「From The Seeds」が好評配信中!

「恋はつづくよどこまでも」最終話あらすじ

出勤の準備をする佐倉七瀬(上白石萌音)と天堂浬(佐藤健)の前に突然、着物姿の流子(香里奈)と仁志琉星(渡邊圭祐)が現れる。

なんと仁志は、流子をお見合いの席から連れ去ってきたというのだ。詳しい理由を聞いた七瀬は、天堂も避けるほどの“ドS”な父・万里(村上弘明)を説得するべく、流子と共に天堂の実家へ向かうことに。

一方で、より看護師として成長したいと考えていた七瀬は、流子や若林みおり(蓮佛美沙子)をはじめ、身近な人たちの向上心に触発され始めていた。

七瀬は、看護師長の茉莉子(平岩紙)から看護留学を勧められるが、天堂と離れたくない気持ちから踏み切れずにいて…。
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