モデルプレスのインタビューに応じた安斉かれん(C)モデルプレス

浜崎あゆみ役の“安斉かれん”とは?デビュー前の苦労・大抜擢の心境…知られざる素顔に迫る<「M 愛すべき人がいて」インタビュー>

2020.02.29 06:00

テレビ朝日系4月期の土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜よる11:15~)で主演を務めるアーティストの安斉かれん(20)がモデルプレスのインタビューに応じた。昨年5月1日に歌手デビューしたばかりの令和の歌姫が、いきなりの大役に抜擢された。そんな彼女の素顔とは?

  

浜崎あゆみ役に抜擢された“安斉かれん”とは

1999年生まれ、神奈川県藤沢市出身の安斉かれん。昨年渋谷の人気ショップ「RELECT by RUNWAY CHANNEL Lab.」の店員として働きながら、デビュー前から多くのファッション・メディアに登場。5月1日に、自身が作詞を手掛けた「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた(Prod.by ats-)」で歌手デビュー。完璧なビジュアルから、本当に実在する人間なのかと、バーチャル疑惑まで浮上していた令和の新歌姫。

ドラマ「M 愛すべき人がいて」

そんな安斉が主演を務めるドラマ『M 愛すべき人がいて』は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまで、そしてそこに秘められた出会いと別れを描いた同名小説(小松成美著・幻冬舎刊)を、鈴木おさむ脚本で連続ドラマ化。本格的な演技に初挑戦となる安斉は、福岡から上京し、トップスターに上り詰めていくことになるアユを演じる。

また、三浦翔平がレコード会社「A VICTORY」を設立、日本の音楽史を塗り替える伝説を作り続ける希代のプロデューサー・マサを演じる。

安斉かれん、浜崎あゆみ役に抜擢の心境は?

三浦翔平、安斉かれん(C)テレビ朝日/AbemaTV
― おめでとうございます!主演が決まったときはどのような心境でしたか?

安斉:びっくりしたのと、正直私でいいの?と思いました。今は頑張らなくちゃって思っています。

― ついにドラマ主演が発表されるわけですが、プレッシャーは感じませんか?

安斉:ドキドキします。でも、考え過ぎるのもよくないのかなと思い、私ができることを精一杯やろうと思っています。

― 原作を読んだ感想を教えてください。

安斉:根性を感じました。あゆさんってすごいなって思いました。

安斉かれん、役作り&浜崎あゆみの印象を語る

― 撮影はまだ始まっていないそうですが、役作りの準備はしていますか?

安斉:まだあゆさん本人とお会いしたことがなくて、今はあゆさんの動画をたくさん見て、このときはどんな心境だったんだろうって、いろいろと考えるようにしています。あとは周りのスタッフさんからお話を聞きました。昔はこういう風に歌っていたとか、福岡にいたときはこうだったとか。デビュー前のあゆさんは、今の私よりもうちょっとおしとやかだったらしいです(笑)

― 自分と似ているなって思うところはありますか?

安斉:比べたことがないからわからない。だけど、デビュー前にたくさんレッスンを重ねているのは同じかな。あゆさんからハングリー精神を感じたのですが、私は誰かとやってきて、この人には負けたくないって思ったことがなく、常に“自分は自分”って思うようにしています。

― 「M」を読んで、もっと頑張ろうと思ったところは?

安斉:小説の中では、あゆさんは自分の意見をはっきり言える方なんだという印象を受けました。そういうところは見習いたいなって思いました。自分がいいと思ったことを自信を持っていいって言えるようになりたいです。あとは、発信の仕方が全然違うので、すごいなって思うことばかりです。

― マサ役を演じる三浦翔平さんの印象はどうでしたか?

安斉:実はまだお会いできていないのですが、すごく優しそうなイメージがあります。いろんな役をやられているので、すごく楽しみです。

安斉かれんのことをもっと知りたい!デビューのきっかけは?

安斉かれん(C)モデルプレス
― デビューのきっかけを教えてください。

安斉:小さい頃からエレクトーンやアルトサックスなどいろんな楽器を習っていました。あと、父親と一緒にローリング・ストーンズのライブに行っていたので、音楽にずっと関わっていきたいと思っていました。曲を作ったり、楽器のインストラクターをやったりと、裏方を目指していたんですけど、あるとき、歌を歌う機会があって、そのとき声も楽器なんだと思って、エイベックスの原宿アカデミーに通うことになりました。そこからは歌が大好きになって、歌でやっていこうと決意しました。

― レッスンに通い始めたのはいつ頃ですか?

安斉:高校1年生のときなので、デビューまで3年間かかりました。

― デビュー前、辛くてやめようと思ったことはありますか?

安斉:たくさんあります。これまで吹奏楽をやっていて人と合わせる音楽が好きだったので、一人になると淋しくなっちゃうというか…なんで一人なのって思っちゃったりして、やっぱり向いてないかもしれないって思いました。

― 歌詞はどんなときに思い浮かぶのでしょうか?

安斉:日記みたいに歌詞を書いているので、今日の出来事とか、思ったこととか、情景とかをたくさんメモして、そこからいい言葉を繋げて歌詞にしています。なので、今思うと昔の日記を読んでいるみたいな気持ちです。

― すごく頑張っている部分なんですね!

安斉:最初は歌詞なんて書けるのかなって習慣付けるのが大変でした。でも今は水を飲む感覚で、歌詞を考えられるようになったので、自分の強みなのかなって。そのとき思い浮かんだ感情を一行でもいいのでメモするようにしているんです。今では寝る前に思いついたら、ついつい書き始めるようになってしまいました。

― ご自身では自分のことをどういう人間だと思っていますか?

安斉:ずっと笑っているかもしれない。笑いでごまかしちゃう部分があるかもしれない(笑)。あとは周りはあんまり気にしないから、自由人かもしれないです(笑)

― デビュー前はレッスンに通いながらショップ店員としても働いていたそうですが、いかがでしたか?

安斉:すごくいろんなジャンルの服を見ていたので、いろいろなコーディネートを考えられるようになりました。普段だったら着ることのない服もたくさん見てきたので、自分の衣装も少し客観的に見られるようになったのかなと思います。

― SNSなどファンからのコメントは届いていますか?

安斉:たくさんいただきます!全部読んでいます!「かれんちゃんに早く会いたい」とか言われると、頑張ろうって思えます。嬉しいですし、励みになります。

安斉かれん、スタイルキープ&美肌の秘訣・ファッションのこだわり…

― スタイルキープのためにやっていることはありますか?

安斉:食生活ではカロリーの低いものを摂ろうと意識しています。1日に脂質30、タンパク質100までにしているので、コンビニでおにぎりを買うときも、裏を見て脂質3か~ってメモしています。ジムには通ってないのですが、週1でアカデミーでトレーナーさんと筋トレをしています。

― 美容面で気をつけていることも教えてください。

安斉:メイクを落として寝るとか、基本的なことは必ずやるようにしています。あと、脂質30に抑えるようにしたら、乾燥しやすくなってしまったので、ビタミンCのサプリを飲んでいます。

― ファッションのこだわりはありますか?

安斉:ブランドのこだわりはあまりなくて、例えば街を歩いてて可愛いと思ったら、買ってしまいます。基本的にはカジュアル系が多いのですが、いろんなジャンルの服を着ています。

― メイクは?

安斉:アイシャドウでどこかしらにキラキラを入れることと、まつげをしっかり上げること、肌は厚塗りしすぎないようにしています。メイクは大好きで、ハイライトをたくさん持っています。

― 休日はどのように過ごしていますか?

安斉:インドア派なので、家で映画を観るか、犬と遊んでいるかな。最近はドラマの撮影が始まるので、日本の映画をたくさん観ています。

安斉かれん、今後の目標&夢を叶える秘訣を語る

― 今後の目標を教えてください。

安斉:まずはドラマを頑張ること。でもこの先、どんなに環境が変わったとしても、変わらないでいたいなと思います。主体は音楽ですが、演技も音楽活動に活きていくと思うので、両方やっていきたいです。

― 憧れの人はいますか?

安斉:セレーナ・ゴメス。世界で一番顔が好き。朝起きてセレーナになっていたらいいなって思っています(笑)

― 最後に夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

安斉:言葉にすること。“イージーでしょ”と思いながら、なりたい・やりたいを言葉にしていくと叶うと思います。私も(コスメブランド)「M・A・C」のモデルをやらせていただいたとき、「M・A・C」がずっと好きで、いいなって言い続けていたからできたんだと思います。なので、言葉にすることは大事だと思います。

― ありがとうございました。

安斉かれん(C)モデルプレス
アーティスト写真やSNSなどで見せるクールなビジュアルとは一変、取材では、新人らしいフレッシュな笑顔と大きな笑い声を響かせていた。しかし、誰もが知る歌姫・浜崎あゆみ役という大役にも関わらず、「自分は自分。できることをやるだけ」と、気持ちはすでに堂々としていた。まだスタートを切ったばかりの彼女が今後、どのようにステップアップしていくのか…令和の新歌姫に期待が高まる。(modelpress編集部)

安斉かれん(あんざいかれん)プロフィール

生年月日:1999年
出身地:神奈川県藤沢市

2019年5月1日、「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた(Prod.by ats-)」で歌手デビュー
【Not Sponsored 記事】

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