「なつぞら」スピンオフ出演・川床明日香、憧れの場所への挑戦 今後の朝ドラ出演への思いも明かす
11月2日放送の「なつぞらSP 秋の大収穫祭」(BSプレミアム よる7:00~8:59)内にて放送されるNHK連続テレビ小説「なつぞら」のスピンオフドラマに出演する川床明日香(17)が報道陣のインタビューに応じた。
川床明日香、「なつぞら」スピンオフの役柄は?
川床が出演するスピンオフドラマ「十勝男児、愛を叫ぶ!」では、ある日、子育てをめぐって雪次郎(山田裕貴)と夕見子(福地桃子)がささいな夫婦ゲンカをしてしまう。それをきっかけに十勝の男たちと女子たちが分裂。仲直りのため男たちが、妻のために愛を語るコンテストを開くことになる。その中で川床は、音尾琢真演じる戸村菊介の娘・戸村公英役として出演。両親の気まずい雰囲気を察し、夫婦円満のためにひと肌脱ぐ。
川床明日香、目標と憧れの場所“朝ドラ”への出演
― スピンオフとはいえ、“NHK朝ドラ”への出演ということで、今回のお話を聞いた際のお気持ちや出演されてみての感想をお聞かせ下さい。川床:朝ドラは「なつぞら」はもちろん、その前の作品もずっと観ていて、目標でもあり憧れもあったので、出演が決まった時は嬉しかったです。
― 緊張はされましたか?
川床:とても緊張しました。スピンオフ作品ということもあり、皆さんが1年間役を作り上げてきた状態の中に途中から入るので、自分でどれだけ役をクランクインの日までに作り上げることができるのかということをすごく考えて撮影に臨みました。
― 「なつぞら」の印象はいかがでしたか?
川床:一番印象に残っているのは、なつが最初に見た北海道の綺麗な景色です。その綺麗な映像の中にすごく個性的なキャラクターの方がたくさんいて、「観ていて楽しい!」という印象を持っていました。
― 一視聴者として見ていた世界に実際に飛び込んでみていかがでしたか?
川床:撮影中はずっと笑っていました(笑)。皆さん本当に面白くて、こんなに笑う現場は初めてかもしれないと思うくらい楽しかったです。
“両親を繋げる役目”川床明日香、役柄を語る
― 川床さん演じる戸村公英は、本編では描かれなかった菊介さん(音尾琢真)の家族ということもあり、満を持しての登場だったと思います。そんな公英役をどのように捉えていましたか?川床:どのように役を作っていくかすごく悩みましたが、公英は“お父さんとお母さんを繋げる役目”というか、そういうところを自分の中でわかっている子なんだなとすごく考えていました。お父さんとお母さんがケンカしているときに「なんとかしなきゃ!」と優しさをずっと心の中に置いてあるということを、一番大事にしながら演じました。
― 公英は優しいですよね。
川床:そうですね。その優しさを大事にしておこうと決めていたのですが、「どのように演じようかな?」とちょっと悩みました。でも、撮影が始まってすぐに撮った、お母さんがお父さんに対してセリフをたくさん言うシーンで「わかったかもしれない」「公英はこうなんだろうな」とスッと感じることが出来たので、そこで役をつかめた気がしました。
― 北海道の方言はいかがでしたか?
川床:音尾さん演じるお父さんの訛りがすごく強くて、お母さんもそうなので、公英もちょっと強めでいこうということになったのですが、難しかったです。イントネーションは方言指導の方にたくさん教えていただきました。
― 「なまら」など方言がたくさんありましたが、印象的だった十勝弁はありましたか?
川床:一番練習したのが「お母さん」です。普段話しているイントネーションと少し違うので苦戦しました。なぜかアクセントのところで首が動いてしまったので、そうならないように練習しました。
「十勝女子のように強くなりたい」川床明日香、自身を語る
― 今作では“十勝男子”と“十勝女子”が対立しますが、いい大人たちがお互いをあーだこーだ言ってる図はどう見えましたか?川床:温かいなと思いました(笑)。それぞれ思っていることを伝える場面というのは日常ではなかなかないので、他の家庭のそういう感謝の言葉を聞けるのは素敵だなと感じました。
― 公英は唯一男性側と女性側を繋げる、両方との繋がりがあったと思います。気の強い十勝女子と気の弱い十勝男子の関係は、川床さん自身にはどう映りましたか?
川床:公英はまだ十勝女子になりきれてない部分もあるのかなと思ったので、十勝女子に賛同するだけではなくて十勝男子のことも気にかけるような思いやりも持っているんじゃないかな、と思いました。
― そんな公英だからこそ両方の立場に立てたのかもしれないですね。
川床:そうですね。
― 川床さん自身は、十勝女子みたいに強くなりたいと思うことはありますか?
川床:強くはなりたいです(笑)。十勝女子は、私が知っている強さではない形の強さだと感じました。
川床明日香、共演者の心遣いに「ほっとした」
― 菊介さん演じる音尾琢真さんの印象を教えて下さい。川床:とても面白い方でした。演じているときは、役として「もうしっかりしてよ~」と思っていました。最後に音尾さんが歌ってくれるシーンがあるのですが、本当にジーンとくるというか、ホロリとくるものがありました。その曲は音尾さんが実際にギターで音源を作られたそうなのですが、リハーサルのときにはじめて聞いたとき「すごい!!」と思いました。
― 音尾さんとのエピソードで印象的なことはありましたか?
川床:音尾さんはたくさん話しかけてくださって、娘さんの写真をたくさん見せてくださりました。すっごく可愛いんです!
― そのおかげで緊張がほぐれた?
川床:そうですね。音尾さんと戸次さんとNHKの食堂でご飯も一緒に食べさせていただきました。
― 他にも共演者の方々がたくさんいらっしゃったと思いますが、なにか印象的なエピソードはありましたか?
川床:皆さんに優しくしていただきました。撮影1日目に富田望生さんに「はじめまして」とご挨拶してから10分ぐらいしてすぐに「お腹空いてませんか?」と言ってくださって、一緒にNHKの食堂に行って海鮮丼を食べて、その後にケーキも食べました(笑)。そのおかげで、すごく緊張がほぐれたというか、ほっとしました。
― 現場の雰囲気はいかがでしたか?
川床:そうですね、皆さん本当に優しくて。福地桃子さんや北乃きいさんともお話しできました。
― ヒロインの広瀬すずさんとはお会いしましたか?
川床:ご挨拶させていただいただけでしたが、「なっちゃんだ」と思いました。嬉しかったです。
川床明日香、将来の展望「いつか本編に出れるように」
― 朝ドラの現場に入ってみての気づきなどありましたか?川床:最初に現場に入って感動したのは、セットです。今まで観てきた作品のセットに入ってお芝居できることはなかなかないのですごく感動しました。
― 長回しの撮影が多かったと思いますが、大変ではなかったですか?
川床:私は、何回も撮るうちに、まだどこかで慣れというものが出てきてしまうので、同じことをするのが少し苦手なタイプなのかなと思ったりするんですけど、今回の現場ではそういう心配はなかったです。テイク数が少なかったりしたので、より集中して楽しみながらお芝居することができました。
― 本編と並行して今作が撮影されてたということですが、並行して撮影されていたからこそ“スピンオフ”という別物ではなく「なつぞら」と地続きの世界という雰囲気も味わえたのでしょうか?
川床:そうですね。セットに入ることですぐに「なつぞら」の世界に入ることが出来たので、スイッチはすっと入りました。
― 公英を演じて、何か得たことはありますか?
川床:今までは、すごく気の強い子の役を演じたことがなく、新しい体験だったので最初は勇気がいりました。思い切ることに少し勇気が必要だったのですが、観てきた「なつぞら」の世界の中に入って公英として過ごすことを毎回楽しいと感じることが出来たので良かったです。
― 今回の出演で、今後いつか朝ドラの本編に出てみたいな、という展望は生まれましたか?
川床:朝ドラに出演するのは目標だったので、今回スピンオフという形で「なつぞら」の世界に入ることができて本当に嬉しかったです。これから本編に出演できるよう頑張っていきたいなと思います。
― ありがとうございました。
「なつぞらSP 秋の大収穫祭」
広瀬すずと草刈正雄を進行役に迎え、スピンオフドラマ2本立てをメインに、反響の多かったシーンや未公開映像も交えた、「なつぞら」チームが総力を結集して放送される「なつぞらSP 秋の大収穫祭」。もう1作のスピンオフドラマ「とよさんの東京物語」は、90歳のとよ(高畑淳子)が坂場(中川大志)に老婆の声を頼まれて、ひとり上京。初めてアフレコ現場を訪れ、人気アニメ声優・土間レミ子(藤本沙紀)に感動したとよは、咲太郎(岡田将生)に声優として働きたいと頼みこみ、必死にレッスンを重ね、声優への道を突き進む、という内容になっている。(modelpress編集部)
川床明日香(かわとこ・あすか)プロフィール
生年月日:2002年7月10日出身地:福岡県
身長:159.5cm
足のサイズ:23.5cm
趣味:読書・ドラマ鑑賞・写真を撮ること
特技:けん玉
2014年、ティーンズ向けファッション雑誌『ニコラ』の第18回ニコラモデルオーディションにて、グランプリを受賞。その後、2019年、映画「ピア~まちをつなぐもの~」でメインキャストとしてオーディションに合格し、長編実写映画へ初出演を果たした。
現在「俺の話は長い」(日本テレビ)に凛菜役で出演中。
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