「天気の子」ヒロイン声優・森七菜インタビュー 脚光浴びるも実感なし?ネクストブレイク候補の素顔とは
新海誠監督の最新作『天気の子』(7月19日公開)でヒロイン・天野陽菜役の声優を務める女優・森七菜(もり・なな/17)。モデルプレスでは、今、熱視線が注がれる森にインタビューを行い、その素顔に迫った。
ネクストブレイク候補・森七菜『天気の子』で初声優
2001年8月31日生まれ、大分県出身の森は、2016年にスカウトされ芸能活動を開始。2019年1月クールに放送されたドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)に堀部瑠奈役で出演し、透明感溢れるルックス、自然体ながらも心を打つ演技で視聴者に大きなインパクトを与え、「あの子は誰!?」とSNSで話題を集めたネクストブレイク候補。今後も映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』(7月19日公開)、『最初の晩餐』(11月1日公開)、『地獄少女』(2019年11月15日公開)、『Last Letter』(2020年公開)と出演作が控えており、『天気の子』で初の声優に挑む。
「3年A組」の反響は?森七菜、脚光浴びるも実感なし
今作で描かれるのは、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。主人公の森嶋帆高役の声を担当する俳優・醍醐虎汰朗とともに、約2000人が参加したオーディションで大役に選ばれた。抜てきに、「まさか自分が声優さんをやれると思っていなかったので、びっくりました(笑)」とチャーミングな反応を見せた森。「頑張って準備してオーディションに臨んだんですけど、やっぱり(合格したことが)信じられなくて、マネージャーさんに『本当ですか!?』って何回も聞き返した記憶があります。オーディションでは、ダメだったという感覚も、良かったという感覚もなく…監督は普段から優しいので、反応から受かったか落ちたか予想することはできませんでした」と振り返る。
声優発表は2018年末で、「3年A組」放送前。『天気の子』への反響はドラマ放送後に特に大きくなっていったようで、その影響力に感謝しつつ「『3年A組』では8話でクローズアップしていただいたんですけど、それまでは私が『天気の子』で声優をやるって知らない方も多くて。でも、今では“『3年A組』の子がやるんだ”って声もいただくようになりました。“『3年A組』の子が出ている”ということで、『映画も面白そう』って興味をもらってもらったり、『じゃあ観に行ってみよう』って劇場に足を運んでもらったり、私が少しでも力になれたら嬉しいです」。
しかし、ブレイク候補と呼ばれていることについては「言われてないです!(笑)」と一刀両断?「実感はなくて…」と謙遜しながらも、「『天気の子』という作品自体が注目されているので、映画の中で良いところを見せられたらいいなと思います」と意気込んだ。
森七菜「今後が楽しみ」
社会現象を巻き起こした『君の名は。』に続く新海監督最新作。森も語ったように、その期待値は高い。『君の名は。』でヒロイン・宮水三葉の声を担当した上白石萌音は一躍知名度を上げ、RADWIMPSが歌う「前前前世」もブームに。それだけに、今回も作品のみならず、キャスト陣や音楽にも注目が集まるのは必然だが「新海監督の3年ぶりの新作、さらにヒロインということで、最初はドキドキしていたんですけど、アフレコが進むに連れて、陽菜であることの自信や決意が出てきました」と森はプレッシャーも味方につけている様子。
声優への挑戦は、彼女にとって大きなものになったのだろう。「今回初めて声のお芝居をやってみて、普段とはリズムとか表現の仕方が違うなって感じたんです。その経験を経て、実写のお芝居をやったら、すごく良い方向に自分のお芝居が変わっていくような気がしているので、今後が楽しみだなって密かに思っています」と嬉しそうな表情を浮かべていた。
森七菜が語る“夢を叶える秘訣”は…
デビューから3年、順調な道のり。「元々お芝居に興味はあったんですけど、将来何をしようかな?って思っているときにスカウトしていただき、最初の現場では『本当に“ヨーイスタート”って言うんだ!』って思ったくらい何も分からず…まさか3年後こうなるとは…!気がついたらここまで来ていた感覚です。大分に住んでいる家族も『天気の子』の公開を楽しみにしてくれているんです。ちょっと恥ずかしいですけど、『東京に行って観たい』って言っていました」。初々しさを感じさせながらも、堂々とした佇まいが印象的な森。最後に、“夢を叶える秘訣”を尋ねると「叶えども叶わずとも、声に出すこと、周りの人を大事することが大切だと思います。声に出すことで誰かが気に留めてくれることがあるかもしれないし、まずは私が人を大事にしなきゃ人も私のこと見てくれないだろうし。特に芸能界は縁が大事な世界だなと思うので、私もその2つを大切にしていきたいです」と教えてくれた。
今後が楽しみな“原石”は、『天気の子』をきっかけに、さらに大きく羽ばたいていくはずだ。(modelpress編集部)
映画『天気の子』
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜/本田翼/吉柳咲良 平泉成 梶裕貴 倍賞千恵子/小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
<ストーリー>
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。
「ねぇ、今から晴れるよ」
少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――
森七菜(もり・なな)プロフィール
生年月日:2001年8月31日出身:大分県(大阪府生まれ)
身長:154cm
趣味・特技:動画作り
方言:大分弁、関西弁
2016年夏、大分県でスカウトされ、翌年に園子温総監督のドラマ「東京ヴァンパイアホテル」(Amazonプライム・ビデオ)で女優デビュー。2019年1月クール放送の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)で注目を浴び、今後は、ヒロインの声を担当した映画「天気の子」(7月19日公開)ほか、『東京喰種 トーキョーグール【S】』(7月19日公開)、映画『最初の晩餐』(11月1日公開)、映画『地獄少女』(2019年11月15日秋公開)、映画『Last Letter』(2020年公開)などが控える。
ヘアメイク:佐藤寛(KOHL)
スタイリスト:申谷弘美
衣裳協力:MIHARA YASUHIRO(ミハラヤスヒロ)
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