仲里依紗「東京独身男子」から学ぶ「私もちゃんと旦那さんに言うようにしよう」<モデルプレスインタビュー>
2019.06.06 18:00
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テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「東京独身男子」(毎週よる11時15分~)に出演する女優の仲里依紗(29)が、8日放送の最終回(第8話)を前にモデルプレスのインタビューに応じた。
“AK男子”が話題!ドラマ「東京独身男子」
“あ(A)えて結(K)婚しない”=AK男子にスポットを当てた同作は、主演の高橋一生(石橋太郎役)、共演の斎藤工(三好玲也役)、滝藤賢一(岩倉和彦役)の3人が今までにない恋愛・結婚観でアラフォー独身男性の本音を体現していくラブコメディドラマ。仲が演じるのは、玲也の妹・三好かずな。兄の審美歯科に勤めており、兄の友人である太郎に密かな想いを寄せている…という役どころ。太郎の元恋人・竹嶋舞衣(高橋メアリージュン)の存在にやきもきしながらも、太郎に積極的なアプローチをしていく。
一方で、夢見がちな3人のAK男子たちに辛辣な意見を叩きつけることもあり、「一途で応援したくなる!」「ズバッと言ってくれてスカッとする!」と女性視聴者の共感を呼んでいる。
仲里依紗、高橋一生は「辞書みたいな方」「気遣いもすごい」
― ドラマはいよいよ最終回を迎えます。まずは、本日クランクアップということで、心境を教えてください。仲:かずなの視点からだとすごく大変なところもあったと思うんですけど、作品的には明るく描かれていますし、現場も明るくて“楽しかったな“というのが率直な感想です。皆さんからたくさん優しくしていただきました。
― 高橋さんとの撮影が多かったかと思いますが。
仲:本当に物知りで、辞書みたいな方なんです。何でも知っていらっしゃって、色々なことを勉強されているんだなって思いました。何を聞いても答えが返ってくるし、お話ししていて飽きないです。
― 印象に残っているエピソードは何ですか?
仲:この間、スウェーデンではマイクロチップを手に埋め込んでいる人も多いんだよ、日本もいつかそうなるかもっていうお話しをしてくださいました。新聞で読んだとおっしゃっていて、本当に物知りだなって。
― まさに“辞書”ですね!座長ぶりはいかがでしたか?
仲:お忙しいスケジュールの中でも、スタッフさん、共演者を率先して盛り上げてくださいました。私は人見知りしちゃって最初は喋れないタイプなんですけど、話しかけてくださって、気遣いもすごい方でした。
仲里依紗、「東京独身男子」から学ぶ「旦那さんに言うようにしよう」
― ドラマ開始直後から“AK男子”というワードも話題となりましたが、反響は届きましたか?仲:周りの女性から「観てます」って声をたくさんいただきましたし、私が行っている美容院の方も「皆観てるよ。すごく面白い」って。多分、イケメンがいっぱい出ているので、女性は楽しいんだと思います(笑)。
― そんな中でも、仲さんが演じたかずなは、女性視聴者が共感できるキャラクターとして支持を得ました。
仲:健気ですよねぇ…演じる上で、嫌われないようにしなきゃっていう気持ちもあって、いかに反感を買わないようにできるかっていうことを考えていたので、皆さんから「頑張れ」って応援していただける存在になれていたなら良かったです。女性に好かれる女性を演じるのって難しいし、サバサバすると好かれやすいかもしれないですけど、かずなはそうではない。かと言って、女性らしすぎたり、ぶりっ子したりすると嫌われるかもしれない。そのバランスを大事にしました。皆さんに助けていただいて、優しく元気で明るいかずなができたなと思っています。
― 台本を読んだときに、反感を買う可能性があると感じたということでしょうか?
仲:一歩間違えると、太郎ちゃんにガツガツし過ぎているように見えたり、あんな風に言われているのにまだ好きってちょっと…って思われたりするかもしれない、とは感じました。でも、かずなは好きな男性の前でだけ態度が違うっていうわけでもなかったので、そこが良かったのかなと。
― そのほか、相手のために思ったことを正直に伝える点も人気の要因かと思います。特に、第5話で「太郎ちゃんが本当に好きなのは舞衣さんでもない、私でもない自分」と指摘し、太郎のことを諦めると宣言したシーンは大きな反響を集めました。
仲:やっぱり太郎ちゃんは自分が好きなんですよ(笑)。好きな人には嫌われたくないですし、普通は思っていてもそういうことはなかなか言えないですけど、かずなは太郎ちゃんのためにそれを言えてしまう。かずなのそういうところに、太郎ちゃんへの愛を感じました。私もちゃんと、旦那さんに言うようにしようと思います(笑)。
― 仲さんも影響を!本音を伝えられる関係は素敵ですし、言ってくれる相手がいるというのは貴重なことですよね。
仲:相手にとって良くないと思ったことは、言ってあげた方がいいと思うし、無視して知らないふりをする方がダメなことだと思います。それって、子育ても同じなんです。ダメなことをしていたら「ダメだよ」って叱ってあげないといけない。……太郎ちゃん、子育てと一緒か(笑)。
― (笑)。伝えることが、かずなの優しさであり母性。
仲:そう、相手を想うなら言ってあげるべきなんです!男性は家庭を持つと変わるのかもしれないですね。
― では最後に、仲さんが実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。
仲:私は“思い立ったら即行動”っていうことを常に意識しています。それと、バタバタしている方が好きなタイプなので、分刻みでスケジュールを入れるんですけど、時間を無駄に過ごさないってことも夢に繋がっていくのかなと。
スケジュールをきっちり組めて、それをきっちりこなせたときの爽快感が好きですし、1日で色々こなせたときには「やったー!」って最高な気分になります。今日もこのあと、酸辣湯麺食べに行くんですけど、それもスケジュールに組み込んでます。空き時間を上手く使いたいので、ボーッと待つことはほぼないです。そういう意味でも、とにかく行動を“起こす”ってことが大事だなと思います。
― インタビューは以上になります。ありがとうございました!
「東京独身男子」最終回“AK男子”が選ぶ道は…
最終回では、太郎の母親役で萬田久子が登場。煮え切らない関係を続けてきた太郎とかずなはどこへ向かうのか――「最終回では話にも出てきていた、最強のお姑さんがやってきます。あんなにキレイで可愛くて…無敵なお姑さんの登場でどうなるのか!?かずなはどうなるのか!?最終回まで楽しみにしていてください!」と見どころを語ってくれた仲。
何やら最後まで一波乱ありそうな予感…?AK男子たちの物語がついに完結する。(modelpress編集部)
「東京独身男子」第8話あらすじ
アラフォー独身ならではの様々な課題に直面してきた太郎(高橋一生)、三好(斎藤工)、岩倉(滝藤賢一)の3人。太郎の転職、三好の審美歯科クリニック経営不振、岩倉の父との同居生活…それぞれが抱える悩みについて口々に想いをぶつけ合い、怒鳴り合った末、ついに解散宣言が飛び出す!その直後、太郎はかずな(仲里依紗)に再び自分の想いを伝えるが、「これ以上、振り回されたくない」と去られてしまい…。一方で、岩倉は同居を始めたばかりの透子(桜井ユキ)に出ていかれ、三好はクリニックの経営を改善すべく太郎が暮らす部屋の売却を迫られてしまう。
かつては“あえて結婚しない”=「AK男子」仲間として共に過ごしていた彼らは今、三者三様に人生の岐路に立たされていた。
そんな中、太郎の母親・石橋寿美代(萬田久子)が上京するとの知らせが…。それぞれの試練を前に、AK男子3人が将来について真剣に考え、悩んだ末、最後に下した人生の決断とは…?AK男子の物語、ついに完結!
舞衣が選ぶ道、そしてAK男子3人の結末に注目だ。
仲里依紗(なか・りいさ)プロフィール
1989年10月18日生まれ。長崎県出身。2006年に劇場版アニメ『時をかける少女』のヒロインの声を務め、2010年に実写版でも主人公を演じる。また、同年に『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』で演じたゼブラクイーンの演技がともに評価され、第34回日本アカデミー賞、第23回日刊スポーツ映画大賞新人賞など数々の映画賞を受賞する。近年の主な出演作は、映画「生きてるだけで、愛。」(2018年)、ドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日系、2018年)、「イアリー 見えない顔」(WOWOW、2018年)「フルーツ宅配便」(テレビ東京系、2019年)など。
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