高橋一生「東京独身男子」わちゃわちゃシーンの反響に本人は?“AK男子”への思いに変化も
2019.06.08 09:00
views
本日8日に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ『東京独身男子』(毎週土曜よる11:15~)で主演を務める俳優の高橋一生(38)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
“あ(A)えて結(K)婚しない”=AK男子にスポットを当てた同作は、主演の高橋一生、そして斎藤工、滝藤賢一の3人が今までにない恋愛・結婚観でアラフォー独身男性の本音を体現していくラブコメディドラマ。
“こじらせ男子”な主人公・石橋太郎を魅力たっぷりに演じた高橋に、撮影裏話や“AK男子”に対する思いを聞いた。
高橋:僕はあまり周りの感じがわからないんです。本当にお芝居だけやっているという感じなので、常にマネージャーさんには「浦島太郎状態です」って言っているんです(笑)。モニターで確認することはありますけれど、出来上がったものをすぐ観ることもなくて。それを観て途中から大きな修正をかけてしまうことが嫌なんです。いろんな方の意見を取り入れることも大切だと思うんですが、まずは自分が脚本を読んで、何を求めてくださっているかを考えてお芝居をしたいと思っていて。なのでみなさんにどう受け取ってもらえたか、むしろ聞いて回りたいです(笑)。
― AK男子3人の仲良しぶりに癒やされました女性視聴者も多かったと思います。
高橋:本当ですか?よかったです。
― 太郎と三好が同じベッドでわちゃわちゃする感じだったり、太郎が健康診断の結果を3人に報告する姿だったり…毎回微笑ましかったです。キュンとするポイントもあって。
高橋:「セーフ!」のところですね(笑)。キュンとしてくださいましたか?僕もそういうのを意識してやったほうがいいんでしょうか(笑)。本当に3人の雰囲気は何ものにも代えがたい空気感ですごく楽しめました。現場の雰囲気が作品を作り上げてくれた感じがあります。
会話の流れやリズム感などを滝藤さんも工さんも本当に大切に考えてお芝居をされるので、僕が暴投をしても受け止めてくださいました。半ば、フェイクドキュメント的に見えちゃってもいいかなというくらい、わざとお芝居を流してみたりもしました。3人が太郎の部屋に集まったときの感覚というのは、まったく自分の中にはないものになるので、どう動こうかというのを楽しんでいました。
― 特に印象的だったシーンや撮影はありますか?
高橋:やっぱり太郎ちゃんの部屋です。お二人とお芝居をがっつりご一緒したいとずっと思っていたので、こんなに楽しんじゃっていいのかしらというくらい楽しくて。その場で空気感を作って成立させていくという作り方の中で、こんなにも頼もしい方々はいないだろうなというくらい、お二人で良かった。特にワンカットで撮っているときは「ああ、この2人でよかった」って心底思うので、やっぱり太郎ちゃんの部屋は特別で、印象に残っています。
― 太郎が結婚にどう向き合って結論を出すのかも最終話の見どころになると思いますが、高橋さんご自身は太郎を演じてきて“AK男子”に対する考え方に変化はありましたか?
高橋:作品に入る前と今ではだいぶ太郎に対する思いが変わりました。アラフォー男子で、ある程度仕事はしっかりできても、男3人集まるとわちゃわちゃ感が出てしまう。けれど実はそのわちゃわちゃ感で英気を養っていて、それぞれに外に向かっていく、という対比をより意識してお芝居をしようと心がけていくようになりました。
それぞれの持っている切実な問題を、わりと意識しながら、それでも冗談を言いながら生きていく。AK男子たちに対して、ちょっと否定的な感情を持つ方もいるかもしれないですが、僕らはこの3人をすごく愛らしい人たちにしたかったんです。
今まさに仕事や恋愛、いろんなことで苦悩している方も多いと思います。それでも太郎たちは否定的に捉えず、人の目も気にすることなく、自分の思った通りに生きていく。それが意外と筋が通っていて、太郎たちが行き着いた答えが実は真理なんじゃないかなとも思っています。
高橋:(宮本)浩次さんがこのドラマの1話の台本を読んだ上で作ってくださったので、高橋一生というよりほぼ石橋太郎なんです。石橋太郎のある側面みたいなものを、浩次さんが拾ってくださった曲でもあるので、高橋一生として強く意識したことはあまりなく、太郎を間に介してあの作品ができあがったという感じです。
― 歌声はもちろん、ミュージックビデオでも、ドラマの中の太郎ちゃんとはまた違って色気が全開でした。
高橋:よかった、助かります(笑)。
― レコーディングはいかがでしたか?
高橋:2、3時間くらいで終わったんです。何度か通して歌ってみて、その度に浩次さんがブースまで飛んできてくださって「いいですね」と言ってくださったり、細かいアドバイスをくださったりしました。そうしてわりとすぐ浩次さんが「OKです!」とおっしゃったので、「大丈夫ですか?僕まだ全然歌いますけれど」っていう状態でした(笑)。
― そんなやりとりがあったんですね。
高橋:とても楽しい時間で。ドラマのラストにあの曲が流れると、とてもかっこいい曲をいただいたなとあらためて思います。
― では最後に、最終話の見どころをお願いします。
高橋:太郎ちゃんで言うと、かずなさんとの関係性も、また次の段階に行くのかなというところです。それから太郎ちゃんの部屋が危機にさらされるので、最後にどうなるのか。AK男子の城が、喧嘩別れのままもしかしたらなくなってしまうかもしれない状況なので、最後まで乞うご期待です!
― ありがとうございました。
その直後、太郎はかずな(仲里依紗)に再び自分の想いを伝えるが、「これ以上、振り回されたくない」と去られてしまい…。一方で、岩倉は同居を始めたばかりの透子(桜井ユキ)に出ていかれ、三好はクリニックの経営を改善すべく太郎が暮らす部屋の売却を迫られてしまう。
かつては“あえて結婚しない”=「AK男子」仲間として共に過ごしていた彼らは今、三者三様に人生の岐路に立たされていた。
そんな中、太郎の母親・石橋寿美代(萬田久子)が上京するとの知らせが…。それぞれの試練を前に、AK男子3人が将来について真剣に考え、悩んだ末、最後に下した人生の決断とは…?AK男子の物語、ついに完結!
(modelpress編集部)
“こじらせ男子”な主人公・石橋太郎を魅力たっぷりに演じた高橋に、撮影裏話や“AK男子”に対する思いを聞いた。
高橋一生「こんなにも頼もしい方々はいない」現場で築いた信頼感
― いよいよ最終回となりました。反響も大きかったと思いますが、ご自身ではどのように感じていましたか?高橋:僕はあまり周りの感じがわからないんです。本当にお芝居だけやっているという感じなので、常にマネージャーさんには「浦島太郎状態です」って言っているんです(笑)。モニターで確認することはありますけれど、出来上がったものをすぐ観ることもなくて。それを観て途中から大きな修正をかけてしまうことが嫌なんです。いろんな方の意見を取り入れることも大切だと思うんですが、まずは自分が脚本を読んで、何を求めてくださっているかを考えてお芝居をしたいと思っていて。なのでみなさんにどう受け取ってもらえたか、むしろ聞いて回りたいです(笑)。
― AK男子3人の仲良しぶりに癒やされました女性視聴者も多かったと思います。
高橋:本当ですか?よかったです。
― 太郎と三好が同じベッドでわちゃわちゃする感じだったり、太郎が健康診断の結果を3人に報告する姿だったり…毎回微笑ましかったです。キュンとするポイントもあって。
高橋:「セーフ!」のところですね(笑)。キュンとしてくださいましたか?僕もそういうのを意識してやったほうがいいんでしょうか(笑)。本当に3人の雰囲気は何ものにも代えがたい空気感ですごく楽しめました。現場の雰囲気が作品を作り上げてくれた感じがあります。
会話の流れやリズム感などを滝藤さんも工さんも本当に大切に考えてお芝居をされるので、僕が暴投をしても受け止めてくださいました。半ば、フェイクドキュメント的に見えちゃってもいいかなというくらい、わざとお芝居を流してみたりもしました。3人が太郎の部屋に集まったときの感覚というのは、まったく自分の中にはないものになるので、どう動こうかというのを楽しんでいました。
― 特に印象的だったシーンや撮影はありますか?
高橋:やっぱり太郎ちゃんの部屋です。お二人とお芝居をがっつりご一緒したいとずっと思っていたので、こんなに楽しんじゃっていいのかしらというくらい楽しくて。その場で空気感を作って成立させていくという作り方の中で、こんなにも頼もしい方々はいないだろうなというくらい、お二人で良かった。特にワンカットで撮っているときは「ああ、この2人でよかった」って心底思うので、やっぱり太郎ちゃんの部屋は特別で、印象に残っています。
― 太郎が結婚にどう向き合って結論を出すのかも最終話の見どころになると思いますが、高橋さんご自身は太郎を演じてきて“AK男子”に対する考え方に変化はありましたか?
高橋:作品に入る前と今ではだいぶ太郎に対する思いが変わりました。アラフォー男子で、ある程度仕事はしっかりできても、男3人集まるとわちゃわちゃ感が出てしまう。けれど実はそのわちゃわちゃ感で英気を養っていて、それぞれに外に向かっていく、という対比をより意識してお芝居をしようと心がけていくようになりました。
それぞれの持っている切実な問題を、わりと意識しながら、それでも冗談を言いながら生きていく。AK男子たちに対して、ちょっと否定的な感情を持つ方もいるかもしれないですが、僕らはこの3人をすごく愛らしい人たちにしたかったんです。
今まさに仕事や恋愛、いろんなことで苦悩している方も多いと思います。それでも太郎たちは否定的に捉えず、人の目も気にすることなく、自分の思った通りに生きていく。それが意外と筋が通っていて、太郎たちが行き着いた答えが実は真理なんじゃないかなとも思っています。
高橋一生、初のドラマ主題歌を担当 宮本浩次とのレコーディングを振り返る
― 今回は宮本浩次さんのプロデュース楽曲「きみに会いたい-Dance with you-」で初めてドラマ主題歌を担当されましたね。高橋:(宮本)浩次さんがこのドラマの1話の台本を読んだ上で作ってくださったので、高橋一生というよりほぼ石橋太郎なんです。石橋太郎のある側面みたいなものを、浩次さんが拾ってくださった曲でもあるので、高橋一生として強く意識したことはあまりなく、太郎を間に介してあの作品ができあがったという感じです。
― 歌声はもちろん、ミュージックビデオでも、ドラマの中の太郎ちゃんとはまた違って色気が全開でした。
高橋:よかった、助かります(笑)。
― レコーディングはいかがでしたか?
高橋:2、3時間くらいで終わったんです。何度か通して歌ってみて、その度に浩次さんがブースまで飛んできてくださって「いいですね」と言ってくださったり、細かいアドバイスをくださったりしました。そうしてわりとすぐ浩次さんが「OKです!」とおっしゃったので、「大丈夫ですか?僕まだ全然歌いますけれど」っていう状態でした(笑)。
― そんなやりとりがあったんですね。
高橋:とても楽しい時間で。ドラマのラストにあの曲が流れると、とてもかっこいい曲をいただいたなとあらためて思います。
― では最後に、最終話の見どころをお願いします。
高橋:太郎ちゃんで言うと、かずなさんとの関係性も、また次の段階に行くのかなというところです。それから太郎ちゃんの部屋が危機にさらされるので、最後にどうなるのか。AK男子の城が、喧嘩別れのままもしかしたらなくなってしまうかもしれない状況なので、最後まで乞うご期待です!
― ありがとうございました。
「東京独身男子」最終話あらすじ
アラフォー独身ならではの様々な課題に直面してきた太郎(高橋一生)、三好(斎藤工)、岩倉(滝藤賢一)の3人。太郎の転職、三好の審美歯科クリニック経営不振、岩倉の父との同居生活…それぞれが抱える悩みについて口々に想いをぶつけ合い、怒鳴り合った末、ついに解散宣言が飛び出す!その直後、太郎はかずな(仲里依紗)に再び自分の想いを伝えるが、「これ以上、振り回されたくない」と去られてしまい…。一方で、岩倉は同居を始めたばかりの透子(桜井ユキ)に出ていかれ、三好はクリニックの経営を改善すべく太郎が暮らす部屋の売却を迫られてしまう。
かつては“あえて結婚しない”=「AK男子」仲間として共に過ごしていた彼らは今、三者三様に人生の岐路に立たされていた。
そんな中、太郎の母親・石橋寿美代(萬田久子)が上京するとの知らせが…。それぞれの試練を前に、AK男子3人が将来について真剣に考え、悩んだ末、最後に下した人生の決断とは…?AK男子の物語、ついに完結!
(modelpress編集部)
高橋一生(たかはし・いっせい)プロフィール
1980年12月9日生まれ。東京都出身。ドラマ・映画・舞台で幅広く活躍。現在放送中のアニメ『ムーミン谷のなかまたち』(NHK BS4K)ではスナフキンの声を務めている。ドラマ『東京独身男子』の主題歌「きみに会いたい-Dance with you-」が好評発売中。
【Not Sponsored 記事】