<ラストアイドル阿部菜々実インタビュー>52人のセンターを務めた本音明かす「本気で辞めようとも考えました」(C)モデルプレス

<ラストアイドル阿部菜々実インタビュー>52人のセンターを務めた本音明かす「本気で辞めようとも考えました」

2019.05.17 21:00

ラストアイドル総勢52名のメンバー合同シングル「大人サバイバー」のセンターを務めたLaLuce(ラルーチェ)の阿部菜々実(17)。2019年1月には演技初挑戦で映画「がっこうぐらし!」の主演を務めたことでも話題となった。本日5月17日には『ミュージックステーション』にも初出演を果たし、明日5月18日に開催されるファッションイベントでの初ランウェイも決定。活躍著しい阿部菜々実の素顔にモデルプレスが直撃した。

阿部菜々実、「大人サバイバー」センターへの本音語る

― 改めて「大人サバイバー」のセンター&ランキング1位おめでとうございます!発売から1ヶ月経ちますが、今の心境はいかがですか?

阿部:「大人サバイバー」はラストアイドルが52人になってから初めてのシングルで、私たちにとっても思い入れの強い作品になりました。3ヶ月くらいかけて 歩く芸術(=団体行動※下記動画参照)の練習も同時にしていたんですけど、それがすごく辛くて大変でした。でも頑張ってきた全てを「大人サバイバー」にぶつけることで、多くの方に聴いてもらえた実感がありました。頑張ってきて本当に良かったなと思います。


― 歩く芸術のために合宿もされたんですよね。

阿部:そうなんです。初めて会うメンバーもいて仲良くやっていけるか不安でした。それに歩く芸術の時は部活のような雰囲気だったんですけど、「大人サバイバー」の振り入れや歌の練習をする時はアイドルに気持ちを切り替えなくちゃいけなくて、それも大変でした。

― 楽しさよりも辛いことのほうが?

阿部:でも、実際にやってみると思っていたよりも楽しくて。今思い返せば、辛いことよりも楽しいことのほうが記憶に残っています。それに合宿がなかったら、2期生の子たちとは関わることがほとんどなかったと思うんです。合宿で初めて会う子もいたので、2期生と仲良くなれたのはラストアイドルがまとまる良いきっかけだったなって。「52人でラストアイドル」という気持ちが合宿で強くなりました。

― 合宿をするまでは、「それぞれのグループに所属」という意識が強かった?

阿部:そうですね。私の他にも合宿がきっかけでまとまったと感じているメンバーは多いと思います。52人全員がまとまるのは大変だと思うけど、歩く芸術のおかげでまとまりができたし、歩く芸術がなかったら今のラストアイドルはないと思います。

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 「大人サバイバー」はラストアイドルにとって初めて1位を獲得した楽曲でもありました。

阿部:すごく嬉しかったです!メンバーとも「1位を獲ろう」って話し合っていたので夢は思い続ければ叶うんだと感じました。それにセンターを務めさせていただいたので、1位が獲れたことで安心感もありました。

― 発表されるまでは不安な気持ちも?

阿部:ありました。不安は見せないようにしていたんですけど、もし売れなかったら自分の責任だと感じることもあって…。だから1位が獲れた時はすごくホッとしました。ランキングが発表されるまではすごく不安だったんですけど、メンバーと一緒に1位になったと聞いた時は本当に嬉しかったです!

阿部菜々実が告白「今までで一番悩んだ」

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 1月には映画「がっこうぐらし!」で初主演を務めました。演技も初挑戦だとお伺いしましたが、撮影はいかがでしたか?

阿部:「がっこうぐらし!」の映画があると聞いたのは結構前で、私は選ばれないだろうなと思っていたんです。演技を避けてきたので、キャストに選ばれた時は今までで一番悩んだし不安でした。最初は何もわからなくて、何もできなかったんです。それでも、だんだん演技をすることが楽しくなってきて、少しずつ役になりきれている感じが自分でも分かってきました。

― 楽しく感じるようになったキッカケはあったんですか?

阿部:う~ん…徐々にだと思います。現場に入る前に読み合わせや動きを付けてリハをするんですけど、主演を変えたほうがいいんじゃないかと自分でも思うくらい出来なくて。でも現場に行って衣装を着ると気持ちが変わるのが分かったんです。

― 撮影をしながらどんどん成長できたんですね!特に印象に残っているシーンはありますか?

阿部:ヒーローに憧れがあってアクションはやってみたいと思っていたんです。だからアクションも初挑戦だったんですけど、すごく楽しかったです!ゾンビをシャベルで倒すことってなかなかないと思うので。

(C)2019「がっこうぐらし!」製作委員会
― 確かにそうですね(笑)。逆に大変だったことは?

阿部:感情的になるシーンは大丈夫だったんですけど、日常会話のシーンはすごく苦労しました。主人公の胡桃(くるみ)ちゃんの性格が自分とはかけ離れているので、どんなことを思っているのかを想像しなくちゃいけなくて。一ヶ月間ずっと栃木に泊まり込みだったんですけど、一人だったら耐えられなかったなと思います。いつも一緒に活動しているメンバー(※2)のおかげで「自分だけじゃないから頑張ろう」って思えたし、みんな年上ですごく頼りになりました。

(※2)ラストアイドルの長月翠(18)、間島和奏(19)、清原梨央(18)も出演

誕生日の翌日には初体験も

― お誕生日の翌日となる5月18日には初ランウェイをされますが、今の心境はいかがですか?

阿部:すっごい緊張してます…。ランウェイを歩くと聞いた日から毎日のようにランウェイを歩くモデルさんの動画を観てイメージトレーニングしていて。転んだらどうしようと不安になることもありますけど、いつかはモデルさんのお仕事もしたいと思っていたので絶対成功させたいです。

― イメージトレーニング以外にはどんなことをしていますか?

阿部:ウォーキングの仕方を一度教わったので、ホテルの誰もいない長い廊下を歩いて練習したりも(笑)。ダンスでフラフラしちゃうこともあるから、肘で身体を支えて動かないようにする体幹トレーニングもしています。最近1分から1分半できるようになったので、本番前までには2分できるようにしたいです。それにラストアイドル51人(※篠田萌が活動休止中で欠席)でライブパフォーマンスもするので、自信を持って頑張ります!

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 楽しみにしています!抜群のスタイルですが、普段から運動などはされているんですか?

阿部:特別していることはなくて。今はランウェイ前で我慢しているんですけど、普段はいっぱい食べるんです。タピオカとかアイスは毎日のように食べていて(笑)。私は食べることでストレス発散になるので、ストレスを溜めないようには意識しています。

― 何もせずこのスタイルは驚きです…!美容で気をつけていることは?

阿部:お風呂上がりには絶対足のマッサージをするようにしています。以前モデルのオーディションに参加する機会があって、それまで何もしてこなかったんです。せめて何かやろうって思って始めたのがきっかけで。むくみやすくて、何もしないと足がパンパンになっちゃうので毎日欠かさずやるようにしています。

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 今、阿部さんがハマっていることはありますか?

阿部:お化粧がすごく好きで、いろんなコスメを集めたり、メイク動画を観たり、メイクさんの真似をしています。ステージに立つ時に自分でメイクすることも多いんです。昔はピンクが似合わないと思っていたんですけど、まだ高校生だし今しかできないメイクをやろうと思ってラメを入れたり、ピンクのアイシャドウを入れたメイクにハマってます。メイクの方法はたくさんあるので、いろいろ挑戦してみたいですね。

阿部菜々実「バトルがやりたい」

― 2019年はいろんなことが目白押しですが、今後チャレンジしてみたいことはありますか?

阿部:「大人サバイバー」のおかげでラストアイドルがまとまり、たくさんの方にも知っていただけたので、次は52人で色んなことに挑戦してみんなで成長していければと思います。それとLaLuceだけでワンマンライブをしたことがないので、5人でライブもしてみたいです。

― 確かに今までグループ単体でのワンマンライブはありませんね。具体的に52人で挑戦してみたいことは?

阿部:私はもう一度52人でメンバー入れ替えのバトルをやりたいと思っていて。やっぱり自分が暫定メンバーから外れるかもしれないのは怖いですけど、バトルってすごく成長できるんです。暫定メンバーから外れるかもしれない“怖さ”も成長するには必要だと思います。

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 自らその“怖さ”に向かっていくのはすごく勇気がいるように感じます。

阿部:もちろんバトルに負ければその場所から離れないといけないし、挑戦される側は気が重いです。でも私は緊張がないほうが、不安になっちゃうんです。緊張しているほうがライブでも良いパフォーマンスができるし、緊張があるほうが自分も変われるんじゃないかなって。3歳からアイドルしかやってこなくて、自分にはアイドルしかないから、もっと成長したいなって思います。

― 今までにアイドルを本気で辞めたいと思ったことは?

阿部:小学生の時はレッスンが厳しくて辞めたいと思うこともありました。でも家族がずっと私を中心に動いてくれていて、家族のためにも有名になろうと頑張れました。下に妹が2人いるんですけど、毎日のように動画を送ってくれるのもすごく励みになります。最近では歩く芸術の時に本気で辞めようとも考えました。でも、小学生から応援してくれるファンの方もいて、期待を裏切るようなことはしたくなくて。自分が落ち込んだとしても、弱音を吐かず、いつまでもファンの方を笑顔にしたいと思いました。

― それでも元気がないと気付かれてしまうことも?

阿部:結構すぐに気付かれちゃうんです(笑)。握手会のときとか、Twitterのコメントで指摘されることもあって。でも気付いてくれるのは理解してくれているようで嬉しい気持ちもあります。Twitterのコメントは全部見るようにしていて、ファンの方の声援がすごく力になっています。

ラストアイドルセンター・阿部菜々実の夢を叶える秘訣

― それでは最後に夢を叶える秘訣を教えていただけますか?

阿部:諦めないことだと思います。辞めたいと思っても、自分は一人じゃなくて周りで支えてくれる方もいると改めて考えて、周りの意見に耳を傾けることも大切。その上で、続けるのか辞めるのかを決断したほうがいいと思います。駄目だと思っても、もう一回踏ん張って今できることを頑張ることも大切かなって。

阿部菜々実(C)モデルプレス
― 阿部さんがもう一回頑張ろうと気持ちを切り替える方法は?

阿部:10人もお客さんのいないステージで歌っていた頃を思い出すようにしています。今たくさんの方に見てもらえるのは当たり前じゃないと改めて感じるようにしていて。それに昔の夢は叶ったので、今の夢もいつか叶うはずと信じています。

― 阿部さんの今の夢は?

阿部:すごく大きな夢なんですけど、テレビに毎日のように出て、モデルのお仕事もして、大きな会場でたくさんライブをするような、日本で誰もが知っているアイドルグループになりたいです。

― ありがとうございました。

阿部菜々実(C)モデルプレス
インタビューを始めた頃は控えめな印象の彼女だったが、アイドルという夢を与える職業に対しての熱量は計り知れないものがあった。何より印象的だったのは“個人”ではなく“グループ”として有名になりたいという強い想い。そして成長するためなら“怖さ”にも正面からぶつかっていく強い意志。阿部菜々実のいるラストアイドルが国民的アイドルグループになる日も近いかもしれない。(modelpress編集部)[PR]提供元:ユニバーサルミュージック合同会社

阿部菜々実(あべななみ)プロフィール

生年月日:2002年5月17日
血液型:O型
出身地:山形県
身長:168cm
ニックネーム:ななみん
趣味:歌うこと、好きなアイドルやアーティストのグッズ集め、動画を観ること
特技:歌うこと
好きな食べ物:ビーフジャーキー、梅干し、スイカ

ラストアイドルのLaLuce(ラルーチェ)のメンバーであり、仙台を中心に活動しているガールズユニットpax puella(パクスプエラ)のメンバーでもある。3歳からアイドル活動を始め、2017年10月にテレビ朝日「ラストアイドル」の第10回放送において挑戦者として登場し話題に。1stシングル「バンドワゴン」のセンターを務め、端正なルックスと抜群のスタイルで注目を浴びた。2019年には映画「がっこうぐらし!」の主演を務め、同年4月に発売された6thシングル「大人サバイバー」では52人のセンターを務めた。初週で8.8万枚を売り上げグループ史上初となる1位を獲得。

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