乃木坂46高山一実、西野七瀬と最後に交わした言葉「私が思うアイドル像はなーちゃんだった」“たかせまる”ほっこりエピソードも<写真集「独白」モデルプレスインタビュー>
2019.02.26 23:00
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26日に2nd写真集『高山一実写真集 独白』(徳間書店)を発売した乃木坂46・高山一実(たかやまかずみ/25)に、モデルプレスがインタビュー。24日に行われた「乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE Day4 ~西野七瀬 卒業コンサート~」にて、“たかせまる”の愛称で親しまれるほど仲の良かった西野七瀬が、最後の活動を終えた。ステージでも涙が止まらずにいた彼女に、現在の西野への率直な思いを聞いた。
高山一実、西野七瀬に「初めて『卒業おめでとう』と言えた」
― ライブの最後、ステージで西野さんがメンバー1人ひとりと言葉を交わすシーンがありました。マイクを通さない演出でしたが、高山さんはどんな言葉を交わしましたか?高山:初めて「卒業おめでとう」と言えました。それまで「おめでとう」の一言がずっと言えなかったんです…。やはり卒業は悲しいから、「待って」「考え直そう?」「本当に卒業しちゃうの?」「寂しいよ」とネガティブなことしかずっと言えなかったんです。
― 最後に交わした「おめでとう」の言葉には重みがあったのですね。
高山:そうですね…心では泣きながら言っていました。
― ライブのMCでも「明日からね。なーちゃんが新しい世界に羽ばたいていくから。私はいつまでも腕を引っ張って裾を引っ張ってちゃいけないなっていう風に思えるようになったの。だから今日はなーちゃんが羽ばたくための羽をさせたらいいな」とおっしゃっていました。“羽はさせましたか”?
高山:なーちゃんの最後の衣装が、真っ白なドレスで、もうその衣装を着てる姿を見て、「なーちゃんには、すでに大きな羽が生えている」と思いました。自分で「羽をさしたい」と言いながら、私はなーちゃんの衣装から落ちた羽を眺めて、握りしめることしかできなくて…。なーちゃんは羽ばたく準備ができているのに…と思って、「羽をさしたい」というのは、自分に言い聞かせるために言っていたんだなと思います。
高山一実&西野七瀬、最後の“たかせまる”
― 最後に西野さんと2人で歌えて良かったですね!高山:はい!コンサートが始まる前から楽しみでした。ファンの人も「絶対になーちゃんが出てきた瞬間、びっくりするだろうな」という、サプライズを仕掛けた人みたいな感じの嬉しさと、私も本当にすごく好きな曲なので、歌う時は緊張したけれど、最後に2人で歌えたというのは本当に嬉しかったです。
― 最後の“たかせまる”。西野さんが、ライブの締め方を高山さんに頼るところも良かったです。
高山:でも私は毎回、いいパスが渡せないんですけどね(笑)。それも昔からだなという感じです。
― 絆が強いなと思いました。終演後のバックステージでは、西野さんとどんな言葉を交わしましたか?
高山:「本当にお疲れさま」ということと、「またね」と言って帰りました。でも私にとって「またね」という言葉が全然ラフじゃなくて…。今までは「またね」と言わなくても、自然と“また”が来る日常だったのに、今はもう「またね」と言わなきゃ会えないと思って、辛かったです。でも、最後に集合写真をその場にいたメンバーで撮ったんですけど、その中の1枚だけ、隣同士にいたなーちゃんと私が、全く同じ表情をしていた写真があったんです!笑い方がすごく同じ写真があったのが、すごく嬉しくて、感動しました(笑)。
高山一実が贈る、西野七瀬へのメッセージ
― 最後に西野さんに向けてメッセージをお願いします。高山:んー、そうだなぁ…(言葉を選ぶように考える)。私はなーちゃんと一緒にメンバーとして乃木坂46に入ったので、ファンの人の気持ちがわかるわけではないのですが、きっとなーちゃんの魅力はいっぱいあると思います。
私も小説を書いている時に、アイドルで成功する人はどんな感じか思い浮かべていた時に、やはりアイドルらしくない人は魅力的だと思うようになりました。「トラペジウム」の表紙の女の子も、私の憧れるアイドルはどういう人だろうと思った時に、「首が長くて、顔が小さくて、こういう衣装が似合って、髪型はこれくらいで…」とイラストレーターさんに伝えたのですが、完成を見た時に、すごくなーちゃんに似ていたんです。その時に、今私が思うアイドル像は、なーちゃんだったんだなと。なので、なーちゃんは近くで見ていても、このタイミングでなるべくして乃木坂の中心となった子だな、なるべくして人気になった子だなと思います。
なーちゃんは気が合うし、良い子だし、どんな仕事でもまっすぐ向き合っていて、言葉にも嘘がない、ということは、自分が1番わかっている。そんな私が思うのは、なーちゃんなら卒業しても大丈夫だということ。なーちゃんが頑張りたいと思う方向に向かったら、何の心配もいらないんだろうなと思います。
私はアイドルファンになってから10年以上経っているのですが、今まで小説を書く中でもいろんなアイドルさんを見て、自分でもいろんなアイドルを考えた結果、私はアイドルとして魅力がある人、人気がある人、素晴らしい人は、なーちゃんみたいな人だなと思う、ということを伝えたいです。
高山一実、2nd写真集「高山一実写真集 独白」
今回の写真集の主な舞台となったのは、フィンランドのヘルシンキ。図書館を探検し、トラム(路面電車)ではしゃぎ、老夫婦とバーで盛り上がり、清謐(せいひつ)な大聖堂に佇み、そして旅はヘルシンキから古都ポルヴォー、森と湖の街ハメーンリンナへ続いていく中で、素の表情が詰め込まれた一冊となっている。念願の海外での撮影に、高山はインタビューで「本当に楽しくて、夢が叶って嬉しかったです!でも、フィンランドの人は本当に穏やかで、初ソロ写真集『恋かもしれない』の撮影地でもあった千葉の人と似ているかもしれないと思いました。言葉が通じなくても、皆さん目を合わせて微笑んでくれました」と喜びを滲ませていた。
写真集について聞いたほか、小説『トラペジウム』、美容やメイクなどに迫ったインタビューは後日配信予定。お楽しみに!(modelpress編集部)
高山一実(たかやま・かずみ)プロフィール
1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第一期メンバーオーディションに合格。16年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。同年9月、ファースト写真集『恋かもしれない』を刊行。2018年11月、小説『トラペジウム』で小説家デビューした。
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