<GENERATIONS佐野玲於インタビュー>メンバーに「今だから言えることは?」に“らしい”回答 初挑戦の裏側・ターニングポイント…“今”を語る
2018.11.13 18:00
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GENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於(22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。映画「虹色デイズ」「ハナレイ・ベイ」が公開になるなど、個人活動にも精力的だった2018年。11月15日には、初のソロ写真集「さのさん」を発売する。「カルチャー」をテーマに、前半は佐野の地元・中野で朝から夜までのびのびと過ごす姿を撮り下ろした本書は、佐野が幼少期から通う中野ブロードウェイなどゆかりの地も多数登場。グループ随一のファッショニスタである佐野のファッションとカルチャーが詰まっており、誰も見たことのない“佐野玲於”を見ることのできる1冊となっている。今回のインタビューでは、写真集の発売が決定した際の心境、見どころはもちろん、間もなくデビュー7年目を迎える“今”について語ってもらった。
佐野玲於、初の写真集は「俺に来たか(笑)」
― ソロとしては今回が初の写真集となりますが、発売が決まった際の率直な心境を教えてください。佐野:「俺に来たか」と思いました(笑)。
― (笑)。メンバーでは、片寄涼太さんや白濱亜嵐さんがソロ写真集を発売されています。
佐野:そうなんですよね、なので「順番が回ってきたな」って。いつかはやるかな?と思っていたので、すごくありがたいことだと思いました。写真集って、自分1人で表現するものなので、どうなるのかなと想像して。
― “誰も見たことのない佐野玲於を見ることができる1冊”に仕上がっているということですが、特に「ここは初出し」という注目ポイントは?
佐野:多分、見てくださる方からするといっぱいあると思うんです。地元で撮影したのも初めてのロケーションだと思いますし、今まであまり「地元はここです」って言ってこなかったので、そこは楽しめるひとつかなって。東京都だし、わざわざ公表する機会ってなかったんですよ。こういうタイミングで行けて、そこで撮影できてよかったなと思います。
あとは、写真集の中でインタビューもしていただいたんですけど、自分のことを知らない人も読んでくださるだろうから、生い立ちから話していて。自分がなぜ今こういった活動をさせていただいているのか、今までのことも語っています。
― インタビューの中では、GENERATIONSに選ばれたときには実感がなく、徐々にプロ意識が芽生えてきた、というエピソードも語っていましたが、その意識が芽生えた瞬間はいつ頃でしたか?
佐野:デビューして、色々経験させていただいて、その中で求められることも大きくなっていって、それに伴って自分の意識も高くなっていったんだと思います。具体的に何かのタイミングでというよりは、徐々に…ですね。
GENERATIONSのオーディションを受けたきっかけって、「オーディションを受けませんか?」ってお誘いいただいたことだったんです。とりあえず受けてみようってところから始まって。ちょうど自分が高校生になったばかりの頃で、私生活も変化していた時期だったので、色々な変化が一気にやってきたタイミングだったというか。ダンスはずっとやっていたので、今後も本格的にやりたいって気持ちはあったんですけど、それが職業になったってことをすぐに実感はできなかったんだと思うんですよね。気がついたら求められることが大きくなって、自分自身が求めるものも大きくなっていました。
― その感覚についてメンバーとお話されることはありましたか?
佐野:あったと思います。それぞれが自分で気がついていったことではありますけど、皆同じことを考えながらやっていたと思いますし、自然と影響されてそれが伝染していった感覚があります。
― 例えば?
佐野:ツアーのあととか。特に大きい規模で回ると、お客さんの反応とか見えるものも変わってくる。ホールツアーもアリーナツアーもドームツアーもツアーを終える度に、グループ全体の意識が変わっていった気がします。
― 今年は初のドームツアーを開催されましたが、その中で感じたことがあれば教えてください。
佐野:規模が違えばやることも変わってくるし、大きい山だったので、向かっていく段階から意識も違いました。終えたときの手応えとか感触も、ほかとはやっぱり違って、目指していたところだったので終わったあとは感動しました。それと同時に、ひとつ目標を達成したことで、求めるものもどんどん変わっていくんだろうなって、次への気持ちも芽生えました。
GENERATIONSメンバーに“今だから言えること”は?に“らしい”回答
― 写真集には、メンバーからの質問に応えるコーナーもありましたが、佐野さんがメンバーに対して“今だから言えること”などありますか?佐野:皆、仲間であり友人でもあり、いい意味で垣根がない関わり方をしているので、逆にないです。“今更言うことがない”って感じです(笑)。
― “らしい”答えですね(笑)。メンバーとの関係性もデビューから変わらず?
佐野:変わってないですね。自分たちだからこそのバランスってあると思うんです。それはGENERATIONSって場所があるからっていうのが大前提なんですけど、それもひっくるめて自然と今の関係性ができあがった気がします。
― もうすぐデビュー7年目。佐野さんが感じる自身の変化した部分は?
佐野:考え方とか求めることはどんどん変わっていきました。何かを成し遂げれば成し遂げるほど、次にいかなきゃいけないと思うようになったというか。その度に自分の考え方も変わってきたし、自分自身も変化したと思います。やっぱり変化してないとダメだと思うし、変われているのでいいのかなって。関わる人も変わってきているし、例えば仕事の受け方ひとつとっても違う。現場で関わる人も増えて、環境に伴って色々な変化があったなと思います。
― 写真集のインタビューでも、飽きられないために「変化を積み重ねていくことが大切」とおっしゃっていましたね。
佐野:さっきのプロ意識の話と繋がるところがあるんですけど、ツアーをやるようになってフロントマンとしてステージに立ったとき、考えるべきこととかやるべきことが増えたなって思ったんです。そうすると自然と意識も変わっていくんですよね。
佐野玲於のターニングポイントは?
― 映画「ハナレイ・ベイ」でインタビューをさせていただいた際、2017年は俳優業に対して意識的な変化があったとおっしゃっていましたが、個人活動全体としてのターニングポイントはいつですか?佐野:ん~やっぱりお芝居を始めたときですかね?もっと言うと、自分にもお芝居ができるかもしれないって可能性を見い出せたとき。お話をいただいてお芝居に初めてチャレンジして、「この仕事をやってよかった」と思えた最初の頃の気持ちが今に繋がっていると思います。
― 個人活動での目標を教えてください。
佐野:今回の写真集のような仕事も俳優の仕事も続けながら、学べることはどんどん学んでいきたいなと思っています。それは音楽のことでも、カルチャーのことでも、ファッションのことでも、何でもいいので、自分が興味のあることを。時間を惜しまず、見て感じて学び、それを仕事に活かしていきたいです。
― 写真集では単身LAへ向かい、ダンスについて学んだ経験についても振り返っていましたが、海外へという気持ちも?
佐野:海外へは頻繁に行っているので、今後もすぐ行く機会はあると思います。日本だけにいても凝り固まってしまうし、海外のものを見ることも重要かなと感じています。
― では、最後になりますが、2018年を振り返るとともにモデルプレス読者にメッセージをお願いします!
佐野:今年はすごく忙しい年だったなと。でも、来年はもっと忙しくなるかなと思いますし、2020年のオリンピックに向けて日本全体が盛り上がっていくとも思います。自分たちもさらにステップアップするために、色々な仕掛けを行っていくので、ぜひ楽しみにしていてください!
― インタビューは以上になります。ありがとうございました。
(modelpress編集部)
佐野玲於(さの・れお)プロフィール
1996年1月8日生まれ。2012年、GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビュー。俳優デビューは、2012年のドラマ「シュガーレス」。「HiGH&LOW」シリーズをはじめ、映画『虹色デイズ』(2018年)、『ハナレイ・ベイ』(2018年)、「PRINCE OF LEGEND」シリーズ(2018年~)などに出演。11月15日には1st写真集 「さのさん」を発売する。また、佐野が出演し、現在YouTubeで公開されているショートフィルム『TIFFANY BLUE』が、1週間で再生回数100万回超えを記録。美容師を志す青年役(佐野)と遠距離恋愛中の彼女(松本穂香)との感動のラブストーリーが描かれており、話題を集めている。
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