EXILE佐藤大樹、吉沢亮から刺激「素敵だなと思った部分」とは? 実写「ママレード・ボーイ」銀太役で注目度急上昇中<モデルプレスインタビュー/前編>
2018.05.02 12:00
views
EXILE/FANTASTICSの佐藤大樹(さとう・たいき)が、モデルプレスのインタビューに応じた。映画「ママレード・ボーイ」(4月27日公開/廣木隆一監督)で、メインキャストのひとり、須王銀太役を演じた佐藤。今回のインタビューでは、作品にかける思い、俳優としての思いを語ってもらった。<前編>
俳優として注目度急上昇!佐藤大樹
1992年~1995年にかけて「りぼん」で連載された吉住渉氏の人気少女漫画を満を持して実写映画化する同作は、両親のパートナーチェンジによって、突然1つ屋根の下で暮らすことになった同い年の高校生・光希(桜井日奈子)と遊(吉沢亮)のラブストーリー。佐藤が演じる須王銀太は、光希と遊の同級生でテニス部のエース。かつて光希が想いを寄せた相手で、実は銀太自身も一途に彼女を想い続けていたという役どころとなる。
佐藤は、1995年1月25日生まれの23歳。2014年EXILEの最年少メンバーとして加入し、2017年からはEXILEの世界とともにリーダーを務めるFANTASTICSとしても活躍中。EXILEの最年少メンバーらしい“弟感”漂う雰囲気、愛らしいルックス…と母性本能をくすぐる要素満載で、俳優としても注目度が高まっていたこのタイミングで、自身初の恋愛映画に出演することになった。
「ママレード・ボーイ」で銀太役、反響がすごい
― 「ママレード・ボーイ」は佐藤さんが生まれた頃に連載されていた作品ですが、作品は元々知っていましたか?佐藤:僕は知らなかったです。でも、このお話をいただいたときに、事務所がざわついて。それで調べていくうちに、すごい作品なんだなと知りました。
― 先日は、FANTASTICSの皆さんと試写に行かれて。
佐藤:もう照れくさくて照れくさくて…(笑)。ほかにもEXILEのSHOKICHIさんからは、世代らしく、アニメの主題歌を歌って「あれでしょ?」って言われました。あと、三代目 J Soul Brothers(from EXILE TRIBE)の登坂(広臣)さんも知ってて、やっぱりすごい作品なんだなと。母の会社の若い社員の方とかも知ってたみたいで、母から「すごいんでしょ!?」って言われました(笑)。
― 周りからもそれだけ反響が!
佐藤:当時は、遊と銀太で「どっち派か」って話していたと聞きました。僕は、遊を誰が演じるのか知らないタイミングでお話をいただいたんですが、(吉沢)亮くんだと知って「なるほど!ぴったり!」と思いました。
― オファーを受けた段階では、光希と遊のキャスティングは知らなかったんですね。
佐藤:はい。「錆色のアーマ」という舞台の稽古中にマネージャーさんから電話がきて。ずっと少女漫画原作の作品に出演したいと思っていたので、本当に嬉しかったです。しかも、一発目がこんな歴史的な漫画で。
― 「少女漫画原作の作品に出演したい」というのは?
佐藤:俳優をやらせていただくようになってから、ヤンキーの役が多くて(笑)。制服を着る役は今の年齢でしかできないと思うので、楽しかったです。特にブレザーはずっと着てみたかったんです。「HiGH&LOW」では、七三分けでバイクに乗っていたので、ギャップにも繋がればいいなと思いました。
― 廣木監督は、佐藤さんについて「銀太にぴったりだ」とコメントを発表していましたが、自身ではどう感じましたか?
佐藤:似てるところは多いと思います。恋愛に不器用なところもそうですけど、一番はテニスとか好きなものに打ち込んでる姿、光希っていう愛する人ができたときにひたすら負けないように自分の気持ちを伝える姿が。そういうところは、自分のダンスに対する思いに通ずる感じはあるなと思います。
“初共演”吉沢亮から刺激「男らしくてかっこいい」
― テニスは今回初挑戦だったとか?佐藤:はい、銀太はテニスが上手い設定なので、決まってからすぐ練習を始めて、亮くんとも一緒に。撮影中は、ずっと練習していました。
― 初のテニスはいかがでしたか?
佐藤:いや~…難しい!テニスが“出来る人”に見えるようにしなきゃいけないし、経験者の方が見ても違和感のないようにって。そこにどれだけ近づけるかが、すごく大変でした。
― LDHの方だと、運動は何でもこなすイメージがありますし。
佐藤:そうなんですよ!出来て当たり前、みたいな空気があるので(笑)、そこはEXILE魂で頑張りました。やるからには、亮くんより上手くなりたい、という気持ちがありました。
― 実際、どうでしたか?
佐藤:自分では、勝てたと思いたいなと!……こんなこと言って、この記事亮くんがみたら嫌だな(笑)。
― (笑)。吉沢さんとは、撮影を通して親睦を深めたとお聞きしました。
佐藤:とても仲良くしていただきました。仙台で泊まりでロケしていたんですが、一緒に飲みに行ったり、男性限定の温泉施設があったので夜な夜な通ったり。会員証も作りました(笑)。
― 共演は今回が初ということですが。
佐藤:実際お会いするのは始めてだったんですが、元々僕はテレビでずっと観ていました。クールで物静かな方かな?と思っていたら、全然!打ち解けるのは、すごく早かったです。
― 吉沢さんが出演している作品で、特に印象に残っているものは何ですか?
佐藤:「水球ヤンキース」(2014年)とか。青春スポ根ものが好きなのもあって、あの作品で気になりました。最近は、映画もたくさん出演されていますが、「銀魂」(2017年)も「斉木楠雄(のΨ難)」(2017年)も観に行きました。あれだけ顔が整っていて、誰が見てもイケメンなのに、「オオカミ少女と黒王子」(2016年)みたいな気の弱い役も、「ママレード・ボーイ」みたいな男が憧れるかっこいい役も、「斉木楠雄」みたいな振り切った役もできて、どこでも柔軟に対応できる役者さんだと思います。
― 実際に共演されて、俳優として驚いた点や参考にした部分は?
佐藤:僕はまだ本番で力が入ってしまうことが多いんですけど、亮くんはテストから本番までずっとラフに挑めるというか。撮影が生活の一部になっている人。本番かテストか、その境目が分からなくて、すごいなと思いました。
― それはテニスシーンで?
佐藤:そうですね。意外としっかり絡むシーンってそこしかなくて。客観的に見て勉強することは多かったんですが、もっと亮くんのお芝居を近くで見て盗みたかったなと思いました。
― 事務所の方々とは違う刺激を受けそうですね。
佐藤:「HiGH&LOW」みたいにLDHの先輩が現場に常にいるといい意味で甘えられるんですけど、こういったほかの現場に行くとまた違う勉強ができます。そこが外の作品に出る、一番の違いだなと思います。
― 吉沢さんとは、現場などでお芝居についてお話することはありましたか?
佐藤:あまりしなかったです。それも素敵だなと思った部分なんですけど、一緒に飲みに行ったとき芝居論とか語るのかなと思ったら、全くなくて「まあ楽しくやろうよ」みたいな。男2人で飲みに行ったとき、光希役の(桜井)日奈子ちゃんと茗子役の優希(美青)さんがまだ不安がってて馴染めてないから、「俺たちがリードしてあげよう」って。
― かっこいい!
佐藤:そう、かっこいいですよね!「4人が楽しければ作品も楽しくなるから」って言っていて、座長だなと思いました。責任感があって男らしくてかっこいいな~って。
― それはクランクイン直後のお話ですか?
佐藤:前日です。亮くんは、廣木監督と2回目だったので、「監督とご飯行くから来ない?」って誘ってもらって、そこで意気投合しました。亮くんは「飲むでしょ?」ってレモンサワーを頼んでくれて(笑)。
― LDH恒例の。共演者の方々にも浸透しているんですね。
佐藤:どこの現場でも必ず言われます(笑)。好きですし、飲みます。亮くんもお酒すごく強いので、楽しくてこっちもどんどん飲んじゃいました。
佐藤大樹、新世代キャストが揃い「嬉しい」
― 光希役の桜井さんとの共演はいかがでしたか?佐藤:いい意味で男らしい。元気で物怖じしないし、男性キャストに対して萎縮することもないし、現場では誰よりも大きな声で笑ってました。あと、亮くん、日奈子ちゃん、優希さん、僕の4人で焼き肉に行ったとき、一番年下の優希さんが話しやすいように空気を作ってくれたのも日奈子ちゃんでした。僕と亮くんにもたくさん話しかけて、嬉しかったです。
― まさに光希のような。
佐藤:本当にあの通りだなと思います。明るくて元気いっぱいで。だから、スクリーンで観たとき、こんなに泣いてるんだってびっくりしました。普段、現場ではあんなに日奈子ちゃんがって、全然イメージが違いましたし、すごい女優さんだなと思いました。
― メインキャスト4人の中で一番年下が優希さん19歳、上が吉沢さん24歳。若い世代が集まった作品となりましたが、その点については?
佐藤:プロデューサーの方が、まだ世間に浸透していない世代でやりたいと言っていたのを聞いて、確かに新しいなと思いました。フレッシュな若手4人で出来たことが嬉しかったです。
☆後編に続く。
(modelpress編集部)
佐藤大樹(さとう・たいき)プロフィール
1995年1月25日生まれ。2014年「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に合格し、EXILEの最年少メンバーとして加入。また、EXILEの世界とともにリーダーを務めるFANTASTICSとしても活躍中。個人としては、ドラマ「ワイルド・ヒーローズ」(2015年、日本テレビ系)、『HiGH&LOW』シリーズなど俳優としても精力的に活動。2017年は、舞台版からスタートしアニメをはじめとするメディアミックス展開を図っていく“逆2.5次元”作品「錆色のアーマ」に主演。同舞台では、ダンスで培われた高い身体能力を活かしたアクションを披露したほか、歌にも初挑戦した。2018年は、映画「ママレード・ボーイ」(4月27日公開)のほか、映画「センセイ君主」も控える。
映画『ママレード・ボーイ』
公開:2018年4月27日出演:桜井日奈子 吉沢 亮 佐藤大樹 優希美青 藤原季節 遠藤新菜 竹財輝之助 / 寺脇康文 筒井道隆 谷原章介 檀 れい 中山美穂
原作:「ママレード・ボーイ」吉住 渉
監督:廣木隆一
脚本:浅野妙子 廣木隆一
<ストーリー>
ある日突然、両親から離婚することを告げられた高校生・光希。旅先で出会った松浦夫妻と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたためお互いパートナーを交換して再婚すると言いだして!?更には松浦夫妻の1人息子で光希と同い年の遊も含めてみんなで一緒に暮らすことに…。
一度自分をフったはずの初恋相手の銀太からの告白、親友の茗子のある事件など思いがけない出来事が起こる日々のなかで、光希は次第に遊に惹かれていく。甘いけれどクールな遊に翻弄されながら、ひとつ屋根の下に住む毎日はトキメキの連続。でも、ある日、遊は光希と自分の間にある秘密を知ってしまう。二人の恋の行方は…?
【Not Sponsored 記事】