モデルプレスのインタビューに応じた古川雄輝(C)モデルプレス

古川雄輝“可愛いキャラ”から一転…「難しかった」初挑戦、銭湯&UNOで深まった仲、「珍しい」俳優友達も<モデルプレスインタビュー>

2018.02.23 19:00

映画『曇天に笑う』(3月21日公開)に出演する俳優の古川雄輝(30)が、モデルプレスのインタビューに応じた。女性層を中心に熱狂的なファンを持つ同名コミックシリーズを実写映画化した同作は、明治初頭の滋賀県大津を舞台に、国の平和を守ることを生業とする曇三兄弟が破壊の神・オロチ(大蛇)から家族・仲間・町すべてを守るため死闘を繰り広げるアクション・エンターテイメント作品。古川が演じるのは、主演・福士蒼汰演じる曇三兄弟の長男・天火の幼馴染で、オロチの発見と破壊を目的に結成された右大臣・岩倉具視直属部隊「犲(やまいぬ)」のチームリーダー安倍蒼世。今回、古川は刀を使った本格時代劇アクションに初挑戦しており、新たな一面を見せる。

  
福士、古川のほか、曇三兄弟の次男・空丸役で中山優馬、三男・宙太郎役で若山耀人、天火の親友・金城白子で桐山漣が出演。300年に1度蘇り、人に災いをもたらすという巨大な力を持つオロチを封印すべく立ちあがった曇三兄弟と、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲、その力を手に入れ明治政府を転覆させるため動き出した忍者集団・風魔一族による三つ巴の戦いが描かれる。

<古川雄輝インタビュー>「めちゃくちゃ難しかった」初挑戦

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
初の本格アクションの感想を「めちゃくちゃ難しかったです…」と語った古川。

「動きが決まっていて振り付けのようだし、ダンスをやっていたので『できるかな?』と思っていたんですけど、台詞もあるしキャラクターでいなきゃいけないし、思った以上に大変で。当てても大丈夫な素材でできているので『本当に当ててください』って言われたんですけど、初めてなので躊躇してしまうんです。練習からもどんどん変わっていきますし、代役を入れずに一連で撮っていたので、結構苦戦しました」。

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
アクションのほか「大変だった」と振り返ったのは、地下での“10時間撮影”が行われたクライマックスシーン。「夏に撮ったんですけど、そこは10度しかなくて、皆ベンチコートを着て待機していました。とにかく寒いんです。朝一から現場に入るんですけど、いつ出番が来るか分からないので、待ち時間も長くて。次に外に出るのは日が落ちてからだったので、太陽を見るのは朝だけっていう日々が続きました」と過酷さを伝えつつも、「その分、絆は深まったと思います。待ち時間には、キャストでUNOをして遊んでいました」と微笑ましいエピソードを明かす場面もあった。

古川雄輝“可愛いキャラ”から一転…撮影合間には銭湯&UNO

演じる蒼世は、原作ファンから高い人気を集めているキャラクター。原作のイメージに合わせ、今回は長めのヘアスタイルで役作り。古川のロン毛姿といえば、2017年10月期に放送されたテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「重要参考人探偵」で演じたシモンが記憶に新しいが、役柄としては真逆。彼にとって新境地となった“可愛いキャラ”から一転、クールな蒼世を演じきる。

「先に『曇天に笑う』を撮ったので、実はシモンは蒼世のビジュアルから髪型をイメージしたらしいんです。なので、髪型はかなり似ています。でも、声のトーンも違うし、性格も全然違う。“男として強い役”というのも初めてだったので、新鮮でした」。

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
犲のメンバーには、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹。同世代も多く「『もっと頑張らなきゃな』と刺激を受けますけど、役者としてはライバルでもあり、仲間でもある」といい、「共演シーンの多い犲のメンバーとは、特に仲良くなりました。大東さんが兄貴のような感じで皆を引っ張っていってくれて、『皆で銭湯行こうよ』とか誘ってくださるんです。犲が集まると、本当にうるさかったと思います(笑)。撮影の合間にはUNOして、終わったら銭湯行ってサウナ入って…それが当たり前になるくらいの仲の良さでした」と“仲間”との思い出を振り返っていた。

桐山漣と飲み仲間に 「珍しい」俳優友達

中でも、桐山とは今も親交が続いているそうで「役者さんとプライベートで会うこと自体が珍しいんですけど、漣さんとはよく飲みに行きます。本当に優しい方です。漣さんからお誘いいただくことが多くて、3日前も飲んでました」。

そして、当時中学1年生だったという若山が現場のムードメーカーだったと明かし「人懐っこくて、皆も可愛がっていました。子役や弟的な存在の子がいると、空気が和やかになりますよね。撮影が1年半前だったんですけど、この間久々に会ったら大人になって、背も高くなってました。次会うときには、もっとイケメンになってるんだろうな」と“兄”の顔も覗かせた。

古川雄輝、目標は変わらず ではプライベートは?

年々、活躍の幅を広げている古川。今は「次のことで頭がいっぱい。次の作品に気持ちが向くので、前のことはどんどん忘れていっちゃうんです(笑)」と前へ前へ。

仕事での目標は常に「一歩でも良いから前進すること」と断言しており、今回も「変わってなくて、ステップダウンしないようにすること。目標を立てても、この仕事は自分が想像していないところにいくことが多いので、難しいなと思っているんです。自分の力だけで目標に向かえる仕事じゃないですし、僕の場合は、まず役者になっていること自体、想像していなかったことなので」と語る。

では、プライベートでの今年の目標は?「旅行に行きたいです。まとまったお休みをもらって、しっかりスケジュールを立てて。場所はリゾート地ならどこでも。最近は忙しかったので、リゾートでゆっくり休みたい(笑)」。

また、「重要参考人探偵」の小道具として使用されていた「筋トレグッズをもらった」そうで、「家でも筋トレを始めようかと思っています。今はちょっとサボりがちですけど(笑)、家にあれば忙しくてもすぐにできるので。ただ、見せる場がないとやる気が失せてしまうので、脱ぐ作品が決まればすぐ筋トレします(笑)!」と宣言していた。(modelpress編集部)

古川雄輝(ふるかわ・ゆうき)プロフィール

1987年12月18日生まれ。東京に生まれ、7歳でカナダ・トロントへ。以後11年間海外で育つ。高校入学と同時に単身アメリカ・NYへ。18歳で帰国し、慶應大学理工学部に入学。2009年ミスター慶應に選ばれたことをきっかけに、2010年ホリプロ50周年を記念して開催された新人俳優発掘オーディション“キャンパスターH★50withメンズノンノ”にて演技力を高く評価され審査員特別賞を受賞。ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」NHK大河ドラマ「八重の桜」、映画「脳内ポイズンベリー」、映画「ライチ☆光クラブ」、連続テレビ小説「べっぴんさん」、ドラマ「重要参考人探偵」、日韓合作「風の色」などに出演。

映画『曇天に笑う』ストーリー

福士蒼汰(C)映画『曇天に笑う』製作委員会(C)唐々煙/マックガーデン
明治維新後の滋賀県・琵琶湖畔。代々その土地を守る曇神社を継ぐ曇家の長男・天火(福士蒼汰)は、武芸に秀で豪快で明るく、村人にも愛されるカリスマ兄貴であった。次男の空丸(中山優馬)、三男の宙太郎(若山耀人)と共に、皆が笑って過ごせることを願い、町を守っていた。

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
300年に一度曇天が続くとき、この国に災いをもたらす巨大な力を持つオロチ(大蛇)が復活すると言われ、世の中が乱れ始めた時、三兄弟は平和を守るために立ち上がる。

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
一方、明治政府の精鋭部隊・犲(やまいぬ)のリーダー・安倍蒼世(古川雄輝)ら隊員たちや、曇家に居候する天火の親友・金城白子(桐山漣)らも、人に宿って甦るというオロチを見つけ出し、封印しようとしていた。しかし、オロチの力を手に入れ政府転覆を企てる最強の忍者集団・風魔一族が、曇三兄弟の前に立ちはだかる。

映画『曇天に笑う』場面カット(C)2018映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン
オロチは誰の元に現れるのか?天火はこの国を、皆の笑顔を守ることができるのか―?!

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