<篠原涼子インタビュー>命がけの挑戦に「感銘を受けた」 大役就任の想いとは
2018.01.11 08:00
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女優の篠原涼子が、シルク・ドゥ・ソレイユ創設30周年記念作品『ダイハツ キュリオス』日本公演のスペシャルサポーターに任命された。このたび、モデルプレスのインタビューに応じ、起用された心境をはじめ、最近の感動や気になることを語った。
「キュリオス」とは?
『キュリオス』は、「好奇心」「骨董品」という意味を持つシルク・ドゥ・ソレイユ独自の言葉。舞台は19世紀の産業革命の時代を彷彿させながら、近未来を感じる雰囲気。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところからストーリーが始まる。日本公演は、2月7日から始まる東京公演を皮切りに開幕。スチームパンクな世界観、繊細かつダイナミックな演目、多彩で独創的な衣装・舞台装置など、30周年に相応しい“集大成”な内容になっている。
“表現者”として勉強
― まずは、スペシャルサポーターに起用された心境をお聞かせ下さい。「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台がすごく好きなので嬉しかったです。(シルク・ドゥ・ソレイユが)日本に来てくださる度に行きたいなと思っていたのですが、まさか自分に声がかかると思っていなかったので、より近い存在になれてよかったです。
― 今日の衣装は「キュリオス」に合わせたものでしょうか?
そうなんです、すごくこだわって頂きました。11時11分から12分までのたったの1分の中で起こるストーリーや「骨董品」や「好奇心」がテーマということにちなんで、ぜんまい仕掛けをモチーフにした指輪やブレスレットになっています。
― これまで「シルク・ドゥ・ソレイユ」の作品をご覧になったことはありますか?
「クーザ」(2011年)と「オーヴォ」(2014年)を観たことがあります。
― いかがでしたか?
スケールもダイナミックで、異空間というか、日本じゃないところにいるような感覚でした。パフォーマンスももちろんですが、メイクや衣装も見応えがあってビックリしました。
あと、アーティストの方々がアクロバットをしながらでも笑顔を絶やさずストーリーに入り込んでお芝居していたのを観て、すごくプロフェッショナルだなと感じましたし、私も似たような仕事をしているので、そういう意味でも勉強になりました。
― 「あれだったら出来るかも」「やってみたい」と思ったことはありましたか?
自分では絶対出来ないですけど、アーティストのみなさんは“なんか出来るかも”って思わせてくれるぐらいリラックスして平然と超人的な技を披露してくれます。その笑顔の裏に、命がけの挑戦や、体を酷使してやっている姿、努力があるんだなと思うと、本当にプロフェッショナルで、その努力に感銘を受けました。
― 同じ“表現者”として、ステージに出てみたいとかは…?
一緒には出たくないです(笑)。
― (笑)。
ステージに立って挨拶するとかだったらいいですけど、(演目を)やって下さいって言われたら出来ないですね。男性も女性もみんな輝いているあのステージは、見る側として見つめていたいです。
篠原涼子の好奇心と感動
― では、ここからはちょっと別の質問を。「キュリオス」は“好奇心”がキーワードですが、篠原さんが最近“好奇心”を持っていること、気になることを教えてください。プールの上でやるSUP(サップ)ヨガ。友だちの写真を見てからやってみたくなりました。
― 海の上ではやるんですか?
やらないです(笑)。波の上だと怖くって。プールだったら安全かなって興味があります。
― なるほど。では、また作品に関係して、最近“感動”したことは?
ドラマなど色んな作品に出会う中で、1人ひとりのスタッフの方々の集結によって作品が作られた時の感動は大きいなって感じます。
― 最後、妙技の数々にちなんで、最近の“予想がつかなかった”ことはありますか?
う~ん…なんだろう…。突然笑ってしまうことがあるのですが、それが嫌です。本当に予想がつかないところから来るので(笑)。
篠原涼子「夢や希望を与えてくれる」
― 最後に、スペシャルサポーターとしてモデルプレス読者にメッセージをお願いいたします。「キュリオス」日本公演は大イベントで、日本のみなさんのために一生懸命頑張ってくれて、そして不思議な空間、作品を持ってきてくださるって言うことはすごくありがたいです。私は夢や希望を与えてくれる作品だと思いますし、子どもから大人までみんなが楽しめると思うので、色んな人に届いたらなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
篠原涼子 プロフィール
1973年8月13日生まれ、群馬県出身。1990年、東京パフォーマンスドールに加入。1994年、ソロとしてのリリース曲「恋しさとせつなさと心強さと」が大ヒットを記録。その後は、歌手、女優として活躍する。ドラマ「anego~アネゴ~」(2005年)、「ハケンの品格」(2007年)、「アンフェア」(2006年)、「ラスト・シンデレラ」(2013年)、「オトナ女子」(2015年)「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(2017)など数々の作品に出演。2018年は「北の桜守」(3月10日公開)、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(8月31日公開)、「人魚の眠る家」(11月公開)、3本の映画封切りを控えている。
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