モデルプレスのインタビューに応じた桐谷美玲(C)モデルプレス

<桐谷美玲インタビュー>30歳を前に感じる“変化”仕事・結婚、世間のイメージとのギャップも…初プライベート旅行も振り返る【リベンジgirl】

2017.12.20 18:40

女優・桐谷美玲(28)が2年ぶりに映画主演を務める。今回『リベンジgirl』(12月23日公開)にて挑戦するのは、“ミス東大”で“イケメン彼氏持ち”、性格以外はパーフェクトな“イタイ女” 宝石美輝。フラれた相手を見返すために女性初の総理大臣を目指す、という型破りなヒロインを体当たりで演じた。キュートな見た目とマルチな才能を持つ桐谷は同作を「第1ステージの区切りの作品」と位置づける。モデルプレスでは桐谷にインタビューを実施し、同作への思いや仕事での変化、プライベートでの話などを聞いた。

  

桐谷美玲『リベンジgirl』で2年ぶり主演映画

桐谷美玲(C)モデルプレス
― 今回、『ヒロイン失格』(2015)以来2年ぶりの主演映画ですね。

桐谷:はい。2年が経って役の年齢設定も上がりましたし、私のちょっと大人になった部分を見せていけたらいいなと思っています。でも演じた美輝はかなり強烈なキャラクターなので(笑)。

― そうですよね(笑)。今作も桐谷さんの振り切った演技が印象的でした。

桐谷:自分が持っていないものを演技で出していくお芝居、というのは1つ大きなチャレンジでした。すごく自信満々な態度や、No.1になりたいという思い、「私を見て」みたいな感じは、実際の私は持っていないので(笑)。私は陰にひっそり隠れていたいタイプなんです。だからパワフルな美輝を演じるために、まずテンションを上げるところから始まりましたし…ある意味で正反対の美輝を演じたことは、体力的にも大変でした。

『リベンジgirl』場面カット(提供写真)
― コミカルなシーンだけでなく、思わず胸キュンするシーンも多数ありましたが、実生活で最近胸キュンしたことを教えて下さい。

桐谷:この映画に一緒に出演した事務所の後輩である竹内愛紗がすごく可愛くてキュンキュンしました(笑)。この前、彼女は初めての舞台挨拶だったのですが、堂々としていて「初めてなのに、すごいな」って。1つ1つの言葉だったり、一生懸命にまっすぐ頑張っている姿だったりを見るとキュンとしちゃいますね(笑)。

『リベンジgirl』場面カット(提供写真)

桐谷美玲、30歳を前に感じる変化

桐谷美玲(C)モデルプレス
― 桐谷さんといえば、その美しさはもちろん、コミカルな演技もはまることから、ラブコメ女王といった声もあります。そんな桐谷さんにとって今作はどんな作品になりましたか?

桐谷:最近、30歳が目の前に見えてきて、自分自身の中で「こういうお仕事をやりたい」とか「こういう方向性に進みたい」とか、少しずつ考えるようになりました。28歳になってからの公開ですし、そういった思いを抱える中での『リベンジgirl』は、30歳に向けて、第1ステージ区切りの作品になったと思います。これまでは、がむしゃらに色々なお仕事や自分自身のことをやってきましたけど、ここ数年で少しずつ自分の中で変化が生まれて、ただ必死に仕事をするだけでなく、ちゃんと1つ1つ考えてやっていきたいなって思い始めたんです。

― デビューから10年以上、ずっと第一線でご活躍されていますもんね。その中で1番、ターニングポイントとなった出来事は何ですか?

桐谷美玲(C)モデルプレス
桐谷:うーん…やっぱりスカウトされた時だと思います。この仕事を始めた原点なので。それまで全く興味もなかったですし、あの時スカウトされていなかったら、絶対に自分からはやってないと思います。私、「自分でやってやろう!」というタイプでは全くないので(笑)。

― なるほど(笑)。最初からそれほど強い思いで入ってきたわけではない、ということですが、それでもこうしてずっと輝いていられる動機は何なのでしょうか?

桐谷:ありがたいことに、色々な作品や色々なジャンルのお仕事をやらせて頂ける機会がずっと続いていたことが大きいです。その中で「とにかくやるべきことは一生懸命にやりたい」と思いを持って必死にやってきたら、もう10年以上経っていた感じかもしれないです。最初の頃にはそれほど持ってなかった責任感も、主演やヒロインといった立場で作品に携わらせてもらうことが多くなって、どんどんどんどん大きくなってきました。とは言え、現場で「私についてきて!」と引っ張るタイプではなく、皆さんと一緒に作品を作り上げていくタイプなのですが(笑)。とにかくやるからには一生懸命全うしたいと常に思っていたことは確かだと思います。でも最近、正直「桐谷美玲さん、すごいな」という感じにあって…(笑)。

桐谷美玲(C)モデルプレス
― どういうことですか(笑)?

桐谷:素の私は全然ガツガツしていないし、「もっともっと上に行くぞ」とメラメラするタイプではないので、今こうやって主演で映画に出演させて頂ける状況に、追いついていない部分もあります。主演ですでに何作かやらせて頂いていますが、今でもどこかで「そんなことができる人じゃないのに」みたいな感じは抱いていますし、世間の“桐谷美玲”イメージとのギャップはあるかもしれないです。

将来への思い

『リベンジgirl』場面カット(提供写真)
― 女優だけではなく、モデルやキャスターなど広く活動なさっていますが、年齢を機に考えが変化した中で、今後やりたい仕事などはありますか?

桐谷:もともとファッションが好きで、撮影も楽しいので、大好きなモデルのお仕事をもっと頑張りたいです。去年辺りから雑誌でも、ちょっと大人な『GINGER』や『BAILA』をベースにやらせて頂いているのですが、その中で、これまでとは違う自分やもっと大人の“桐谷美玲”を出していけたらいいな、という思いはすごくあります。なのでモデルのお仕事も広くどんどん増やしていけたら良いですね。

― 先ほど、30歳へ向けて変化があった、とお話されていましたが、例えば結婚に対する思いなどで変化はありましたか?

桐谷:変わらず30歳までに結婚したいですし、ゆくゆくは主婦にもなりたいです。こればかりは、その時になってみないと分からないですが(笑)。ただ、私が小学校3年生くらいまでは自分の親がずっと家にいてくれたんです。私が家に帰ると「おかえり」とちゃんと迎えてくれる家庭だったので、私もそういう家庭には憧れます。

桐谷美玲(C)モデルプレス

桐谷美玲の2017年は?

― 話は変わりますが、今年を総括して印象深かったことを教えて下さい。

桐谷:今年は、旅行に行ったのが印象に残っています。海外にも国内にも行きました。これまでなかなか予定が合わなかったので、海外旅行に友達と行ったことは初めてだったんです。海外はハワイに、国内では大学時代からの友達と温泉旅行に行きました。その友達とはすごく仲が良いのですが、これまでどこにも行ったことがなくて…。だから、その2つが叶ってすごく良い1年でした。プライベートとお仕事のバランスが結構良かったですね。

― 充実されていますね。では、逆にやり残したことはありますか?

桐谷:やり残したことは、ユニバーサルスタジオジャパンに行ってないこと!河北(麻友子)ちゃんとずっと「ハリーポッターかミニオンになってはしゃごうね」と約束をしていたのですが、お互いの予定が合わなくて行けなかったんです。ただディズニーランドにはおそろコーデで行きました(笑)。すごく楽しかったです。

桐谷美玲(C)モデルプレス
― 最後に来年の抱負をお伺いしてもいいですか?

桐谷:そうですね。来年も変わらずマイペースにやっていきたいです。でも今年できたようなプライベートの充実は、仕事をする上でもこんなに大事なことなんだ、と気づいたので(笑)、来年もそのバランスは大事にしたいなと思っています。

― ありがとうございます。

その美貌と才能をもって、人気実力を兼ね備えた桐谷だが「世間の“桐谷美玲”イメージとのギャップはあるかもしれない」と素顔を語る姿が印象的だった。そして30歳という年齢を前に、抱える悩みや思いも。2年ぶりとなる主演映画で演じたヒロインは、素の彼女とはある意味で正反対の人物だが、決めた目標に向かって頑張る姿はきっと桐谷そのもの。“がむしゃらに走ってきた”彼女の第1ステージ集大成とも言える作品をスクリーンで見届けて欲しい。(modelpress編集部)

桐谷美玲(きりたにみれい)プロフィール

桐谷美玲(C)モデルプレス
生年月日:1989年12月16日
出身地:千葉県
血液型:A型
趣味・特技:サッカー観戦、ピアノ ネイルアート

2006年映画『春の居場所』でデビュー。映画・ドラマ・CM・舞台などで活躍する。近年は映画『ヒロイン失格』やドラマ『好きな人がいること』『人は見た目が100パーセント』(ともにフジテレビ系)などに出演。また、報道番組『NEWS ZERO』火曜日キャスターの顔も持つ。


『リベンジgirl』(12月23日公開)

『リベンジgirl』場面カット(提供写真)
東大首席卒業、ミスキャンパス・グランプリ。性格以外は超完璧な宝石美輝(桐谷美玲)が、政治家一家の御曹司・裕雅(清原翔)にまさかの失恋。彼女が決めた恋の“リベンジ”は、「総理大臣になる」こと。しかしひょんなことから秘書を務めることになった俊也(鈴木伸之)の厳しいレッスンを受けるうち、彼女のなかに別の気持ちが生まれていく。政治なんて興味なかったはずなのに。わたしは完璧だったはずなのに。大キライだったはずなのに。美輝の選挙の行方は?そしてリベンジから始まった新しい恋の行方は?
【Not Sponsored 記事】

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