<女子アナの“素”っぴん/三田友梨佳アナ>心に響いた中居正広の言葉、ターニングポイント…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載
2017.12.16 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.3~4は2011年入社の三田友梨佳(みたゆりか・30)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも一人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――宮澤智アナの後を引き継ぎ、2人目に登場するのは三田アナ。※後編(Vol.4)は1月1日に配信予定。
三田アナ:つらかったことや挫折したなと思うことを振り返ると、やはりミスはたくさんあります。もちろん噛んだりすることもそうですし、生放送中にマイクを忘れてカメラの前に出ちゃったり…。特に1年目はお仕事が終わってからよく涙していました。
― その中で特に印象に残っていることはありますか?
三田アナ:5年目ですね、それこそ私にとってターニングポイントになった年だなと思うんです。5年目の4月から、私はそれまで『めざましテレビ』を担当していましたが、そこから今も担当しているお昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』を担当することになって。同じ情報番組ですが『めざましテレビ』と『グッディ!』では勝手が全然違いました。
『めざましテレビ』は前日から朝までの出来事を、お仕事に行く前や学校に行く前の方に向けて、的確に概要を伝える正確さが求められる番組。一方でお昼の『グッディ!』は話題のニュースをより深く追っていき、視聴者の方と一緒に考える番組という大きな違いがあるんです。『めざましテレビ』の時は原稿もありますし、スタジオでの台本もありますが、『グッディ!』は当初プロデューサーから「この番組では情報を伝えることも大事だけど、三田なりの、三田の世代の意見を発信してくれ」と言われたんです。
それまでスポーツを担当していたこともあって他の時事ニュースについてはあまり深い知識がなくて、さらに安藤優子さんをはじめ周りは大御所の方たちばかり、そんな中で自分の意見なんて言えるのだろうか、とパニックに陥ってしまって…。これまで求められていたものと役割が全く違っていて、当初は2時間の番組内でほとんど喋ることができない、といった日々が続きました。アナウンサーになって初めて「私このままでいいのかな」と思いました。
三田アナ:全部をイチから、例えば法律の仕組み、選挙の仕組み、裁判の仕組み、すべてを勉強し直しました。毎日メモを取るようにして、新聞全紙を隅々まで読むことは当たり前ですが、お休みの日も例えば築地の話題があったときは、朝から築地に行って、築地の現場で働く方が今どんな思いを持っているのか、というのを聞いて回ったり。
あと選挙の期間は自分で小池(百合子)さんの演説はどんなものなのか、聴衆の反応はどんなものなのかを知るために実際に聞きに行ったりもしました。自分で足を運んでいろいろと知識を増やさないと、自分の言葉で視聴者に伝えることができない、そんな気持ちで行動を始めて2年以上が経過して、今の自分は少しだけですが、ニュースをより理解して自分の言葉で話せるようになってきたかなと思います。まだまだですが、やはり5年目は私にとってとても大切な1年でした。
― 2時間の番組内でほとんど喋ることができなかったとき、プロデューサーや上司からなにかダメ出しやアドバイスはありましたか?それとも自分の中で変わろう!と決意したんですか?
三田アナ:自分の中で決意しました。意外とそういうことに対して注意されることは少なくて…だからこそ、こんなのでいいのかな、とすごく落ち込んでしまって。だったら自分でどうにかしないと変わらない、乗り越えるために自分で努力しないといけないと思いました。
― 毎日メモを取り出したのはそのときから?
三田アナ:そうですね、スポーツを担当していたのでスポーツの資料を集めるといったことはしていたのですが、今ほどニュース全般に対して調べたり、ひとつのニュースを深掘りして自分の意見をまとめたりすることはなかったです。
― 『グッディ!』が始まった5年目から約2年半が経過して、そのノートはどれくらいの量になっていますか?
三田アナ:もう10冊以上になりました。毎日書いているので。
― すごい…
三田:毎日勉強です(苦笑い)。
― 勉強することは昔から苦ではないタイプでしたか?
三田:そうですね、気持ち悪いかもしれませんが、勉強は好きで。遊ぶことより勉強が好きなタイプ(笑)。時間ができたらいつも図書館に行って勉強していました。
三田アナ:ずっと心に留めている言葉があります。それは中居(正広)さんに言われた言葉。確か私がアナウンサーになって2年目のとき、バラエティ番組でご一緒させていただいて。私は芸能人のゴシップネタを紹介していく役割で、中居さんはそれをもとにゲストとトークしていくのですが、私が紹介したことに対して中居さんから「三田さんこれちゃんと自分で調べたの?」と聞かれたんです。「この番組を当事者が見たらすごく傷つくよ、三田さんはスタッフに言われただけ、情報を読んだだけかもしれないけど、アナウンサーだから“自分の言葉に責任を持たなきゃ”」と言われて、自分の浅はかさに気づいたというか。それがあった上で、5年目の『グッディ!』で改めて、自分の言葉でなにかを伝えることの大切さについて身を持って知りました。
― それを続けてきた結果、なにか良かったと思えたエピソードがあれば教えてください。
三田アナ:『めざまし』を担当していたときより、視聴者の方からお手紙をいただく機会が増えました。その中には「三田さんのこのときのこういう言葉に私は救われました」とか「この話題でつらい思いをしていたけど三田さんの言葉で元気が出ました」とか。道で話しかけてくれた方が、泣きながら「三田さんのあの言葉に本当に救われました」と言ってくださることもありました。そのときはアナウンサーになって本当に良かったなって。『言葉の力』は本当にすごいんだなと実感しました。なので自分なりの信念というか、憶測ばかりのニュースもありますが、少なくとも私は自分の言葉に責任を持って、自分が発する言葉に嘘はないようにしたいなと思っています。アナウンサーである限り貫いていきたいです。
三田アナ:お手紙の中にあった「三田さんの言葉に心を動かされました」という文章が私の心にはずっと残っていて、漠然としてしまうかもしれませんが、人の心を動かせるアナウンサーをこれからも目指していきたいと思っています。
― 今でこそ『グッディ!』がメインで上品なイメージも強いですが、『とんねるずのみなさんのおかげでした』などバラエティで見せる、なにに対しても全力の三田さんを好きな方も多いと思います。
三田アナ:そういっていただけるのはすごく嬉しいです。でも私はすごく不器用なだけ…「振り幅がすごい」と言っていただけることもあるのですが、なんでも全力じゃないとやっていけないタイプで(苦笑い)。バラエティも『自分がこうしたらスタッフや共演者、さらには視聴者の方が喜んでくれるのではないか、だったら私はなんでもやります!』というスタンスです(笑)。
― 三田さんの中でNGのお仕事はありますか?
三田アナ:ないです。なんでもやります(笑)。
― 素敵です(笑)。仕事へのモチベーションも視聴者の方から反応が大きいですか?
三田:そうですね、私は多分、誰かのためになにかをやることがすごく好きな人間で。大学時代も野球部のマネージャーをやっていましたが、自分がスポーツをするよりも、誰かのためになにかをやりたいという精神がすごく強い(笑)。なので今のやりがいも、視聴者の方から声をいただいたりとか、あとは仕事現場で周りの反応を聞いたりとか。喜んでくれる人の顔を見るのが好きなので、そういうのがやりがいです。
― 今もテレビに出るのは緊張しますか?
三田:します、すごくします(笑)。生放送は特に…いまだに緊張していたら、手に「人人人」と書いています(笑)。
― すごく古典的な(笑)。
三田:(笑)。でも自分の中でこれをやったら大丈夫、というものがあると前向きに頑張れる気がするんです。あと私はイチロー選手の「努力せずになにかできるようになる人のことを天才と言うのなら僕はそうじゃない。努力した結果、なにかができるようになる人のことを天才と言うのなら僕はそうだと思う」という言葉が好きで。私、アナウンサーが自分の天職だとは正直思っていないんです。もともと人前に出るのもすごく苦手ですし、すぐ緊張してしまいますし、滑舌が良いわけでも声が良いわけでもない。もちろんアナウンサーの中には生まれ持ったものを持っている方もいると思いますが、私はそういうタイプではないので、自分でできることは何でもして自分自身を高めて、その上でいつか自分の天職だと胸を張って言えるようになったらいいなと思います。
― でも今日お話を聞いて、本当に努力されているんだなと思いました。
三田:自分で努力努力と言うのもすごく変なこと。努力って誰かに見せるものでも、話すことでもないと思うので。今日のお話すごく嫌な感じですよね(笑)。
三田:信念を貫くこと、そのために努力し続けること。自分が決めたことであれば頑張れると思うんです。何かを達成するためには誰もが壁にぶつかることはあって、でも壁ができるのはその人がその壁を乗り越える力があるからこそなんだと私は思っていて。夢を叶えるには、その壁は絶対に乗り越えられると自信を持って努力し続けること、が大切だと思います。
― ありがとうございました。
※後編は来年1月1日(月)配信予定。三田アナが大切にする「5つの法則」を語る。
10:00までにメイク完了
10:00~12:50 新聞全紙&報道ニュースをくまなくチェック
12:50 打ち合わせ~スタジオへ移動
13:45 『直撃Live!グッディ』生放送
15:50 生放送終了
17:00 バラエティ番組収録のため衣装髪型チェンジ
18:00 打ち合わせ~収録開始
20:00 帰宅
(modelpress編集部)
☆Instagram開始( yurikamita_official )
<担当番組>
直撃LIVE グッディ!(月~金)
フィギュアスケート中継
出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:9月29日
――――宮澤智アナの後を引き継ぎ、2人目に登場するのは三田アナ。※後編(Vol.4)は1月1日に配信予定。
目次
“ミタパン”で愛される
三田アナは情報番組『直撃LIVE グッディ!』(月~金曜 後1:45)などニュース情報番組からフィギュアスケートなどのスポーツ、そしてバラエティーまで幅広い分野をこなす。2011年の入社翌年には人気番組“パン”シリーズの7代目に起用されていたこともあり、“ミタパン”の愛称でも親しまれている。三田アナのターニングポイント
― アナウンサーになって一番つらかったことから教えてください。三田アナ:つらかったことや挫折したなと思うことを振り返ると、やはりミスはたくさんあります。もちろん噛んだりすることもそうですし、生放送中にマイクを忘れてカメラの前に出ちゃったり…。特に1年目はお仕事が終わってからよく涙していました。
― その中で特に印象に残っていることはありますか?
三田アナ:5年目ですね、それこそ私にとってターニングポイントになった年だなと思うんです。5年目の4月から、私はそれまで『めざましテレビ』を担当していましたが、そこから今も担当しているお昼の情報番組『直撃LIVE グッディ!』を担当することになって。同じ情報番組ですが『めざましテレビ』と『グッディ!』では勝手が全然違いました。
『めざましテレビ』は前日から朝までの出来事を、お仕事に行く前や学校に行く前の方に向けて、的確に概要を伝える正確さが求められる番組。一方でお昼の『グッディ!』は話題のニュースをより深く追っていき、視聴者の方と一緒に考える番組という大きな違いがあるんです。『めざましテレビ』の時は原稿もありますし、スタジオでの台本もありますが、『グッディ!』は当初プロデューサーから「この番組では情報を伝えることも大事だけど、三田なりの、三田の世代の意見を発信してくれ」と言われたんです。
それまでスポーツを担当していたこともあって他の時事ニュースについてはあまり深い知識がなくて、さらに安藤優子さんをはじめ周りは大御所の方たちばかり、そんな中で自分の意見なんて言えるのだろうか、とパニックに陥ってしまって…。これまで求められていたものと役割が全く違っていて、当初は2時間の番組内でほとんど喋ることができない、といった日々が続きました。アナウンサーになって初めて「私このままでいいのかな」と思いました。
三田アナが変わるために取った行動
― 三田さんはそこからどのように動いたんですか?三田アナ:全部をイチから、例えば法律の仕組み、選挙の仕組み、裁判の仕組み、すべてを勉強し直しました。毎日メモを取るようにして、新聞全紙を隅々まで読むことは当たり前ですが、お休みの日も例えば築地の話題があったときは、朝から築地に行って、築地の現場で働く方が今どんな思いを持っているのか、というのを聞いて回ったり。
あと選挙の期間は自分で小池(百合子)さんの演説はどんなものなのか、聴衆の反応はどんなものなのかを知るために実際に聞きに行ったりもしました。自分で足を運んでいろいろと知識を増やさないと、自分の言葉で視聴者に伝えることができない、そんな気持ちで行動を始めて2年以上が経過して、今の自分は少しだけですが、ニュースをより理解して自分の言葉で話せるようになってきたかなと思います。まだまだですが、やはり5年目は私にとってとても大切な1年でした。
― 2時間の番組内でほとんど喋ることができなかったとき、プロデューサーや上司からなにかダメ出しやアドバイスはありましたか?それとも自分の中で変わろう!と決意したんですか?
三田アナ:自分の中で決意しました。意外とそういうことに対して注意されることは少なくて…だからこそ、こんなのでいいのかな、とすごく落ち込んでしまって。だったら自分でどうにかしないと変わらない、乗り越えるために自分で努力しないといけないと思いました。
― 毎日メモを取り出したのはそのときから?
三田アナ:そうですね、スポーツを担当していたのでスポーツの資料を集めるといったことはしていたのですが、今ほどニュース全般に対して調べたり、ひとつのニュースを深掘りして自分の意見をまとめたりすることはなかったです。
― 『グッディ!』が始まった5年目から約2年半が経過して、そのノートはどれくらいの量になっていますか?
三田アナ:もう10冊以上になりました。毎日書いているので。
― すごい…
三田:毎日勉強です(苦笑い)。
― 勉強することは昔から苦ではないタイプでしたか?
三田:そうですね、気持ち悪いかもしれませんが、勉強は好きで。遊ぶことより勉強が好きなタイプ(笑)。時間ができたらいつも図書館に行って勉強していました。
心に響いた中居正広の言葉
― そのノート以外に、三田さんがアナウンサーを全うする上で、大切にしていることはありますか?三田アナ:ずっと心に留めている言葉があります。それは中居(正広)さんに言われた言葉。確か私がアナウンサーになって2年目のとき、バラエティ番組でご一緒させていただいて。私は芸能人のゴシップネタを紹介していく役割で、中居さんはそれをもとにゲストとトークしていくのですが、私が紹介したことに対して中居さんから「三田さんこれちゃんと自分で調べたの?」と聞かれたんです。「この番組を当事者が見たらすごく傷つくよ、三田さんはスタッフに言われただけ、情報を読んだだけかもしれないけど、アナウンサーだから“自分の言葉に責任を持たなきゃ”」と言われて、自分の浅はかさに気づいたというか。それがあった上で、5年目の『グッディ!』で改めて、自分の言葉でなにかを伝えることの大切さについて身を持って知りました。
― それを続けてきた結果、なにか良かったと思えたエピソードがあれば教えてください。
三田アナ:『めざまし』を担当していたときより、視聴者の方からお手紙をいただく機会が増えました。その中には「三田さんのこのときのこういう言葉に私は救われました」とか「この話題でつらい思いをしていたけど三田さんの言葉で元気が出ました」とか。道で話しかけてくれた方が、泣きながら「三田さんのあの言葉に本当に救われました」と言ってくださることもありました。そのときはアナウンサーになって本当に良かったなって。『言葉の力』は本当にすごいんだなと実感しました。なので自分なりの信念というか、憶測ばかりのニュースもありますが、少なくとも私は自分の言葉に責任を持って、自分が発する言葉に嘘はないようにしたいなと思っています。アナウンサーである限り貫いていきたいです。
三田アナは“努力の人”
― 先ほど「自分の言葉に責任を持つ」というアナウンサーとしての信念についても話していただきましたが、これからの展望についてぜひお聞かせください。三田アナ:お手紙の中にあった「三田さんの言葉に心を動かされました」という文章が私の心にはずっと残っていて、漠然としてしまうかもしれませんが、人の心を動かせるアナウンサーをこれからも目指していきたいと思っています。
― 今でこそ『グッディ!』がメインで上品なイメージも強いですが、『とんねるずのみなさんのおかげでした』などバラエティで見せる、なにに対しても全力の三田さんを好きな方も多いと思います。
三田アナ:そういっていただけるのはすごく嬉しいです。でも私はすごく不器用なだけ…「振り幅がすごい」と言っていただけることもあるのですが、なんでも全力じゃないとやっていけないタイプで(苦笑い)。バラエティも『自分がこうしたらスタッフや共演者、さらには視聴者の方が喜んでくれるのではないか、だったら私はなんでもやります!』というスタンスです(笑)。
― 三田さんの中でNGのお仕事はありますか?
三田アナ:ないです。なんでもやります(笑)。
― 素敵です(笑)。仕事へのモチベーションも視聴者の方から反応が大きいですか?
三田:そうですね、私は多分、誰かのためになにかをやることがすごく好きな人間で。大学時代も野球部のマネージャーをやっていましたが、自分がスポーツをするよりも、誰かのためになにかをやりたいという精神がすごく強い(笑)。なので今のやりがいも、視聴者の方から声をいただいたりとか、あとは仕事現場で周りの反応を聞いたりとか。喜んでくれる人の顔を見るのが好きなので、そういうのがやりがいです。
― 今もテレビに出るのは緊張しますか?
三田:します、すごくします(笑)。生放送は特に…いまだに緊張していたら、手に「人人人」と書いています(笑)。
― すごく古典的な(笑)。
三田:(笑)。でも自分の中でこれをやったら大丈夫、というものがあると前向きに頑張れる気がするんです。あと私はイチロー選手の「努力せずになにかできるようになる人のことを天才と言うのなら僕はそうじゃない。努力した結果、なにかができるようになる人のことを天才と言うのなら僕はそうだと思う」という言葉が好きで。私、アナウンサーが自分の天職だとは正直思っていないんです。もともと人前に出るのもすごく苦手ですし、すぐ緊張してしまいますし、滑舌が良いわけでも声が良いわけでもない。もちろんアナウンサーの中には生まれ持ったものを持っている方もいると思いますが、私はそういうタイプではないので、自分でできることは何でもして自分自身を高めて、その上でいつか自分の天職だと胸を張って言えるようになったらいいなと思います。
― でも今日お話を聞いて、本当に努力されているんだなと思いました。
三田:自分で努力努力と言うのもすごく変なこと。努力って誰かに見せるものでも、話すことでもないと思うので。今日のお話すごく嫌な感じですよね(笑)。
三田アナの“夢を叶える秘訣”
― 大丈夫ですよ(笑)。モデルプレス読者には夢を叶えたいと頑張っている女の子がたくさんいます。三田さん自身もまだなにかに向かって全力で走り続けているところだとは思いますが、これまで様々な経験をしてきた三田さんが思う“夢を叶える秘訣”はなんでしょうか?三田:信念を貫くこと、そのために努力し続けること。自分が決めたことであれば頑張れると思うんです。何かを達成するためには誰もが壁にぶつかることはあって、でも壁ができるのはその人がその壁を乗り越える力があるからこそなんだと私は思っていて。夢を叶えるには、その壁は絶対に乗り越えられると自信を持って努力し続けること、が大切だと思います。
― ありがとうございました。
※後編は来年1月1日(月)配信予定。三田アナが大切にする「5つの法則」を語る。
三田アナのとある一日
早朝出勤~メールチェック・デスク業務等10:00までにメイク完了
10:00~12:50 新聞全紙&報道ニュースをくまなくチェック
12:50 打ち合わせ~スタジオへ移動
13:45 『直撃Live!グッディ』生放送
15:50 生放送終了
17:00 バラエティ番組収録のため衣装髪型チェンジ
18:00 打ち合わせ~収録開始
20:00 帰宅
(modelpress編集部)
三田友梨佳(みた・ゆりか)プロフィール
生年月日:1987年5月23日/出身地:東京都/出身大学:青山学院大学/血液型:A型/入社年:2011年/趣味:スポーツ観戦・映画鑑賞☆Instagram開始( yurikamita_official )
<担当番組>
直撃LIVE グッディ!(月~金)
フィギュアスケート中継
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2018 Colorfuldays」概要
月ごとに「色」を設定した彩り豊かな作品。新美有加アナや若手男性アナたちが完全プロデュースし、普段見ることができない表情や衣装に身を包んだ19人の女性アナウンサーたちが登場する。出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:9月29日
【Not Sponsored 記事】