NON STYLE(C)モデルプレス

ノンスタが女子中高生の人気を集める“最も腑に落ちる”理由<NON STYLEインタビュー>

2017.08.09 06:45

女子中高生から人気を集めるお笑いコンビ「NON STYLE」(以下ノンスタ)の石田明井上裕介。これまでテレビ番組では“本当にNON STYLEは女子中高生から人気なのか?”という検証が行われてきたほど、何故人気なのか2人も「逆に自分たちも教えてほしい…」と首を傾げる。しかし、モデルプレスがこのほど2人を北海道で開催されたイベント「みんわらウィーク」で直撃した際、井上と石田の分析から、最も腑に落ちる理由を聞くことができた。

  
2014年10月放送の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)では、ノンスタの女子中高生人気が事実かどうか検証する企画が行われたが、女子中高生からは「全部面白い」「石田が好き」「井上は顔はブスだけど性格がイケメン」「ポジティブ」「ネタのテンポが良い」などと評価を受けつつ実証された。

さらに先月、同番組では“井上にいろんなことがあった”として改めて300人に再検証。1位はANZEN漫才のみやぞんが輝いたものの、ノンスタは3位のブルゾンちえみを抑えて2位に輝き、今も尚女子中高生から人気だということが判明。

しかし、特に女子中高生をターゲットにした笑いを繰り広げていないノンスタがなぜここまで根強い人気なのか?という具体的な理由までは明らかにされていなかった。

女子中高生にとってノンスタは子供のころの“ヒーロー”?

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2人に、女子中高生からの人気について自己分析をお願いすると、首を傾げつつも石田は“ネタがYouTubeに数多くアップされていて身近”なことが理由と分析。

「ネタは老若男女を意識して作っているので、いろんなお客さんに見てもらえたらいいなと思ってるんですけど。僕らのネタは“初級者編”でそんなに難しい言葉が出てこないし、わかりやすさを重視しているのでどっかに(ターゲットを)特化したい気持ちはないです。ただ、他の芸人さんよりも多く、自分たちのネタがYouTubeにめっちゃ上がってるから身近なのかも」

一方、井上は“女子中高生が子供だった約10年前、ノンスタがM-1で優勝したことが今でも良い印象を付けている”ということを理由にあげた。

「僕たちのことを好きだと言ってくれる若いファンに話を聞いたら、小学生の頃に僕たちがM-1(※1)で優勝したと。僕は28歳で若くて髪型や体型をぐっと女子を意識していた時に好きでいてくれた子たちが、今高校生ぐらいになってる。その幻想のままみんな年をとってくれてるので、今も(印象が)良いんじゃないかな」

(※)ノンスタが優勝し、2008年に行なわれた「M-1グランプリ」は歴代最高視聴率を獲得。ノンスタはM-1のみならず、それまでに「爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」(2007年)で優勝するなどし一線で活躍した。

つまり、約10年前に華々しく注目度の高いコンテストで優勝したノンスタは、彼女たちの中で子供のころからの“お笑い界の思い出のヒーロー”のような存在となっており、現在も好意を持って支持しているということが理由の1つにあげられそうだ。

なぜ人気?は結構愚問だった

実際に先月放送された「水曜日のダウンタウン」でも“井上の事件を受けてノンスタの好感度が落ちなかったのか?”という女子高生への質問に、井上を擁護する意見や「石田さんががんばっていたから」と井上が謹慎中に一人で活躍した石田を賞賛する声もあがっており、ノンスタへの思いは揺るぎないようだった。なぜ女子中高生に人気なのか?は愚問で、そこには彼女たちとノンスタの10年の歴史が存在していた。

これを受けて石田は「20歳のころに子供を産んでおけばよかった(石田は現在37歳)と思いますね。めちゃくちゃ自慢の親。子供の同級生たちからみんなに“NON STYLE好き”って言ってもらえた可能性がある」と悔やんだ。

ノンスタは“四流の韓流スター”?BL好きな女子中高生からも支持

また、石田は「見て分かると思うんですけど、僕らってなんか四流の韓流スタ―感あると思いません?韓流って女性ファン多いでしょ。僕らは韓流が流行る前から韓流みたいだった韓流の走りです」と独自の分析も。

さらに井上も“BL好き”がファンに多くいることを指摘しながら「ボーイズラブが好きな中高生は多いじゃないですか。(ノンスタの仲を)勝手に想像してるファンの人が結構いるので(笑)」という理由もあげていた。

NON STYLEד擁護派”モデルプレス インタビュー

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―井上さんが復帰され、お2人ともその後いかがですか?

井上:仕事ができるありがたみを感じながら毎日がんばっております…!

石田:モデルプレスさんはどうも井上擁護の記事が多くて。僕はモデルプレスさんをあまりよくは思ってないですね。

―よく思われていない...?

石田:そうですね。やっぱりモデルプレスさんは井上擁護派の意見なのでね。井上の裏の部分をもっとよく知ってほしいと僕は常に思っています。謹慎処分あたりから復帰にかけて、本当にモデルプレスさんは井上に好意的な記事ばかりで、井上が金を払っているんじゃないかと疑いがあります。


―金銭はいただいてないですね。

石田:もらってないんですね。もらってないけど好意的な記事を…。

井上:僕はありがたいですね。感謝してます。

―では石田さん、これを機に井上さんの裏の部分を教えてください。

石田:モデルプレスさんが書いてきた井上の話はだいたいが上っ面の部分です。真逆と思っていただければ(笑)

―井上さん、神対応してくれたんですけどね。

石田:わざと目立つようにするタイプ、好印象つけやすいところでがんばるタイプ。

―と、言われていますが井上さんどうですか?

井上:そうですね、全て計算でやらしてもらってます(笑)


―えーーー。

井上&石田:(笑)

―お2人の絆も全てこちらの思い違いですかね?

石田:そうですね。妄想が多いですね。これほど普段から相方を悪く言うコンビってあんまりいないと思うんですけど、それをみんなが勝手にコンビ愛だの言って。どちらかと言えば金銭のつながりみたいなとこある。

井上:ディズニーランドも人によっては夢の国と捉える人と現実だと思う人といますしね。

ー今日このまま持ち帰って記事にするとお2人のイメージが確実に悪くなります。

井上&石田:(笑)

ー実際相方として、石田さんは井上さんのいいなと思うところはないんですか?

石田:歯並び。

―(笑) 内面的なところでは?

石田:無駄に明るいところですかね…?

―井上さんはどうですか?

井上:凄いなと思うのは真面目なところです。集中力とか。僕は続かないから…。

―そして謹慎中に石田さんに助けられたこともありましたよね。

井上:全てにおいてですね。仕事を一人でしてくれたのもそうですし、全てのことにおいて助けられてました。

ノンスタの“夢を叶える秘訣”は?

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―最後に、お2人が思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

井上:夢につながる小さな目標を毎日クリアしていくこと。なんでもいいんですけど、例えば売れるという大きな漠然とした夢があれば毎日の生活で何かしら小さな目標を掲げることを心がけてます。

石田:僕はもう諦めないだけです、ただただ。それで夢が叶わへんってことは努力が足りひんだけやなって。元々漫才なんて書けないけど、漫才が書けるようになって、ピンネタやったことないけどできるようになって。結局“やったことないもん”って言ってる段階で何もできない。みんなスタートは一緒なので、やり始めたらできるし、ある程度できるようになったら違う努力をしなきゃならない。そしてその努力をどうやって知ってもらおう?と次の展開にもっていけばいいんじゃないかなと思います。



―素晴らしい秘訣だと思いました。今後もお2人の活動を応援しています。

NON STYLEプロフィール

2000年にコンビ結成。スピード感のある漫才に定評がある。

石田明(いしだ・あきら)ボケ・ネタ作り
生年月日:1980年2月20日
血液型:B型
出身地:大阪府
ネタ作りだけでなく、2014年の舞台「ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生~」では演出、2016年には劇団間座旗揚げ公演「恋の虫」で初めてミュージカルの脚本を手掛けるなどマルチに活躍。

井上裕介(いのうえ・ゆうすけ)ツッコミ
生年月日:1980年3月1日
血液型:A型
出身地:大阪府
ポジティブキャラが人気。

受賞歴:
「M-1グランプリ2008」優勝
「爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」(2007)優勝
「MBS新世代漫才アワード」(2006)優勝
「上方漫才大賞」(2006)優秀新人賞
「NHK新人演芸大賞」(2006)演芸部門 大賞
「上方お笑い大賞」(2005)最優秀新人賞
「上方お笑い大賞」(2006)審査員特別賞
「S-1バトル」(2010)初代グランドチャンピオン
など

NON STYLE BEST LIVE DVDパッケージ
15年に行われた「NON STYLE BEST LIVE TOUR in 東京 過去のネタから新ネタまで」の模様や、16年に行われた「コンビ水いらず」東京公演の裏側に最新映像を追加したDVD「NON STYLE BEST LIVE DVD」が9月29日に発売される。(modelpress編集部)
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