藤森が取材に応じたのは、ドハマりしているという話題の恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」（Amazonプライム・ビデオ／毎週金曜配信）の鑑賞会。
今回のインタビューでは、「バチェラー」の話はもちろん、自身の恋愛についても語ってもらった。
藤森慎吾、バチェラーの感想は？
― 「バチェラー」は、女性25人で男性1人を奪い合う、かつてない構図で恋愛が繰り広げられてますが、実際ご覧になった感想を教えてください。
藤森：まず予告を見て、25人と1人って倫理的にあっていいのか、背徳感というか危ない匂いがして強烈に引き付けられました。それで第1話を観たんですけど、「あ、間違いなかった。むちゃくちゃ面白いじゃん！」ってなりましたね。女の子がひとりずつ登場して、この子とならこんな恋愛かなって想像したり、参加している感覚で楽しめました。
藤森慎吾が出会った衝撃女子
― 「バチェラー」にはフードコーディネーターや着付け師、モデルや女優とさまざまな女性が参加されていますが、実際に藤森さんがリアルで出会って衝撃受けた女子っていますか？
藤森：職業を聞いて「あ、好きだな」って思ったのが“お花屋さん”。ルックスも良くて、やっぱり好きになっちゃいました。でも「え？本当かな？」って思う瞬間があったんです。その子の家に遊びに行った時、何気なく机の上を見たら、3億円ぐらいの物件の資料が5，6件あったんですよ（笑）。それで「え？ん？これ何？」って聞いたら「引っ越しを考えてて」って言われて、それから連絡を取るのやめました（笑）。
― すごい方ですね…！
藤森：なんでしょう、お花屋さんということは信じたいんですけどね。大田区とかにある生花市場の経営者なのかな（笑）。一体何を売っている“お花屋さん”なんだろうと思いました（笑）。
― 見た目からは分からないですよね（笑）。バチェラーも回を重ねるごとに参加女性の性格もだんだんと分かってきますが、藤森さんは付き合う女子をどうやって判断してるんですか？
藤森：それこそ何回かお食事に行って、相手のことを深く聞きこみます。どういう生い立ちでどこで育って、家族構成はどうでとか…3回の食事でさり気なく聞いていきます。
― お花屋さんパターンもあるかもしれない。
藤森：はい（笑）。お花屋さんも、それでちゃんとストップできたので。
― では藤森さんの考える安全な女子とは？
藤森：偉そうなことは言えないですけど、普通に健やかで清く正しく生活している方。料理や掃除が出来ないきゃダメとかそういう細かいところはなくて、偽っている場合があるじゃないですか。「あれ？おかしいぞ？」って少しでも思ったら「待て！」ってなります（笑）。
― たとえばどんな人でしょう？
藤森：1ヶ月に1回必ず海外旅行へ行ってると言われると身構えます。なんでそんなに休みが取れるの？お金そんなにあるの？って。それで「知り合いが…」なんて言われた日にはもう怖い。SNSにいつも青い海の写真をあげてたら「やっぱり違うな」って思っちゃいます。
― なるほど。SNSといえば先日、Instagramで藤森さんが「恵比寿横丁」で石油王と結婚したい女子と出会われてましたよね。
藤森：はいはい、いました（笑）。
― そこへ行くのも「清く正しい女子」を探して？
藤森：うーん、そうですね。僕は長野の田舎で育ったので、恵比寿横丁には感覚が近い一般的な女子がいてすごく楽しい。僕も知らず知らずに業界ズレしてしまっていたりするので、同世代の女子たちが何を考えて、どういう生活をしているのかというのは常に知りたいと思っています。
― キャラクターはチャラいですが、恋愛に対しては慎重なんだと感じました。
藤森：そういうところはあると思います。もう34歳なんで。いつもいつも適当なことはしていられませんよ（笑）。真剣になります。
藤森慎吾、バチェラーで気になった女性は？
― そんな藤森さんは、「バチェラー」をご覧になって気になった女性はいますか？
藤森：第一印象はフードコーディネーターの柏原歩さんが気になりました。何の情報もなかったので、外見でパッと見て顔が可愛かったです。フードコーディネーターっていうのもいいですよね。職業に良い悪いがあるわけではないですけど、例えばインナービューティーアドバイザーって女性がいて、「え？それ何？」ってすんなり入ってこなかったんです。でも「え？フードコーディネーター？あ、好き」ってなっちゃうんですよね（笑）。
― （笑）。バチェラーの久保さんも柏原さんが気になってましたよね。
藤森：ですよね。久保さんが一番最初にバラを渡したのは鶴（愛佳）さんだったので、好み違うかも？って思ってたんですけど、回を重ねるごとに「あぁ、やっぱり一緒だったな」って思うようになりました。そう思うと、あの時なぜ最初に鶴さんに渡したんだろうって色々なことを考えましたよ。周りの女性に対しての久保さんの作戦だったのかなとか。
― 本当にバチェラーを楽しんでますね。
藤森：はい、いっつも考えています（笑）。バチェラーに出ることを想像して、俺だったらこういう振る舞いをするなとか。でも番組にバチェラーとして出るのは現実的ではないので、進行役の坂東（工）さんの役をやりたいです。
― そっちなんですね！
藤森：「皆さんこんばんは。それではカクテルパーティーのお時間です！」って（笑）。
― 坂東さんの声マネ上手ですね（笑）。
藤森：坂東さんすごく好きなんです。
藤森慎吾の夢を叶える秘訣
― では最後になりますが、藤森さんの考える“夢を叶える秘訣”を教えてください。
藤森：小さい目標を立ててやっていくことです。映画でこんな役をやりたいと思ったら、そこへ向けてアピールできる習い事をしたり、小さい目標をクリアして積み重ねていく、その先でひとつ上の夢を見られると思います。僕も芸人になったときは、まさか紅白歌合戦に出られるとは思っていませんでした。でもそれっていきなりじゃなく、リズムネタがあって、合いの手ネタがあって、最終的に歌を歌ってみて、ダンスも習ったりとちょっとずつ積み重ねて、最終的に紅白という大きな舞台に出ることができたんです。「あの1曲があったから」と言われることが多いですが、それに至るまでたくさんの積み重ねがあったので、出るべくして出られたのかなって思っています。
― ありがとうございました！
『バチェラー・ジャパン』とは
「バチェラー」とは、1人の独身男性（バチェラー）を、25人の女性たちが奪い合う恋愛リアリティ番組。セレブなデートやゴージャスなパーティーを繰り返す一方で、女同士の激しい嫉妬やバトルも巻き起こり、時に残酷な恋愛模様が映し出される。
番組の最後には、次のステージへ進める女性を発表する「ローズセレモニー」が行われ、回を追うごとに女性の数が減っていき、最終話では1人になる。
今作のバチェラーに選ばれたのは、イケメンのIT企業元社長・久保裕丈（くぼ・ひろたけ／35）。参加女性はモデルや女優、OLや学生などが集まった。（modelpress編集部）
藤森慎吾（ふじもり・しんご）プロフィール
生年月日：1983年3月17日
出身地：長野県諏訪市
血液型：B型
身長：169cm
オリエンタルラジオのツッコミ。2004年のM-1グランプリで準決勝に進出し「武勇伝」ネタで一躍注目を浴びる。2011年頃より、「君、かわうぃーね」などのギャグで“チャラ男”としてブレイク。「2011ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされるなど、お茶の間を席巻した。
その後、2014年に相方の中田敦彦と、中田の実弟であるFISHBOYらとダンス＆ボーカルユニットRADIO FISHを結成。2015年12月の配信限定シングル「PERFECT HUMAN」から火がつき、同曲が、2016年の「第49回日本有線大賞・有線話題賞」「第58回日本レコード大賞・企画賞」を受賞し、その年に「第67回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
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