ディーン・フジオカとホラン千秋(C)モデルプレス

ディーン・フジオカ&ホラン千秋、意外な留学理由を告白 モデルプレスインタビュー

2016.11.09 05:00

2015年に放送されたNHKの朝ドラ「あさが来た」をきっかけに国内でブレークし、役者やミュージシャンとして多彩な才能を発揮しながら世界を舞台に活躍するディーン・フジオカ(36)。バラエティーや語学番組などでキャスターやタレントとして着実にキャリアを積み、女優としても活動の場を広げるホラン千秋(28)。現在多方面で活躍する2人の共通点は、海外留学の経験があり、日本語以外に外国語を話せるということ。モデルプレスはこのほど、そんな“マルチリンガル”な2人にインタビューを行った。

  

ディーン、留学のきっかけが“意外”

― ディーンさんは高校卒業後に留学されたということですが、きっかけは何だったのでしょうか?

ディーン:小さい時から花粉症が酷かったんですよ(笑)。花粉がないところ行きたいなと思って。それで行きました。

― え、花粉ですか(笑)?

ディーン:そうです。花粉が毎年しんどいなと。なんか日本以外は無いらしいぞっていうことになって「よしっ!」みたいな感じで(笑)。中学2年生ぐらいの時には考えて留学を決めました。

ホラン:大学の専攻はなんだったんですか?

ディーン:僕は(シアトルの大学で)ITを。WEBデザインとかですね!

大学在学中に留学を決意したホランは“転換”のため

― ホランさんはいかがでしょうか?

ホラン:私は13歳で事務所に入って、あまりにも仕事がない時代が続いて。いきなり大きな映画の主演に抜擢されて!みたいなことが起こるんじゃないかと信じてやってきたんですけど、そんなことは起こらないと気づきまして(笑)。何かガラッと変えたいなと、19歳の時に留学を決意しました。

― 留学先ではどんなことを?

ホラン:演劇を学びたいと、1年間ほどオレゴン州の大学に行きましたね。ディーンさんとは、アメリカ的には“ご近所さん”の場所です(笑)。

5ヶ国語を操るディーン 習得の経緯は?

ディーン・フジオカとホラン千秋(C)モデルプレス
― ディーンさんは英語以外も広東語やインドネシア語など沢山身につけていらっしゃいますよね。

ディーン:たくさんではないです(笑)!

ホラン:たくさんです。十分たくさんですよ!

ディーン:ははは。実は僕の父親は中国生まれなんです。幼い時に中国語を教えてもらっていたので、親近感があったっていうか。祖母の家に行ったら中国語の本が並んでいて、話を聞くと中国の山西省に住んでいた頃の話なんかを聞かせてもらったりしていました。

― 大学在学中にはその他の言語も学ぼうと?

ディーン:そうですね。留学で最初に行った街がコリアンタウンで、周りは全員韓国語だったので自然に身に入るようになり、ハングルの勉強もしました。韓国語はもうあまり覚えていないのですが…(笑)。単純に他の国の人達の文化を聞くことや話すことが面白いと思いました。

芸能生活はマルチリンガルにより“人生の豊かさ”に繋がった

― 海外で芸能活動をすることで良かった点はありますか?

ディーン:(海外の撮影などで)一緒にお仕事をした役者さんやスタッフの人たちだけでなく、自分を応援してくれる人たち、その時にいつも行ってたレストランの人とか、仕事が終わったらもう二度と会いませんじゃなくて、その後も連絡を取り合っています。(知り合った海外の人達が)日本での活躍を『見たよ!』ってメッセージくれるとすごく嬉しい!友達が世界中にいることで、人生が豊かになりましたね。お世話になった方々がいろんな国のいろんな街にいるっていうことで、“帰る場所”も増えました!

ディーンとホランが今後叶えたい夢は

ディーン・フジオカとホラン千秋(C)モデルプレス
― 今、お二人が叶えたい夢を教えてください。

ディーン:家族と一緒に住みたいです(笑)。

ホラン:切実ですね(笑)。

ディーン:定住って言おうかと思ったけど、家族と一緒にいられる環境を作ることができて、それで仕事も続けられればいいなって思う。将来的には一緒に住みたいですけどね。

― 俳優以外にもミュージシャンとしての活動など多彩ですが、お仕事の部分ではいかがですか?

ディーン:いろいろ挑戦していると大変なこともあるんですけど、でも基本は自分がやりたいからやっている仕事なので。自分の発言とか行動に責任を取れるようなキャリアを構築していきたいなと思っています!

― ホランさんはいかがですか?

ホラン:私は今夢を作っている最中かなと。芸能界に入って仕事で忙しくなることが一つの夢だったので。ありがたいことにそれが叶った今は、目先の小さな目標はいろいろあるんですけど、なかなか遠くの大きな夢は見つかりづらくて。才能ある先輩方に囲まれているとなおさらですね。でもそれでいいと思っています。今は日々勉強して、経験して、階段を一つ一つ上るのが私の仕事だと思っています。

― 今後はどんな芸能生活を思い描きますか?

ホラン:30歳くらいまでは自分のスキルや技を磨いて、そこで大きな目標が見つかったらいいなぁ、と。私を見出してくださった方や支えてくださったスタッフの皆さんが“私と一緒に仕事してよかった”とか、みなさんを幸せにするのが夢です。そんな人間になりたいと思います!

アミューズが「マルチリンガルオーディション」を開催

アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界8ヶ所で運営を拡大するアミューズはこのほど、日本語に加えてもう一つ以上の外国語を話せるマルチリンガルアーティストを募集。

同事務所ではディーンやホランらマルチリンガルなマルチリンガルアーティストが活躍の場を広げている。日本から世界へ、世界から日本へと発信できる人を積極的に発掘・育成していく。

オーディションでは、映画・テレビ・ラジオ・CM・音楽・ファッションなど、ジャンルを問わず活躍できる人の獲得を目指す。

ディーン&ホラン、オーディションは“構えず”“気楽に楽しく”

ホラン:マルチリンガルっていうとすごく構えちゃうと思うんですよ。でも言語が好きとか、自分の中に学ぶモチベーションがあれば、現段階であまり話せなくても可能性はいくらでもあると思います。構えずに、日本語に加えて別の言語が話せるよってぐらいで多くの方にオーディション受けてもらいたいなと思います。

ディーン:その通りです。気楽に楽しくね。緊張とかしないでいいので。って言ってもまあ緊張しちゃうかもしれないけど。自分を偽る必要もないし、楽しい思い出を作るような感覚でチャレンジしてください!

― ありがとうございました!

ディーン・フジオカとホラン千秋(C)モデルプレス
インタビューは、2人の所属事務所・アミューズで実施。実は写真の背景は、同社の素敵なエントランスにて撮影した。バーカウンター風での撮影でディーンとホランは「7時のニュースです!」と冗談を言うシーンもあり場を和ませていた。2人の活躍に近づく一歩を踏み出せる新たなオーディションが幕を開ける。(modelpress編集部)

「アミューズマルチリンガルアーティスツオーディション」概要

募集期間:2016年11月9日~2017年1月15日

対象年齢・対象者:6歳~30歳の男女で、日本語に加えてもう一つ以上の外国語(どんな言語も可)を話すことができる方。レベルは日常会話程度も可。

国籍・在住国:制限なし。現在の居住地も不問。

ジャンル:俳優・モデル・タレント・シンガー・文化人・キャスター・芸人などジャンルは問わず幅広く募集。

ディーン・フジオカ プロフィール

1980年8月19日、福島県生まれ。高校卒業後アメリカ、シアトルの大学へ留学。大学卒業後、香港や台湾など、アジアを中心にモデル、俳優として活躍する。日本では NHK「あさが来た」で注目を集め、ミュージシャンとしては作詞作曲、プロデュースも行う。語学力と多方面の才能を活かし、ボーダレスに活躍中。

話せる言語:日本語/英語/北京語/広東語/インドネシア語

ホラン千秋 プロフィール

1988年9月28日、東京都生まれ。アイルランド人の父、日本人の母を持つ。現在、日本テレビ「シューイチ」、フジテレビ「バイキング」、NHK Eテレ「しごとの基礎英語」をはじめ、バラエティーから、情報、語学番組と、さまざまな分野にわたって幅広く活躍している。

話せる言語:日本語/英語
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