モデルプレスのインタビューに応じた山崎賢人(C)モデルプレス

<月9・山崎賢人インタビュー>桐谷美玲との再共演、“三兄弟”エピソード…「脱いだらすごい」のは誰!?

2016.07.10 17:00

7月11日スタートの月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系、月曜よる9時)に出演する俳優の山崎賢人(21/※「崎」は正式には「たつさき」)さんをモデルプレスが直撃!パティシエのヒロインとイケメン三兄弟の恋愛模様を描いたロマンチック・ラブ・コメディーで、次男・柴崎夏向(しばさき・かなた)を演じる山崎さん。ヒロイン・櫻井美咲役の桐谷美玲さん、長男・千秋役の三浦翔平さん、三男・冬真役の野村周平さんら豪華キャスト陣とともにこの夏の話題を独占する彼が、“山崎賢人目線”で現場エピソードや共演者の印象を語ります。

  

ヒロイン・美咲との出会いは最悪?!「水と油のよう。やり取りを楽しんで」

― 記念すべき月9初出演。やはり月9ならではのブランド感がありますよね。

山崎:そうですね。本当に歴史があって、ラブストーリーをはじめ、色々なジャンルの作品をやってきた月9という枠。最初は「月9かぁ…!」って構えた部分もありましたが、自分が観てきたものだったので、当時の自分が感じたように、観た人が憧れるようなキャラクターや世界観を作っていければいいなと思っています。

― 思い出に残っている月9作品は?

美咲とのやり取りを楽しんでほしい(C)モデルプレス
山崎:今回の作品をやるにあたって、夏の月9ということで『ビーチボーイズ』(1997)を改めて観たんですが、かっこいいですね。みんなが真似したくなるようなかっこ良さや、憧れの“ひと夏”がそこにある。あとは『ロングバケーション』(1996)とか…『プロポーズ大作戦』(2007)はまさに世代ですね。『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(2009)も。やっぱりキラキラした、恋愛もののイメージが強いです。

― 『好きな人がいること』も時代を象徴するような作品になるといいですね。

山崎:そうですね。毎週月曜日の夜9時が楽しみになるような作品にしたいです。

― 演じる夏向は三兄弟の次男で天才シェフ。役作りで特に意識されたことは?

山崎:夏向はすごくプライドが高くて、料理に対しても譲れないものを持っています。だから最初浮かれて入ってきたように見える美咲をすごく敵対視して、強く当たっていくんですね。まさに“水と油”のような関係なんですけど、美咲とのやり取りは喧嘩というよりも「また言い合ってるよ、この2人」という感じで、楽しく観てもらいたくて。そのバランスは意識しています。それと翔平さん演じる長男の千秋がすごくいい兄貴で、周平演じる三男の冬真もお調子者で親しみやすいのに対し、次男の「なんだこいつ!」みたいな(笑)、ぶっきらぼうで接しづらい感じ。美咲との出会いのシーンも、最悪な感じにしたいと思って演じました。

― ヒロインとの恋はもちろん、三兄弟の関係性もとても楽しみな部分です。

山崎:自分にも兄貴がいるんですけど、言わなくても伝わるというか、思いやりのある兄弟愛ってすごくいいですよね。今回は恋愛要素だけではなく兄弟愛も描かれているので、「いいな」と思ってもらえるような兄弟になりたいです。

山崎賢人の目線「美玲ちゃんはゆるふわ。翔平さんはいい匂いがする(笑)」

(左から)野村周平、山崎賢人、桐谷美玲、三浦翔平(C)モデルプレス
― 桐谷さんとは映画『ヒロイン失格』(2015)以来、短いスパンでの再共演となりました。

山崎:そうですね。決まった時は「まただね!」「月9だね、頑張ろうね!」という話をしました。『ヒロイン失格』は幼なじみの役で、今回はまた全く違う設定なんですけど、一回一緒にお仕事をしているし、安心感があって。「初めまして」の探り合いもなく、スッと馴染めた気がしますね。

美玲ちゃんは本当に優しいし、一緒にいて和みます。柔らかい空気で、柔らかい対応をしてくれる。時にふざけて、気づいたら寝てて(笑)。“ゆるふわ”な感じです。『ヒロイン失格』の時もそうだったんですけど、普段の美玲ちゃんと、美咲を演じている美玲ちゃんのギャップが見ていて楽しくて。

― お2人のまた新たなコンビネーションが見られますね。三浦さんの印象はいかがですか?

山崎:翔平さんは本当にかっこよくて、何でもできるし、何でも知ってて頼りになる兄貴です。すごく頭がいいんだろうなという印象で、それは本当に千秋にも繋がっている部分だと思いますね。現場全体を見ても、引っ張ってくれる存在は翔平さん。翔平さんも実際には弟で、今回「引っ張っていく立ち位置は初めて」とおっしゃっていましたが、すごくかっこよく引っ張ってくれています。あと、いい匂いがします(笑)。

― 野村さんとも、何度か共演をされていますね。

山崎:周平も本当にかっこいい。すごく盛り上げてくれて、現場が明るい雰囲気になります。あとBMXとかスノボとか、自分の趣味に打ち込んでいる男はかっこいいですね。

― 今回、作品の中でもBMXを披露されるそうで。

山崎:そうですよね。やっぱり脱いだらすごいですよ、周平は(笑)。BMXで鍛えた肉体美があります。

― 山崎さんも鍛えていらっしゃいますよね?

山崎:僕も鍛えてはいるんですけど、やっぱり鍛えた筋肉と、ナチュラルな“BMX筋”は違う気がする。僕もフットサルとかでたまに体を動かしているので、ナチュラル筋プラス、筋トレ筋みたいな……って、そんなことはどうでもよくて(笑)。とにかく、周平の体がすごいっていうことが言いたかった!

― ありがとうございます(笑)。撮影中、楽しかったエピソードをお聞かせください。

山崎:今日は初めてのセット撮影だったんですけど、千秋が美咲に「これが上の弟のシェフの夏向で、こっちが三男の冬真だ」と紹介する時、翔平さんが間違って「上の弟の冬真だ」って。こんがらがったのか、自分の役の名前の「千秋」とかも言っちゃってて(笑)、面白かったですね。あと江ノ島で撮影した時は、弁天橋という所があるんですけど、ちょっとした撮影の合間ができてふと気づくと美玲ちゃんが体育座りで寝てて、すげぇなって(笑)。それをみんなで写真撮ったりしましたね。

― 今後の撮影で楽しみにしていることはありますか?

山崎:みんなでバーベキューをするシーンがあると聞いているので、そこは個人的に素で楽しもうと思っています(笑)。今回は特にオリジナル作品なので、どんな展開でもアリというか。最終話はまだ白紙にしているみたいで、そういう部分も含めて楽しみですね。クルーザーのシーンや花火大会もあるし、夏てんこ盛りです!

(modelpress編集部)

山崎賢人(C)モデルプレス

山崎賢人(やまざき・けんと)プロフィール

1994年9月7日生まれ、東京都出身。2010年、ドラマ「熱海の捜査官」で俳優デビュー。翌2011年、映画『管制塔』で初主演を飾り、2012年も映画『リアル鬼ごっこ3』『アナザー Another』と主演作が続く。2015年には、連続テレビ小説「まれ」や連続ドラマ「デスノート」のL役、映画『ヒロイン失格』『orange-オレンジ-』がヒットし、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。7月スタートのフジテレビ月9ドラマ「好きな人がいること」に出演、公開待機作に主演映画『四月は君の嘘』(9月10日公開)、『一週間フレンズ。』(2017年2月)などの話題作が続く。

ドラマ『好きな人がいること』あらすじ


櫻井美咲(桐谷美玲)は、キスの仕方も忘れるほどスッカリ恋愛にご無沙汰だった。というのも将来は独立したいという夢に向け、日々パティシエの仕事に邁進(まいしん)してきたため。だがある日、心のよりどころとしていた仕事をクビになり、転職活動もうまくいかないという大ピンチに…。そんなおり、高校時代の初恋の人・柴崎千秋(三浦翔平)と再会する。そしてなんと千秋に誘われ、彼が経営する海辺のレストランで住み込みのバイトを始めるという奇跡の展開に…。憧れの千秋と一つ屋根の下で暮らすことになった美咲。だが、そこにはほかにも兄弟たちがいた。シェフを目指して学校に通う三男の柴崎冬真(野村周平)は面食らうほどのお調子者のプレーボーイ。そして、レストランを支える天才シェフ、次男の柴崎夏向(山崎賢人)は最低最悪の超ムカつく男だった! 美咲のことをパティシエとは認めず、パシリ扱いしかしない夏向。こんな最低男と暮らす羽目になるなんて! こうして、三者三様の三兄弟とひと夏をすごすことになった美咲。果たして、いつも優しい理想の王子様・千秋、お調子者のプレーボーイ・冬真、そして嫌みや皮肉ばかりの天敵・夏向のうち、恋愛弱者・櫻井美咲の重い心の扉を開けるのは誰か…!?
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